淡い恋物語。
完全私得、さとりが優遇されすぎている、だが公開はしていない。
さとりラブです。
私、レミリア・スカーレットは今までこんな気持ちになったことがない。
こんなにも胸が苦しくて、でもその苦しみはどこか甘さと幸福感を帯びていてちっとも苦にならない。
この気持ちは、隣のクラスで、生活委員長を務めている古明地さとりを見ていたら自然に生まれた感情である
さとりの奇麗なアメジストのような瞳、さらさらと音を立てているような紫陽花色の髪、その一つ一つがレミリアの心をギュッと掴むのだ
どうにかして、話ができないかそう思っていた
さとりは校内美少女ランキングでも上位の常連だ。
そして学習能力をとれば学年トップを独走している
そんなハイスペックガールだ、校内にもこの古明地さとりを狙う子は少なくない
中でも火焔猫燐、あいつはしょっちゅうさとりの近くにいる
きっとお燐もさとり狙いだろう
さとり本人は心を読めるはずだが、恋愛経験が無いらしく、相手が恋愛感情を持っていたとしても気付かないのである
ぞくに言うニブチンだ
レミリアは溜息をついた
私に話しかける勇気があればいいのに…
そう思いながらさとりの教室に向かう、
従者で同学年の十六夜咲夜がさとりと同じクラスだからだ
「咲夜ー」
私はそう呼んだ、だが咲夜の耳には届いていない
困ったなぁ、結構大きな声だったのに
その時薔薇の香りを漂わせ、見つける度に魅入ってしまう紫の少女がこちらに向かってきた
「あの、どうかしましたか?」
なんとさとりから話しかけてきたのである
「あ、あのっい、十六夜さんを呼んでもらえますかっ?」
緊張と焦りで顔を真っ赤にし、噛みながら用件を伝える
さとりは頷き咲夜を呼んだ
「咲夜さん、レミリアさんが呼んでいますよ」
今、レミリアって呼んでくれた!
レミリアは心の中でガッツポーズで涙を流しながら喜んでいた
「お嬢様、どうされました?」
「咲夜、美鈴が今日クラスのやることで部活遅れるみたいよ」
「あら、珍しいまあ美鈴の実力なら大丈夫ですね」
咲夜はそう言うと頬を桃色に染め、幸せそうに笑った
咲夜は美鈴が好きなんだなぁ
その顔を見てると私も幸せになるのだった
暑い
とある夏の日、体育から帰る道中あまりの暑さにクラクラしているところだった
しかし意識は急に現実に戻った
さとりがプリントを運んでる最中転んでしまってプリントがばらまかれてしまったのだ
焦って落としたプリントを集めている
レミリアは一瞬迷ったが、困ってる人は放っておけない、話すチャンスだと思って駆け寄った
「レミリアさん」
さとりはレミリアに気付いてふと声をあげる
「手伝うわ、一人じゃ大変でしょう」
そう言ってプリントをかき集める
あらかた集め終わった時だった
「っ!」
紙で指を切ってしまった、血が出ている
まぁ、私は吸血鬼だから血など別に何とも思わないのだが
さとりは焦った様子で
「ごめんなさい!私のせいで…
今絆創膏貼ります!」
と言い、レミリアの指をとった
さとりの細い指がレミリアの白くしなやかな指を包む
レミリアはドキドキしながら別に平気なのに…と照れ隠しで思っていた
「折角の綺麗な指に傷がついてしまっては勿体無いですよ」
しまった。さとりに心を読まれていた恥ずかしい
「あ、あるぃがっとぅ」
動揺しすぎてお礼の言葉がこんなことになってしまった
「いえいえ、私こそお手伝いありがとうございました、何かお礼でも…」
「だっ大丈夫よ!じゃあ私教室戻るわね!」
逃げるようにしてその場から去ったレミリア・スカーレットは紅潮した頬を覆い隠すようにタオルで汗を拭った
今日はいい日だ、そんな風に思うのだった。
いつか、彼女の隣に立てるように頑張ろう
今度こそ不快になってたらすみません
どうしてもレミさとを普及させたくて書きました。