海龍のアルペジオ ーArpeggio of LEVIATHANー 作:satos389a
スミマセン。
読みたい方だけ物語をお楽しみください。
「あなたは誰ですか?私には上級将校のようにしか見えませんが…」
ア、ソウダッタ、上級将校の服装横須賀に入ろうとした時から身につけてましたからね。
智史は上級将校の衣服になるように構成していたナノマテリアルを普段の衣服の型に戻した。
「えっ、メンタルモデル⁉︎」
そうですけど?隠しとくと言いづらい感じが残っちゃいますからね?
「すごい…本物のメンタルモデルだ…名前、何って言うんですか?」
「海神智史といいます。霧のメンタルモデルで横須賀を観光してた道中、軍の施設に不法侵入してそこでひと騒ぎ起こしてしまいました。」
隠してもかえって印象が悪くなるだけだと考えた彼は素直に自分の身分と横須賀での出来事を素直に琴乃に語った。だが、彼女が好きな話が分からない、彼女は生身の人間なのだ。
そして彼は人間の思考アルゴリズムを読み取る能力がまだ備わっていない。メンタルモデルならネットワークからのハッキングで彼女達の思考アルゴリズムを掴んでその傾向を分析、対処することは出来るのだが、人間はそもそもそんなデジタルデバイスなど持っていない。なので伝える手段は進化しても頭の中の考えやアイデアを身体を使わずに瞬時に伝えるといったことは、超能力者、もしくはそれに近い能力を持っている者でなければまず不可能だった。それにメンタルモデル達はごく一部を除いて人間の知識を曲解してしまっている者が大部分なのだ。ましてや、彼がいた元の世界の女性達と彼女達の好みは大きく違っているのだ。
ひょっとしたら琴乃が元の世界の女性と同じ思考アルゴリズムかもしれないと考え、むやみに関わってもかつてのようにややこしいことになるし、時間の無駄にもなると考えた彼は
「すみません、今日泊まる所を探していたのですが、このような騒動を引き起こしてしまった以上日帰りですね、それじゃさよな」
「あ、1日だけ私の家に泊まっていきませんか?」
琴乃はリヴァイアサンへ戻ろうとする彼を引き止めた。
え、いいんですか?
他人の家に泊まるのは気がひける、ましてや他人の家に入るとことだって緊張する。だからと言って彼女からの提案を断る勇気もない。
彼女に引きずられる気持ちで彼は彼女の家まで彼女の後についていった。
彼女の家は比較的新しいアパートの一室だった、中に入ってみると2人暮らし用に作られている風に彼には見えたが、彼女以外の人間が生活しているという雰囲気がない。
「…一人暮らし?」
「はい、かっては母も住んではいたのですが、事故死してしまって、でも母の分まで楽しんで生きてます。」
予想通り、なんと活発な女性なのだろうか。
話を聞くと、彼女の父親はイージス駆逐艦の副長を勤めていたが、今から5年前のことらしいが、日本近海で起きた霧との東洋方面第一巡航艦隊との海戦でその艦は沈み、乗っていた艦共々運命を共にしたという。母親は海洋技術総合学院に行く彼女のために働いていたものの、今から10ヶ月前に亡くなってしまい、今では彼女1人だそうだ。
彼女と仲が良かった幼なじみーー千早群像は2年前に機密ドックに保管されていた霧の潜水艦イ401ーーイオナと共に謎の失踪をとげた。
それでも考え方を切り替えて1人きりの人生を楽しむとは、彼女にはできても、ネガティブな記憶に囚われがちになり、なかなか気分の切り替えができない今の彼にはできないことだった。
「随分と旅行の写真飾ってあるね。楽しそう。」
「真面目な顔して褒めないでくださいよ、こういう時はニコニコしながら褒めるんです。」
彼、海神智史は自分の言うことを表情に出すことができない、五感によるものを除いて。そのせいで褒められた時に真顔で返事をしてしまって他人を引かせてしまったことがあったのだ。そういうところを今後彼女に一般常識として教え込まれていくのだが…。
そんな会話の一方で彼は彼自身=リヴァイアサンに備わっている自己再生強化・進化システムを大戦艦ナガトとの決戦に備えてフル稼働させていた。
