誰がどの大罪に対応しているのかはご想像に任せます、あ、セカンドの子はナシですよ?
次の日、クラス代表は織斑秋人となった
理由は樹希が辞退したからだ
秋人は樹希の事情を聴いていたので納得していた
秋人「皆さんのご期待に応えられるように精いっぱい努力させていただきます!」
秋人がそれを言ったあと、セシリアが謝罪したのは言うまでもない
さて、現在は実践訓練、専用機持ち達は前に出た
千冬「では、展開してみろ」
その声と共に樹希は
千冬「貴様…いつ開いた?」
樹希「あんたに言われたのと同時にだ」
秋人「うわぁ…早いなぁ…」
セシリア「私も形無しですわね…」
秋人もセシリアも纏っていたが、苦笑いしていた
そして、空に舞い上がり、しばらく飛んでいた
秋人「成程、空を飛ぶってこんな感じなんだ」
セシリア「気に入っていただいてありがたいですわ」
セシリアは優しく微笑んだ
秋人「これが普通に公表されていたら…世間は僕を僕として見てくれたのかな…?」
この時、秋人の顔に影が差しこんだ
セシリアは疑問を浮かべていたが、すぐに現実に引き戻された
箒『秋人!!何をしている!!』
箒が真耶からインカムを奪い、叫んでいた
この時、秋人は呆れていた
樹希「お前…よくあんなのと幼馴染をやっていけたな…」
秋人「…七条さん…なんか…ごめん…」
樹希「良いんだ、別に…そろそろ面倒事が終わる…」
ちょうどその時、千冬の出席簿による一撃を箒は喰らっていた
千冬「さて、お前らそこから落下、そして静止してみろ、十センチ以内だ」
セシリア「それでは、お先に失礼いたしますわ!」
セシリアはそう言って落下していった
それに続いて、樹希、秋人も落下した
そして、それぞれジャストのタイミングで止まった
だが、秋人は勢いをつけすぎたせいで地面に穴がわずかに開いた
秋人「イテテ…ミスった…」
千冬「全く…貴様は…まあ、次は主力武装を出してみろ」
そう言われた三人は武装を展開し、構えていた
その際、セシリアは癖で銃口を秋人の方に向けていた
千冬「オルコット、その癖を直せ」
セシリア「ですけど、これは私のイメージを高めるのに必要なことでして…」
千冬「周りを見てみろ」
セシリアはそう言われると、樹希は拳銃を出しており、それをセシリアの頭に向け、秋人は雪片弐型を鞘に納め、いつでも切れるようにしていた
千冬「わかったら直せ」
セシリア「はい…」
セシリアは落ち込みながらも前に構えた
千冬「よし、それでは、適正武器を展開しろ」
樹希はブレードをすぐに展開した
だが、セシリアは手間取っており、ついには初心者用の出し方をしていた
千冬に注意され、樹希達に理不尽なことを言ったのは言うまでもない
授業が終わり、二組の転校生の話で持ちきりだった
生徒1「ねえ、聞いた?二組の転校生!!」
生徒2「何でも中国代表らしいわよ?」
生徒3「と言うことは専用機持ちかなぁ?」
そんな話を聞いていると、秋人が樹希と相談した
秋人「兄さん、来週のトーナメントまでにお願いできるかな?」
樹希「良いぞ? 用件は分かってはいるが…そうだな、二日もあれば終わるが、その間、お前は専用機を使えなくなるぞ?」
秋人「問題ないよ、こんなこともあろうかと訓練機を借りる手はずはしているし、居合切りも練習しているよ、まあ、邪魔されない場所を探すのに一苦労するけど…」
樹希「そんなに溜息をつくな…」
セシリア「そうですわよ、秋人さん、専用機持ちは一組と四組だけですから!」
?「その情報古いよ!」
その時、教室のドアが勢いよく開いた
そこには茶髪のツインテールで八重歯が特徴的な猫みたいな小柄な少女が仁王立ちしていた
?「二組クラス代表で中国代表候補生!鳳鈴音!!宣戦布告に来たわ!!」
秋人「鈴!?鈴なのか!?」
鈴音「あ、秋人!久しぶりね……一夏?」
鈴音は樹希を見たとき、思わず叫んでしまった
樹希「久しぶりだな、鈴」
鈴音「一夏!!あんた今までどこで何を…」
秋人「鈴…そろそろ、戻らないと…」
