何故俺は鈍感と言われるのか解らない   作:元気

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ここで候補者が登場!



鈍感は朝からついていない

 チュンチュン。

 

「ファー。…………朝か。」

 

 俺の朝の目覚めはとても悪い。だけど、今日は珍しく早く起きることができたな。……何か悪いことが起きるかもしれないけど。

 ベッドから出ようとすると、隣からの温もりが気になった。そして隣を見てみると。

 

「スー、スー。」

 

 規制正しい寝息をたてながら寝ている、みながいた。おいおいどう言うことだよ……。昨日俺は確かに一人で寝ていたはずだが。

 俺が昨日のことを思い出していると、みなが目をさました。

 

「あっ、おにーちゃんおはよう。」

 

 そういいながら俺の胸に顔をうずくめた。おい、さすがに兄弟でも、これはアカンやろ!何故か関西弁になりながらも、みなを引き剥がした。

 

「おにーちゃん寒いー。みな死んじゃうよー。」

「今は5月だぞ、何いってんだよ。それにくっつきすぎ。」

「ええー。ヤダー。」

「やだじゃない。ほら起きるぞ。まだ寝るんだったら自分の部屋に行け。」

 

 無理矢理起き上がらせると、みなは頬を膨らませながら俺の部屋から出ていった。

 やっと行ったか。いつもはこの逆で、みなが俺をお越しに来る。多分その前に俺のベッドに潜り込んで、安らかに眠っているのだろう。寝ている途中に、時々抱き枕かと思えるようなモノが俺の隣にあるのだ。多分みなだろうけど。

 

 俺はカーテンを開けて制服に着替える。ネクタイをしっかりと絞めて朝食を作りに1階に降りる。夕食と休日の昼食は俺が作っているが、朝食と弁当は母さんが作る。まぁ、今回みたいに俺が早く起きると俺が家族全員分の朝食と、全員分の弁当を作るけどな。現在の時刻は5時24分。とても早く目が覚めたな。いつもなら7時20分位というギリギリの時刻に起きるが、自分で言うのも何だがホント、珍しいな。

 

「今日はトーストと、卵、ハム、サラダでいいよな。」

 

 めちゃくちゃ簡単だな。朝だからそんなもんだろ。うん、いいよな!

 一人で納得して勝手に作り始める。朝食と同時に一緒に自分を含めた5人分の弁当を作る。うわっ、母さんいつもこれやってんのかよ、マジ尊敬するわぁ~。と、一人で母さんに感謝しながらも、テキパキと、朝食を作り続ける。

 

「おはよーって、あらら、珍しくまもるが朝早くに起きて朝食と弁当を作ってらっしゃる。」

「詳しい解説ありがとう。さぁ、母さんには色々手伝って欲しいんだけど?」

「むぅ、まもるの成績下げるぞ?それでもいいなら手伝ってm「大人げない、それでも教師か。」

「すみませんでした。」

 

 謝りながらも、ペロッと舌を出してペ〇ちゃんみたいな顔をする母さん。いい大人が何やってんだか……。でも、それとは裏腹に授業は分かりやすくて評判がいいのだが……。常にそうしてもらいたいものだな。子供の願いだ、期待してるよ母さん。

 

 いい忘れていたが、今更だけど塚崎家の紹介といこうじゃないか。別にいいだろ、忘れてたんだから。

 

 父の塚崎 敬助(つかさき けいすけ)39歳、とても優しく、面白い。仕事は警察官だったりする。姉貴いわく、「お父さんと、真守の鈍感ぷりは異常。」だそうだ。だからな俺の鈍感は仕方のないこととなんだ。父さんのせいにしよう……。

 

 母の塚崎 愛実(つかさき まなみ)、紹介の通り俺の学校の先生をしている。この人もまた優しいが、天然ボケだ。それが人気の秘訣なのか、学校ではとても有名人で、授業が面白いと評判なのが驚きだったりする。父さんとは1歳離れている38歳だ。

 

 姉の塚崎 麗(つかさき れい)、高校1年生の彼氏無し。これを姉貴の前で言ったら殺されるが…………。美術部で絵がうまい。頭は良いが、運動はできるくせしてやらないというよく解らない姉貴だ。何故か俺にだけ口がとても悪い。

 

 そして妹の塚崎 美奈(つかさき みな)、ブラコン。ここ重要な?嫌われるよりは、はるかに良いのだが、時々すごい行動をとるのでやめてもらいたい。例えば、風呂に一緒に入ろうとしたり、色々ヤバイのだ。学校は女子校に行っている。男子が苦手らしい。本人いわく、「おにーちゃんは特別♪」だそうだ。

 

 以上が俺の家族だ。個性が豊かすぎるのが特徴的な家族だよな。うん、俺が言うんだ。間違いない。

 

 ~数時間後~

 

