魔法少女と孵卵器(インキュベーター)~規制版~   作:ダル神

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第十三話 ガールズトーク

何故こんな事になってしまったのだろうか。

僕は何をしたのだろう。

 

僕が何をしたというのだ。

 

いや、まぁ確かに僕が起こした事と言えなくもないけどさぁ!

 

確かに、確かに!日頃からそんな行動を起こしている僕は悪いだろうけどさあ!

 

でも、一つ言わせてくれ。

 

それは暁美ほむらも一緒だろう!?

 

僕が今こんな仕打ちを受けるはめになったのは勿論、暁美ほむらのせいである。

 

僕はほむらを助けをこうような眼差しを向ける。僕も変態の端くれ、言わば同士だ。しかも、その発端はほむらだ。なんとかしてくれ。せめて、逃げる為の隙を!

 

『ごめん、やっちゃった』(テへペロっ)

ほむらはテレパシーで舌をかわいく出して言う。可愛いけども!

 

でもそれだけ!?なんか軽くない!

 

「マミさん、この変態セクハラB級犯罪者キュウべぇ略してBQBどうします?」

ちょっと!まどか!?嘘!いつもあんなに優しいまどかの変貌ぶり!

 

「なるほど、BQB ね。言い得て妙ね。素晴らしいわ鹿目さん」

嬉しそうに、ドSな笑みを浮かべるマミ。

中学生の笑い方じゃないよそれ……。

 

「そんな……マミさん」

マミの褒め言葉に可愛らしく照れ隠しを交えながら、微笑むまどか。

しかし、その目は可愛くない。まるで、獣を狩る化け物の眼光だ。

 

「ふふ、本当の事よ。しかし私の可愛い後輩の下着を盗み出し、あまつさえ私の愛しい後輩にそれを無理やり持たせるなんて万死に値するわね。ティロ・フィナーレ100発の刑でいこうかしら?」

 

死ぬ!絶対死ぬ!だってマミさん目がマジなんですもの!

 

「いえ、マミさん。それではいけません」

おっ!やはりまどか!心優しいまどかなら絶対止めてくれると信じていたよ!

 

「BQB があっついお茶が大好きと言っていたので、彼にあじあわせてあげたいと思います。

 

……全身で」

 

ちょっと!?まどかさん!?嘘だよね!そんな湯気だってるお湯はさすがにやばいですよ!? 火傷どころじゃないよ!?

 

「さすが鹿目さん。」ジョボボ!

 

あっつい!

 

「えへへ!」

 

さらにあつっ!

 

「まどかは天才ね!」ジョボボ!

 

てめっ!暁美ほむら!君までやるかい!君のせいなのに!

 

そして、その隙をついておもむろにまどかのパンツとブラとリコーダーと鍵盤ハーモニカを回収するほむら。

「ちょっと!ほら、暁美ほむらを見てよ!明らかに彼女が……!」

 

「まだ、そんな戯れ言を言っているのかしら。まだまだお仕置きが必要ね!」出力最大ポット全開!

 

「まだしゃべる気力が残ってるのね、BQB !でもこれでとどめだよ!」マミと同じく!

 

ぎゃ〜〜〜〜!

 

どうしてこんな事になってしまったのか話そう。マミとほむらが仲直りをした直後。

 

そこで呼び鈴がなる。それはまどかだった。

 

「ま……マミさん、あの……」

おずおずと何かを言いにくそうにするまどか。

 

「鹿目さん。今ちょうど、みんなでお茶会をするの。勿論あなたの分もあるわ。早く上がって」

 

「でも……」

 

「いいから、いいから」

有無を言わさぬ優しい笑顔でまどかを招き入れたマミだった。

 

「ほ……ほむらちゃん!?」

 

「ま……まどか!?」

 

お互い驚く。

 

〜しばし説明〜

 

「そうだったんだ……よかった……本当によかった……」

 

「まどか……」

 

「ごめんね……嬉しくて……これで、みんな力合わせて、戦えるね。仲直りしてくれて本当によかった」

 

「ま……まどかは、その……私が、みんなと仲良くしても……いいの?」

 

「そんなの当たり前だよ!」

 

「それじゃあ、まどかとも、その……友達?」

 

「何言ってるのほむらちゃん!私達はもう友達でしょ!私みんなみたいに戦えないけど、役に立たないけど仲間でもいいのかな?」

 

「そんなのいいにきまってる!むしろお願いします!」

 

「あはは、ほむらちゃんって本当は優しくて可愛いんだね!」

 

「まっ、まどか!?何を!?」

 

ほむらの手をつなぐまどか。

ほむら顔真っ赤!ちょっと鼻血でてない?

