東方創星神録 ~始まりと終わりの物語~〖凍結〗 作:星の屑鉄
真面目なだけの作品ではありません。
それでは、本編をどうぞ!
一章 第一話 これほど最悪なファーストコンタクトが他にある筈がない
人星が月に移住して、随分と長い時が経過した。
元居た星、地球を観測して、太陽という燃える星を観測して、他にも様々な星を観測し続ける日々の繰り返し。
時に、月について詳しく調べたりしたこともあったが、その探求や結局のところ頓挫する。時折、別の星に出張することもあったが、それはあくまで水分を補給するために趣いただけであり、目新しい発見は殆ど無く、とても楽しいとは言えない。
人星の今の楽しみといえば、様々な星の観測。そして、地球内部の観測。それくらいのものだ。
「月もなかなかに不便だ……楽しみが殆ど無いじゃないか」
育てる植物はない。面倒を見る相手も居ない。探求するには知識不足。月面を既に踏破した人星は、ただ退屈しのぎに地球を見つめて考える。
「あれから一体、どうなったのか……」
青く美しい星、地球。まるで宝石箱のような輝きを秘めた星を見たとき、人星は自慢話に時間を費やした。
地球は我が守ったのだ、とか。地球に生まれたことこそ至高だ、とか。地球は我が育てた、とか。更に踏み込んで、地球の生態系の黄金率を語りだした時の人星は、まさに話し好きの青年のようだった。
「……んー、少し地球の様子を見に行くか。 え、早い? むぅ……」
地球で過ごした永久にも似た時間と月の滞在時間は、確かに比べるまでもなく地球の方が長い。月に語りかけるように、人星はそう言って腕を組む。
「むっ? おおっ、我が同胞が遂に宇宙へ出たか!」
ふと地球を観察したとき、人星の目にロケットが映る。それはゆっくり、ゆっくりとこちらへと向かってきていることがわかる。
「到着は……3日後か。まぁ、我が赴かなくとも何れ逢うだろう。気長に待つさ」
そう言って、クレーターの外側に腰掛けていた人星は立ち上がる。そして月面を宛もなく歩き始める。時に角度の違う場所から、様々な星を観察したいという気まぐれだった。
「しかし、同胞全員が地球から居なくなってしまっては、一体誰が、地球のカーストの頂点に立つのだろうな」
青い星を見つめながら、人星は考える。見極めるために観測する。そして、その声を聞こうと耳を澄ませる。
「ほぅ? そうか。妖怪とは、また随分と興味深い」
そして、まるで星の声を聞いたように……いや、事実その星の声というものを聞いて、人星は多大なる興味を抱いた。その妖怪という存在に対して。
「……むぅ。未だ妖怪のカーストはバラバラと? では、機を待った後、我が出向くとしよう。何、挨拶参りというやつだ」
ひらひらと何でもないように手を振り、太陽の光を浴びる月面に寝転んだ。月面の温度変化は、太陽の光があたる部分と影とで非常に激しい。しかし、そのような温度変化で人星が、月そのものがどうにかなるわけがない。
「ふぁ……。惰眠を、貪るとしよう」
そして怠惰にも、人星は眠りに就いた。一定の住処を持たない人星は、こうして月面の何処かで眠ることが少なくなかったことを、ここに記しておく。
「……。」
ふと、人星は近くに気配を感じた。人星にとっては非常に小さい、点のような気配なのだが、少々殺気のようなものが混じっていることにより、惰眠からたたき起こされることになる。
「……何か用か? 同胞よ」
ビクッ、と気配が揺れる。声を掛けられたことに驚いたのか、はたまた気づかれたことに驚いたのか、それとも起きたことに驚いたのか。それは人星の知るところではない。
「……。」
しかし、言葉は返ってこない。もしかすると、言葉が通じないのか。あるいは、同胞とは別の生物なのか。人星は初めてそちらに向いて、目を開く。
「……ほぅ」
その姿を見た瞬間、人星は思わず声を漏らした。
まず目に入ったのは、まるで絹糸の如く、そして神と分類される凛々しいながらも美を放つ神獣の毛を彷彿とさせる、流麗な長い銀髪だ。その銀髪は緩い三つ編みにされ、また前髪を真ん中で分けている。
次に目に入るのは、その美貌である。顔立ちが整っているのはもちろん、その瞳は今まで見てきた星の、ちょうど月を出て初めて見た地球のような美しさが秘められている。頬はほんのりと紅潮している。唇は小ぶりで薄い桃色。鼻の形、眉の形、共に人間の黄金比を表しているかのようだ。
しかし、決して幼いわけではない。見た目の年齢は20代前半のように見える。そのため、可愛らしい美しさというものではなく、艶やかな大人の美しさを内包している。
人星から見た第一印象は、決して悪くない。むしろ、星を相手にするように非常な好印象だ。同胞……人間の、それも自分とは正反対の女性に出逢ったことに、人星の機嫌がこれ以上ないほど良好なものとなる。
