タキシードを着た男は、ふらふらと歩いている。
荒れ果てた町で特に目的もなく。
その男の名は、ヴァン。
彼はつい数日前まで復讐鬼だった。
彼が最も愛した女性、エレナの敵を討つため、エレナを殺した鉤爪の男を追っていた。
そして仲間たちの協力のお陰もあって遂に鉤爪の男を殺すことを果たした。
ヴァンは復讐を果たした後、仲間たちと別れ、一人旅をしていた。何も考えず、食っては寝て移動して、食っては寝て移動して。
鉤爪の男を殺してから早三ヶ月が経とうとしていた。
かつて共に戦った髪の毛がエビフライみたいな女の子、ウェンディは何をしているだろう。
うるさい勇者な爺さんたちも相変わらずなんだろう。
ジョシュアもレイのヨロイを今日もまた探し続けているのだろう。
カルメンは・・・、金稼ぎだろうな。アイツの事だ。
プリシラは、ん?プリシラ、約束、あ、忘れてた。
まあいいか、今度会えば済むことだ。
ま、しばらくはこの気ままな旅も悪くない。
さてと、日も暮れてきた。今日はここで寝るとするか。
そんなことを考えながらヴァンは野宿した。
目を覚ますと太陽が昇っていた。
のびをしてヴァンは起きると辺りを見回した。
気のせいか回りの景色が変わっているような気がする。
建物が新しくなっているような。
そのことはあまり気にせず、ヴァンは朝食を探しに動き始めた。
歩いていると、広い通りに出た。小さな男の子や女の子がキャッキャッはしゃいでどこかへ向かっていた。
この町に人は住んでいたのか。
そう思いながら何か食べ物がある場所を探していた。
するとキーンコーンカーンコーンとベルの音が聞こえた。その音がする方
を向いてみると、白い大きな建物がそびえ立っていた。
その建物に子供たちは向かっていく。
あれだけ大きければ何か食べ物がありそうだ。
そう思い、ヴァンは自分の足をその建物へ向け、歩いていった。
その建物に入ると中は迷路のようになっていた。ヴァンは適当に近くの階段を昇り、声のする部屋へと向かっていった。
途中途中、子供たちが自分のことを不審な目で見てくるが気のせいだろう。だって自分は何もしていないのだから。
「今日は皆さんに転校生を紹介します」
部屋からそんな声が聞こえ、黒髪の少女は部屋に入り自分の名前を名乗った。
「暁美ほむらです。よろしくお願いします」
「うお、あの黒髪の子すげー美人!」
「え… 嘘…まさか」
きっとバイトの新人か何かかとと思い、食堂に入った。
「すみません、一番安い料理と水一杯、それと調味料ありったけ・・・」
「「「は?」」」
・・・。食堂じゃなかった。
どうだったでしょうか。
小説の書き方はこれから上達していきたいとおもいます。
どうかこれからもよろしくお願いします。
なにか感想があればありがたいです。