htoL#NiQ―無垢な少女の輪廻への乱入者   作:通行人 放浪

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あくまで主人公は原作通り。

行人さんには、ミオンのサポートをしてもらいます。


蛍と少女と、流浪の青年と
設定&プロローグ


 

乱入者(行人)

 

壊れた世界に、運悪く紛れ込んだイレギュラーの青年。

 

元の世界では一般人ではなく、特殊なオリジナルカスタムを施した自動拳銃とナイフ、大量の携帯食料等を詰め込んだリュックを常備している。

 

外見は、日本人のそれと変わらない黒髪黒眼に、古ぼけた黒いコート、長い黒ズボンと、露出の少ない格好である。

 

性格は、とてもマイペースで、適当であるが、いざというときには、鋭い洞察力を発揮する。

 

この適当な性格は、『どんな逆境でも、ペースを崩さないように』という彼の信念のものであるらしい。

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少女(ミオン)

 

ブロンドの、独特に巻いた長髪に、翠の眼、そして、頭部に植物のような、謎の双角を生やした少女。

 

原作では、喋るような描写が全くと言っていいほど無いため、性格は、普通の幼い少女のような物に、少しだけ寡黙が付属したような性格、と作者は捉えることにする。

 

外見は、質素なワンピースに、両手首にブレスレットのようなものを着けている。

 

幾度となく輪廻を繰り返しているが、過去の輪廻の記憶は完全に喪われている。

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蛍(不明)

 

ミオンを、何度も輪廻の中で導いてきた、淡い光を放つ不思議な蛍。

 

ただの蛍ではなく、歴とした意思を持っている。

 

この蛍は、一体何の為に、ミオンらを導くのだろうか...?

 

正体はまだ、謎に包まれている。

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―暗い。

 

 

 

有るのは暗闇だけ。

 

少女は、何もない世界を、震えながら、ただ一人で歩く。

 

延々と続く闇の中、少女は考えることを止めていた。

 

其ほどの恐怖だったのだろう。

 

人間は、信じられないものを怖がる。

 

少女も、例外ではなかった。

 

数十歩歩くと、少女は、恐怖に耐えきれなくなったのか、強い頭痛を感じ、糸を切られた人形のごとく崩れ落ちてしまう。

 

朦朧とする意識。

 

そのとき、少女の前に、柔らかな光が射した。

 

母親に抱かれるような温かさの光は、そのまま、少女を包み込んでいった。

 

 

 

「ん...」

 

少女が、堅い瞼を、ゆっくり開いていく。

 

目の前には、先程のような、温かい光を湛えた蛍が居た。

 

少しの間、じっと蛍を、見詰めていたが、その内少女は起きあがり、辺りを見回す。

 

―少女は、大きな鉄製の机のようなものに寝かされていた。

 

周囲は、スクラップにされたかのような器械の破片だらけで、原型を留めているものは少ない。

 

そんな残骸が、小さな山を造り出していた。

 

正面には、出口であろう扉も見える。

 

見回しても何も起きない、と思ったのか、少女は机から降りた。

 

その時、少女の頬を掠めるように近く、背から少女の目の前の辺りまで、蛍は光の残滓を描きながら近付く。

 

―少女は、蛍の光に、安心感を覚えていた。

 

この蛍は味方、私の敵じゃない。

 

蛍は、二週ほど、少女を中心にして弧を描くと、一直線に扉の方へ飛び立った。

 

その様子を少女は見ていたが、何故か、逃げるであろう蛍は、扉から微動だにしない。

 

「もしかして、出ないといけないの?」

 

訝しみながら、おずおずと口を開く少女の言葉に答えたのか、蛍は、縦に体を揺らす。

 

此処に居ても仕方がない―そう考えた少女は、久々に目が覚めた冬眠の獣のような、覚束無い足取りで扉へ向かった。

 

ドアノブに手を置く。

 

深呼吸。

 

そして、静かに扉を開ける少女。

 

その扉の先の世界は―

 

 

 

 

 

 

誰かに呼ばれた気がする。

 

助けて、と。

 

まだ眠りたい、と駄々を捏ねる心身を黙らせつつ、眼を擦りながら、身体を起こした。

 

「ふぁ~...」

 

締まりのない大欠伸をして、頭を掻く青年。

 

その後、気をいれるように、軽く自分の頬を叩いた。

 

「よし、目が覚めた」

 

そう言いながら、青年は目を確りと開く。

 

...が。

 

青年の目に写ったのは、研究所のの残骸のような、見知らぬ場所であった。

 

ボロボロになった梯子や、スクラップの山も、沢山見える。

 

呆気に取られていた青年だが、ハッ、として自分の持ち物を確認した。

 

リュックOK、銃OK、ナイフOK、残弾、緊急品共にOK。

 

持ち物が、昨日から何も欠けてない事を確認すると、青年は訝しげな表情を作り、呟いた。

 

「どこだ、ここ」




勢いで描いちゃいましたけど、頑張ります
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