異世界に転移したと思ったら転生者? 〜〜幼女で鍛冶師な異世界転生〜〜 作:銀鈴
コレは嬉しい。わーい
ということで、書けちゃったからやっぱり休むのは明日で。
「と、言うわけで! 昨日あんなにティアが急かすから、元気ドリンコ飲みながら徹夜で装備は完成させました〜ふぅー⤴︎」
「マスター、キャラ壊れてる」
仕方ないじゃんか。こちとら昨日ティアにあんな事言われたから、時間が惜しいって思ったから
それにしてもやっぱりアレだね、疲れた身体に冬の朝の身を着るような寒さとキンッキンに冷えた空気は効くね。そう、つまり…
「く↑ぅきがうまいぃぃ!」
まだ在庫があった元気ドリンコを飲み干し、大きく深呼吸をする。バッチリ眠気も覚めて、いい感じだ。
「身体が軽い!」
「それは止めろって、前にも言ったよ?」
「これが、残業の消える感触というものか!」
「…お疲れ、マスター」
某ガンダムを売ろうとした人の台詞でも飛び出すのかと思ってたけど、ティアは両手を広げて笑ってた私の頭を撫でてくれた。ん、あ、あれ?なんか調子狂う…
「それで、さっきからその後ろに浮いてるそれは何? 新しい物でも作ったの?」
「ううん! これは魔改造した肩当だね!」
「もう一回お願い」
そして冷たい目でそうティアが言う。しょうがにゃいにゃあ…ティアったら。ロイドは私が出てきた時にはもういなかったから、こんなテンションで騒いでも問題ない。
「これは、肩当だね!」
「はぁ…百歩譲って、その肩の丸い蓋みたいなのは肩当と認める」
ならいいじゃん、そう反論しようと思ったけどティアの有無を言わせない目力で黙ってしまう。それを見届けたティアは、一呼吸おいてから言い放つ。
「けど、それから鎖で繋がってる7個の棺桶を、私は肩当なんて断じて認めない」
「えー、いいじゃん別に。性能は折り紙付きなんだからさー」
そう言って私がジタバタすると、繋がった鎖がカチャカチャと音を立てる。因みにこの鎖、ティアを封印してた奴が少し紛れ込んでたから、無理やり複製してみたやつである。
「マスター、流石にそれ、ファンネルとかにはなってないよね?」
「そりゃ勿論。流石に戦ってる最中にファンネルとか、ニュータイプでもイノベイターでもコーディネーターでもない私には無理無理」
だってこれの目的、純粋に防御面と魔法面の強化に重点を置いたやつだし。動いてもついてくるのはまだ渡せてないけどロイドの羽根と同じ原理で、昨日完成させた瞬間装備アイテムにも登録は完了している。
「それなら一安心だけど、なんで聖女のレリーフじゃなくて、私の紋章?」
中に浮かぶ黒い7個の棺桶の正面から見て上半分に付いている、何本かの矢印とキリル文字が幾つも組み合わさったような紋章を指してティアが言う。下? 何個も丸を集めたような感じのレリーフをくっ付けてあるけど? まあ、ティアの質問に答えるとするなら…
「だって版権とか考えないとだし…あと、これ見てるだけでSAN値減るじゃん? それにティアと契約してるじゃん? 当たり前じゃんよ」
「少し納得はいかないけど、まあいいや」
そう言うティアの顔は少し緩んでいる。なんだかんだで私とティアの関係がある物って、この契約の腕輪だけだったもんね。私もなんかそれって寂しかったんだよね。
「それじゃあ、私の新しい装備とかってあるの?」
「もっちろん」
どやぁ! とキメ顔を作り、門の中に両手を突っ込む。でも、ティアの装備って本人から希望が無かったから、勝手に用意したやつなんだよなぁ…
「じゃーん。とりゃっ!」
「んむっ、ありがとうマスター」
そう言って私がティアにかぶせたのは、所謂魔女っこ帽子ってやつだ。そして一緒に白い手袋も渡す。前々から魔法使いなのに何かが足りないなぁって思ってたんだよね。
「あとは一応、接近されたとき用に
「後者の方だけ貰う。流石に斬鋼線なんて、マスターの記憶を見ても使えない。あと、普通にナイフとして使う」
「あぅ…ざーんねん」
因みに
「それに、釘バットと楽器に比べれば1番いいでしょ?」
「なんで普通のナイフにしなかったのか、甚だ疑問だよマスター」
そう言いながらも、きちんと受け取ってくれるティアはすごく優しいと思う。よし、これでもう装備関連はロイドに渡せばいいだけなんだけど、それは帰ってきてからでも十分間に合うでしょ。
「マスター、そういえばアルさんの剣はどうなったの?」
「ふぇ? 聖剣渡してきた日に、闘技場でそのまま作ってきた」
「仕事、早いね」
「勿論です、ぷろですからー」
なんだか楽しくなってきてクスクスと笑ってしまう。なんだろう、流石徹夜テンション。これから先生に会いに行こうっていうのに、コレはちょっとマズイ気がする。
「って、そうだティア。今日私、僕の頃の担任の先生に会いに行くんだけど…一緒に来てもらっていい?」
「ん、別にいい」
「ありがとー!」
そのままハイタッチの形に手を持っていくけど、完璧にスルーされてしまった。う、やっぱりこのテンションをどうにかしなきゃ…
「マスター、それなら一回くらい戦ってみる?」
「了解だー!!」
この後メチャクチャガチバトルした。
一応本編外に書くタナトスな棺桶=サン
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叡智の副王の棺桶
DEF +800
MIND +1000
LUK +45
MP + 1,000/25,000
【属性】混沌・時
【耐久】極めて頑丈
【重量】浮遊してる為 0(1つ50kg)
【全長】縦100cm 横最大25cm
《スキル》
衝撃吸収・排撃
魔法吸収・排撃
狂気紋章・福王
魔法大耐性 Lv -- 物理大耐性 Lv --
浮遊 Lv -- 大結界 Lv 15
魔法効果極大化 Lv 5 魔法範囲極大化 Lv 5
・セット効果
消費MP-20%
《備考》
元は4枚の肩当だったものを、イオリがいつも通り魔改造した物。7枚で1セットとなっており、揃うと消費MP-20%という破格の効果が発生し、ペルソナのタナトスの気分が味わえる。本来なら1つ50kgという尋常じゃない重さなのだが、本体の浮遊性能と鎖と次元魔法による固定によって、そのデメリットは中和されている。衝撃や魔法を一定まで吸収、指方向性を持たせて放出できる。元ネタは
見ているだけで狂気に誘うレリーフが刻まれているため、取り扱いには注意しなければならない。ユニーク装備。
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おまけ
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武具召喚ペンダント +10
属性 次元
耐久 丈夫
登録個数 20/35
《スキル》
武具召喚 Lv --
《備考》
見た目はシンフォギアのペンダント。名前の通り登録した武具を召喚できる。君もこれで、レッツ変身。
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