魔法少女リリカルなのはStrikerS ENEMY Side 作:トータス
何となく、こうなったかなと・・・
悪乗りした揚句がこうなりました・・・
ハジメテノ、雛祭り?
二月末。
何やらバタバタと忙しそう・・・
宿舎のロビーの前に、階段?
段々が出来て、それを緋毛氈で覆い、何やら飾り付け?
でも、そんなに忙しそうなのに、皆何でか楽しそう?
・・・女の人ばっか?
男の人は遠巻きに見てるだけ?
だから、暇そうにしている相手に聞いて見た。
クイクイ!
ズボンの裾を引っ張ってみた。
「ん? 如何した?」
【皆、ナニシテルノ?】
「ああ、俺達男には縁遠いお祭りの準備だ」
そうヴァイスは応えてくれた。
「そうだね。ウチは、あんまりしないかな?」
グリフィスはそう言っている。
自分が男だったから?
「我々は添え物にしかなれん」
そう言うのは、ザフィーラ。
「うん、向こうでもほぼそんなだったね・・・」
昔を思い出すかのように、遠い目をしているユーノ。
カクカク・・・ フルフル・・・
だが、何かを思い出したのか、その体は小刻みに震えてる?
「え? 何が有るんですか?」
「ああ、エリオは知らないのか、雛祭り。
男そっちのけで、女の子の為のお祭りだ」
「へぇー、そう言うのもあるんですかー」
初めてその存在を知った模様・・・
「あ、だから、エリオもデュオも迂闊に近寄ったらダメだからね?
近寄ると・・・」
・・・ガクガク! ・・・ブルブル!
「ど、どうしたんですか、ユーノ先生?」
「うぉ! ど、どうしたんだ?
ユーノ司書長!?」
「・・・ああ、あの時の事か・・・」
そんな事を言いながら、クロノが寄って来た。
「え、クロノさん! 何か心当たりが!?」
「ああ、アレは、思い出すのもおぞましい体験だった・・・
だから、聞かないでやってくれ・・・
そして・・・一切聞くな」
そう言って言葉を切った。
だが、時すでに遅し!
「あら、クロノ。丁度良かったわ」
エイミィが現れた!!
何処かで見た様な衣装を手にしている。
黒いフリフリフリル! 《=ゴスロリ?》
「それで、今回はこれなんだけど・・・」
エイミィは、その衣装を確認しながら、クロノの方を振り返ったが、その姿は消えた・・・
「あれ? ・・・そっか、だったら・・・」
唐突に、忙しく立ち働いている女性陣に向かって大声で、
「なのはちゃん! フェイトちゃん! ハヤテちゃん!
クロノが逃げたから捕まえて!」
即座に返答が返って来る!
「「「はぁい!」」」
「制服はボロボロにしちゃっても良いからねー!」
・・・暫く後、何処かで激戦が繰り広げられ、激しい戦闘による破壊音が聞こえた!
流石に三対一では勝ち目が無いのか、何時もの制服がボロボロに・・・
「は、放せ! 憐れと思うなら、逃がしてくれ!」
幾重にもバインドで拘束され、引き摺られて行くクロノ・・・
「はいはい、憐れと思うより滑稽だから。逃がしては上げない。
それに、その制服もボロボロだから、丁度これがあるし、着替えてね?」
そう言いながら連れて行くエイミィ。確信犯?
「いい加減、大人なんだから似合う筈はない!」
反論するクロノ!
「え? まだまだ大丈夫だと思うよ? ねー!」
エイミィは賛同を得ようと、辺りに声を掛けてみる。
「お兄ちゃんなら、まだまだ大丈夫だと思うよ!」
「そんな事あるか! フェイト、騙されているぞ!」
引き摺られながらも、足掻き続けるクロノ!
「は、放せー! 誰か! 助けてくれー!」
「えー? そんな事あらへん、まだまだ行ける筈や!」
ハヤテの言う事に、クロノは、
「ハヤテ! そんな事言って、あとで後悔するぞ!」
更には、
「うーん、でも本当に、変わってないと思うよ?」
「なのは、君だけは判ってくれると思っていたのに・・・」
そうしていると、横から相の手が入った。
「そうそう、クロノはあんまり変わってないし、まだまだ!」
「くっ! ユーノ、裏切ったな!」
「はて、何を言うのやら?」
空惚けながらその場を離れようとするユーノ。
「そう来るのなら!
ユーノもまだまだ似合う筈だ!
ユーノにもさせるべきだ!」
そう言われ、何となくユーノを凝視する女性陣。
静かに、その姿を上から下まで、まるで嘗める様に、つぶさに観察して行く。
その視線は、肉食獣!?
ユーノは捕食されるのを待つ小動物!?
バインドは掛けられていないが、その視線で硬直してしまった様だ!
