『普通』の人にとっては『異常』でも主人公にとっては『普通』
人によって、人種によって『普通』や『常識』は違うでしょう。
それを少し…かなり無茶苦茶にしたお話です。
主人公は異常ですが、登場する主人公以外は異常か普通か…
人によっては気持ちが悪く感じるかもしれませんので、それでもよろしければ読んでみてください。
続くかは不明
暗闇から逃げ出すべく瞼を開ける。目に映るのは人の顔のようなシミが無数にある『いつも通り』の天井、顔のシミ一つ一つからは「ううぅぅ………」と、呪詛を吐いているようなうめき声が聞こえてくる。いつものことのためそれを無視し、布団をたたみカーテンを開け朝日を浴びる。
「なんだ、曇りか…」
曇りのため朝日を浴びることはできなかった。残念に思いながらも曇りを晴れに変えることなどできないので諦め、気を取り直すために顔を洗いさっぱりしたところで、朝食を作るべく台所へ向かう。
朝食はしっかりとしたものを食べて一日を迎えるのが自分で作ったルールだ。起きてすぐに朝の日の光を浴びることもルールだったが曇りの日は仕方がない。
それから10分ほど時間をかけ朝食を食べ終わり、学生である俺は制服に着替え家を出た。
学校までは徒歩で通えるが自分の家の周りに民家はなく自然が豊富である。これは家が山の中にあるというだけで田舎に住んでいるわけではない10分ほど歩けばごく普通であろう民家が並んでいる。
家は山の中にあるが豪邸というわけではなくただの一軒家だ。物心付く前から住んでいるため特に気にはならない。
家を出て4分ほど歩くと木の枝に縄を付け縄を首に巻きぶらりぶらりと揺れている人がいた。毎日色々な人がぶら下がっているので気にすることでもないのだが今日はたまたま気になってしまいぶらりぶらりと揺れている人に話しかけた。気になった理由は、いつもはギシィギシィと音を立ててぶら下がっていたのに今日はぶらりぶらりと揺れていたからだ。前にぶら下がっている人がいて話しかけていたが誰一人として返事を返してはくれなかった。
「毎日ぶら下がっている人がいるけれど、それはそんなに楽しいのかい?」
話しかけるが手で縄を握って揺れることに夢中で聞いてはいないみたいだった。
それでも気付いてもらうために少しだけ声を大きくしてもう一度話しかけた。
「ぶら下がるのは楽しいのかい?」
声を大きくしたからか揺れている人はこちらを向いた。
「た…け……れ」
ガラガラでそれでいて掠れている声で揺れている人は聞き取ることのできない声を発した。
聞き取ることのできない返答に俺の興味は失せてしまった。
ぶら下がっている人に興味の失せてしまった俺は自分の通う学校へと歩き始めた…自分の後ろから聞こえてくる揺れている人の掠れた声を聴きながら。
今日はいつもと違うことをしたからなのだろうか、いつもよりも『いいこと』が起きそうな、そんな気がしてならない。
はい。変なところで終わりましたが続くかどうかは不明です。
ところで、どうでしたか?楽しいでいただけたでしょうか?それともつまらなくて読むに堪えなかったでしょうか?どちらにしてもここまで読んでいただきありがとうございます。
感想などいただけると嬉しいです。
それでは、またいつの日か