「おっと……いやはや、すまない。我は同胞を近くで見るのは初めてなのだ。許せ」
品定めするような視線を向けられて相手が機嫌を悪くしたのだと思った人星は、すぐさま謝罪の言葉を口にする。しかし、相手はそれに返答することはなかった。不思議に思い人星が相手をよく観察すると、まるで思考が停止したかのように固まっているようにも見える。
――はて、一体どうして反応が無いのか。
人星は首を傾げる。何を間違ってしまったのか、それが彼には理解することが出来なかった。
「……どうして」
絞り出すような声が聞こえてくる。どうやら、何か疑問を抱いているようだ。ならば、答えるのが道理というものだ。
人星は、どんな質問でも答えられるように心構えをする。
「どうしてっ、服を着ていないの!?」
「……?」
しかし、心構えは無駄になる。人星にとっては、前提条件として服を着るという行為が無駄であると考えていたからだ。温度の変化は確かに感じるが、星を揺るがすほどのものでない限り、人星が特別苦痛に思うことはない。彼からしてみれば、何を当たり前のことを聞いているのだ、という気分だ。
「むしろ、どうして服を着ている? 服とはそもそも、自らの温度を調節するために着用するものだ。太陽に突っ込まない限り、絶対零度であろうと我は苦痛とは思わない」
相手からしてみれば、その理論は有り得ないものだった。裸族の言い訳にすら聞こえる。しかし、人星は大真面目だ。そこに悪気はなく、また他意もない。そして、彼は裸族という概念をそもそも持ち得ない。
どうしたものか。彼と対峙している彼女は顔を赤くして頭を抱える。一体、この相手にどうすれば常識を教えることが出来るのか。天才ともてはやされた彼女ですら、答えをなかなか導き出せない。
「ふむ……いや、そうか。なるほど。地球では、服は防具としての役割もあるわけだ。しかし、隠すという行為については理解に苦しむ。我は恥じるところなど何もない。どうして、己を隠さなくてはならない?」
一人で勝手に理解し、疑問に思うことを彼女にぶつける。一見して、ただ独り言を呟いているだけに見えるのだが、その実は星の声を聞いて受け答えをしているだけに過ぎなかった。
彼女は少しだけ安堵する。どうやら、世俗に疎いわけではなかったようだ。そうした概念を知っているのであれば、理解させることは十分に可能だと、半ば混乱した頭の中で自分に言い聞かせ、慌ただしくその口を開く。
「少なくとも、私たちの間では衣服を着用することが常識となっているの。むしろ、何も着用しないことは恥ずかしいこと。有り得ないこと。精神衛生上、やってはいけないことよ。周囲のいい迷惑だわ。だから、服を着なさい」
段々と口調が強くなる彼女に対して、人星は気圧されたように「あ、あぁ」と反射的に返事をする。しかし、そこで人星はある問題に即座に気がついた。
「……すまないが、すぐには無理だ」
「どうしてかしら?」
ギロリ、と射殺すように睨みを効かせる相手に対して、人星は頭を困ったように掻いて、いつもの調子で答える。
「……服がない。加えて、我の行動範囲に耐えうる服を見たことがない」
人星にとっては溶岩すら微温湯だ。しかし、通常の服がその温度に耐えられるかといえば、不可能である。加えて、彼の周囲は特定の条件の下、太陽の表面温度と同程度に発熱することがある。
故に、破損するならば最初から着なければいい、という考えも人星にはあった。
……完全に、裸族の考え方である。
「具体的には、どの程度に耐えうればいいのかしら?」
「最低でも太陽の表面温度と同程度の熱に耐えうる必要がある。贅沢をいえば、太陽の中心温度にも耐えて欲しいところだが……あるか? そのような服が」
人星の質問に、返ってくるのは当然ながら否定の意味を込めた首振りだ。
「いいえ。……というより、どうしてそれほどの強度が必要なのかしら?」
その質問に対して、人星は考え込む。果たして、この相手にその秘密を言っていいのだろうか。それを星たちが認めてくれるだろうか。そもそも、答える必要性があるのだろうか。
「……言っていいのか? これ」
圧縮された時間の中、必死に考え込んだ人星は遂に、その答えを星たちに丸投げした。そして返事は、驚くほど早かった。
「――そうか。わかった」
色好い返事だった。これだから、星たちはどうしても嫌いになれないし、むしろ多大なる好感を覚える。
「質問に答えよう」
人星は深い笑みを浮かべる。そして相手の質問に簡潔明瞭に答えるために、その秘密を暴露する。
「我は……『星の恩恵を受ける程度の能力』を持っているからだ」
「星の恩恵? ……地形、天候操作の類かしら?」
