バカが見滝原にやってくる   作:クルクル舞朱雀

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インフルエンザって怖いですね…。
まさかかかるとは思っていませんでした。
皆さんはインフルエンザ大丈夫でしょうか?

お陰で大分遅れてしまいました。申し訳ありません。

それではEpisode11始まります!



Episode11 知るべき信実

キュウべえは見滝原市の鉄塔に登り、何かを知った。

 

「…なるほど、それならヴァンがあそこまで強いのも納得出来る」

 

それはまるで何処かにでも通信をしているかのようだった。

 

「世界の救世主、ヴァン…どうやら彼は暁美ほむらよりも厄介なイレギュラーなようだ」

 

 

 

マミとヴァンはキリカに連れられ、キリカ達の家の前に着いた。

 

「ここだよ」

「随分と大きいお家ね」

「バカみたいにでかいな」

 

キリカはインターホンを鳴らす。

 

「織莉子、無事に果たせたよ」

『ご苦労様キリカ。今、開けるわね』

 

インターホン越しから声が聞こえる。

 

「さあ、入りなよ」

「んじゃ、遠慮なく」

「お邪魔するわね」

「まあ確かに、私と織莉子にとっては巴マミは邪魔する立場だね」

「そういう事は言わないの」

 

ドアを開けるとそこには少し上品な制服を着た少女がいた。どうやら彼女が織莉子のようだ。

 

「だって呼んでいないのに来るなんて、恩人は図々しいよ。それに…」

 

キリカは近くの物陰を見る。

 

「招かれざる客人も居るみたいだからね」

 

そこにはほむらが立っていた。

 

「暁美さん!?」

「よう、ほむほむ。久しぶりだな」

「貴方も、元気そうね。それと未だに私の名前は覚えてないのかしら」

「ごめんなさい、暁美さん。私からはよく言っておくから」

「織莉子は君たちを呼んではいないよ。用があるのはヴァンだけだ」

「構わないわ、キリカ。特にそこの暁美ほむらには聞きたいことがあるから」

「あら、何かしら」

『まあ、話は中でしましょう』

 

そういって織莉子は三人を中へと入れる。

そして応接室で五人は相見える。

 

「キリカ、紅茶には何を乗せる?貴方達は?」

「砂糖三つ、ジャム三杯!」

「まるでシロップを飲んでいるみたいね」

「俺もそれで頼む」

「あら、キリカ以外にも似たような人っていたのね」

「私はいらないわ。貴女達は敵よ」

「毒とかは入れていないわ」

「それでもよ」

「…そう、残念。巴さん、貴女は?」

「私も同じよ」

「そう、つれないわね。もう少しヴァンを見習ったらいかが?」

「別に真似するほどのもんじゃないだろ」

 

紅茶を入れ終え、織莉子は自己紹介をする。

その時、織莉子は自分のソウルジェムを出し、魔法少女となる。

 

「初めまして。私の名前は美国織莉子。ご覧の通り魔法少女です」

 

その姿は、全身が白い衣服で包まれている聖女のようなものだった。

 

「そしてキリカに魔法少女狩りを指示したのも私です」

「やっぱり…貴女も魔法少女だったのね。どうしてこんな事を?」

「別に話してもいいのですがその前に…キリカ」

「結界は張ったよ、織莉子」

「これでキュウべえに聞かれる事もないわね」

「キュウべえに聞かれると不味いのかしら?」

「ええ。先ほどの質問にお答えしましょう」

 

ズズッとヴァンが紅茶を啜る。

 

「私たちの目的は私達が生きれる世界を作ること、この腐った世界を変えることです」

「何じゃそりゃ」

「本当に、それだけ…?」

 

ほむらが声音を強くする。

 

「その為にあなたは千歳ゆまに接触し、魔法少女の道へと誘発したの?違うわよね」

 

ほむらのその言葉を聞き、マミは杏子と織莉子の間に何があったのか察した。

 

「私にはあなた達の目的が全てわかる、いや、知っている」

「…やはり、どうやら隠すことは不可能なようね」

 

織莉子は観念したように首を振る。

 

「分かりました、全てをお話ししましょう」

 

織莉子の話にマミとヴァンは耳を傾ける。

 

「私の魔法は未来予知。未来を知ることが出来るのです」

「未来を…?」

「私はそれで未来を見ました。絶望の未来を…」

「何が起こったの?」

「今から約二週間後、この見滝原にワルプルギスの夜がやって来てこの街を破壊していくのです」

「ワルプルギスの夜!?」

「何だそれ」

「そういえばヴァンさんは知らないわね。ワルプルギスの夜っていうのは結界を作らない史上最悪の魔女なのよ」

「そいつがここに来るっていうのか」

「そうです。それだけなら良いのですが…」

「巴マミ、ここからは落ち着いて聞きなさい」

 

ほむらが忠告する。

 

「それってどういう意味?」

「美国織莉子、話していいわ」

「わかったわ。巴マミ、ヴァン。あなた達は魔女がどうやって生まれるか知っている?」

「知らん」

「使い魔から生まれるのではないの?」

「間違ってはいないわ。ではその大元は何処から来ているのかしら」

「確か、絶望から生まれるのが魔女とか言ってたな」

「魔法少女は希望から…。待って、ということは…!」

 

マミは何かに気付き驚く。

 

「気付いたかしら」

「そんな、嫌…。信じたくない…」

「そうよ、あなた達が倒している魔女は魔法少女の成れの果て。ソウルジェムを真っ黒に染めた、同じ人間から生まれるのよ」

 