「(アラハバキのドリル突撃による破壊エネルギーはカウンターとして彼女からのエネルギー吸収も纏めて吸収して自己の更なる強化に使おう、でも突撃喰らった際に船体の外殻が変形するのも嫌だな、ん…、待てよ?量子クリスタル装甲?そうだ、量子クリスタル装甲とクラインフィールド、強制波動装甲の複合装甲で船体の型を維持しつつ破壊エネルギーを吸収してみよう!)」
「(ハリマとナガトのミラーリングシステムと多連装超重力砲はどう叩き潰そうか…そうだ、多次元で巨大な重力子津波を引き起こしてミラーリングシステムで作られた次元の穴からそいつを出してそのまま破壊エネルギーとして使おう!でもそれだけじゃ何か単調だな、よし、既存の兵装の火力も大幅強化しておこう。ん?サン・クラッシャー?何々、共振魚雷…振動弾頭の強化版か…えっ、なんだって?「恒星を超新星爆発させる程の威力を持ち、発射された魚雷は恒星の内部にまで到達する事ができ、連鎖反応によって超新星爆発を引き起こさせ、結果的に属する全ての惑星ごと、星系を完全に滅ぼす事ができる。つまり、太陽にぶっ放したら太陽はもちろん太陽系そのものが滅ぶ…。」なんじゃこりゃ…、ナガト達に向かってこんなもの撃ったらナガトの決戦艦隊はもちろん、地球や太陽系が跡形もなく吹っ飛ぶぞ、これ…。威力の加減を調整しなくては…。まあ現時点では相当進化しなくちゃうちの模造品は本家に匹敵しそして上回る火力を出せないし、それまでにレールガン群や超重力砲もそいつを上回る火力にしておこう。後量子クリスタル装甲と既存の装甲も含めてその猛火力に余裕で耐えられるようにしないと、少なくともナガトとの決戦が始まるまでに♪)」
あまりに滅茶苦茶な強化である、現時点でもナガト達には無傷でなくとも余裕で勝てるというのに…それでも完璧にこだわる彼はその強化を実行に移していた、ナガト達に「ただでさえ強いのに更に強くなるのかよ…こんなの無理ゲーだろ…。」と言わせんばかりに。
それはさておきとして、彼は琴乃に
「どんなファッションがいいかな〜。え〜っと、え〜っと〜。」
「(堪忍してくれ〜)」
彼は琴乃にお着替えをさせられていた、彼女が彼の服装をもっとおしゃれにしたいと考えたためだ。
「(自分の父親の服といい、コスプレ用衣装に近い衣装といい…ああ、コートを脱がされたハルナの気持ちがわからなくもない…。)」
そう恥じらう彼はフラメンコ用の衣装や医師に近い衣装、高級スーツを次々と彼女に試し着させられた。
「智史くんはおしゃれにした方がいいと思う!そうそう、明日私の学校見学しに来てよ、見学してもいいか明朝、校長先生に聞いとくから!」
この様子からだと相当気に入られてしまったようだ、というのも当初は彼女はうちを1日だけ泊めていくだけのようだったが、その理由を聞くべく彼女に質問したところ、彼女の友人に彼と同じような特性を持つ友人がおり、その友人が持っている魅力ーー子供のような無邪気さに惹かれ、仲良くなろうと自分を変える努力をした結果、特性に配慮しつつ友人と仲良くなれたようだ。そういうこともあってか、うちみたいな人間は好きなのだという。うちも彼女を傷つけないように気配りをしつつ付き合っていこう。
そして彼は彼女が風呂に入った後じっくりと休むことにした。
「おやすみ、智史くん。明日は早いからね。」
「あ…ああ、わかった。」
そう言い、眠りにつく琴乃。
しかし彼は感じ取っていた、統制軍の特殊部隊が“琴乃もろとも自分を消し去る”ためにここに向かっていることを。
「琴乃…巻き込んでごめん。」
彼はそう呟くと静かに立ち上がる、そして青いサークルが彼の周りに生じる。
「兵士数1000、岩蟹40機、攻撃ヘリコプター10機、か。随分と大規模な暗殺部隊じゃん。あんたらがどういう風に考えようともうちは構わない。でも敵対するからには容赦なく消すよ?」
そして破壊と暴力の合戦が始まる…。
「メンタルモデルが潜伏している箇所の包囲を確認。」
