今回はあの二人のイチャイチャしている場面がおおいっすね。
楽しんでもらえると何よりです。
「プッ」
「っ!?」
突然笑いだす萌那さん。俺はそれを見て騙されていたと、ここで初めて気づいた。今までのはすべて演技って事だ。後輩をからかって遊ぶとは、何て先輩だ……。
「面白すぎだよ。真守クン。」
とうとうアハハッと笑いだしてしまう萌那さんをジーっと見つめる。勿論、この先輩最悪だな。と言う意味を込めてね。
「萌那さんヒドイですね、そんな人だとは思いませんでした。」
いや、何となくわかってたけど、流石兄弟だな……。朝から驚かせてくるのは性別は違っても同じか。これは本心から思ったぞ。マジで。
「いやいや、悪いねぇ~。フフっ、ハハハッ…………。いじめたくなってね?」
「ドSですかあなたは…………。ってかまだ誰も来てないじゃないッスか。どんだけ俺が走ったことか。」
2分だけどね。これは内緒な。
俺は笑いがおさまってきた萌那さんを見て、とてもやり返したくなった。フフフッ、先輩、選ぶ相手を間違えましたね。口元が緩むのを堪えて先輩にやり返すタイミングを見計らう。
「そうだな、確かに来るのが遅いな……。あいつらにもさっきやったヤツをやってみようかな。」
にししと油断している萌那さんには、とても隙だらけだ。よしっ今だ!!
「先輩、俺、結構本気にしちゃったんですけど?」
「へっ?」
「だから……。俺は萌那が好きなんだけど?ダメか?」
少しニヤリとした表情で、前姉貴の漫画で見た『アゴクイ』を、やってみた。ひひっ、どうだ!
「ふぁ///ちょっ、真守くん積極的過ぎないかな?/////」
どんどん赤くなっていく先輩の顔がとても色っぽいのは口に出さずに、先輩の顔を見続ける。先輩ってこの学校の美人ランキング第1位だ。お団子にした髪に、綺麗で整った顔立ち、性格も良くて面白い。そんな人にこんなことしてる俺は、男子に知られたら即殺されるだろう。それに、現在、頬が赤い上に上目で俺を見ているせいで、先程からドキドキして、とても心臓がうるさい。
「先輩が悪いんですよ?」
何故だか顔が動いて、先輩との距離が縮まっていった。あれ、俺何やってんだろ。
頭ではそう思っても、体が言うことを聞かない。ヤバい、このままじゃ…………………………
「真守くん////」
何先輩顔を赤くしてんだよ……。可愛すぎるんだけど。そしてそのまま俺たちは……。
ガララララッ
「おっはよー!」
「せせせ、先輩ぃー、顔に何かついてますよー?」
「えーほんとー?とれたとれた?」
「二人とも、はやいねぇ!」
あ、あぶねぇー!あと少しで色々と死ぬとこだった……。体にとっても、精神的にも死ぬとこだったぜ…。1つ溜め息を吐いてからついさっき来た、鎌谷 杏(かまや あん)さん。萌那さんの同級生で親友だ。ちなみに本部は全員で5人で、俺と萌那さん、杏さん、男子が二人だ。残りの二人の説明がないって?それは、モブキャラだかららしい。
そのあとみんなが集まり、これから始まる体育祭について話し合った。俺たちの中学は6月に体育祭をやるので、ちょくちょく準備を始めていかないといけないのだ。それも結構大変で、家に帰るのが遅くなるときが多い。何で本部に入ったのか、よくわかんなくなってきたな……。
話し合いが終わり、自分の教室に行こうとドアに手をかけた瞬間、俺の袖口が誰かの手によって引っ張られた。引っ張った相手を見ると、萌那さんが顔を少しだけ赤くして、俺を見ていた。
「あんなことをしておいて、ただですむと思ったのか?」
「あぁー。確かにあんなことがありましたねー。(棒)」
やべぇ、会議をしているうちに頭から抜けてたわ。俺は確実に萌那さんに殺される。さて、どうしてきりぬこうか。
「………………許してください。」
「軽すぎるだろっ!!」
「いやあれは先輩も悪いですよ。」
「いじめたくなっただけなんだけど。」
「じゃあ俺もそれと同じ意見です。先輩可愛からいじめたくなっただけですよ。」
「かわっ!?////」
みるみるうちに先輩の顔が真っ赤になっていくのがよくわかる。先輩どうしたんだ?熱でもあるのか?
