インフィニット・ストラトス 七つの大罪の王   作:在原昴

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悪魔の目覚め、厄災への序曲

魔城パンデモミウムの地下牢獄、そこに、四肢を鎖でつながれ幽閉されている包帯だらけの男がいた

そこに、樹希が現れた

 

?「俺に何か用か…?」

樹希「お前が獅子魔真実か…俺は七条樹希だ」

真実「そうかよ…で、何の用だ?」

樹希「俺の計画に協力してもらう…」

 

樹希はそう言いながら檻の鍵を開け、手から光の玉を放ち、鎖を破壊した

 

真実「で、お前の計画ってなんだ?」

樹希「…お前も知っているよな…ゾロアスター教のアンリマユを…」

真実「ああ、知ってるぜ? 確か悪の権化、絶対悪だったよな?」

樹希「その通りだ、次の質問だ…戦争はなぜ起こる?」

真実「人間共が小さなことで争っているからだろ?」

樹希「最後の質問だ…手っ取り早く戦争を終わらせるにはどうすればいい?」

 

その時の樹希の顔は本当に悪魔のような顔をしていた

 

樹希「正解は世界共通の悪を生み出せばいい…そうすれば戦争どころじゃなくなる…あと俺が世界を自由に引っ掻き回すことができるだろう?俺は裏で世界を引っ掻き回す…とても悪魔らしいじゃないか?」

真実「樹希…てめぇ、すげぇ事しやがるなぁ、おい」

樹希「凄い事ではな…他の奴らがそう考え着いていないだけだ…」

真実「良いぜ、俺も協力してやるよ。その計画にな」

 

その瞬間、地下牢が真実の力の余波で破壊された

 

真実「あぁぁ、やっとシャバに出られたか」

樹希「では…そうだな…隠し部屋に行くか…」

真実「そんなものもあんのか?」

樹希「そうだな…知っているのは俺と俺が契約している悪魔達だ…」

 

樹希はそう言うと、指を鳴らし、魔方陣のようなものを展開した

そして、二人を飲み込み、別の空間にいざなった

 

そこはこの城の内装とは真逆の色をした玉座のある部屋だった

 

樹希「ここは俺の秘密の部屋だ…」

真実「成程なぁ…ん?」

 

真実はとある方向に目が行った

そこには七大罪の少女達が怯えた様子で見ていた

 

真実「おい、てめぇ達…俺を恐れているのか?」

サタン「そんなわけねぇだろ!?」

 

サタンは虚勢を張っていたが、脚が震えていた

だが、真実はニっと笑った

 

真実「もう、気にしてねぇ道化の野郎に脅されたんだろ?分かるぜ俺は、てめぇ達は俺が面倒を見てきたんだからな」

樹希「ほぉ…真実、こいつらと道化の事を知っているのか?」

真実「ま、古なじみってところだ」

道化「おやおや…何事かと思えば、貴方が解放されるとは…」

 

道化は苦笑交じりに現れ、真実を見ていた

真実は道化を睨んでいた

 

真実「道化…てめぇ、ふざけた事したら、殺すぞ」

道化「おお、怖い怖い、ワタクシは殺されないうちに逃げますか」

 

道化はそう言って、姿を消した

 

真実「あいつとはやっぱりそりが合わねぇ」

樹希「あいつのことはどうしようが構わんが…殺さない程度にすれば気が済むまでできるだろ?」

真実「そうだな…それで、まずはどうすりゃいいんだ?」

樹希「そうだな…とりあえず、リストに書いてある企業を潰せ…アダムとイブは科学じゃ操作は難しいが…魔術なら干渉し、少しだけ改竄できる…ベクターって言う無人機を操るための装置を貸してやる…後は好き勝手やれ…」

 

樹希はそう言ってインカムを真実に投げつけた

真実はそれを受け取り、懐の中に入れた

 

真実「わかったよ、陰でやりつつ、女性権利団体が攻めて来た時は臨時共闘…D&Pへの被害を最小限にする…それが、俺が外に出るための条件だ

な?」

樹希「ああ…頼んだぞ…?真実…」

 

真実は突如燃え上がり、姿を消した

 

樹希「…さて…そろそろ計画も大詰めだ…こっちの方もしっかりしておかないとな…」

 

樹希は指で印を結び、魔方陣を形成した

そして、とある場所を見ていた

そこは巨大な建造物のある島で、国際IS委員会のマークがあった

 

樹希「さあ、全世界の女性権利団体…権力者…断罪の時間だ、懺悔はできているか?」

 

樹希は魔方陣越しに親指を下に突き付け、そう呟いた

 

 

 

ブラジルの企業の上空に十機の黒く、顔の部分が抉れている天使のような機体と真実がいた

 

真実「やれ、ベクター共」

 

その声と共にベクターと呼ばれた機体が一斉に襲い掛かった

企業の方も量産機であるラファールで迎え討ちに行ったが、ベクターに触れられたとたん、制御を失い、自分の意思とは関係なしに自分たちの手で自分たちの仲間を攻撃し始めた

 

女性1「貴方、何をしているの!?」

女性2「違うの、体が勝手に!!」

真実「おっと、そいつには気を着けろよ? そいつらに触れられたISは俺等の手中に収まっちまうからなぁ…」

女性1「何!?」

女性3「見ろ、あの男の持っているインカムを!!あれさえ壊せば…」

 

部隊の一人が真実に目がけて、突っ込んでいったが、真実は一本の刃こぼれした刀を取り出した

それで、部隊の一人を切り裂くと、一瞬でISごと燃えた

 

 

真実「どうした!どうした!!最強の兵器を使ってんだろ!? もっと俺を楽しませろ!!」

女性4「こいつ!!」

真実「おお、お前、良い目をしていやがるなぁ…虚勢に満ちたその目…こいつは最後に取っておいてやるか…おい、ベクター共、こいつ以外の野郎のISを奪いやがれ!!」

 

その声と共に、ベクターたちは周りのラファールに触れ、コントロールを奪った後、女性たちを輩出し、コアを抜き取った

 

真実「さあ、俺様を楽しませろよ?」

 

その後、企業は見るも無残な姿になり、辺り一面は燃やされていた

唯一の生き残りはこう言っていた

 

『あれは悪魔だ…人の姿を模った悪魔だ…』

 

と…

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