両親がアホ過ぎてデュノア社に就職した   作:只野飯陣

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VS亡国企業(?)前編

ドイツの都市シュトゥットガルトはバーデン=ヴュルデンベルク州にある大都市だ。

メルセデス=ベンツ博物館やポルシェ博物館が存在し、俗に言われるスーパーカーを見掛ける機会も多いだろう。

ハッキリと、端的に言うならば富んでいる都市だ。恵まれていると言っても良い。

観光需要により外来人の往来も多く、その分治安維持にも力を入れているような住み良い都市、賑やかな都市とも言えるだろう。

しかしそんな平和な大都市にも、歴史的な汚点はそんざいする。

第二次大戦時にユダヤ系収容所以として使用された軍基地も、今なお解体される事なく歴史に埋もれるようにひっそりと存在している。

そんな負の遺産も、I・Sの台頭による目先の利益により急ピッチで改修が行われていた。

買収元はメルセデス=ベンツ、世界トップシェアを誇る高級車メーカーだ。

そんな元軍基地では現在、鉄と鉄のぶつかり合う轟音が響いていた。

背中に取り付かれたランドセルと言われるコンテナを外し、見るからに解りやすいロボットアームを振り回す。

ブーストと回転、回避と突撃。

時には腕を振り回し、時には胴体を一回転させるような軌道で振るわれる攻撃を、しかし賊はひたすらに避ける、避ける。

来月軍事向けに発売予定の攻撃用のアームが無い中で、戦いは次第に持久戦へとその様相を変化させていった。

どーも、私です。

 

 

いやはや、皆さんご安心ください、履いてまry)じゃなくって、ご安心くださいです。おやアホですよ。

一瞬作品間違えたかもと思われたのなら申し訳ないです。

でもこれには空よりも深く海よりも高い、つまり地上に立ってるよねと言われそうな、くだらない理由があるのです。

そしてそれは、私が今現在こうやって賊相手にメダルオブオナーに出てきそうなフィールドで戦っているのも理由の一つなのですよ。

話しは六時間前にまで遡ります。

そう、あれは………六時間前の話なのです。皆様にとってはつい昨日の……あっエルシャダイゴッコは良いからさっさと話せと?

解りました。では話すのです。

 

 

 

トロットビークル強奪の知らせを受けた私はそりゃもう怒ったのです。

烈火の如く気炎を立ち上らせ、心のバーストリンクは殺意の波動で今にも破裂しそうでした。

 

「おのれ!!ゴルゴムの仕業か!!」

 

取り合えずこう言っとけば全部悪の組織が悪い事になるのです。

ゴルゴムに奪われた(断定)トロットビークルは市民の生活の為、より豊かな未来の為、そして何よりデュノア社長への嫌がらせの為に七転八倒を繰り返し四苦八苦しながら造り上げた。正に努力の結晶だったのです。

それはさながら産まれて初めてトレーニングした復活のフリーザ様のような、屈辱的な日々でした。

気付いたらI・S開発計画が別の部署に持っていかれ、ヤケクソになった結果天のレガリアが産まれ、次元連結システムのちょっとした応用(しっぱい)で黒い月が産まれ掛けたり。

いやー、危うく幻獣が現れる所でした。『彼等』が居なければ世界は終わっていたかもしれないのですよ。なんて回収する気の無い伏線を貼るのです。ペタペタ。

まぁ兎に角、トロットビークルの開発には苦労したと考えてください。

それも一重に皆様の生活に役立ちたいが為にです。(慈愛)

だと言うのにあの賊どもは私の金づ……おっと、皆様の生活の為に造られた発明品を奪いやがったのです。

義憤に駆られた私は割りと本気で制止してきたデュノア社長を振り切り、ラウラたんに合いにじゃなくって。賊を捕まえにトロットビークルに乗り込み街中を駆け出したのです!!

主催国として必ずドイツは軍を派遣します!!そしてI・S世界に置けるドイツ軍部隊と言えば……ぐふっ。

実は可愛いモノが大好きな私に耐える、我慢、忍ぶなんて概念は有り得ないのです!!

まってろよウサギ!!先ずは手前のそのふざけた(可愛い)幻想()ぶち殺す(ナデリコナデリコ)!!

そんなこんなでドイツの都市を爆走する私、ジャンプ、ブースト、ジャンプ、ブースト、ジャンプ、ブースト。

伊達に何度も乗ってないです。壁に着地、鉄塔をよじ登り、賊さん賊さんミーつけた。きゃはっ!!

まぁ見付けただけでまだ追い付けそうにないのですが。

それはどうでも良いのです。

問題は何処にもドイツ軍の姿が見えない事なのです。

どこだ!!私のマスコットは何処に居る!!

キョロキョロ辺りを見回しますが、見えるのは賊に薙ぎ倒された車両と賊のトロットビークルに持ち上げられた20tダンプの姿だけ。

くそっ!!武器のつもりですか!!そんな装備で大丈夫な筈が無いでしょう。直ぐに捕まったらドイツ軍が来てくれないのですから、スピードダウンしないでキリキリ走ってください!!

打算全開で賊に叱咤激励を飛ばします。

奴等はマスコットの前で華麗に潰す予定でしたが、仕方ないですね、餌にもなれない盗人なら最早生かす価値はありません。

茶番は終わりだわ。

なんてラスボス感を出しながら鉄塔を飛び降り連続ブースト!!

力が二倍にはならないですが、その変わり真上には跳べました。

そこから一気に急降下!!

 

「フリーフォールグラッツェ!!」

 

勇者とは人と鎧の合体何ですよね!?

ありがとうお爺さん!!私が乗ってるの鎧でも勇者ロボでも無いですけどね!!

まぁこれで賊のトロットビークルも運転席ごとぐしゃり、両親も居る万博開場で無法を働いた報い………なんですと!?

 

「………」

 

やたらと無愛想な賊が健在でいらっしゃる件。

え?どゆこと?

なんか右碗部持ち上げてるけど………そらしたのですか!?あの速度で落ちるこの質量を!?

化け物ですか!?どんだけ繊細な操作が必要だと………!!

舐めていました。それはもう完全に。

自分で亡国企業に狙われていると言っておきながら、この体たらく。

この賊は恐らく亡国企業の諜報員でしょう。

あっさり展示品のトロットビークルを盗んだ手腕、先程の神業的技量、恐らくI・S適正が無いが為に原作には出てこなかった、幹部級の力を持った強者!!

逃げる……のは無理でしょう。

鋭い眼孔を見開き私を見逃さまいと睨み付けています。

一分の隙も無い立ち姿です。隙とか解りませんが。

ならばやる事はただ一つ。

コイツを連れて有利なフィールドに向かう。

さぁ付いてこい!!目当ては私だろう!!

賊に背中を見せずバックで背後にブースト連打!!

敵はただ走るだけしか出来ない、つまりブーストまでは使いこなせていないと考えるのが妥当です。

つまり目指すは室内戦闘。

三次元的軌道で翻弄しながらぶっ潰してやるです!!

絶望が貴方のゴールなのです!!




VS亡国企業(?)


要望あったら主人公プロフィールと発明品リスト作りたいですね(確約はしない)
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