その刹那、鈴音の頭に衝撃が走った
鈴音が涙目で振り向くと千冬がいた
鈴音は逃げるように教室から出て行った
そして、昼休み、券売機の前にラーメンを持った鈴音がいた
鈴音「待ってたわ!」
秋人「鈴、そこにいると邪魔になるから…」
鈴音「了解よ!」
鈴音はラーメンを持ったまま一滴も汁をこぼさず、走って行った
その後、二人は日替わり定食(サバ味噌定食)を頼んだ後、鈴音のいる席に座った
鈴音「それで、一夏、二年前から何をしていたのか話してくれるかしら?」
秋人「鈴…その…彼は兄さんじゃなくて、七条樹希なんだ…」
鈴音「え?でも、どう見たって…」
秋人「鈴、これ…」
秋人は雑誌の切り抜きを鈴音に見せた
それを見た鈴音は驚愕の顔をしていた
鈴音「凄い…一夏…いつの間に…」
樹希「俺は樹希だ…」
鈴音「そうだった…でも、少しだけ未練があるの…あの日の約束…」
樹希「…あれか…すまない、それは答えられない…」
樹希は悲しげな顔を浮かべていた
樹希「(俺はいずれこの世界に混乱を呼んでしまう…そんな奴と一緒になったら不幸になる…大切な人を巻き込みたくない…すまない、鈴)」
鈴音「そっか、それなら今は聞かないことにしておいてあげる」
秋人「…それにしても、あの鈴にゃんが素直に引き上げるだなんて…」
鈴音「鈴にゃん言うな!!私の黒歴史!!」
樹希「あれか、あれは可愛かったな、思わず写真にとってpixevで非公開にしてとっておいたっけな…」
樹希達は過去の事を思いながら楽しげに話していた、その時、箒とセシリアがやって来た
箒「秋人!!そいつは誰なんだ!?」
セシリア「そうですわ!樹希さん!!まさか付き合って…」
秋人「違うよ、セシリア、彼女は鳳鈴音、僕のセカンド幼馴染で七条さんに紹介しただけなんだ…それと、箒、僕は君以外の人間と親しくしたらいけないの?」
秋人は溜息をつき、サバ味噌を頬張った
そうして、食べ終えると、粗茶を啜った
その時、先ほどから話を聞いていたらしい布仏本音がやって来た
本音「ねえねえ、しっちー、おりむー、鈴にゃんってなに~?」
秋人「ああ、あれね、あれは鈴が…」
鈴音「今度余計なことを言えば口を縫い合わせるわよ?」
秋人「はい…わかりました…」
秋人は鈴音の気迫に負け、そそくさと去って行った
そして、授業があるらしく、鈴音と樹希は教室に戻って行った
放課後、樹希は特別寮であるパンデモミウムで書類仕事をこなしていた
生徒と総帥としての仕事はかなり体に来る、そのうえ、ISの訓練と普段の訓練もあるから心底大変だ
シルファ「主さま、紅茶です」
樹希「助かる…ん?」
樹希は一枚の書類に目が留まった
そして、ため息をついた
樹希「またこれか…下らないな…」
樹希は一枚の書類にペーパーナイフを突き刺した
『○○社協定』
この会社は女尊男卑のものが多く、おそらく食い物にしようと思っているのだろう
樹希はその書類を突き刺していたペーパーナイフで切り裂いた
そして、もう一枚の書類を確認した
『特別クラスの設立』
これはIS学園からの要請で、可能ならパンデモミウムを教室と寮として開放してもらいたいというものだ
樹希は前々から検討しているのだが、なかなか踏み切れない
そんな時、騒がしい声が聞こえた
部下に話を聞くと、鈴音が来ているようだ
樹希は通すように命じた
鈴音が入ってくると、マモンとベルが礼儀正しく出迎えた
そして、樹希のいる書斎に来ると樹希が大人な雰囲気を醸し出しながら座っていた
樹希「よく来たな、鈴」
鈴音「一夏…あ、樹希だったわね、遊びに来たわ」
樹希「そうか…だが、俺も忙しいから…そうだな、ベル」
ベル「ハイなのです!」
樹希「この寮の案内をしてくれ…」
ベル「了解なのです!ついてくるのです!」
ベルは鈴音の手を引いて案内を始めた
その様子はさながら姉妹のようにも思える
身長差、鈴音>ベル
樹希はそれを見届けた後、一つの書類に目を付けた
『打鉄弐式開発の受け継ぎ』
樹希はそれを見て少し考えてからサインした