魔法少女リリカルなのはStrikerS ENEMY Side 作:トータス
アリサとスズカの呼び方を変更します。
流石に蟻と鱸じゃぁ何なので。
平凡ではありますが。
今日はお正月というモノらしい。
ビビオ姉は、何だかとってもウキウキしてる。
「えへへー! 何を買おっかなー?」
「ヴィヴィオ、無駄遣いしちゃ駄目よ。はい、お年玉!」
なのはママから、小さな封筒を渡され、大喜びのビビオ姉。
「はぁい! ありがとー! なのはママ!」
「はい、これは私からね」
「あ! フェイトママもありがとー!」
フェイトママからも貰ってる?
「お? 皆揃ってるみたいやな? 明けまして、おめでとぅ!
はい、ヴィヴィオちゃん!」
「あ! 明けまして、おめでとうございます!
ありがとうございます!」
ハヤテお姉ちゃんからも?
「ふふふ、かわえぇなぁー」
「ふふふ、子供の頃は、これが楽しみだったものね」
「そうね、何を買うのか、何に使うのかとか・・・
結構悩んだよね」
クイクイ!
「ん? どないしたん?」
【ナァニ? アレ?】
「ああ、デュオは知らんかったんやな」
「そうだったね」
「そっか、じゃあ、はい! お年玉!」
そう言って三人から渡されたのは、飴玉。
一人一個づつくれた。
それも、ただの飴玉では無く、口に入り切るかも判らない様な、巨大な飴玉が三つ!
色とりどりで、砂糖が塗されていて甘そうだ!
【!? アイガトー!!】
「ふふ、ホントにかわえぇなぁ!
フェイトちゃん、連れて帰ってもえぇか?」
「ダーメ、ウチの子なんだから」
「でも、こんな事でも大喜びされるのも良いね」
「ホンマやねー。
それにしても、士郎さんはえぇ事教えてくれた」
「そうね、お年玉として、お金より喜んでくれるモノの方が良いとか・・・」
「あ、でも私の時は普通にお金だった気が・・・アレ? そう言えば、一緒にお菓子も付いてたかな?」
その時には、既に金銭感覚がシッカリとしていたり・・・
だから敢えて金銭を? 精神的な成長が早過ぎた?
・・・ ・・・
第97管理外世界・地球・日本・海鳴市
高町家・リビング
「さて、準備は良いか?」
「ええ! お年玉用のお菓子も出来てるわ」
「私も準備出来た!」
其々が其々の装い。
羽織袴、紬、振り袖・・・
その手には、一寸嵩張りそうな平たい包み。
大きな紙袋!? その袋にデカデカとお年玉と・・・巨大ぽち袋!?
=通常の三十倍位?の大きさ? 厚みであれば百倍を超す?
・・・ ・・・
月村家・一室
「ほらほら、恭也。
もう少し締めて!」
帯を締めて貰っている忍と、締め上げている恭也。
「・・・あのな、一寸食べ過ぎた位だろうが、そんなに締め付けなくても・・・」
「まぁ! 何て事を!
私が太ったとでも言いたいの!?」
「イ、イヤ! そ、そんな事は・・・」
「なら、もう少し!」
「はぁ・・・」
言われるがまま締め上げるも、一寸苦しそう?
その傍にも、普通のぽち袋と、大きな歪なぽち袋?が・・・
・・・ ・・・
???
「よいしょっと! これで良いかな?」
何やら大きな包みを車に積み込んでいる。
「うん、きっと喜んでくれると思うよ。アリサちゃん」
「そう言うすずかも・・・」
そこにも、大きなぽち袋・・・
「えへへ、一寸楽しみなんだ。アリサちゃんも、そうでしょ?」
「・・・まぁ、今までは貰う方だったから。上げるとなると、一寸緊張するね」
「そうだよね、貰うばっかりだったもんね。イザ、あげる立場になると、何を上げたら喜ぶのかとか、色々愉しいね」
「ふふふ、そうだね」
・・・ ・・・
八神家
「さて、準備は出来たか?」
「ええ、もっちろん!」
「ああ、何時でも来いってもんだ!」
その背後にも、大小様々な・・・ぽち袋?
「・・・本当にこれで良いのか?」
「まぁ、聞き及んだ範囲では、これが良いそうだ」
「そうね、もう少し足しておこうかしら?」
「ん? ジーちゃん達にも聞いたけど、良いみたいだぜ?」
「・・・そうか、なら問題は無かろう」
・・・ ・・・
そんなこんなで、一堂に会した。
「はい、お
【!?】
「はい、コレもお年玉ね」
【!!?】
「ほら、気を付けて。はい、これもお年玉」
【!!!?】
次から次へと・・・
三つ目の時点で既に抱えきれない!
