暖かい目で見てやってください。
「じゃあな、愛川。」
「こちらこそ、ありがとうございます。」
愛川を教室まで送り、俺は愛川に手をふったあと、自分の教室に向かった。
俺の教室は2年3組だ。葵と茜とあさ、そしてよっシーと同じクラスで、愛川は2年1組だった。
教室に入るとよっシーが飛び付いてきて、前まで流行っていた芸人の真似で、原始人みたいな人が、馬などを捕まえるときにする【ニ〇ブラ】と言うものをやってきた。
「痛い!痛い!止めろっ!」
よっシーの場合はただの首締めだ。やべぇ、息できない。マジで俺死ぬ!!
「よぉーしっ、次は、朝一だな♪」
どす黒いオーラを出しながらニヤニヤする姿は、まるで悪魔を連想させるような怖さだ。俺はともかく、あさがとても心配なんだが……。俺は助けてやれねぇぞ、頑張れあさ!お前なら生きて戻ってこれる!と思う……………………。
「今日の姉さん機嫌が凄く良かったろ?」
よっシーが俺の机に乗りながらそういってきた。ほんとコイツはシスコンだよな。俺の妹みたいだ。
「良かったのかわかんねぇーけど、よっシーみたいな悪戯はしてきたぞ。」
俺の発言を聞くと、よっシーはゲラゲラと笑い始めた。俺なんか悪いこと言ったか? 本当のことを言っただけなんだが。
よっシーのことをジーっと見てると、それに気づいたよっシーは、目から溢れてきた涙をぬぐって話を始める。
「姉さん、今日の朝、真守に電話しようとしてたんだけど、何故か顔を真っ赤にして、「よ、義成かわってくれる?///」っつーって、可愛い姉さんのために電話したんだ、したらさ、何か嬉しそうに鼻歌を歌い始めんの。もしかして俺のこと好きなのかな?って思ったけど、流石に兄弟だから違うだろうなと思ったんだけどな。でも、俺いいことしたなーって。」
長々と萌那さんについて語り始めるよっシーはとても嬉しそうだった。そのぐらい大好きなんだなって言うのが伝わってくる。多分だけど、よっシーは萌那さんのことが好きなんだ。兄弟と言う
そう俺は決意したのだった。
時は放課後、朝の会議が終わらなかったので、放課後にもう一度やる。と言うことになっていたので、また本部室に居るのだが、
「萌那さん、これデジャブですよね?」
「うん、私もそう思う。」
「午後5時に本部室にしゅーごー♪」って、言ったのモブキャラのあの二人だよな。言い出しっぺが何故遅れてるんだよ!!おかげてコッチは迷惑してるし、朝のことがあって未だに気まずいンだよ!! そう、心で叫んだところで誰も聞いてないけどな。
俺と萌那さんは同時に本部室に来てしまい、しかも朝のかとがあって無言状態。今思い出すととても恥ずかしいことしたな。クソッ!思い出したら恥ずかしくなってきた……。
どうしようか、こんな気まずい空気だと何もはなすことが出来n「ねぇ、真守くん。」出来たー!
俺が話しかけようかすごく焦っていたのにも関わらずに、あの人、萌那さんは口を開いたぞ!…流石生徒会長だな。と、感心する。理想は、男の俺が言うべき時なのに…とても女々しいな…スゴく情けないっス。
「何ですか萌那さん?」
椅子に座りながら顔だけを萌那さんに向ける。すると突然、目の前に萌那さんの顔があった。ち、近いですよ!?は、鼻がくっつきそう!?それに……いい臭いするし。萌那さん顔を赤くしててスゴく可愛いし、もう、何なんだよ!!
「真守くんさぁ、朝に私のこと【萌那】って、呼び捨てにしたでしょう?」
自分自身でもわかるくらい顔から血の気が引くのがよくわかった。正確にはこれから亡くなるけどな………。調子に乗りすぎたか。すげえ~後悔してる。
「それは、そのですね。萌那さんがからかったので、やり返そうとしたら…そうなりましt「それで?(真守の膝に乗る)」ヒィッ!?」
やややや、ヤバいッスよこれはー!!何でいきなり髪の毛おろすし!?しかも髪おろすとめちゃくちゃ可愛いし!何、何で!?俺を殺す気!!?そんでもって、何顔を赤く染めて上目ずかいなのかな!?このままじゃ誰か来たときに勘違いされる!!!
