樹希は溜息を付いていた
その理由は今現在、目の前の現状が原因である
箒「お前のせいで千冬さんがいなくなった!!どうしてくれる!!」
樹希「…面倒だな…」
箒は樹希を睨んでいた
それもそうだ…千冬はIS委員会の生け贄にされた
それを要求したのが樹希の会社で開発していたISコアのアダムとイヴだ
だが、樹希は今回の件は何の関係もない、樹希はただ本当のことを話しただけであって、差し出したのはIS委員会である
樹希「俺は本当のことを話しただけだ…」
箒「そんなわけはない!! 貴様があんなものを開発するから悪い!!」
樹希「俺もああなるなんて知らなかった…それも、俺の会社から盗むほどの凄腕の奴が犯人だろ…?」
樹希はあっさり言うと、箒は木刀を取りだし、樹希に殴りかかった
樹希はそれを片手で受け止め、握りつぶした
樹希「俺は忙しいんだ…相手をしている場合じゃない…じゃあな」
樹希はそれだけ言うと、振り返らずにその場を去って行った
箒は手を握りしめ、恨めしそうに睨むことしかできなかった
樹希は仕事の事があり、今日は授業に参加できず、会議の時はしっかりしているが、少しの時間だけ、溜息を付いていた
そんな時、樹希は学園祭で買ったペンダントを眺めていた
樹希「何だろうな、これを見ていると落ち着く…さて…大事な社員全員への話の内容も来週までに考えておかねば…」
真実「よう、樹希、仕事はやっておいたぜ?」
樹希「真実か…ありがとう…それと、もう一つ、やって欲しいことがある…」
真実「何だ?」
樹希「IS学園を襲撃し、篠ノ乃箒を誘拐しろ…まあ、多少乱暴にしてもかまわん」
真実「あいよ」
真実は適当に手をひらひらとさせると、炎とともに消えた
樹希「…全く…彼奴には借りがたくさんできるばかりだな…今度、自由にこの世界を観光させてやるか…」
樹希はそんなことを考えながら、会議に出た
樹希「では、会議を始めます、では、始める前に、何かある方は挙手のほどをお願いします」
その声と共に、会社の重役たちが手を挙げた
重役1「総帥、観光に関してはどのようになっておりますか?」
樹希「何の問題もなく進んでおりますが…この前のテロ行為でもう一回考えなければならないと思っております」
重役1「成程…」
重役2「総帥、●●重工と提携を結んだ場合の利益ですが…」
樹希「今より大幅に下がる…だろ?」
重役2「ええ、なので●●重工との提携を断るべきかと…」
重役3「ですが、それでは我々が欲している技術が…」
樹希「ならば、取り込んでみてはどうだ? 提携はせずとも、技術を得るにはこれが良いだろう…」
樹希はあっさり言うと、重役達の何人かは拍手を送ったが、何人かは納得がいっていない顔をしていた。
樹希はそれを見逃してはいなかったが、あえてそれを言及しなかった
そして、会議の主題に取り掛かることにした
樹希「では、今回の議題なのだが…ISの災害救助への転用だ」
重役4「兵器であるISを救助用に…」
樹希「ああ、ほとんど兵器としての運用があるのが現状だ…ならば、それ以外の用途に使えばいい…ここに、私が考えた計画の書類がある、それを見て欲しい…」
そこからの会議は滞りなく進み、IS事業の拡大の計画が進んだ
樹希はタブレットを操作しながら、様々な企業を見ていた
樹希「この中で女尊男卑の企業は…この端末に乗っている七割か…」
道化「では、私の方で潰しておきましょう」
樹希「ああ、任せた」
道化はそう言うと、融けるように姿を消した
樹希「さて…色々と面倒事をIS学園に持ち込んでしまうかもしれんが…奴の性格上自爆してくれるからありがたいな…まあ、あそこには一五郎がいるだろうからな…できれば隠密にやって欲しいな…」
樹希はそんなことを呟きながら仕事に戻った