ビビオ姉も、幾つか大きな物を貰っている!
「ホラ、デュオ、お礼を言わないとね」
【! エットアット、ミウキ姉、ワンコ
「へぇ、これが念話な・・・ん?」
「ふぅ・・・ん?」
何となく違和感を覚えたらしいアリサとすずか。
「あ、正確には念話を機械に通して変換しているだけなんだけどね」
そう補足するフェイト。
それでも、違和感が消えない。
それに対し、
「うふふふ。いいのいいの、気にしなくても良いよ~♡」
「えへへへ~♡ や~、気分が良いね~。忍義姉さん」
とても上機嫌な大人な二人。
「えっと、デュオ君。もう一度、私の事を呼んで見てくれるかな?」
「あ、私も良いかな?」
改めてそう声を掛けようとするが、
「わぁ! スッゴイ大きいね! 中身は何だろ?」
【! 開ケテミルノ!】
ガサゴソ! ビリッ! バリッ! ガササッ!
それどころではなさそうだった。
「まぁ、後でも良いかな?」
「そうだね、楽しそうなのを邪魔したらなんだし」
大人な二人は
「わ! お煎餅が一杯!」
「あ、奴凧だね」
「こっちは、独楽やね」
「こっちは双六と福笑いとか、玩具だね」
「ビー玉もあるね」
「おはじきもあるな」
「ん? へぇ、変わった紙風船じゃん。金魚と蛸と・・・ペンギン?」
お正月遊びに使うモノが大体揃っていた。
「ふふふ、喜んで貰えたみたいね」
「ああ、日本らしさを味わって貰えたかな?」
「嬉しそうだね」
もう一方も。
「わ! これ、貰っても良いんですか!?」
「うん、喜んでもらえた?」
「ハイ! 大事にします!」
ビビオ姉は、おっきな(=自分よりデカイ!)ウサギのぬいぐるみを・・・
後でアリサとスズカは、オバである事には変わりは無い事に気が付いて、事実の改竄に勤しんだとか?
主にお菓子で釣って、事ある毎におねーちゃんと呼んでと・・・
・・・ ・・・
思い描けるがままに、思い浮かぶがままに・・・
・・・ ・・・
お正月 二日目
初夢?
なのはママ・・・お怒り?
不屈 =不死身? =富士山噴火?
シグママ・・・弓矢?
シュトゥルム・ファルケン =嵐の鷹?
ビータママ・・・鍬持ってザックザク?
シャママ・・・水やり?
フェイトママ・・・収穫?
畑仕事で、ナスビを収穫? 茄子のラザニア?
宝船?
大黒天なチー姉? ・・・大黒柱的?
毘沙門天なノー姉? ・・・キビシー?
恵比寿なセイ姉? 何時もニコニコ恵比須顔?
福禄寿なオト姉? 幸せそー! 充実した日々?
寿老人なディー姉? ・・・同一?
布袋なディエ姉? どっしりと落ち着いている?
弁財天なウェン姉? ・・・歌って踊れる?
それで、船に乗って帰って来る!?
・・・正夢となりまして・・・
罰ゲーム?
「じゃあ、久しぶりに皆揃った訳だし。
羽突きをしようよ!」
「あ、良いわね」
「うん、やろうやろう!」
「じゃぁ、罰ゲームはどうする?
やっぱり、顔に墨?」
「それだけじゃ何だから、デュオに書いて貰うとかは?」
「あ、面白そう!」
・・・ ・・・
最初は普通にマルとバツ。
段々判って来たら、お髭に・・・更に、動物へ・・・
ハヤテ姉は・・・お髭を書いて、お鼻を黒く、目の周りをぐるりと一周?
「ぷっ!」×8?
「な、何や? 何を書かれたんや!?」
「駄目駄目、まだ暫くはそのままね?
確認するのも駄目だからね?」
そう念押しするアリサ。
その顔には、お髭を書かれ、斑を書き込まれた? =ダルメシアン?
「そうだよ?」
こちらも、お髭を書かれたすずか。 =白猫?
まだ負けが少ない?
「そうそう、私も判らないんだから」
こちらは、お髭と虎縞が・・・ =虎?
「そうですよ? 私なんか、墨だらけなんですから。
でも、ヴィータちゃんは・・・」
目の周りとお髭・・・更にはおでこに黒半月? =白黒大熊猫?
「・・・何だよ」
何となく、書かれたモノから連想されるモノが判ってしまったヴィータ。
ただ、子供が書くモノだから、怒るに怒れない?
・・・お凸に三本線?
