バカが見滝原にやってくる   作:クルクル舞朱雀

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祝☆Episode10!

まどマギ本編の12話で終わる気が全く無い!

最近ほむほむの出番ないな〜


Episode10 その黒幕に用がある

ヴァン達と別れたさやかとまどかは魔女の反応を感じていた。

 

「うわ、こっちにも魔女の反応。まどか、あたしから離れないで」

「うん」

 

さやかは使い魔たちを薙ぎ払っていく。

 

「はあぁぁぁぁ!」

「さやかちゃん大丈夫?はい、お水」

「サンキュ、まどか。全然へっちゃらだよ」

 

奥まで進んでいくとそこにはおもちゃが散乱した部屋。いや、結界があった。

 

「うわーお、何か随分子供っぽい部屋だね」

「さやかちゃん、あれ!」

「早速お出ましですか!」

 

まどかが指差した方向に、この結界の魔女がいた。

落書きの魔女、アルベルティーネ。子供の様な姿をしている。

 

「さてとさっさと決めちゃうよ!」

 

さやかは瞬間的な加速でアルベルティーネに近づき斬りつける。

 

「まだまだ終わらないよ!」

 

アルベルティーネに突きを放ち、そのまま一気に押し込む。

 

「これで決めるよ、スパークエッジ!」

 

しかし、その大技はアルベルティーネに当たることは無かった。

危機を察知し、即座におもちゃの山の中へ逃げ込んだのだ。

 

「あ、あれ?いない…」

 

さやかは適当におもちゃの山を崩し始める。

 

「おーい、どこだ〜?どこにいる〜?」

「さやかちゃん…返事は返ってこないと思うよ…」

「あはは、まあね」

 

さやかがおもちゃの箱を開けた瞬間、アルベルティーネが飛び出してきた。

 

「うわ!」

 

突然の出来事に対応出来ずにいるさやか。目の前には使い魔を召喚しようとしているアルベルティーネ。

 

(マズい、このままじゃ…)

「さやかちゃん!」

 

すると、魔女の横から紅い槍が飛んで来る。その槍はアルベルティーネを壁まで吹っ飛ばした。

 

「え…?」

「おいおい、新人があまり無理するなよ」

「キョーコの言う通りだよ」

「お前も新人だろ…」

 

そこには槍を投げた張本人、佐倉杏子とそのパートナー、千歳ゆまがいた。

 

「あんた達は、さっきマミさんが言ってた…」

「あたし達のことはもう知ってるんだね、なら話が早い…」

「うわーん、ズルい〜!不公平だ〜!」

「お、おい!?どうしたんだよ!」

「何でヴァンさんはこいつの名前は覚えてあたし達の名前は覚えてないの〜」

「何か似たようなセリフどっかで聞いたな…」

「女泣かせのヴァン、かな?」

「ってか、そんな事よりも早く魔女を倒さないと」

「泣いたり焦ったり忙しい奴だな」

「ああ、それとさっき助けてくれてありがと」

「後で何か奢れよ」

「げっ、マジか」

 

そう言って魔女を見据える。

 

「さてと魔女さん。ここからはあたし達も参戦だ。簡単にいくと思うなよ」

「痛いとこあったら言ってね、ゆまが治すから」

「さあ、いっちょ派手にやっちゃいますか!」

 

そこからの戦いは一方的だった。出てくる使い魔は杏子が斬り飛ばし、隠れる為のおもちゃ箱はゆまの衝撃波で吹き飛ばし、アルベルティーネにはさやかが斬り込む。

 

元々、アルベルティーネ単体では力が無いので、全く反撃出来ずにいた。

 

「トドメだ、スクワルタトーレ!」

 

華麗に剣を斬り舞うさやか。そして、遂にアルベルティーネを倒した。

 

「あっ、グリーフシードどうする?」

 

「あたしは良いよ。ゆまと二人で分けな。あたしは今機嫌がいいからな」

 

