インフィニット・ストラトス 七つの大罪の王   作:在原昴

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秋人の日常

秋人はコープスタウンから出て久々に家に戻っていた

 

秋人「それにしても…良かった…この家を掃除していてなおかつあの人に頼んでおいて…」

 

秋人はそんなことを零しながら、鍵を開け、家の中に入った

中は綺麗で、手入れが行き届いていた

 

秋人「ただいま」

???「あれ? 秋人君!?」

 

秋人が入ると、そこには黒髪で同年代にしてはスタイルの良い女性が割烹着を着て掃除していた

 

秋人「すみません、由美さん、家の姉が不甲斐ないばかりに…」

由美「大丈夫よ、秋人君、でも大変ね、せっかく藍越学園に入るように頑張っていたのに…」

秋人「あはは…そう言えば最近どうですか?」

由美「そうね…こちらは藍越学園に入れたんだけど…毎日が大変で…それよりも、秋人君、敬語になってるわよ?」

秋人「あ、すいません」

 

秋人は由美と呼んだ女性の注意にもかかわらず、敬語になっていた

 

由美「もう…相変わらずですね…」

秋人「あはは…」

 

そんな会話をしていると、チャイムが鳴った

 

秋人「はいはい、どちら様ですか?」

 

扉を開けると、簪が来ていた

 

簪「えっと…来ちゃった…」

秋人「来るなら来るって言ってくれればお茶菓子くらい用意できたのに…」

簪「驚かせようと思って…」

秋人「でも、大丈夫なの?楯無生徒会長が心配してると思うし…」

簪「お姉ちゃんなら溜めていた生徒会の仕事で動きを封じているから大丈夫」

 

会話をしていると、由美が来た

 

由美「秋人君、お客さん?」

秋人「あ、由美さん、はい、同じ学校の友達の更識簪です」

簪「…誰?」

秋人「あ、こちら僕の中学の頃お世話になった雪村由美さん」

 

秋人は二人に互いを紹介したが、何処となく雰囲気がピリピリしていた

 

秋人「あ、中に入って、立ち話もあれだから」

簪「うん…」

 

簪を中に入れ、リビングまで案内した

 

リビングでもその空気が流れていた

秋人には理由が不明だった

 

秋人「そう言えば、簪、この前のあれ見た?」

簪「あ、うん!!格好良かったよね、特に必殺技!!」

秋人「うん、あれは燃えたよねぇ?」

簪「それに、人間ドラマもすごかったよ、思わず泣いちゃった」

秋人「あそこかぁ、あそこは泣かずして語れないよね?」

 

秋人と簪は特撮物の話で盛り上がり、由美は着いて行けなかった

由美は何かを思い出したかのように話に割り込んだ

 

由美「そう言えば、五反田君達が大宇宙突破を再結成したの知ってた?」

秋人「何それ!?何で僕も誘ってくれなかったんだろう…」

由美「たぶん、秋人君が何かに熱中している間に結成したんだと思う」

秋人「ああ~、成程ねぇ…僕としたことが、兄さんの話を聞いておけばよかった…」

 

由美との会話が盛り上がっていると、またチャイムが鳴った

 

秋人「今日はお客さんが多いなぁ…はいはい…」

 

秋人は玄関まで行き、扉を開けた

そこには茶菓子を持った樹希と七大罪の悪魔の少女達と楯無がいた

 

樹希「邪魔しに来たぜ?」

秋人「兄さん!?それに楯無先輩も、何で?」

楯無「私は可愛い簪ちゃんの為なら不可能と言う言葉はない!!」

樹希「信じられるか?この駄目生徒会長、簪の処に行くと言って一人であれだけあった書類を片付けたんだぜ?」

楯無「駄目生徒会長は心外ね、七条君、私は愛しいの簪ちゃん(と秋人君)の為なら不可能を可能にする凄腕生徒会長よ!」

 

楯無は胸を張って言った

樹希はそれを見て苦笑し、サタンも呆れていた

 

サタン「そんなことよりも、邪魔するぜ」

シルファ「ごめんなさいね、秋人」

レヴィ「…お邪魔します…」

マモン「お邪魔します」

ベル「お邪魔するのです」

ファルベ「おじゃましま~す」

リリス「お邪魔するわ!」

 

七大罪の悪魔の少女達が入っていった

樹希達もその後を追うように入って行った

樹希はすぐに由美に目が言った

 

樹希「成程…あんたがこの家を任されている人か…」

由美「え!?七条樹希!?」

樹希「驚かなくても…ああ、気軽に話しかけてくれ」

 

樹希は軽く言うと、楯無も現れた

 

楯無「初めまして、簪ちゃんの姉の楯無です」

由美「初めまして、雪村由美と申します、秋人君とは中学の頃の友人です」

樹希「…成程、アンタが秋人が言っていた人か…すまないな、弟が世話になって…」

由美「ええ…まあ…って!?弟!?」

樹希「聞いていなかったのか…俺は秋人の兄だ…」

 

由美は樹希の爆弾発言に驚き、何も言えなかった

 

それから簡潔に説明した後、秋人達は軽く談笑しあっていた

それから時間が経ち、もうすぐ夕暮れだった

 

樹希「おっと…俺等は弾の店に行く予定だった…それじゃあ、秋人、そこにいる彼女達と一緒にディナーにでも洒落込んでいてくれ…」

 

樹希は秋人に軽く言うと、出ていき、七大罪の悪魔の少女達も出て行った

残ったのは楯無と簪、由美の三人だけだった

 

秋人「えっと…そう言えば夕飯の準備をしていなかったね…仕方がないから、何処かに食べに行く?」

簪「待って!」

楯無「私が何か作ってあげるから、ちょっと待っててね」

由美「私も何か作ります!」

簪「わ、私も…!!」

 

三人が声をあげ、秋人は驚いたが、すぐに承諾した

 

 

 

夕飯の食材を買いそろえると、三人は料理を始めていた

 

簪「秋人、喜んでくれるかな?」

楯無「大丈夫よ、簪ちゃん、秋人君のために一生懸命頑張ったもの」

簪「な、何で知ってるの!?」

楯無「それはもちろん、七条君の許可をもらって入った時に監視カメラを…は!?」

簪「お姉ちゃん?その話詳しく聞かせてくれる?」

 

簪は背後から黒いオーラを出しながら良い笑顔で訊ねた

楯無は冷や汗を掻きつつ、自分の料理を作っていた

 

由美「(二人とも可愛いし綺麗だなぁ…でも、私も負けません!)」

 

由美は二人を見ながら、最後の仕上げをしていた

 

 

夕飯が完成し、三人で食べていた

因みに作ったものは

 

由美=サバ味噌

楯無=ハンバーグ

簪=肉じゃが

 

となっている

そうして、また夏休みが過ぎていく…

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