ねぇ!キュウべぇ!どうしちゃったの!私はキュウべぇを揺する。抱きかかえて必死に呼びかける。しかし、全く反応がない。まるで抜け殻のように。ただの人形のように……
ふむ、ここは一度冷静になってみようかと思うわ。
まず、今ありえる可能性を考えるのよ
何が起こっている?冷静になるのよ。頭を冷やせ。
1、 許容量をオーバーしてショートした。
少し刺激の強いことをしすぎたかしら?血もこんなに出しているし貧血による気絶の可能性もあるけど……。裸を見せただけで自分の頭を砕こうとする男だものね。
2、 そもそも本当に気絶しているのかしら?
私の気持ちに気づいたキュウべぇはこの場から逃げる為に狸寝入りを決めこんでいる。もし、そうだったらおしりにティロ・フィナーレね♪
3、 身体を必要以上に押し付けたせいで、肉体の電源をオフにするスイッチを押してしまった。
インキュベーターの身体にはまだまだ謎がいっぱいだもの。電源のオンオフがあったとしても不思議は無いわ。
大体こんな感じの結果キュウべぇの身体を調べる必要があるわね♪
いつも触れているはずなのにとてもドキドキする。
なんかいけないことをするみたい。
顔が熱くなる。
で、でもしょうがないわよね!
私は震えながらキュウべぇをひっくり返す。仰向けの状態である。
わんちゃんがおなか差し出すポーズ。
きゃっ♪
嘘!ほんとに着いてた!(電源のオンオフスイッチではない)
きゃあっ♪
どうしよう♪どうしましょう♪
彼は本当に生物学的に男の子のようね♪
でもちぃーさーい♪
かわいいわ♪他の人がなんと言おうがそれがあなたの魅力よ!元気をだして!
でも、どうしてかしら?彼にこれを言ったら血の涙を流し、世界を呪いながら自らの命を絶つ気がするわ。これは私の心にしまっておいた方がいいわね♪
で、で、でも、さすがに、その、触るのは……問題あるかしら。いえ!でも!ほら!もしかしたら狸寝入りをしている可能性もあるわけだし!
さ、さすがにいくらキュウべぇが死んだふりをしていようここを触られちゃあただではいられないはず。
私は震える手でしっかりと
えい!
プッシュ!
わあい!キュウべぇのち○ち○をプッシュ!とても柔らかいわ!大きさなんて大豆サイズ!
えいえいえい!
なんだか楽しいわ!
でも、大きくならないのが残念ね!今後の為にも、最大サイズがどれくらいか把握しておく必要があるのに!少なくてもこのままじゃあ、その、なんて言うか、届かないわよ!
私の生物学的なあれに届かないわよ!
いやん♪
もう、私はさっきから何を言っているのよ。恥ずかしいわ♪
いやいやいや、落ち着くのよ私。全然冷静じゃあないわよ私。
まずは深呼吸。
しかし、一番可能性のあると思っていた狸寝入りの線は消えたわね。私はここまでのことをされてそれでも死んだふりを貫く人を見たことが無いわ。
ということは気絶かしら?でも、私キュウべぇが寝ている所見たことが無いわ。私の可愛い後輩にWぱいタッチをした時100回ティロ・フィナーレをした事があるけど、それでも、彼は気絶しなかった。すごくいたぶり甲斐があったわ♪
もしかして、本当にスイッチでもついているんじゃあないわよね?
もう一度彼の身体を調べる。念入りに。
私は顔が青ざめるのを感じる。
私は魔法少女に変身して、窓ガラスをぶち破り外にでる。
嘘、嘘、嘘!?
この子息してない。
私が真っ先に駆け込んだ所は獣医だった。犬猫科の所へ!
扉を何度も叩いてお店を開けてもらう。
私の姿を見てコスプレ?みたいな目で見てくるが気にしている暇はない。
キュウべぇを見せた途端キュウべぇを投げ捨てて、
「ふざけるな!何かと思えば人形だぁ!!こっちとら暇じゃあ……」
バンっ!
私の銃砲魔法が獣医さんの頬をかすめる。
「こっちも急いでんのよ……。早くしてくれない?ただでさえ気がたってるんだから」
しかし、やはり地球外生命体、一般の獣医さんではダメだった。特殊生物研究所の紹介も受けて、行ってみたけど、やはり事態が好転することはなかった。
仕方なく、家に帰る。
そんな、本当に死んでしまったの?
こんな、形で別れるなんていや。
まだ、私はあなたにちゃんと思いを伝えてない。
告白してない。
私がどれだけあなたの事が好きなのか。
そうだ!暁美さんに連絡してみましょう!彼女なら何かわかるかも!