俺は先輩の頬を手でさわる。少しビクッと微動し瞼を閉じた先輩だが、俺が「熱いですね。一緒に保健室いきましょうか?」と、言ったところ、
「わ、わわわ、私は……平気だッ!!」
「そうですか?なら俺は行きますね。先輩風邪には気をつけてくださいよ?それでは。」
最後にニッコリと笑ってから本部室を後にした。
萌那side
クソッ、逃げられちゃったか……。
私は内井萌那。生徒会長をやっています。現在私は好きな人に逃げられました。そう、あのモテ鈍感王子です。何でだろう、普通は《俺に気があるのか?》ぐらいは普通に思わないのかなぁー?全く……………………手強い相手だね。
「アゴクイは刺激が強すぎるって……。」
「えー?誰にされたのかなぁー?」
「!?」
後ろを振り返るとソコには杏がニヤニヤしながら笑っていた。どうしよう、聞かれたら大変なことになる。急いで話を変えないと!
「そう言えば今日っt「真守くんとの出来事でしょ?」
「みてたのっかいなっっ!!」
ハイ。つい突っ込みを入れてしまったじゃないか、それに私の人生終わったね。最後ぐらいはもう少し話したかったな……なんてね。
「どこから見てたのよ?」
「フフフッ、真守くんがドアを開けたところから。」
「本当の最初からいたんだねっ!!」
泣きたい、泣きたいよぉ!!!今なら死ねる!!死ねるよ私!!!!!
心の叫びと共に、崩れ落ちてしまった。仕方ないよ、誰だってあんな場面は見てほしくないでしょ?それと一緒だよ。
「後でたぁーーーーーーぷりっ、聞いてあげるからね♪」
杏さん、その笑顔がとても怖いです。杏に真守くんが好きって言わなきゃよかったな。だって言った日から毎日からかうんだもん。こっちのメンタルはもうズタズタだよ。ハァ。でも、真守くん、かっこよかった……………………何でもないです////
一人で赤面していることも知らずに、杏は私の手をひいて本部室から出るのだった。
真守side
にしても大丈夫かなぁ、萌那さん。顔があんなにまで赤くなっているのにも関わらずに立っていられるんなんて、流石よっシーの姉だな。
教室に向かっている途中、ドンっと、誰かとぶつかってしまった。
「スミマセンッ!!、大丈夫ですか?」
慌ててその人に手をさしのべた、すると見覚えのある人だった。
「ハイッ!大丈夫ですって、真守君だったんですね。」
「えへへ、ゴメンなさい。」と、言いながら俺の手を掴んで立ち上がる。あれ、そう言えば茜はがいないな。あの日から茜と愛川は一緒に仲良く登校している。仲直りしてよったと、心のそこから俺は思った。
せっかくなので、教室まで愛川と歩きながら話すことにした。
「そう言えばさ、茜はどうしたんだ?いつも一緒に登校してるだろ?」
「茜ちゃん、寝坊したから先いってていいよーって、電話がかかってきたんです。なので今日は、私一人で登校してたんですよ。」
茜でも寝坊ぐらいはするんだな。なんか意外だ。俺から見る茜は、普通に真面目でやることはしっかりとこなす。ってイメージがあったんだけれど………………、ほんと意外だ。
茜はあのあとから、クラスに馴染むことかできた。誤解もすべてとけたし、葵と並ぶ美人と言われて男子の間では人気だし、良かった良かった。俺はチラッと愛川を見てみる。これもすべて愛川のおかげなんだよな。本心からそう思う。
もしあのとき、愛川が俺の前にいなかったら、茜とはもっとギクシャクしていたし、茜を許してくれるほど心が広いし、出会うことができて良かったな。しかも…………………………。
「愛川って小動物みたいで可愛いよな。」
「ふぇえっ!?////」
何故だか愛川から変な声が聞こえたんだが、俺なんか悪いこと言ったかな?…気づかぬうちに言ったのか!?それはヤバいな。すぐに謝んないと!
「あっ、ゴメンな。ついそんな言葉が……。(何もいっていないのに、架空の世界で何か言ったと思っている。)」
「うっ、うん! 私は大丈夫ですよっ!? …それに、嬉しかったです………。(さっき言った事だと思っている)」
誉め言葉を気づかぬうちに言っていたのか、ならよかった。変なことをいってなくって良かった。後で恥ずかしい思いをするのは俺だからな…………。
「ならよかったよ。愛川見てたらそう思ってね。(何て言ったかわかんないけど)」
「あ、ありがとうございます////」
愛川は何故か嬉しそうに歩いている。女子って、わかんねーな。俺は苦笑いを浮かべながら、愛川のスピードに合わせて一緒に歩くのだった。
ちなみに杏は候補に入れるか入れないか迷ってます。
そこんとこでリクエストがあるならいってください。多かったら入れようと思います。
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