「各部隊、所定配置につきました。」
「なお、メンタルモデルと一緒にいた人物は天羽琴乃と確認。」
「霧に洗脳されているだろう、奴と共に排除しろ。」
「了解」
軍の特殊部隊がここにいることに不思議がる住民達に彼らは
「この近くにテロリストが潜伏していることが判明し、かつ彼らは大量の爆発物を所持していると考えられます。彼らは非常に危険ですので今すぐ避難してください。」
と言って住民達を避難させていた、このことは人道上当たり前のことであり、彼らにしてみればもし作戦行動の際に対象と関わりがなく、かつ無抵抗の一般人を殺すのはこの世界においても激しい非難の的にされてしまうため、それを防いだ上で作戦をやりやすくするというものだった。だがこれは智史にしてみても彼らへの大規模攻撃をやりやすくするという点もあった…。
「メンタルモデル、対象建物から出てきました。」
智史は一見何気ないように見える、しかし実際には戦闘モードに移行していた、そして彼は特殊部隊の兵士4人組に尋ねる、
「ここで何してるんだ?」
「いや、我々はお前とは関係がない…」
こいつら我々を騙すために嘘をつく、か。嘘は嫌いだ。
「お前達は私を天羽琴乃と一緒に抹殺するのだろう?残念だな、抹殺されるのはお前達だ。」
そう言うと彼は右手に携行用レールガンを瞬時に形成し彼ら4人の頭を瞬時に吹き飛ばした。
「対象、発砲!4人が殺られました!」
「各部隊に通達、攻撃開始!出し惜しみは無用だ、一気に畳み掛けろ!」
その言葉と同時に、特殊部隊の兵士達、岩蟹、攻撃ヘリコプター群から苛烈な攻撃が開始される、智史はこれを黙って受けた、こんな攻撃も彼にしてみれば今の彼自身の強化用のエネルギーとして使えるものだった。
特殊部隊群は彼の姿が爆炎や硝煙で見えなくなっても撃ち込み続けた、弾が無くなるまで。それでも彼らには認識できた、彼、海神智史が尋常ではないノイズを発生させ、彼らが持っている機器に大量の火器が撃ち込まれて視界から消えても彼の反応が消えていないから。しかし彼らの弾が無くなっても彼の反応は消えていない、そして爆炎と硝煙が消えるとそこには無傷の彼がいた。
「もう終わりか?」
「な…なんて奴だ…あれほどの猛攻を無傷で耐え凌ぐとは…。」
「今度はこちらから行くぞ、天羽琴乃を人質に取ろうとしているようだな、だが無駄だ。」
そう言うと彼は寝こけていた琴乃をクラインフィールドの殻で覆い、そのまま自分の元へと呼び寄せた。
「あ…あれ?さ…智史くん?」
ようやく目覚めたか、天羽琴乃。
「今から奴らを蹂躙する、だから私のそばにいろ。」
そして彼の蹂躙は始まる。
「今から貴様等に引導を渡してやろう…」
そう彼が呟くと同時に彼の背後の空間に歪みが生じ、そこから90mm迫撃砲、20mm対物ライフル、120mm滑腔砲、127mm砲、203mm砲、果てには46cm砲、戦車用レールガンの砲身が一斉にそこから出てきた。
「沈め。」
そして全ての火器が唸りを上げ、そこにいた兵士や岩蟹、そしてヘリを周りの建物もろとも跡形もなく吹き飛ばしていく。しかも一発一発の威力は様々だが元のオリジナルより非常に威力が高く、かつ速射砲でも撃つのかのように次々と弾を大量に吐き出してくるのだ、それに通常の火器は使っていればいずれ弾切れを起こしたり故障を起こしたりするので彼の戦い方のように短時間で大量に撃つことなどできない、しかし彼はメンタルモデルだ、それも規格外の。弾はいくらでも撃っても次々と補充され、摩耗したパーツは次々と修復される。
「これだけでは生ぬるい、次。」
そう言うと彼は上空に無数のミサイルポッドを展開させ発射させた、それだけでなくさっきのより遥かに巨大な空間の歪みが上空に生じ、そこから誘導爆弾、テイジーカッター、気化爆弾、更には巡航ミサイルにバンカーバスターまで生き残った者達に容赦なく降り注いでいく。
「ヒィッ、もうやめてくれえぇぇぇ!」
「堪忍してくれえ!」
今更そんなことを言うのか、さんざんこちらを攻撃して?
