樹希はアリーナで待機していた
『さて、D&P社の若き社長!!七条樹希!!とそのペア、シャルル・デュノア!!その対戦相手は、イギリス国家代表候補生!!セシリア・オルコットと中国代表候補生、鳳鈴音!!』
鈴音「まさかあんたと当るなんてね…」
樹希「そうだな…」
樹希は手を前に出した
樹希「今回は怒り狂ってやろうか!!」
セシリア「憤怒ですか!?」
樹希の身体が赤い光に包まれ憤怒の形態となった
樹希「イラってくるぜ!!」
シャル「今度は随分と怖いかも…」
そして、試合開始の合図と共に、樹希はトンファーを構えて突っ込んでいった
セシリアはスターライトmk‐Ⅲを樹希に向け、エネルギー弾を放ったが、トンファーで叩き落とされた
樹希「オラオラァ!!! そんなもんにあたるかぁ!!!」
鈴音「だったら、これならどう!?」
鈴音は龍砲を樹希に向けた
だが、それはシャルロットの攻撃で阻止された
シャル「僕もいることを忘れてもらったら困るよ!」
鈴音「忘れていたわ…それにしても、あの樹希…ちょっと怖いかも…」
シャル「そうだね…本当はまた色欲と戦いたかったんだけど…」
シャルロットはため息をつきながらアサルトライフルを乱射し、鈴音は双天牙月で防いでいた
その時、背後から何かの一撃が来た
樹希「よそ見してんじゃねぇぞ!!」
そこには樹希がいて、トンファーを構えていた
だが、樹希の背後からエネルギー弾が炸裂した
セシリア「樹希さんもですわ!」
樹希「ッテェな…何しやがる!!!」
鈴音「この樹希なんか怖い!!」
鈴音はそう言いながら、シャルロットの方に向かった
だが、それは樹希の機体の尾の攻撃で妨害された
樹希「どうしたぁ!?」
セシリア「…これは…樹希さんを先に倒さないといけませんわね…」
鈴音「賛成!!」
鈴音とセシリアはすぐに樹希に標的を変え、二対一の形で戦い始めた
流石の樹希もさばききれず、かなり減らされてしまった
セシリア「やっとここまで減りましたわ…」
シャル「そうなんだ…」
セシリアの後ろにいつの間にかシャルロットがいて、その腕には≪
そして、樹希の方にも異変があった
機体が赤く輝いていた
まるで荒れ狂う業火のような輝きだった
樹希「俺の怒りは頂点に達したぜ!!!!」
樹希は鈴音にトンファーをぶつけ、ふっ飛ばした
鈴音のSEが大幅に削れた
鈴音「え!?何で!?」
樹希「俺の怒りは激沸騰してんだ!!その分力が上がってんだよ!!」
樹希はラースを展開し、エネルギーを集めた
樹希「吹っ飛びやがれ!!!」
その声と共に、ラースからエネルギー砲が放たれた
鈴音は逃げようとしたが、魔法陣で拘束されていたのか、身動きができない
そして、エネルギー砲に飲み込まれた
セシリアは灰色の鱗殻により、SEが底をついた
『勝者、七条樹希ペア!!!』
樹希「俺の怒りは収まらねぇ!!次の相手は何処のどいつだぁ!!!!!」
樹希は装甲を纏ったまま獣のような雄たけびを上げた
秋人はその試合を見て、いろいろと考えていた
だが、一つだけわからないことがあった
秋人「(でも…唯一分からないのが傲慢…その性能がわからなければ負けるかもしれない…それに、どの機体にも隠し玉があるはず…そのうち怠惰と憤怒、色欲と嫉妬は分かったけど…)」
清香「秋人君、そろそろ試合だけど…」
秋人「わかった、それじゃあ…」
道化「お待ちください」
秋人が振り返ると道化がいた
道化「次の試合は不戦勝であなた方の勝ちです」
秋人「どういうこと?」
道化「次の相手が篠ノ乃箒にやられてしまい…保健室に…」
秋人「…え?なんで…?」
道化「それはですねぇ…貴方に会おうとして、立ち入り禁止の控室に向かおうとしたとき、木刀で…」
秋人はため息をついた
秋人「箒…何やっているんだか…」
道化「なので…」
その時、サイレンが鳴り始めた
秋人「何!?」
道化「おや、侵入者でしょうか?」
道化が指を鳴らすと、モニターが映り、そこには見たことの無い機体が三機いた
道化「おや、あれは三週間前に何者かに盗まれたアルファ…?」
秋人「アルファ…?」
道化「ええ、元々宇宙進出のため開発された無人機なのですが…三週間前、突如として三機が消えていたのです(本当はワタクシの自作自演、謎の組織の存在を醸し出すのが目的ですが)」
秋人「え!?それなら、僕も行くよ!!」
道化「これは我が社の問題…処理は総帥が傲慢をもって殲滅するでしょう…」
秋人「そうなの?」
秋人は行こうとしていたが、道化に制止され、おとなしく、控室に座っていた
そして、同時に白式を見ていた
秋人「ねえ、白式…僕はおとなしくしていたほうが良いのかな…?一人よがりなんだけど…本当は兄さんと一緒に戦いたい、でも今の僕では力不足…兄さんの足を引っ張ってしまうかもしれない…」
秋人は震えていた
秋人「白式…そんな臆病な僕について来てくれるかい? なんてね…」
秋人は言いたいことを言い終えると、自嘲気味に笑った
だが、秋人は自分の機体の変化に気が付けなかった
『白式、
…日曜日、誰が何をしたのだろう…
これは質問やアンケートではありませんので悪しからず
でも、これはある意味でその人の本質を映し出しているのかもしれませんね
それではまた、お会いしましょう