相手の予想。確かに、ある意味では正解でもある。能力の名前だけでそれを予想した彼女は、博識なのだということが容易に想像出来る。
「……地震、地割れ、豪雨、雷、自然発火、火山の噴火……確かに、それらを操ることは出来る。しかし、それは一部に過ぎない」
だが、それは盛大な勘違いだ。能力の本質はそこには無い。それはただの、付属品なのだ。
「なら、その本質は何かしら?」
人星の、本当の力とは――
「その本質は、星の性質を一身に受け入れることだ。……理解していないようだから、噛み砕いて言おう」
ふぅ、と力を抜くため溜息を吐き、それから数秒して呼吸を整えたあと、ようやく人星は説明に移る。
「この能力は、我自身の質量を星と同等にすることが出来る。そして、地球、月、太陽……それらの星たちの質量を重ね合わせ、我という1つの存在に濃縮することが出来る。副次効果として、その星の特性全てを扱うことが出来る、というものがある。地球であれば天変地異。自然現象。月であれば、その光から力を受け取ることが出来る。隕石を降らせることも可能だろう。重力を用いることにより移動することも可能だ。太陽であれば、フレアを再現はもちろん、太陽の中心温度をこの身に宿すことさえも可能となっている」
理解したか? と最後に言葉を掛けた時、相手は既に臨戦態勢に入っていた。とても友好的とは思えないギスギスした雰囲気を醸し出している。
しかし、その反応も当然である。星の質量を同等……それ以上の質量を得られるなど、それは即ち、ただ拳を相手に叩き込むだけで、その速度で星の質量が衝突するという事態が起こりうるわけである。
これは即ち、人星自身が星であるといっているのと同義である。人星はその身を地球にも、月にも、太陽にすることも出来る。その力はヘタをしなくても、単純なミスだけでも、太陽以外の全ての星を破壊するだけの力を秘めている。
そんな危険人物に対して、警戒するなという方が無茶なことだ。相手の態度は至って、普通のことである。
「しかし、警戒は無駄だと思うがな。お前は、“星を破壊することが出来る”のか?」
「っ……」
そんなこと出来るわけがない。しかし、先ほどの説明通りであれば、人星を殺すことは星を破壊することと同義であることは、彼女も理解出来ていた。だから、警戒が無駄だと言われたことも頭の中では納得していた。
しかし、警戒など全くするなというのは、あまりに酷な話なのだ。
彼女は月へと移住してきた。地球という星から出て、この星にまで来たのだ。せっかく移住してきた星を、移住区を、刹那のうちに消滅させることの出来る存在に対して、警戒心を持つなという方が無理なのだ。頭で分かっていても、体は無意識に反応する。
「……。」
無言の威圧。その圧力は星と同質である人星を以てしても感心を抱くものだ。彼女がいつの間にか構えている弓矢も、見た目以上の恐ろしい力が宿っているのだろう。
しかし、小さい。何と小さいことか。
彼女が対峙している相手は、人星という者であってそうではない。地球、月、太陽といった、星そのものなのだ。そのような強大な相手に対して、彼女が如何に優れていようが、嗚呼、何と非力なことか。
「――さて」
人星が声を発した瞬間、彼女は一動作で出来うる限り距離を開けた。その距離、おおよそ500メートル。常人離れした身体能力だ。同時に、その距離は彼女の弓の射程圏内でもある。何か動作を取った瞬間、弓を射る用意は出来ている。
見据える。500メートル先に居る人星を。彼女は無駄と知りながらも、自分の認識出来る範囲に相手を収めようと必死に監視する。
瞬きは許されない。無論、その状態を長い間維持することは不可能だ。しかし、やらなければならないという使命感が、彼女を突き動かした。
刹那、人星の姿が僅かに歪む。まるで陽炎のような歪み方に、彼女は眉をひそめる。そしてそんな小さな動作を終えた瞬間には、既に監視していた人星の姿が消えていた。
「っ、どこに――」
言葉は続かなかった。気づけば両腕を掴まれていた。反射的に振りほどこうとしても、まるで何かの器具によって固定されているかのように動かない。
彼女の鼓動が早くなる。全身から嫌な汗が滝のように溢れ出す。神経はジリジリと焼け焦がれる。
「こうでもしないと話を聞いてもらえそうになかったのでな。不本意だが、拘束させてもらった」
人星の姿を彼女は確認出来ない。何故なら、人星は彼女のちょうど真後ろに陣取っていたからだ。そして現在、彼女の生殺与奪の権利は人星にある。星と同等の存在である人星は、やろうと思えば彼女をそのまま万力を凌駕する力で抱きしめ圧迫し、殺すことが可能だ。生かされているのは、人星がそうしようとしないから。ただ、それだけ。
「……何が目的かしら?」
