インフィニット・ストラトス 七つの大罪の王   作:在原昴

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遊園地と告白と…

ライブの日から数日が経ち、樹希は疲労困憊な表情を浮かべたまま机に伏していた

 

樹希「クソ…あの道化が…一杯食わせやがって…ああ…疲れた…」

 

あの日、鈴音に酒を盛ったのは言わなくても分かると思うが、道化だ

道化が食事処の店員に紛れ、酒を盛ったらしい

簡単に言えば、嵌められた

 

樹希「チクセウ…嵌められた…チクセウ…」

 

樹希が若干荒れていると、シャルロットが入って来た

 

シャル「どうかしたの?樹希?」

樹希「道化に嵌められた…」

シャル「え?」

樹希「道化…あいつだけは許さん…」

 

樹希は今までの経緯をシャルロットに話した

 

シャル「それはお疲れさま…」

樹希「こうして相談できるのはお前だけだ…」

シャル「そうなんだ…でも、相談に乗るよ、僕でよかったらだけど…」

樹希「むしろ、お前以外の安全圏が見当たらない…」

 

樹希は苦笑しながらシャルロットと話していた

シャルロットは何かを思い出したのか、とあるチラシを見せた

 

樹希「ん?最近できた…ああ、俺の会社のテーマパークだな…」

シャル「そうなの!?」

樹希「…ああ、でもまあ…俺も行こうと思っていたところだ…」

 

樹希はそう言って準備をしだした

 

樹希「行くぞ、シャルロット」

 

樹希はシャルロットの手を取り、エスコートしながら部屋を出た

シャルロットは顔を赤く染めていた

 

 

七条グランドパーク、D&P社主催で行われている大型テーマパークで貧しい子供を最優先に入れていることで注目を浴び、特にペンギンのショーがこのテーマパークの今の見どころとなっている

ペンギンは現在珍しく、現物は何処でも見られなくなっていた

唯一ここでしか見られないので猶更人気である

 

係員「ようこそ、七条グランドパークへ…って!?総帥!?」

樹希「よ、今回はお忍びで来たんだ、このことは内緒にな?」

係員「は、はい!!」

 

係員は大急ぎで去って行った

 

樹希「…何故だろうか…ものすごく疲れる気がしてきた…」

シャル「あはは…でも、僕は今までペンギンとか資料でしか見たことがないからね…楽しみ!」

樹希「そうか、なら、姫君を満足させないとな」

 

樹希は悪戯っぽく笑うとシャルロットは顔から湯気が出るほど赤くなっていた

 

シャル「本当に子どもが多いんだね」

樹希「ああ、貧しい子供達を優先して入れているからな…ここの責任者もかなりの腕でな…ここの意向もその人によるものだ」

シャル「そうなんだ…あ、ジェットコースターに乗りたい!!」

樹希「いいぞ?」

 

樹希はそのままジェットコースターの方へと向かった

 

 

ジェットコースターに乗り終え、シャルロットは終始樹希の腕にしがみついたままだった

そのたびに普段は気にしていなかったCカップくらいありそうな胸が樹希の腕を挟んでいた

樹希は劣情と煩悩と戦いながら休憩所に来ていた

 

樹希「もう大丈夫だ…それより、早く…当たって…///」

シャル「え…?」

 

シャルロットは気が付いたようですぐに離れた

 

シャル「ご、ごめん…!!」

樹希「あ、いや…だ、大丈夫だ…」

 

樹希は顔を赤く染めながら答えた

 

シャル「あ、そうだ、今度はお化け屋敷に行こうよ」

樹希「おい、お化けとか苦手なんじゃないのか?」

シャル「大丈夫大丈夫!お化け屋敷なんて作り物なんだし、もう驚くような年じゃないからさ!」

樹希「お、おう…でも無茶はするなよ?」

 

樹希はシャルロットの気迫に負け、お化け屋敷の中に入って行った

 

 

お化け屋敷と言っても、中身は本格的で、廃屋敷を改装したもので、ところどころそれっぽい雰囲気が残っている

シャルロットは終始、樹希の腕にしがみついていた

樹希は理性を保っていたが、ガリガリと擦り減らしていた

 

樹希「シャル…怖いならもうでるか…?」

シャル「だ、らいひょうぶ…」

樹希「呂律が回ってないが?」

 

その時、シャルロットの首に何かが付いた

樹希はその正体にいち早く気が付いたが、シャルロットはもはや涙目で樹希の腕にさらに絡みつき、胸が思いっきり樹希に押し付けられ、女の子特有の香りが樹希の鼻をくすぐった

樹希は何とか理性を保ちながら外に出た

 

樹希「シャル…もう外だぞ?」

シャル「も、もう外なんだ…よかった…」

 

シャルロットは安堵して歩こうとしたとき、樹希の腕にしがみ付いたままだったので、樹希が引っ張られ、バランスを崩し、樹希はシャルロットを押し倒してしまった

 

樹希「イタタ…大丈夫か…?」

シャル「あ、うん…」

樹希「…ん?何か触って…」

 

樹希は自分が右手で何かを触っている感触がしたのか見てみると、樹希の右手がシャルロットの左胸を揉んでいた

幸い、誰にも見られていなかった

 

樹希「す、すまん!!」

 

樹希はシャルロットに土下座して謝罪していた

 

シャル「…樹希のエッチ…」

樹希「ふ、不可抗力だ!!」

シャル「でも…触った…」

樹希「ウグッ…反論できない…」

 

樹希はぐうの音も出てこなかった

シャルロットはそんな樹希を見て、手を差し出した

 

シャル「何か奢ってくれるなら、なかったことにしてあげる…」

樹希「お、おう…」

 

樹希は苦笑いをこぼしながら昼食を取った

その最中、ペンギンのショーが行われ、昼食時の余興として良い物だった

その際、ここの最高責任者が飼育員の格好をしていたのは内緒である

 

あれからかなり時間が経ち、もう夕方である

樹希はシャルロットの頼みで最後に観覧車に乗っていた

少しだけ沈黙が流れていた

 

樹希「えっと…その…シャル…」

シャル「ねえ…樹希…」

樹希「な、なんだ?」

 

シャルロットは何かを決心したのか樹希に迫り、唇を重ねた

少しだけのキスだったが、樹希は口を押えて赤らめていた

 

シャル「僕も樹希が好きだよ…」

樹希「シャル…?」

シャル「ごめんね…僕は君を独り占めしたい…でも、樹希はみんなに愛される…僕だけを見てほしい、樹希はずっと僕といて欲しい…そう思っちゃって…最低だよね…?」

 

シャルロットは自分が思っていたことを語りだし、樹希はそんなシャルロットを見て、抱きしめてしまった

 

樹希「…今は俺とお前だけだ…だから、今だけは独り占めしてもいい…だから…泣かないでくれ…」

シャル「樹希、樹希!!」

 

シャルロットも樹希を抱きしめた

 

樹希「(暖かいなぁ…シャルロットは…婚約関係持っても悪くないよな…?今だけは許してくれ…)」

 

樹希はシャルロットと唇を重ねた




個人的にシャルロット=ヤンデレ気質の気がするのですが…気のせいでしょうか?
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