htoL#NiQ―無垢な少女の輪廻への乱入者   作:通行人 放浪

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...忙しすぎですよこれ...

まぁ、ステージ4開始します。

もうちょい暇とらないとなぁ




有る筈の無いノイズ

意識が飛んだのは、何度目だろうか?

 

俺は、なにやら妙な音を耳にし、意識が覚める。

 

 

あのデカブツよりかはましだが、テレビにノイズが走った時と、全く同じような、耳障りな音だ。

 

ぼやける思考を振り払いながら、身体をお越し、目を見開く。

 

 

――目に入った光景に、俺は、絶句した。

 

 

 

 

まず先に見えた天井は、木で出来た部屋のようなものだ。

 

これならば、驚く必要もない。

 

 

――デカブツが居たところから、どうして室内になったのかも、疑問ではあるが。

 

 

だが、その視界の中には、現実に有る筈がないものが、気味悪く蠢きながら、存在した。

 

 

それは、テレビやPC等の画面に紛れ込むバグやノイズと、一致している。

 

驚きに、瞬きを何度かしたものの、視界からそれは消えない。

 

有り得ない現象に、俺は気味悪さを犇々と感じた。

 

 

 

驚愕を禁じ得ずとも、平静は保ちながら、視線を周囲付近に変える。

 

 

付近にあったのは、子供らしい机、カラフルな枕、ベッドに、兎のぬいぐるみや、玩具の数々...

 

 

 

一目見て、子供...それも、女の子が好みそうな部屋だ。

 

部屋の広さは、まぁマンションの小さな一室の広さ程度はあるだろうか?

 

 

 

 

――なんだ、この異様な感覚は?

 

 

何処かで、こんな光景を見たような。

 

特に、あの兎のぬいぐるみ...何か、頭に引っ掛かる。

 

 

 

...何処にでも有ると言えば有るかもしれないが、妙な気分だ。

 

だが、そんな第六感に縛られていても、どうにもなるまい。

 

 

 

――ミオンは、この部屋には居ないのだろうか?

 

だとしたら、何処へ行ってしまったのだろう。

 

 

 

少しふらつく頭を押さえながら、俺は立ち上がる。

 

 

立ち上がり、高いところから視点を回すと、付近の所々にあるノイズが、特に目立つ。

 

 

 

...ん?

 

 

奇妙だな、子供用のベッドの布団が、人の寝てる形に盛り上がってるな。

 

誰か寝ているのか?

 

 

――こんな妙なところで?

 

 

 

好奇心は猫をも殺すと言うが、やはり気になるのが人の性分。

 

訝しみ、銃を取り出しつつも、布団へと近づいてみる。

 

 

 

上から、ベッドを見下ろすと、布団の隙間から、地味に紫と緑の光...そして、盛り上がりの頭らしき所の布団の隙間からは、あの特徴的な角が生えていた。

 

 

少しだけ、ミオンらしき姿を見つけられたことに安堵しながら、俺は、銃をしまい、布団を剥ぎ取った。

 

 

 

 

『だ、誰っ!?...行人じゃないの』

 

 

『だ、誰だ!?...行人君か』

 

 

ベッドに身を委ね、眠りについているミオンと、同じような台詞を驚きで叫ぶ蛍達が、布団の中に隠れていたらしい。

 

 

「...んぅ」

 

 

おっと、布団を剥いだときの衝撃で、目を覚ましてしまったか?

 

悪いことをしたかもしれん。

 

 

少し苦笑を浮かべつつ、俺は、眠そうに目を擦るミオンの姿を見守る。

 

 

「...あ、行人御兄さん、おはよ...ふふ」

 

 

とても眠そうなのに、幸せそうな顔を作るミオン。

 

良い夢でも見たかな?

 

 

 

 

完全に目を覚ましたミオンの手を引き、俺は謎の部屋から出てみる。

 

扉には、何も鍵がかかっていないらしい。

 

 

 

そして、部屋から出れば、リビングらしき一室が、そこにあった。

 

 

薄暗くて良くは見えないが、四つの椅子に囲まれたテーブル、平たいデジタルテレビ、観葉植物...

 

少し奥には、キッチンのようなものも見える。

 

もし、これで付近に混ざるノイズのようなものが無ければ、住みたい程だ。

 

 

――妙な程に、この場所は安心するしな。

 

 

 

...今までの道程と言い、人の手が入っていたような場所に紛れ込む、というのは、何かあるのか...?

 

それに、ここはどう見ても、人の住んでいた形跡が、嫌というほどに残りすぎている...

 

 

「...行人御兄さん、行こ?」

 

 

多岐に思案を巡らせていると、服の裾を引っ張られ、ミオンが俺を急かす。

 

 

「あ、あぁ」

 

 

『ミオン、珍しいわね』

 

 

蛍が、少し意外そうに、言葉を漏らす。

 

何時もは奥手なミオンが、急に急かすなんて、一体何があったんだ、なんて思いつつも、ミオンの言うことを聞き、警戒を怠らず進んで行く。

 

そして、キッチンを横切ろうとしたとき――

 

 

「...?」

 

 

何か、変な雰囲気を感じた。

 

一体何だ、と周囲を早く見回すと、キッチンの下戸の方に目が行く。

 

そこだけが――いや、その中だけが、この部屋の、異様な雰囲気の中で、唯一と言えるほど、安心するオーラが溢れている気がする。

 

 

「ミオン、ちょっと離してくれないか?」

 

 

俺が一応ミオンに問うと、訝しげに半目で見た後、渋々そうに、首を縦に振り、俺の服の裾を話してくれた。

 

 

それを確認した俺は、キッチンの下戸に、ゆっくりとした、警戒の足取りで向かっていく。

 

そして、身を屈め、勢いよく戸を開いた。

 

 

 

 

 

 

――開いた瞬間、強烈な光が、暗闇に慣れた目の視界を、強引に奪う。

 

 

「ちっ!?」

 

「行人御兄さん!?」

 

 

こんな状態で銃なんて撃てまい。

 

撃てば、ミオンに流れ弾が行く可能性があるのだ。

 

例え、影共が居たとしても撃つわけには...

 

 

だが、俺は形容しがたい異様さを感じた。

 

 

全方位から敵意を感じないのだ。

 

 

そして、先程の安心するような雰囲気が、あろうことか、『俺自身に感じる』。

 

 

 

まるで、身体に光が入り込んだかのように。

 

 

眩んだ視界を取り戻すと、直ぐ俺は付近を焦って見回す。

 

 

だが、この部屋にあった違いは、狼狽えているミオンと、一気に開け放たれた下戸のみだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




(ステージXどうしよう...)〇о(´・ω・`)
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