htoL#NiQ―無垢な少女の輪廻への乱入者 作:通行人 放浪
今でも、疑問は深まりますね。
さて、そろそろ始まりますよ。
『戻ったわ。ミオンはどう?』
偵察に出していた蛍は、シガレットを咥えて、古びた椅子に、大儀そうに座っている行人に話し掛けた。
「あぁ、大丈夫だ。よく眠ってるよ」
彼は、幾つかの椅子を連結させて作った、即席のベッドで寝かせているミオンをちらり、と見たあと、蛍の問いに答える。
安堵したように、蛍は小さな息を吐いた。
「...で、結局、見てきた結果はどうなんだ?もうあんなもの見たかねぇぞ」
そう言うと、行人は苦虫を噛み潰したように、渋い顔を作った。
恐らく、彼が言う『あんなもの』というのは、ミオンに似た、謎の遺体の事だろう。
すると、暗がりから、紫の淡い光が行人の方へと向かっていく。
『とりあえず、基本的な所は見てきたけど、問題無さそうだね』
影蛍の言葉を聞くと、面倒臭そうに彼は頭を掻き、溜め息をついた。
そして、ミオンの方に歩み寄ると、眠りから醒ますためか、軽く頬をぺしぺしと叩く。
「おーい、そろそろ起きろよー」
中々どうして、気の抜けた起こし方である。
「お母さん、お父さん...その子は、私じゃないよ?」
「なのに、なんで、その子と居て、そんなに嬉しそうなの?」
「...みんな、私が嫌いになったの?」
「えぐっ...うえぇ...」
「...ひっく...もうやだ...」
「お父さんも、お母さんも、■■■■■■も、みんな...みんな―」
「死んじゃえっ!」
凄く頭が痛い。
嫌なものを、無理矢理掘り起こされたような感じ。
誰かが私を呼んでる声が聞こえる。
何度も軽く、ほっぺたを叩かれてるみたい。
でも、これは別に痛くない。
まだ眠いけど、起きなきゃ。
そう考えた私は、頑張って体を起こす。
目を開けると、蛍さんと、黒蛍さん。
そして、行人お兄さんがいた。
「よく寝られたかい?」
立ち上がりながら、砂糖のお菓子を咥えて、のんびりと話し掛けてくる行人お兄さん。
まだ起きたててで、声が上手く出ないから、答えとして、ちっちゃくだけど笑った。
私は、ふらふらしながらも立ち上がる。
「おい、大丈夫か?」
行人お兄さんは心配そうに私を気にかけてくれた。
蛍さん達も、私の周りを慌てたようにくるくると回る。
でも、こんなところで寝てたら駄目なんだ。
なんでかわからないけど、先に進まないといけない気がする。
それこそ、私がここにいる理由と思えるほどに大事な。
「私、行かなきゃ」
小さく、私は呟く。
そう、行かないといけない。
じゃないと、あの子を救えないから。
...あれ?あの子って誰?
「ええい、なんだこのツタ、気味わりい」
今、俺は、鬱陶しいツタを、絶賛除草中である。
例の資料っぽいのを閲覧したかったのだが、ナイフで何度も引きちぎらなければならないほど、ツタは前を塞ぐ。
悲しいかな、屋内なのに、無駄にツタは、周りに見受けられた。
しかも、なんとこのツタ、そこらの植物もびっくりの傾性を持っているらしい。
蛍の光を浴びると、みるみる一定の方向へと延びるのだ。
ついでに、無駄に太く、進行の妨げになっていた。
なので―
「ええいッ!蛍ッ!寄るなッ!ツタが延びんだろがッ!」
『私が先に行かないと見えないでしょうッ!』
目下戦争中であった。
傍にいるミオンは、どうすればいいのかわからず、おろおろしてしまっている。
影蛍に至っては、もうため息しかついていなかった。
「だぁーッ!平行線だなッ!...あ、外に出たな」
『...そうね』
有難い事に、屋外に出たことで、戦争はあっさりと集結、冷戦と化した。
が、そんな雰囲気も、外の地獄の光景に、一瞬で吹き飛ばされてしまった。
「...ミオン、上を見るなよ」
俺は、自分とは思えないほど低く、そして、冷たい声を発した。
どうして?と首を傾げるミオン。
何故、そんなに見せたく無かったのか?
視界に入ったのは、森林に包まれ、頂点が予測できないほど、巨大な大木に作られた、謎の紋章が刻まれた巨大な扉。
まだ、それだけなら興味本意で済んだ。
問題は―
―無数に、ツタに吊られている『あの遺体』達だった。
...んー。
もうこのままだと...
(ステージ3-1,2の存在は)ないです。
...許してください!なんでも!なんd(ry
一番厄介そうなのが、3ボスのじゃがいもと、4ステージ全般なんだよなぁ...orz