インフィニット・ストラトス 七つの大罪の王   作:在原昴

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クラス代表決定

あれから一週間たち、当日、秋人と樹希の試合が最初だった

生徒たちの何人かは大したことのない戦いをするだろうと思っていた

そして、アリーナのピット、樹希は自身の専用機の準備をしていた

 

樹希「道化、どうだ?」

道化「感度良好ですね、例のシステムも完成しております」

樹希「そうか…だが、あれは隠し種として取っておくか…それとカタログを提出しておいたな…」

道化「ええ、第五世代…社長自らが作り上げた唯一無二の機体…」

樹希「さて、そろそろ出るか…」

道化「いってらっしゃいませぇ、我が王よ…」

 

樹希はカタパルトに乗った

 

樹希「七条樹希、七大罪(セブンズ・シン)出撃します」

 

樹希は灰色の機体、七大罪(セブンズ・シン)を纏い、アリーナへと出撃した

 

アリーナには白い機体、白式を纏った秋人がいた

 

秋人「兄さん、待ってたよ…」

樹希「そうか…」

秋人「負けても言い訳は言わないでね」

樹希「そっちこそ…言うなよ…?」

 

秋人は日本刀型のブレード、樹希は西洋剣のようなブレードを構えていた

そして、試合開始の合図とともに同時に斬りかかった

鍔迫り合いは互角のように見えるが、秋人が押されていた

その後、距離を一定に取ると、樹希はもう一つの武器である拳銃を引き抜いて発砲しだした

秋人はうまく避けられていなかった

だが、戦っている秋人や千冬は何か違和感を感じた

 

秋人「(兄さん…何でこんなことを…狙いもまるで僕を近づけさせないため…あ、そう言うことね…でも、なんだろう、この感覚…)」

千冬「(なぜだ!?なぜ彼奴は強くなっている!?あいつは秋人が一次試行(ファースト・シフト)が終わらなくとも簡単に倒せるはず…何か仕込んだな…)」

 

千冬に至っては的外れである

 

秋人「兄さん、一次試行(ファースト・シフト)が終わるまでの時間稼ぎは良いから、来なよ」

樹希「…本気になれないお前に勝っても面白みに欠ける…お前のものとなった時に叩き潰す…」

秋人「そうかな…これでもジリ貧なんだ…あ、そろそろみたいだね」

 

その言葉と共に、秋人の機体に変化が起こり、腰辺りに鞘のようなものが現れていた

 

秋人「成程ね、でも、ここで大技は無し!!」

樹希「そうか…」

秋人「兄さんだって、何か隠しているでしょ?」

樹希「そいつはセシリアとの試合でご確認を!!」

 

秋人と樹希は同時に斬りあい、試合が終わった

結果は引き分け、それでもとてもいい試合だった

 

秋人「それじゃあ、準備運動はここまでにして、兄さん、本気を見せてね?」

樹希「…そうだな…」

 

樹希と秋人は握手を交わし、ピットに戻った

 

そして、ピットに戻ると、樹希は目を閉じた

 

樹希「さぁて…次は一方的な暴力タイムだ…」

道化「おやおやぁ?あんな小物風情に本気ですかぁ?」

樹希「いや、あの野郎は徹底的にやるのが一番だ…それに、秋人、あいつは自分で違和感に気が付いているだろうな…今の戦い方が自分に合っていないこと…さて、そろそろ試合だ」

 

樹希は再び、七大罪(セブンズ・シン)を纏った

 

樹希「奴の罪を焼き尽くすのは…真っ赤に燃える業火の如き怒りだ!!」

 

『SEVEN'S SIN…wrath,active』

 

その電子音と共にカタパルトから射出され、アリーナに出ると同時に樹希の機体に変化が起きた

機体の色は真紅に染まり、胸部には竜の頭を模ったチェストアーマーが装着され、頭の装甲は竜の頭のように変わり、バイザーが下りた

 

セシリア「あら、さっきと違いますわね…改造でもしたのですか…?」

樹希「あぁ?うるせぇんだよ!!」

 

樹希はキレ気味で返答した

 

樹希「俺様は今、腹の居所が悪いんだ、容赦なんてしねぇよ!!」

セシリア「ウルサイですわ!!」

 

セシリアはライフルを構えた

そして、試合開始の合図が鳴った

 

セシリア「貴方にチャンスを差し上げますわ、今から…」

樹希「オラァ!!」

 

樹希はいきなり接近し、二つのトンファー型の武器から高出力のエネルギー弾を放った

セシリアはいきなりの事で躱せず、直撃した

 

セシリア「何をするんですか!?」

樹希「うるせぇ!!話がなげぇんだよ!!ああ、鬱陶しいぜ!!」

 

樹希はキレているのだが戦い方は冷静そのものであり、それでも圧倒的だった

セシリアはスカート部分から何かを射出した

 

セシリア「踊りなさい、ブルーティアーズが奏でるワルツで!!」

 

セシリアはビット兵器で四方から攻撃を始めたが、樹希は全て躱した

 