「真守くん~、耳、真っ赤だよ?惚れちゃったのかな?ふふっ、でも真守くんになら……」
え?先輩何やってんの?何でいきなりリボン外すの?ねぇ?さらに第一ボタンをあけはじめたんだけど?ハッ!?←(めちゃくちゃテンパってます。)
「……先輩ダメですよ?」
俺の理性ありがとな。見事勝ってくれて。さもないと男子全員に殺される。特によっシー。
俺は先輩の手を抑えながらボタンを1つずつ閉めていく。あと少しで見えるってところまで開けていたのは見なかった事にしよう。全て閉め終り、先輩を立たせる。それと同時に俺も椅子から立ち上がった。
「萌那さん、そういうのは好きな人か、彼氏にやってください。俺にはダメですよ。」
1つ上ってのを理解しているうえで、先輩のサラサラとした髪の毛を撫でる様にして手を置いた。先輩もったいないな、こっちの方が倍は可愛いのに……。どうしてなんだろうか。
萌那さんは顔をうつむける。そして、言った。
「私、この髪を見せるときは、好きな人か、大好きな人にしか見せないって決めてるんだ。真守くんは、わ、私のこと好き…………?」
「……何いってるんですか?俺は先輩のこと普通に好きですよ?」
その言葉を聞くと、先輩は顔を上げて驚いたような顔で俺を見た。な、何でそんなに驚く必要があるんだ?先輩が好きなのは当たり前だろ?だって……
「先輩のこと嫌いな人は居ませんよ。可愛いし、面白いし、性格が良いのかは置いといて、俺はスゴく先輩のことが好きですよ?」
「性格はとってもいいです~。でも……ほ、ホントに?」
俺は笑顔で頷いて先輩の髪をくしゃっとする。
「ハイ!俺は先輩のこと、とっっっっっっっても尊敬してますもん!」
その言葉を言ったとたん、先輩の笑みが消え去っていった。その代わり、先輩の顔からは冷たい視線と、呆れたような顔をされた。え?俺なんか悪いこと言ったか?
戸惑っている俺を見て、先輩は盛大な溜め息をつく。
「何でそうなるかな~。普通はさ…………あー!!!もー!!!真守くんの馬鹿ぁ~~!!!期待した私が馬鹿だったわ!」
先輩が何を考えてたかは全然分からないけど、ただ1つだけ分かったことがある。それは、俺のことをとてもけなしているって言う事だ。俺本当のこと言っただけなんだけど?よくわかんねぇーな、女子って。頭を掻きながら、先程の言葉の意味について先輩に質問した。
「俺よく分かんないんですけど、説明してもらっても良いですかね?」
「自分で考えろっ!!!!!バーーーーーーーカ!!!!!」
「バッ!?分かんないもんは分かりませんよ!!!」
「真守くんの鈍感!!!!!」
「そ、それは、と…父さんに言ってくださいよ!!俺最近よく鈍感って言われるんですけど、よくわかんないっすもん!教えて下さいよ!」
「普段は鋭いのに?私の恋とk…れ、恋愛に………、じょ、女子に鈍いのお前はー!!」
何かめちゃくちゃ言い直しているんだが、まぁ良いとするか。女子…ねぇ、
「もしかして俺、女子に嫌われてるんですか?」
「何でそうなるのよ!?」
「むしろその逆で、真守くんはとてもモテるよ?ファンクラブまであるし。」
「杏!?いつから居たのっ!?」
突然の杏さんの登場で俺と萌那さんは驚く。杏さんって存在感が薄いのか?嫌、薄くしてんのか?とにかく凄いことは俺でもわかるな。どんなスキル持ってんだよ、いつも見られてる見たいで怖いな。
「んーとね。二人が同時に入っていく所からかな?」
「最初から居たなら言ってよ!!??//////」
リンゴみたいに顔を真っ赤っかにさせる萌那さんは、恥ずかしさのあまりしゃがみこんで、何かブツブツと言っている。
「ゴメンゴメン、お二人さんの雰囲気で、なかなか入れなくてね?」
ニハッと笑う杏さんは、萌那さんよりも小悪魔に感じた。小悪魔どころじゃないな……魔王だわ、うん!魔王にしよう!!そうでもないと俺がスッキリしないんだけどね。杏さん馬鹿にしてスミマセン。
1人で勝手に杏さんに謝罪してから、二人の様子をみてみる。
「あれれ?何でそこまで真っ赤になるのかな?やはり今現在好きな人が近くn「居ません!!」
「あれれれ?じゃあ私が好きになってっても?」
「いいいいい、良いけどダメ!!!!!」
「どっちやねん(笑)」
悪魔女王で決定だな。これから広めようかな。なぁんて。チラッと悪魔女王様を盗み見してみると、口は笑っているけど目が笑っていないと、よく漫画であるやつではなくて、優しく笑ったような目をしているが、口元は死んでいた。言葉じゃ表現できないほどになってる。しかも後ろからヤバそうなオーラを放っているではないか。俺の人生もここまでか。
そのあと、会議も無事に終わり、萌那さんとも仲直りしてから、俺は1人で無事に帰る予定だった。
その日から、俺の運命も変わることになるとは知らずに……………………。
杏さん!!どうしようか!!
候補にぜひいれてほしいと思う方は、感想を待っています。
次回は、R-18?に近いです。気をつけてください。
何でR-18なのかって?それはねぇ、キャラが変た……ううん。何でもないです!
それでは感想&指摘よろしくお願いします!