さっそく携帯にお電話。
「もしもし?マミさん?どしましたか?」
「暁美さん!?大変なの!キュウべぇが息してないのよ!」
「落ちついて、何があったの?」
「その、キュウべぇとお風呂に入っていたら……」
「それね。原因は間違いなくそれよ。心因性出血性ショックね」
「そ、そんな!?」
「人工呼吸はしましたか?」
「したわ」
「心臓マッサージは?」
「したわ」
「キュウべぇの股間を弄ってあげましたか?」
「したわ」
「したんですか!?」
「やっちゃった(てへペロ)!」
「やっちゃったんですか!?」
「それなら、きっと彼も本望だと思うわ」
「でも、とても小さかったわ」
「前言撤回。彼はあの世で泣いているわ。可哀相に、浮かばれないわね」
「大豆サイズだったわ」
「涙で前が見えないわ」
「そんな!?なんとかならないの!?」
「ほ、ぉ、むらちゃ……」
「ごめんなさい、ちょっと待ってくださいね。私の可愛い天使ちゃんが起きちゃったみたいで」
今鹿目さんの声が震えていたというか呂律が回っていなかったような
「ねぇ、まどか知ってる?耳ってね、すごい気持ちいいのよ。特に耳の中がね。今からやってあげるね。」
「ひゃぁぁああん!そんな所、き、汚いよ!」
「何を言っているのよ?この子は。あなたに汚い所なんて存在するわけがないでしょう?その証拠にほら、もっと深く」
「ひゃっ、ひゃめぇぇえぇ!」
「ねぇ?知ってる?おへそもね、とても気持ちいの。今からやってあげるね」
「だ、ダメ、だよ、そこは本当にきたな……」
「あら、何度言っても聞き分けが無い子には、えい」
はむっ!じゅるるうる!
「かはっ!はっ!かふっかひゅっ!ひゅっ!」
「あらあら、大変。刺激が強すぎて過呼吸を起こしちゃったみたいね。すぐに人工呼吸してあげるね」
「〜〜〜っぅう」
「ほら、これで楽になったでしょう?あら?今度はこっちが寂しそうね」
「そんな、とこ、舐めたら……」
「ふふ、もうここは散々舐めたでしょう?だから今度は……」
はむっ!かぷかぷかぷかぷっ!
「ああああああああああんっ!」
私はおもむろに携帯の電源を切った。ああ、彼女達は私の手の届かないところまでシフトされてしまったみたいね。
今度は美樹さんの携帯に電話する。
「もしもし?どうしたんですか、マミさん?」
「大変なの……キュウべぇが息をしてくて」
「何があったんですか?」
「実はキュウべぇと一緒にお風呂を……」
「それですね。断言できます」
「どうしたらいいかわからなくて」
「キュウべぇの股間をプッシュしましたか?」
「いきなりそこ!?したけど!」
「したんですか!?」
「タッチしちゃったわ!」
「タッチしちゃったんですか!?」
「なんとかならないかしら?」
「それなら大丈夫ですよ。既成事実は完璧です。いつでも結婚できますよ」
「あなたは何を心配しているの!?」
「私が保証します。むしろ保証人になります。いざとなれば法廷で証言します」
「いまいち話がかみ合っていない!?」
「しゃ、ゃか?」
「ごめんなさい、マミさんちょっとまっててくださいね。私の可愛い天使ちゃんがお目覚めみたいなので、すぐに寝かせてきます」
「ねぇ?杏子?試して見たいんだけど、ここに、ソウルジェムをいれたら……」
「にゃっ!にゃにを!しょっ!んなとこ!いれたら、あたまおかしく……」
「おっ、興奮させることいってくれるね!」
「ほっ!ほんとに!ひゃめっ!!」
「えい」
ぐりりりりりっ!
「〜〜っぁぐぅぁあ!ひゃああああああんっ!」
「おいおい、杏子ったら、こんな先っぽでいっちゃったの?奥まで、ぐいぐい行っちゃいますよ!」
いちゃった!? 何を言っちゃったの!? それともどっか行っちゃったのかしら!? 全然わけがわからないわ!? ほんとよ! いかがわしくないんだからね!
「はひゅー、ひゅー、ひゃめ、ほ、ほんと、しんじゃう、よ」
「杏子のその満身創痍な息使い最高!そんな、杏子ちゃんには、最大の〇頂をプレゼント!」
「ひゃっめぇぇぇぇぇええええええ!」
ぐりゅりゅっ!
「っあひゃぐぅううあああああああああああっ!」
ぷしゃっ!ぷしゅっ!
私はおもむろに携帯の電源を切った。私の後輩はみんな一段階上の存在にシフトされてしまったわ。手が届かないどころじゃあないわね。すでに次元が違うわね。
キュウべぇ呼吸停止事件と後輩シフト事件によって、放心状態の私気がついたら朝になっていて、
もうじき、ワルプルギスの夜が上陸する。
ねぇキュウべぇ?私どうしたらいいの?