樹希「だぁぁぁぁぁ!!!鬱陶しい!!」

 

樹希はブチ切れ、トンファーでビットをすべて破壊した

その姿はまさに竜、怒れる竜がセシリアを見ていた

樹希は一気にセシリアに近づいた

 

セシリア「かかりましたわね!!ブルーティアーズは六機ありましてよ!!」

樹希「それがどうしたぁ!!」

 

樹希は腰の部分にある筒から発射されたミサイルをトンファーで叩き落し、蹴り飛ばした

 

樹希「…ふぅ…」

 

いきなり、色が灰色に変わった

 

樹希「お前の罪は…男を見下し、あまつさえ、責任を無視してこの国を侮辱したその傲慢だ…」

セシリア「な、何を言って…」

樹希「断罪の時間だ、懺悔はできているか?」

 

その瞬間、樹希の機体が真紅に染まり、先ほどの姿になった

その姿はまさに王者、絶対なる王者がセシリアの前に立っていた

胸部の装甲が口を開き、エネルギーが集まり始めた

それに伴い、魔方陣のような光のエフェクトがセシリアを拘束した

 

セシリア「ヒッ!!」

樹希「吹っ飛べ!!」

 

樹希の胸部装甲から紅いレーザーが放たれ、セシリアに直撃、セシリアのSEが底をつき、墜落した

樹希は急いでセシリアを受け止めた

 

樹希「大丈夫か?」

セシリア「あ…はい…」

 

セシリアは頬を赤く染めていた

それと同時に樹希の機体から煙が排出され、地面に降りた

そのあと、ピットに戻った

 

ピットに戻ると千冬が仁王立ちしていた

そして、樹希は機体を待機状態である灰色に七色の宝石がついたバングルに戻した

 

千冬「お前のISはカタログよりも高いスペックだ、一旦こちらで預かる、だから寄越せ」

樹希「無理ですね、ただでさえ機密データが多い企業の機体を渡すことなどできません、そもそも、企業側に連絡を入れずに渡すことなどできません、一応、企業に連絡を取ってから俺に言ってください」

千冬「もう企業の社長から許可はとった、それに学園長からの命令だ」

樹希「二つとも嘘ですね…ですよね、山田先生」

真耶「はい、そもそも、七条君が企業の総帥って自己紹介の時に言いましたよね?あと、学園長からの命令なら私にも連絡が入っているはずですが?」

 

千冬は黙り込んでいた

千冬は新聞や雑誌を読まない、それ故、樹希が企業の総帥であることを知らない

 

樹希「今回の件はこちらから抗議させていただきます」

 

樹希はそう言って去ろうとしたとき、千冬が出席簿をもって樹希に殴りかかろうとしたとき、樹希は倒れた

それにより、出席簿の一撃を躱した

だが、見方によれば殴って倒れたようにしか見えない

しかも、運悪く、用務員も見ていた

 

用務員「何やっているんですか!?織斑先生!!」

真耶「大丈夫ですか!?」

樹希「あ、大丈夫です…出席簿は当たっていません…ただ、カタログで会った通り、憤怒モードの初使用時のフィードバックで貧血を起こしただけです…」

真耶「そうなんですか…わかりました、控室でゆっくり休んでいてください」

 

樹希はそのまま控室へと向かった

それを恨めしく見ていた千冬は真耶を睨んだ

 

千冬「何故邪魔をする…!!」

真耶「織斑先生、貴方、何を考えているんですか?企業からの許可も無しに…」

千冬「奴は生徒だぞ!!それに、どうせ大したことのない小さい企業だろう?」

用務員「あなた…本当に知らないのですか?…もういいです」

 

用務員は去って行った

真耶も管制室に戻り、千冬はただ身勝手な憎悪を燃やしていた

 

その頃、アリーナでは第三試合が行われていた

試合の方は一見秋人の劣勢のように思えるが、セシリアは相手を見ていた

そして、実際には全ての攻撃を躱していた

 

セシリア「なかなかやりますわね…ですが、何かありますわね」

秋人「…そうだね…そろそろ、一撃で終わらせてもらうよ!!」

 

秋人は雪片弐型を鞘に収納し、地面に下りた

そして、目を閉じた

 

秋人「…零落白夜…発動!!」

 

セシリアが秋人の前に移動する瞬間、秋人は目を見開き、鞘から雪片弐型を引き抜き、その際、白い斬撃がセシリアに向かって飛んで行った

セシリアは回避できずに、直撃し、勝負が終わった

 

秋人「危なかった…回避が遅れてくれたおかげで勝てた…」

セシリア「なかなかやりますわね、秋人さん」

秋人「この技、居合切りは七条さんに教えてもらったんだ、それに気付かれていたら負けていたよ…あれは僕のSEを代償に放つ必殺能力…でも外したらその時点で負けかな?」

 

秋人は優しい笑みを向けた

セシリアはそれを見て微笑んだ




うん…追加で束さんも入れようかな…救済ありで…
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