しかし、彼女はあくまで平静を装う。弱みを見せては思うツボだと考え、虚勢を張った。これほど絶望的な状況にありながら、それを行えるだけの胆力。彼女も正しく、人外の部類に入る猛者であることに間違いはない。
「むしろ我が、何が目的なのか聞きたいのだが……まぁ、良い。我は貴様を殺すつもりも、害するつもりもない。先ほどの能力説明は、あくまで服を着用出来ない理由を述べただけだ。それに過剰反応したのが貴様であり、話が脱線させたのも貴様だ。今は、衣服の着用の有無、そして我が纏える衣服の有無についての談義であっただろう」
さも当然のように。いや、事実を誰よりも正確に言ってのける人星に対して、彼女は「あっ」と声を漏らす。全面的に悪いのが過剰反応した自分自身であったことに気づいたのだ。
気づいてしまえば、あとは早い。
まず、早計な行動を取った自分を恥じた。もちろん、警戒したことに反省はしていない。今も尚、彼女は人星のことを警戒している。しかし、それは本能的にそうしているのであって、彼女の意思とは無関係なものだ。
彼女が恥じているのは、軽率にも未知の相手に武器を向けた自分の愚かさである。それは即ち、宣戦布告と取られてもおかしくないほど、軽率な行動である。もしも彼が好戦的であれば、今頃彼女という存在は消えていただろう。
彼女は頭から冷水をかぶった気分だった。熱暴走していた頭は冷水を浴びることにより正常な状態へと戻り、一部機能していなかった感覚が起動する。
「――?」
ふと、そんな彼女は太ももに違和感を覚える。何かふにゃっとしたものがあたっているのだ。
しかし、彼女にはそれが何かわからない。
――いや、わからない方が幸せだったというべきか。
「……冷静になったようだな」
人星は彼女から離れる。拘束からも解放する。彼女はひとつ呼吸を整えて、振り返る。そして振り返ったが故に、刹那の時、固まった。
思い返してみれば、彼は全裸だったのだ。つまり、服を着ていない。下着すらも着用していない。目に入るのは、美形ともいえる風貌。筋肉質な肉体。その視線は無意識のうちに徐々に、徐々に下へと向いていき、ある一点に到達することでフリーズする。
その一点とは……黒かった。続いて、つまり、アレだった。女性には決して無いものだった。ふにゃっとしているのに、大きかった。
――ふにゃっとしている?
ふと、先ほど太ももにあたっていたモノの感触を思い出す。いや、思い出してしまった。
彼女の頬が、烈火の如く燃え上がる。いや、燃え上がっているのは羞恥心と怒りの炎であった。頬はゆでダコのように赤くなる。冷静だったはずの頭の中は、フリーズしたあとショートし、オーバーヒートし、全ての回路から火花が飛び散ると共に吹っ飛んだ。
「ごはぁっ!?」
気づけば彼を殴っていた。見事だ。見事な右拳のアッパーである。プロボクサーなど子供扱いに出来る速さ、そして重さを備えた拳は的確に彼の顎を打ち上げて、その体は宙を舞う。
どさり。その音と共に、彼の体は地面に叩きつけられる。裸体を堂々と晒すその姿はある種、絵になるような映えがあったが、今は無残な格好のせいでただの変態にしか見えない。極めつけは、無様に倒れた状態で右手の親指を立て――
「良い拳……持ってんじゃねえか」
などと言ってきたものだから、彼女は無意識のうちにナニとは言えないものを全力で蹴り上げた。
「&$#“$&#”#!?」
グチャ、と何かが潰れる音が聞こえたような気がした。同時に、声にならない悲鳴を痙攣しながら上げる彼は、なんとも醜いものだった。
彼はまるで水揚げされた魚のように月面を変態的動きで何度も跳ねたあと、息を引き取るように静かに動かなくなる。
しかし、彼女はそれを見守ることなくその場から逃げ去った。顔を真っ赤に染めながら、脱兎の如く走り去る。それはまさに、彼女の乙女としての一面が露出した瞬間であったが、残念ながらそれを見た者はいない。
これこそが、規格外の力を持つ人星と、後に『月の頭脳』、『街の薬屋さん』、『輝夜に仕える月の民』、『蓬莱の薬屋さん』、『クラッシャー』の二つ名で知られることになる八意永琳の、最悪のファーストコンタクトであった――。
ーーまず1つ。
永琳ファンの皆様、不快な思いをさせてしまったのであれば、まことに申し訳ありませんでした。
ですが、時系列的にここに収めるしかなかったんです。あと、初心な永琳さん書いてみたかったんです。はい。反省はしてますが、後悔はしてません。
そんなノリにて、次話は10月26日の21:00に投稿いたします。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
ご指摘、感想、評価、コメント、批判などございましたら、いつでも受け付ける所存です。それでは、また次話にてお会いしましょう。