そう言ってさやかにドヤ顔する杏子。

 

「理由は分かるけど、イラッとするわ〜」

 

 

 

四人は結界を抜けると、自己紹介を始めた。

 

「それじゃ、改めて言うけどあたしは佐倉杏子。隣町の風見野に住んでる魔法少女だ。んでこいつが最近魔法少女になった千歳ゆまだ」

「そうなんだ、よろしくね」

「キョーコを虐める奴はゆまがやっつけるから!」

「あはは、杏子ちゃんのこと大好きなんだね」

 

今度はさやかが紹介を始める。

 

「じゃあ、次はあたし達の番だね。あたしは美樹さやか。この見滝原の魔法少女だ!」

「新人だけどね」

「あっこら、余計なことは言わんでいい!ちなみにこの小さいお人形みたいなのがまどか」

「鹿目まどかです。魔法少女にはならないけど、宜しくお願いします」

「それでいい、魔法少女にはならない方がいい」

 

そう言って杏子はどこかに遠くを見る。

 

「…?魔法少女になって皆を助けられるんだよ、悪いことは特にないじゃん」

「はぁ〜。全く解ってねぇな。いいかボンクラ、よく聞け」

「誰がボンクラだ!」

「魔法ってのは終始自分の為だけに使うもんだ。…他人の為に使ったって、何も良いことなんかありゃしない」

 

杏子は横にいるゆまを見てすぐ視線を戻す。

 

「今はそれでも良いかもしれない。けどな、いつか必ず後悔する日がやって来る。その時お前、耐えられるのか?」

「あんた、何を根拠に…」

「あるんだよ、誰にでも言えるでっかい根拠がな」

 

杏子はポケットからクッキーの箱を取り出し、食べ始める。

 

「どうやらあんたも見たところ他人の為に願いを使ったバカのようだな」

「ちょっと!その言い方は無いんじゃない!あたしは…」

「黙って最後まで聞け。いいか、希望と絶望のバランスの差し引きはゼロだ。これはゆま、お前にも言えることだ」

「ゆまも?」

「もう願っちまったもんはしょうがねぇ。後からなしには出来ねぇからな。けどな、今からでも自分の為だけに力を使うことだって出来るんだよ。あのヴァンだって、自分の為だけに力を使ってあの強さがあるんだ。あいつはあたしと丸っきり同じって訳じゃねぇが似てるんだよ、所々色々な」

「杏子…」

「へ…あたしを名前で呼んでくれるとはね、最近はついてるな。まあ、すぐにとは言わない。先輩からのアドバイスだと思って覚えておいてくれるとありがたい。覚えておけよ、ゆま?」

「う、うん…」

 

話し終えた杏子は大きく伸びをする。

 

「あ~あ、さてと少し小腹が空いたな」

「あんたさっきクッキー食べてたじゃない」

「あんなもん腹の足しにもなりゃしねぇよ」

 

そしてまたポケットから今度はロッキーを取り出す。

 

一本取って、箱をみんなに差し出す。

 

「食うかい?」

 

 

 

 

 

一方その頃、さやか達とは真逆の空気でヴァンとマミは戦っていた。

 

「ちっ、こいつちょこまかと動きやがる!」

「彼女の魔法、恐らく相手の速度を低下させる魔法よ」

「面倒くさい魔法だな!」

「恩人達?逃げてばかりじゃ勝てないよ」

「おい、あれどうにかしろ!」

「難しいわ、相手が速すぎて拘束も照準も定まらないの」

「結界は!」

「同じく彼女の魔法で閉じるのが遅くなってるわ」

「じゃあ一瞬でいい、あいつの動きを止めろ」

「それなら」

「頼んだぞマミ」

「…!!?…わかったわ!」

 

マミはマスケット銃を構え、大きく息を吸い、吐く。そして精神を集中させる。

 