マミの顔がどんどん青ざめていく。

 

「それに、あなた達の体の本体はその肉体じゃない、ソウルジェムよ。肉体とソウルジェムが百メートル以上離れると意識は途切れ動かなくなるわ」

「嘘よ…暁美さん、嘘よね?」

「残念ながら、美国織莉子の言っていることは本当よ」

「そんな……」

「そしてその絶望の終末に鹿目まどかがキュウべえと契約し、ワルプルギスの夜を倒すわ。しかし、鹿目まどかは魔力を使い果たし、ワルプルギスの夜を越える最悪の魔女となり世界を滅ぼす」

「それがお前達の見た未来なのか」

「そう、だから私達の目的はそうなる前に鹿目まどかを殺すことよ」

 

ほむらはまどかを殺す、という言葉に反応する。

 

「そんな事、私がさせると思う?」

「貴女だって知っているのではなくて?あの魔女の恐ろしさを」

「もうまどかを契約なんかさせないわ」

「…やはり、貴女はあの場にいた貴女だったのね」

「…ええ」

「どういうことだ?訳がわからん」

「詳しい事は後で話すわ。今は織莉子を…」

「それが、つい最近まで視ていた未来よ」

「ん?…つーことは今は違うってことか」

「未来が変わったということだ、恩人。その原因は白い巨人だ」

 

白い巨人という単語に聞き覚えのある三人。

 

「おい、それって…」

「ヴァンのダンの事かしら」

「それかどうかは判りませんがそれがワルプルギスの夜と互角に戦っているのを視たのです。そして見滝原に現れた謎の男、ヴァン」

「私達はヴァンと白い巨人が何らかの関係を持っていると踏んで接触しようとした」

「魔法少女を狩っていたのは?」

「キュウべえの目を逸らせるためよ」

 

ヴァンは何となく理解し、納得した。

 

「なら俺達と戦う必要は無かっただろ」

「巴マミは特に用はなかった。なら消しておいた方が後に有利だ」

「それで、あなた達は何がしたいの。今もまどかを殺すつもり?」

 

ほむらが聞く。

 

「私達だって無闇に人を殺したいわけじゃない。鹿目まどかを殺さずにすむならその方がいいわ。だけどキュウべえ、いや、インキュベーターがいる限りその危険は無くならない」

「なら、ヴァンをここに連れてきてどうするつもり?」

「決まっているわ」

 

織莉子はヴァンの方へ向かって言う。

 

「私達に協力して欲しい」

「……」

「私は…」

 

マミは少し落ち着き考える。

しかし、ヴァンはそれをさせる前に答えを決める。

 

「協力してやってもいいが一つ条件がある」

「何かしら?」

「俺はマミに皆を守れって言われてる。だからお前達に殺させるのはこいつとの約束を破ることになっちまう。だからそのワルなんちゃらってのをぶっ潰すまでお前達はまどかを殺すな」

「キュウべえとの接触はどうするのかしら?それまでに契約したらおしまいよ」

「あの白猫野郎はぶっ潰す。俺があいつを気に食わない理由がようやくわかった」

「無駄よ。あいつを何匹潰した所で何度でも復活するわ」

「ならその度に潰せば良いだけだ。おい、潰してもいいだろマミ」

「待って、一度帰ってキュウべえと話をしてからにしてくれないかしら?」

「聞いたところで、あいつは理不尽な事実を突き付けてくるだけよ」

「……!」

 

ほむらは淡々と告げる。

 

「美国織莉子が私達に協力してくれるのなら嬉しいに越したことはないわ。今こうして悩んでいる間にもインキュベーターはまどかに契約を迫っている」

「そうなれば終わり…」

「そういうことになるね。全て終わりだ」

「…わかったわ。キュウべえは、私達の敵だったってことだものね…」

「ということよ。それならいいかしら?私もまどかの契約は全力で阻止するわ」

 

織莉子は少し未来を視て考える。

 

「…未来の方は問題なし。ええ、それならいいわ。鹿目まどかをその時までは殺さないわ」

「よし、ならさっさと帰ってあいつを潰すぞ」

「それも大事だけど、さやか達にもこの事を伝えなくちゃ」

「…それじゃあ、皆一度私の家に集まってくれるかしら」

 

マミが提案する。

 

「分かりました。キリカ支度をして」

「はーい」




ウェンディ「カメオがインフルエンザにかかったから今回はお休みよ!ああ~やっぱりカメオがいないと気楽に出来るわね~」

ウェンディ「作者も38,5度くらいあった状態で学校に行っていたわ。それでよく学級閉鎖にしなかったわね」

カメオ「姉さん、遅れてすいません」

ウェンディ「ちょっとカメオ!あんた死にかけてる状態でこっちに来ないでよ」

カメオ「大丈夫ですよ、幽体離脱してやって来ましたから」

ウェンディ「あんた、幽体離脱出来たの…」

カメオ「脱皮も幽体離脱もそんなのお茶の子サイサイですよ」

ウェンディ「んな訳ないわ!あのカメオが幽体離脱なんか出来るわけない!これはきっと偽者よ!」

ウェンディ「本物のカメオはどこにやったの、言いなさい!」バンバーン

カメオ「幽体だから当たりませんよって…イタタタ!何で当たるんですか」

ウェンディ「気合いよ。後は兄さん!やっちゃって!」

さうだーで「了解」ジュウケンカマエ

さうだーで「消えろ!」スパパパーン

カメオ「こんなの絶対おかしいですよ~!」サシミ

ウェンディ「兄さん、食べる?」

さうだーで「要らないや」




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