魔法少女と孵卵器(インキュベーター)~規制版~   作:ダル神

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第十五話 誰一人失うことなくみんな笑って帰れるように

僕達は今上条恭介の家のしかも上条恭介の部屋にいる。

 

僕達。

 

勿論、無断である。

 

住居不法侵入である。

 

僕、暁美ほむら、巴マミ、鹿目まどかが年頃の男子の部屋に群がっている。

 

なんか犯罪的だ。

 

犯罪なんだけどね!

 

しかし、これは必要な事でね!

 

さて、上条恭介のエロ本でも、探しますか!

 

この年頃の男子はベッドの下にあるよ!

はい!見つけた!

 

5冊か、退院してすぐこれとはなかなかやりよるわ。全てアニメ系のエロ本。いわゆる同人誌というやつだ。

 

中を確認する。ふむ、内容はそこまでアブノーマルではないが、やはり楽器を駆使したプレイが多いね!

 

まぁ、年頃の女子に自分の聖典((エロ本))を読まれているとは思いもしないだろうけれどね。

なんだか、同情するなぁ。

まあ、僕が言い始めた作戦なんだけどね!

 

因みにほむらとマミは顔を真っ赤にして、うわあ、とか、きゃ、とか言っている。その中で唯一冷静に分析するまどか。

 

「まずいね」

不意にまどかはそんな事を言った。

 

僕には全くわからない。

ほむらに危険な知識を植え付けてしまい、まどかは貞操の危機でも感じているのだろうか?

勿論そんなことはない。

「何がだい?」

 

「ここにある本は全てけ○おんっていうアニメの同人誌でね。それはたいして問題じゃないんだけど……」

 

「けど?」

 

「うん、け○おんには5人の女の子がいるんだけどね、それぞれ個性があるんだけど、その中で性格がよく似ている娘が2人いてね、さやかちゃんは活発でいつも明るいりっちゃんに似ていて、仁美ちゃんはお金持ちに色々な習い事をしたなんでもできちゃうユルフワ系のムギちゃん。」

 

「ほむらが緑の人っていていたのが仁美だね」

 

「うん、そして問題なのが、ここにある同人誌は全てムギちゃんで埋め尽くされているの。」

 

「確かにそれは、問題だ。上条恭介のストライクゾーンはムギちゃんタイプ即ち仁美と言う事か……。しかしこう同人誌が多いというか、同人誌しかないのなら上条恭介は現実の人間に性的興奮を感じないのかも……」

 

「もう少しオブラートにお願い!」

 

「上条恭介は二次元の女の子にしか興奮できないキモオタ野郎なのかもしれない」

「上条くんの罵倒に変わった!?しかも相当えげつなく!さやかちゃんに聞かれたら死は免れない!」

 

「確かに。さやかの前では絶対言わないでおこう」

 

「実は偶然キュウべぇのさっきのセリフを録音しちゃった♪」

 

「なんでそんな事するの!?明らかに故意にやったよね!?悪意しかないよね!?」

 

「つい、やっちゃった(てへぺロ♪)」

 

「やめてよ!ほんとに死んじゃうから!」

 

「うん♪」

「返事が軽いけど本当かい!絶対の絶対だからね!」

 

「やだな〜私がそんなひどい事すると思うの?この作戦が失敗しない限り大丈夫だよ〜♪」

 

「僕の命を人質にするつもりかい!?」

まどか怖い!なんか全体的に黒い!前僕はほむらの変態具合を悪魔と言ったけど、前言撤回!悪魔とはまさに鹿目まどかの事を言うと思う!

 

しかし、どうする……。年頃の女の子3人もいるのに誰一人男の子を好きになったことがないなんて……これは、異常じゃないか?君達は健全に恋をする事ができるのだろうか……。特に心配なのが暁美ほむら、君だ!

 

役立たず三人組のため「何か不快な事を考えているインキュベーターがいるわ。血祭りにあげようかしら」「ほんとすいません!調子こきました!もうしません!」急遽上条恭介の性的趣向を調べる事になったのだ。

 

「やはり……あれで行くしかないか、かなり行き当たりばったりだけど……」

 

「うん……」

 

上条恭介と美樹さやかはほむらがループ中一度も結ばれた事はない。それどころか、魔女化を回避したことすらない最悪のケースである。幸い上条恭介と志筑仁美が結ばれる可能性が高い事はわかっている。ならば、仁美が上条恭介に告白する前に勝負をつけるしかない。

 

僕はみんなにさやか救出恋のキューピット大作戦の概要を伝える。

 

「まずマミ、まどかはなんとかさやかを説得して上条恭介に告白させてくれ」

 

「そして僕とほむらで志筑仁美をできる限り足止めする」

 

「意義あり!」

ちっ!やはり反論するか暁美ほむら!

 

「おかしいわ!妙よ!なんで私とまどかが別行動なの!?」

 

「……いいかい?まず、まどかと仁美はやはり友達だ、それを敵対するのは明らかにリスクが高すぎる。それに、美樹さやかを説得するのも彼女の信頼のある2人に任せるのが定石であると思うけど、どう思うほむら検事?」

 

「くっ……でも……」

 

「ほむらちゃん。この件が無事解決したら、パジャマパーティーしよ。ほむらちゃんが私の家に泊まるの。一緒にご飯食べて、一緒にお風呂に入って、寝るまでずっとベッドおしゃべりするの。ね?楽しそうでしょ?」

あっ、まどかが暁美ほむらを理解した。完璧に扱い方をマスターした。

 

「うぉぉおおお!やるわ!私なんでもやるわ!なんとしてもこの一件を解決するわよ!」

 

覚醒変態ほむほむ。女の子がうぉぉおおおとか言わないように。

 

「私はこの作戦に命を懸ける!足を引っ張ったら承知しないわよキュウべぇ!」

 

「よく言うよ……」

 

「宜しくね、鹿目さん。必ず美樹さんを救いましょう」

 

「はい!マミさん。私の大切な友達を魔女になんて絶対させません!」

僕は耳毛と他3名は手を重ね

 

「「「「誰一人失う事なくみんな笑って帰れるように!!!!」」」」

 

さあ、恋のキューピット大作戦スタートだ!

 

 

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