「今っ!」

 

引き金を引く。マスケット銃から放たれたその弾はキリカの足元に落ちた。

 

「残念、ハズレだ。これで…」

「いや、これでいいのよ」

「……?」

 

キリカの足元に命中した弾からリボンが現われ、キリカの足を拘束する。

 

「私には無駄だよ!」

 

即座にリボンを斬り裂く。

 

「ん?ヴァンはどこに消えた?」

「ここだチビ」

 

上から声が聞こえた。上を向くとヴァンが蛮刀を大きく振り下ろそうとしていた。

 

「食らう前にお前を戦闘不能にする。そして織莉子の所へ連れて行く」

「やれるもんならやってみな!」

 

振り下ろした蛮刀と鉤爪がぶつかり拮抗する。

しかし、位置エネルギーの問題でヴァンの方が有利だった。

そして右の鉤爪が折れる。

 

「なるほど、私の魔法に掛かっているのに届く…その刀のリーチが長いお陰だね!」

「この距離ならかわせねぇだろ」

「その前に叩き潰す!」

「さっきも聞いたぞそれ!」

 

ヴァンに振り下ろされる鉤爪を前にヴァンは横一閃に蛮刀を振るう。

鉤爪は綺麗に根本から切れ、地面に突き刺さった。

 

「あれ?」

 

キリカの喉元に切っ先をつける。

 

「お前の負けだ」

「またぶつかり合うと思ったんだけどな?」

「そんなナマクラと比べるな」

「なるほど!武器の性質の違いか、すごいね恩人!」

「呉さん、今度は私の質問に…」

「断る!」

「何故かしら?あなたは今命を握られているのよ?」

「結構だ!たかだか死ぬ程度で私の全てが守れるのなら大いに結構!」

 

ヴァンはその言葉を聞いて呆れたような顔をする。

 

「死ぬ程度って、お前それじゃお前の愛する折り紙はどうなるんだ」

「織莉子だ。織莉子を守るんだ。この命、惜しくはない!」

「じゃあ無理だ。捨てる奴には何も守れない。自分の愛もな」

「でもどうするの?この子を野放しにしちゃ危険すぎるわ」

「こいつ確か、織り物のとこに連れて行きたいんだろ?」

「恩人は織莉子を馬鹿にしておるのかい?」

「なら決まりだ」

「え?」

 

 

 

 

 

「その折り鶴って奴んとこに乗り込めばいい」

 




ミハエル「あの男はあんな所で何をやっているんだ!女の人の名前を覚えないなんて紳士のすることではない!」

カメオ「あら、お久しぶりです兄さん。文句を言う前に自己紹介を」

ミハエル「そうだった…私としたことが。どうもウェンディ・ギャレットの兄、ミハエル・ギャレットと言います。略してミギャー!!お願いだから略さないでください」

ウェンディ「兄さーーーん!」

ミハエル「ウェンディ!元気にしてたのか!」

ウェンディ「兄さんこそ!てっきり死んだものと思ってお墓建てちゃったわよ」

ミハエル「いいかいウェンディ。ならそれはカメオのお墓してあげるんだ」

カメオ「あのーちゃっかり酷い予定立てないでください」

ウェンディ「ああ、兄さん。カメオったらひどいのよあんな事やこんな事、あんな事やこんな事、あんな事やこんな事ばっかりしてるんだから!」

カメオ「兄さん、そんな事よりもあのジュニア達はどうしたんですか?」

ミハエル「ああ、それなら…独り立ちしてしまったよ」

ウェンディ「グスッ、成長というものは早いわね…」

カメオ「姐さんはもう少し成長してください」

ウェンディ「兄さん、今日はソテーで良いかしら?」

ミハエル「ああいいとも!ウェンディの作ったものなら何だって食べるさ」

カメオ「ああ〜〜この展開は〜!」


ソテー「やっぱりこうなるんですね、トホホ」




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