「この前のは殺意が確認できなかったから少しは手加減はしたが今度は手加減は無用だ、消え失せろ。」
生き残った特殊部隊の兵士が悲鳴をあげて逃げ惑う、そして片っ端から吹き飛ばされ、ある者は肉片と化し、またある者は跡形もなく消し飛んだ。
「す…すごい…。」
彼の圧倒的な力による一方的な蹂躙を見ていた琴乃は身を震わせている、そして、
「トドメだ。貴様等の臨時司令部もろとも貴様等の屍を消し去ってやろう。」
彼がそう言うと同時に特殊部隊の臨時司令部も覆う巨大なクラインフィールドの結界が彼を中心として形成される、同時に上空の空間の歪みから今度は多数の巨大なパラボラアンテナが現れた。
「戦略用大量破壊兵器サイクロプスだ、これが貴様等に送る冥土の土産だ。」
そしてそのアンテナ群からマイクロ波が照射され、結界の中のあらゆるものを加熱し、そこにあった水分を超高温の水蒸気に次々と変えていく、そしてそこにいた人間や兵器は次々に風船が破裂するように次々と膨張し、弾け飛んでいく。それで十分だというのに彼は更に加熱を続け、結界の中のものはあまりの加熱量に燃え出し、溶け、そして蒸発していく。彼がもう十分と判断してサイクロプスの照射をを止めた時には結界の中のものは彼とその側にいた琴乃を除いて跡形もなく消え去り、その跡には煮えたぎる溶岩だけがある巨大なクレーターが出来上がっていた。もちろん彼は同じようなものを受けても平然としているだろう、彼は自分で作った鉾に自分が仕留められないようにそれに対抗するだけの力をつけ、そして盾を作ってしまうのだから。
「うわぁ…これってやり過ぎじゃ…。」
彼が照射を止めて少し経ってから琴乃が呟く。
「え、これってやり過ぎ?手加減したらこちらが殺られるとうちは考えてたけど、かといってやり過ぎじゃダメだったの?」
彼は敵がいなくなって戦闘モードが解けたのか、いつもの彼に戻り、そして彼女の発言を聞いて悪気が無さそうにきょとんと首を傾げた。
「確かに手加減がダメな時もあるけど、かといって場合によってはやりすぎるのもダメでしょ、よほどの場合を除いて。これからは加減を掴むように私が教えてあげるからね。」
「わかった〜」
琴乃にお灸を据えられ、少し凹む智史。
「結界の中のものはあなたにみんな焼き払われちゃった、私の思い出も家財道具も…。ま、いっか、また一からやり直せばいいからね!」
どこまでもポジティブだね、あんたは。あ、そういえば
「あんたの家財道具一式と思い出はまとめて焼き払う前に別次元に保管しといたから。だから大丈夫。」
その言葉通りに彼は彼女と共にクレーターの外に出ると、空間の歪みを発生させた、そこから彼女の家財道具一式と思い出がちゃんと出てきたのだ。
「えっ、ちゃんと守ってくれたの⁉︎ありがとう!」
その光景に驚き、喜ぶ琴乃。友人としてすべきことを取り敢えずしただけだ。
「それにしてもこんな戦いがあったんじゃうちもそうだけど琴乃、あんたももうここにはいられないよ。少なくともここに家に造り直して住むということはできないね。なら、うちについてってよ。うちは霧だから。」
彼はそう言うと彼女の家財道具一式と思い出を異次元空間に仕舞うと彼女を引っ張っていく。
「どこへ連れて行くの〜⁉︎」
「自分の“家”‼︎」
そうして彼女を引っ張っていく彼は旧久里浜市が見渡せる海沿いの場所に着いた、すでに夜明けが近づき、東の方から海と空が色を帯びつつあった。
「智史く〜ん、ここが自分の家なの?まさか、あなた艦を持った本物のメンタルモデル⁉︎」
「そう。」
そう彼は言うと、青いサークルを何重にも発生させた、やがてそれは彼と琴乃を覆う半球の形を構成していく。