 

「これからよろしくね」

 

「ふ……ふつつかものですが、宜しくお願いします」

 

初々しく不器用な友達がそこにはいた。本当の暁美ほむらはこうだったのか。

 

しかし、この先がいけなかった。

 

気の緩みまくったほむらは異次元魔法でふところにしのばせたまどかグッツ。

まどパン、まどブラ、リコーダー、鍵盤ハーモニカが一気に地面に落ちたのである。

 

固まるまどか。笑顔を固定させる。

 

「これは……何?」

 

「そ……それは」

 

「なんで……私のパンツとブラとその他をほむらちゃんが持っているのかな?」

 

「うう……実はキュウべぇが私にこれを持っていろって……本当は、私いやだって言ったのだけど、自分が持ってたらバレるだろ、って言われて、私怖くて……」

 

よよ、と泣き真似のほむらである。というか何言ってんの!?嘘!それ全部嘘だよね!あんなノリノリで変態モード炸裂だったじゃん!止めてよ!変な冗談!

 

ビキビキ!

 

まどかとマミが青筋たてて、すごい殺気でこちらに向かってくる。

 

これが、僕の最後でした。

 

 

 

 

そして心身ズタボロの僕は無惨にも地面に転がっている。

 

まどか達は楽しそうにガールズトークを初めていた。

 

「そ……その、暁美さんは、キュウべぇの事どう思っているの?」

 

「はい……?」

 

「そ……その、色々救われたって言ったじゃない?それなら、もしかして……異性として?」

 

「ごめんなさい。本当にごめんなさい。私ちょっと、そんなマニアックな趣味は、生理的に受け付けないというか……」酷い言われようだ。

 

「そ……そうよね!よかった!」

よかったとはどういう意味だ!僕はみんなに嫌われている事がそんなに嬉しいのかいマミ!?

 

「私の下着を盗んで、あまつさえ、ほむらちゃんに持たせるなんて、本当に、キュウべぇ、最低!」

 

ぐはっ!まどかにとどめをさされる。

 

「(そ、そんなに、ほしいなら、言ってくれればいいのに……)」

うん?まどかは今なんと言ったのかな?なんだか人生最大の情報を聞き逃したようなこの喪失感は一体なんなのだろうか?

 

「鹿目さん!?そ、そいうのは少し、早いんじゃない!?」

あれあれ?何故だか、突然、マミが慌て始めたぞ?

「あわあわ!何にも言ってませんよ!私!」

まどかはマミの3倍勝って慌てている。

「あら、私ったら、幻聴でも聞いてしまったのかしら?」

「そうです!そうです!下着なんか頼まれてもあげませんって!(でも、見せるくらいなら)」

「鹿目さん!?」

「嘘です!」

『死ね!クソキュウべぇ!あんたなんて生ごみと変わらないじゃない!ちょうど明日が資源ごみの日でよかったわね!特性のゴミ袋で出してあげるわよ!』

あるぇ!?何故かほむらにテレパシーで酷い事を言われた!?

その目は本気で僕をごみと見てる目だね!

やめてくれよ!ちょっと興奮するじゃないか!

「はい!キュウべぇは度Мの変態野郎だと判明しました!まどかは危ないから、近づいては駄目よ?」

ちょっと!やめてよ!またお仕置きされたらどうしてくれるんだ!(わくわく)

「……あなた、本気で……それはちょっと引くわ」

変態に引かれてしまった!?いやいや、趣味趣向は千差万別なんだよ、ほむら?

「あら、どうしましょう?私その手のグッツには疎いのよね?鞭とか、でいいのかしら?」

ほら!マミが新たなお仕置きグッズの話をしているじゃないか!

「確か、ろうそくを使ったような?でも、あれって、市販のやつでいいのかな?」

まどか!?それは専用のろうそくを買ってね!普通のだと火傷しちゃうから!

『死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね』

だから、なんでほむらはそんな殺気だって僕を睨むの!?

わけがわからないよ!?

 

しかし、そろそろガールズトークもここまでだ!

 

僕は、よろよろと立ち上がり、まどか達に作戦名をあげる。

 

これより、さやかの恋のキューピット大作戦の作戦会議を始める!

 

 

 

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