「私は如何なっているんだ?」
そう尋ねるシグナムの顔は、隈取。・・・勇ましい?
「えー? 私は私は?」
「な、なのはは・・・似合ってるわよ。トッテモ」
一寸棒読みで、笑いを堪える様に応えるアリサ。
「ア、アリサちゃん、確かにそうだけど・・・笑ってるよ」
こちらも、一寸笑いを噛み殺し切れないすずか。
「何だよ、似合ってるんだから良いだろ? ・・・フッ」
鼻で笑うヴィータ。
「ああ、確かに」
「そうね、トッテモにおうとるで、なのはちゃん」
「う、うぅん。なのはの事を良く表してると思うよ」
「・・・なのはママ・・・」
「なぁに、ヴィヴィオ?」
ジッとその顔を見詰めるヴィヴィオだったが・・・
「・・・キャー!」
ヴィヴィオは後退り、逃げ出した!
ウサ耳を付けて、お髭が描かれたまま・・・
「え!? ええ!? ど、如何して!?」
不思議がるが、辺りの人は背をそむける?
負けは少ない方なのだが、書き込まれたモノがモノだった・・・大変リアルな結果?
」L
]「×3? 井桁・怒筋が額に書き込まれていた! なのはママは鏡を片手に。
「デュオ。これは、何かな?」
ハッ! イタズラがバレター!
羽突きで書き込んだ井桁だったが、本物の井桁が浮かび上がった!
本物の方が凄かった!
「シュトゥルム・ファルケン!」
シグママの活躍集を鑑賞中?
・・・春先
「なぁ、これは何なんだ?」
訳が判らないまま、庭先に畑を耕し始めたヴィータ。
「さぁー、何ででしょうね?」
その耕されたそこに種を撒き、水やりをするシャマル。
・・・夏頃
「何でかは判らないけど、こうするべきなのかな・・・?」
立派なナスが出来たからと、お裾分けとして収穫を手伝い、その日の夕飯が決まったフェイト?
初夢は意外と強制力が強い?
仮出所?
「デュオ、元気だったか?」
そう言いながら、ギュッと抱き締めてくれるチンク。
「おう、久しぶりだな。これからは一緒だぞ」
身を屈め、一寸照れくさそうにだが、目線を合わせてくれるノーヴェ。
「エヘヘー! どう? 似合う?」
修道服に身を包み、クルクルと回るセイン。とってもニコニコしてる!
同じく、修道服に身を包むディード。とってもお似合い!
一寸変わって執事服を身に着けるオットー。とってもお似合い!
「デュオ、元気?」
「何か有ったら、尋ねて来てね」
身を屈め、二人に優しく抱き寄せられた。
「ん、良い子良い子」
そう言いながら、ディエチは頭を撫でてくれる。
「あ! デューオ! ソーレ! 高い高ーいッス!」
頭上まで抱き上げクルクル回る。
【キャー!】
「あははは! ソーレソレ! まだまだッス!」
そのまま頭上高く放り上げられた!
【キャー! アハハハハハ!】
「な! それは危ないだろ! ウェンディ!」
そう言って止めに掛るノーヴェ。
一般社会の常識と照らし合わせた結果、危険行為と認識?
「えー? そんな事無いッス。
それに、喜んでるッス!」
そう力説するウェンディ。
「はーい、こっちにおいで」
そっと落下地点に待ち構えているディエチ。ボスンと、柔らかく受け止められた。
【マーダー!】
まだまだやって欲しいご様子?
「デュオ、危ないからまた今度な?
ウェンディ、久しぶりで嬉しいのは判るが、やり過ぎは頂けないぞ」
「はーいッス! チンク姉には敵わないや。
デュオ、じゃぁ、また今度ね?」
【エー?】
「うーん、じゃあ、代わりに歌を歌って上げるッス」
そう言って、そっと抱き上げ、子守唄を口遊《くちずさ》む。
ゆっくりと、踊る様にゆったりと・・・
その温もりと、揺蕩《たゆた》う様な動きで、ふぅっと眠たくなった。
「あらら、寝ちゃったッス」
「興奮しすぎて疲れたかな?」
「まぁ、久しぶりだったしね」
そんな声が聞こえた。
・・・ ・・・
お正月 三日目?
初詣
お正月三日目に入り、人出も落ち着いて来た事から、初詣とやらに行く事に・・・
まだ小さい事と、地球の環境に慣れて来てからでも遅くはないとの判断から、込み合っていない時に行く事に・・・
視界が高い!