それと同時に海底で待機していて、活動休止状態だったリヴァイアサンが青い龍の形をしたバイナルを船体に輝かせて智史の方へ向かっていく、そしてリヴァイアサンは彼と琴乃の前で、龍が咆哮を上げ天を目指して登っていくように海面を突き破って水しぶきを2人に浴びせながら現れた、朝日が水平線から昇る美しい光景をバックにして。
「綺麗…。」
あまりに美しい光景に感動する琴乃に彼はリヴァイアサンの左舷飛行甲板から青いクラインフィールドの階段を作るとこう言った、
「私は海神智史であり、霧の究極超兵器、超巨大戦艦リヴァイアサン。」
「智史くん、私、付き合っていい、あなたの旅のクロニクルに?」
「そう言うだろうと思ってたからうちはあんたをここに連れてきた。…乗って。」
彼は琴乃に会ってから他人の思考を読み取るように自身を進化させている、今は限定的とはいえ彼は他人がどのようなことを考えているのかが分かるようになったのだ。
彼は琴乃と手をつなぎながらクラインフィールドの階段を登っていく、そしてリヴァイアサンに乗ると、
「うちはあんたの幼なじみ、千早群像に会いに行く、近日佐賀県の宇宙センターで振動弾頭のサンプルを載せたSSTOが打ち上げられる予定でそれを阻止するために霧の艦隊の動きが活発化している。そしてそのSSTOを守るためにイ401ーー千早群像達が動くことも。ハッキング対策強化してるみたいだけどその策を打ち破ってしまう力が勝っていれば問題ない、だから対策を上回る速度でハッキング能力の強化をしていたから。」
彼は今まで調べていたことも合わせて、この世界の時系列に基づく出来事の内容や潜水艦イ401ーーイオナとそのクルーの思考アルゴリズムや行動内容を徹底的に調べ、更に自身による歴史の変化を考慮、何度もシミュレーションをしていたのだ。もちろんエラーが生じることも考慮し、現時点でも情報の収集を怠らず、寧ろ情報の入手量と収集範囲を拡大し、シミュレーションの量質を充実させている、自己再生強化・進化システムがもたらす力を活かしてただでさえ高い情報処理能力を大幅に強化していたのだ。
「行こうか、群像くんのところへ。」
「うん。行こうか、佐賀へ。」
そしてリヴァイアサンは唸りをあげ、西へ進み始める。イ401ーーイオナと千早群像とその仲間達に会い、そしてSSTOを守るために。
彼が自分たちのことを知った上で行動を起こしたことをイオナと千早群像そしてその仲間達はまだ知らない…。
今回登場した兵器
サイクロプス
元ネタはガンダムseedより。
広範囲を殲滅できるものの、移動させることができない本家のデメリットをリヴァイアサン=海神智史はクラインフィールドの結界を展開して効果範囲を限定し、かつ物質生成能力を使うことで非常に取り扱いの良い兵器として使用した。
量子クリスタル装甲
元はスターウォーズシリーズより。
本家の性能はデススターのスーパーレーザーを防いでしまうほどの超絶性能で、智史がスターウォーズに関する知識からこれを開発することを思いつき、開発し改良を積み重ねてしまったことで後にリヴァイアサンは本家を遥かに上回るものを実装することになる。
共振魚雷
これも元はスターウォーズシリーズより。
本家は恒星を超新星爆発させてしまうほどの威力であったが、智史に本家のスペックのまま撃つととんでもないことになりかねないとと判断されたため本家よりは効果範囲をかなり減らされた上で彼が開発、改良を積み重ねていく。
本家より効果範囲を減らした分その効果範囲内の破壊力は大幅に上昇しており、総破壊エネルギー量は本家を上回る。また本家のスペックに驚愕した智史が更に自己再生強化・進化システムの強化速度を上げたため、それに伴い既存の兵装の威力は一部は効果範囲こそ同じなれど弾速、破壊力は大幅に強化されていき、特に右舷レールガンの総破壊エネルギー量は大戦艦ナガトの決戦時時点で本家のスペックに迫るものとなる。何れにせよ彼の自己強化に多大な影響を与えた兵器であることは間違いない。