 家族全員が食卓につくと、いっせいに手を合わせた。

 

「「「「「いただきます!」」」」」

 

 声を揃えて挨拶すると、父さんはトーストにかじりついた。現在6時時刻45分。みんなが起きて朝食をとる時間だ。ちなみに俺は大半まだ寝ているけどな。一人でいつもの光景を思い出していると、父さんが嬉しそうに俺に誉め言葉を言ってくれた。

 

「ん~。真守のトーストの焼き加減はちょうどよくて好きだぞ!」

「ん、ありがとう。」

 

 父さんに褒められると素直に嬉しい。なんにせこの人、味覚が活性化されているのか、味にはうるさい。そんな父さんを黙らせて、その上結婚までもちこんだのがこの女の人、母さんだ。

 

「本当、料理の腕あげたわねぇー。流石だわ、でも私の腕にはおよばないけど。」

 

 そのニヤリとしたような、ドヤ顔のような表情ムカつくな。何歳離れてると思ってるんだよ。母さんは人生の経験者だろ?俺はまだまだこれからだもんね。と、よく解らない争いを一人でやっていると。

 

「ごちそうさま。」

「姉貴はやっ!?」

「私もごちそうさま~。美味しかったよおにーちゃん♪」

「みなもっ!?」

「私もごちそうさま。次も期待してるわよー。」

 

 な、何だ。最近の女性はこんなにも食べるのか……。だってまだ2分いや、1分たったか、たってないかだぞ。お、恐ろしい………………。

 

 父さんと俺も食べ終わってから、みんなの分の皿を一人で洗う。それが終わる頃には6時52分になっていた。どうしようか、結構時間が余っている。いつも家を出る時刻は7時35分。思っていたよりも倍早く準備が終わってしまったのだ。さて、何をしようか……。

 俺が一人で悩んでいると、携帯が着信音と共にブルブルと震え始めた。いったい誰からだ?こんな時間に…。ポケットから携帯を取り出し、名前を見てみると、

 

【よっシー】

 

 と、表示してあった。俺は通話ボタンを押すと、携帯を耳に近づけた。

 

「もしもし?朝から何のようだ?」

『もっしよっシー、今日はなって、おおぉ!!珍しい、こんな時間に起きているなんて!』

「俺も自分自身で驚いている。まぁ、それはいいとして、何か話があったんじゃねないのか?」

 

 脱線しかけたので話をもとに戻す。よっシーはお喋りだからな。気づいたら1時間もたってるっ!?ってことが毎回だから気をつけないと。

 

『あぁ、そうそう。そうだったそうだった(笑)』

 

 ケラケラと電話の奥から笑い声が聞こえた。

 

『今日生徒会の活動入ったから、朝早く登校しろよなーてっ。』

「それ俺今日初めて知ったんだけど……?」

 

 初耳何ですけどっ!?

 

 俺は生徒会に入っていて、その本部に所属している。ちなみに俺は副生徒会長な。選挙に受かって当選しました。それはどうでもいいとして……

 

『えっとなぁ、昨日言うの忘れたんだって、姉さんがそう言ってた。』

 

 内井 萌那(うちい もな)、すごい名前だよな。安心しろ、俺もそう思った。この人、俺のかよう光ヶ丘中学(ひかりがおか)の生徒会長様だ。つまり、よっシーのお姉さん(萌那さん)=生徒会長。

 

 ワーオ!これはすごい!!あのチb…………コホン。あのよっシーのお姉さんが生徒会長とはまさに驚きだ。驚き桃木ビックリゴキっと。………………。ふざけるのもひとまず止めて、これから生徒会の活動があるらしい。めんどくさいな…。

 

「わかった。すぐいく。」

 

 会話を終了させると、急いで学校に向かう準備を始めた。俺の家から学校までにかかる時間は歩いて約3分。余裕だな(笑)

 

 すぐさま鞄を持って家を出た。

 

「行ってきまーす」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 家を出て走ること2分。学校につくとそのままの勢いで生徒会室に向かった。そしてドアを開けると……

 

「遅いぞ真守。10秒遅刻だ。」

 

 そう言って竹刀を俺の顔に向けてニヤリと笑っているのが、生徒会長の萌那さん……だ。

 

「スミマセン、でm「言い訳無用!」

 

 今日は予言した通りについてないな。ホント、めんどくさいことに……

 

「遅れた罰として私の彼氏になれ。」

「ハイハイ良いですよぉ……って!?」

 

 ま、マジかよ。

 ソッと萌那さんを見てみると。イタズラしているような可愛らしい顔で俺を見ていた。

 

「契約成立だな。これからは私のものだ……真守。」

 

 竹刀をおろして俺の顔に手を添えながら顔を近づける。そして………………

 

 

 

 

 

 

 




はい、ここまでー(笑)
次は結構、萌那と彩夏の絡みが多いです。ハイ。

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