まだ人出も多く、手を繋いで行くと逸れるかもしれないとの判断から、肩車で訪れた。
【タッカァーイ!】
「お父さん、疲れない?」
と、なのはが声を掛けた。
「ん? 何、軽いモンさ」
「デュオ、いいなぁー」
「あ、ヴィヴィオもして貰いたい?」
「う、うん。でも・・・」
「そうか、じゃぁ。恭也、デュオ君を頼む」
「ん? ああ、構わないぞ。
ほら、こっちへおいで、伯父さんと交代だ」
そう言われ、恭也の肩へと移された。
「あらあら、恭也。お父さんになったみたいね」
「そ、そうか? まぁ、満更でもないかな?」
「わぁー! 高ーい!」
「ふふ、良かったわね」
「ウン!」
そんなこんなで、お賽銭箱まで辿り着いた。
ただ、それでも混雑にまぎれ、散り散りに・・・
「さて、お賽銭だが、大体その時の志しで入れるモノなんだが、こんな話がある」
そう言いながら、士郎お爺ちゃんは小銭《五円玉》を渡してくれた。
「五円玉を入れると、一年ご縁《五円》が有ります様にと言う。
十五円だと、《十》分にご縁が有ります様に。
二十五円だと、二重《二十》にご縁が有ります様に。
三十五円だと、三重《三十》に・・・
四十五円だと、始終《四十》ご縁が有ります様に。
五十五円だと、五重《五十》に・・・
但し、六十五円だと、碌《六》なご縁に巡り合えません、と言われていたりするんだ。
あんまり欲張り過ぎると、碌な目に遭いませんよ、という教訓だな。
だから、どれ位にする?」
そう言いながら、手の平には十円玉が多数。
そう尋ねられ、指折り数えて見る。
縁と言う概念は良く分からないが、多過ぎると良くないらしい。
でも、少ないのも・・・
それでも、今は十分?
だから、今はこのまま!
「ん? それだけで良いのかい?」
コクコク!
「そっか、十分幸せなのかな?
じゃあ、それをあそこに投げ込んでごらん」
一寸高い所にある、箱の前で持ち上げて貰った。
チャリン! と、金属音を立て、箱へと吸い込まれて行った。
それから降ろして貰い、手を合わせ、拝んで見る。
・・・何やら背後から冷たいモノが入ってきたりする。何だかモゾモゾする?
何となく、モゾモゾしていると・・・
「ん? どうした? トイレにでも行きたいのかな?
良し、一寸待ってなさい。
直に連れて行ってあげるからね?」
急ぎ、列から離れ、列の外へと連れて行かれた。
取敢えず、頭と首の辺りが変?
トイレに行くと・・・
小銭がバラバラと・・・
「あ・・・コレでか・・・」
待ち切れなかった参拝客が投げたお賽銭が、あちこちに引っ掛かっていたようだった。
その後、その小銭を拾い集め、改めて放る事に・・・
ちなみにヴィヴィオ姉は、なのはママの分もと言う事で、百円玉を入れたとの事・・・
お賽銭の話は知らなかったらしいが、ヴィヴィオ姉は良縁に恵まれている模様。
なのはママとフェイトママは、十二分に縁があるらしい?
良縁も、悪縁も・・・どちらも忙しい?
・・・ ・・・
思い浮かぶがままに、思い描けるがままに・・・
私自身は、お金を貰うより、滅多に口にしない様なモノの方が嬉しかったり・・・
お節がメインだった・・・
私が子供の頃は、お正月と言ったら、お店も何も開いてない事の方が多かったので、現金は使えぬ無用の長物だったり・・・
屋台のある所は一寸遠かったりするので・・・
だから、一寸高めのお煎餅を買い求め、年に一度のお年玉大作戦を敢行して居たり・・・
即物的ですが・・・
お陰で、年に一度行くだけのお店で顔を覚えられてしまったり・・・
一度に多種多様なお煎餅を、時間を掛けて選んでいたので・・・
お年玉としてあげる為のものだと話した事を覚えていてくれたり。
まだ小さな子には、アラレや飴玉。お守りや千代紙なんかも・・・
歯がシッカリして来たら、ザラメ付きのモノや、甘めのお煎餅など・・・
お金の価値が判って来たら、半々に・・・
または、今では珍しいと思われるモノを・・・お年玉として上げています。
何時かは、現金の方が喜ばれるのだろうが、それでも喜んで貰える間は続けようかと思っていたり・・・
・・・そろそろ限界かな?
こっちの方がお金は掛っていますが・・・価値観的には、そろそろ?
新たな相手も増えて来たが・・・
懐と時間と手間が許す限りは、続けようかと・・・
アリサは蟻さん、またはアリさん?
あと、鱸は実はオスがメス化する事によって繁殖するそうで・・・
女性らしいが、男顔負けな?
とまぁ、実は余り上手く浮かばなかったのが実情です。