「・・・うん、一理あるね」
「・・・そうだね。似合いそうだね・・・ユーノ君」
「ほな、ユーノ君も・・・」
「じゃぁ、ユーノの分も・・・」
上からエイミィ、なのは、ハヤテ、フェイト・・・
「は、謀ったな! クロノ!」
「こうなったなら、一蓮托生だ! 覚悟していろ!」
逃げる暇もないままに、拿捕!
連行されて行く!
・・・何やら恐ろしくなって来た。
「えっと、デュオ。
ここは邪魔しちゃ駄目だから、あっちに行こうか」【=というより、お祭りが終わるまで何処かに避難!】
そうエリオ兄は言ってくれた。
コクコク! ブンブン!
「では、私もお供しよう」
ザフィーラもその事には賛同してくれた。
「さって、俺も仕事の続きを・・・」
さっきまで暇を持て余していた筈だったが、思い出したようだ。
「あ、そうそう。まだ未処理の書類が有ったっけ・・・」
実は、既に終了し、存在しない筈の仕事を作り出す有能さ?
そう言いながらその場を離れようとした男性陣・・・
そこから離れ、数歩進んだ所で、足が止まった・・・
自分の意志では進む事が出来ない・・・
バインドで拘束されていた・・・
「逃がさないわよ」
ティア姉は、一寸怖そう。
「エリオ君。エリオ君も参加するでしょ?」
無邪気な笑顔で引き留めるキャロ。
「えー? 折角面白そうなんだから、皆で楽しもうよ!」
実力行使で止めに掛るスバル。
「さぁ! 衣装はまだまだ色々あるから!」
「そうそう! 色々選んであげるから!」
・・・逃げられなかった。
・・・ ・・・
ただでさえ、男女比が偏った部隊であったが・・・
三月三日、この日は女性だけ《?》になった日・・・
ある意味、男は存在しない?
既に自棄になり、大いに飲み食いしながら憂さを晴らす女性陣《?》
本物の女性陣は?
「かわえぇわ!」
ハヤテ姉に抱き締められた。
「んー! お持ち帰りしたい!」
レティ提督には、そう言いながら抱っこされた。
「だーめ! 私が先!」
【リンディ】ママママも参加。
「ふむ、似合っているぞ」
シグママはそう言って撫でてくれる。
「ふふふ、可愛い!」
フェイトママ、赤いの出そう?
「ほら、不貞腐れてないで、アラレでも食べろ」
呆気に取られつつ、そう言ってアラレが入れられた高杯(たかつき)を渡された。
「うん、良く似合ってるよ。エリー」
「そーそー、似合ってる似合ってる!」
「エリー君、似合ってるね!」
ティアナ、スバル、キャロは口々に・・・
「は、ははは・・・」
虚ろな笑いしか浮かばないエリーちゃん?
不貞腐れてアラレを食べるイチゴちゃん?
一方フリードは、綺麗に房飾りを付けられていた。
クキュー! と、小さな牛車を引きながら練り歩く。
その牛車には白酒の入った徳利を乗せ、あっちに行ったりこっちに来たり・・・
偶に、アラレを満載したり・・・
一方・・・
「シロさん、似合って無いですね」
辛うじて似合っている? (グ)リフィス女史?
既に諦めている様子。
「当たり前だ! 似合ってたまるか!」
自棄になって胡坐を掻く女性(?)に、
「え・・・お兄ちゃんに、そんな趣味が・・・」
ギ・・・ギギィィィイイ!
「ラ、ラグナ? どうして、ここへ?」
「あ、私が・・・」
アルトが連絡を入れて居た?
「面白いモノが観れるって、連絡が・・・」
「んー、あんまり面白くなかったかな?」
それを聞いて見るのだが、ラグナのその手に持ったカメラからは、カシャカシャとシャッター音が続けざまに・・・
「イエ、良いモノを・・・」
「や、止めてくれー!」
ついには逃げ出す事に・・・だが、そうは問屋は卸さない!
シャルさんが、ユニさんが・・・
「一人だけ逃げるなんて、許さん!」
「逃がしてはなるものか!」
と、バインドと共に、結界で覆った!
「後生です! ココは逃がしてください」
そうは言うモノの、離しては貰えない様子・・・
拘束されたのを良い機会だと、姉妹《?》で記念撮影!
姉妹の絆が深まった?
兄妹の溝は、逆に埋められた?
「ブハハハハ!」
「・・・」
憮然としたまま、黙っている事しか出来ないサフィー?
「ヒーヒー!」
それを、笑う事しか出来ないアルフ。
「・・・そこまでおかしいか?」
「アルフ、そんなに笑ったら・・・悪いわよ?」
フェイトはそう言いはするものの、笑いは堪え切れない?
「だ、だって! 全然!」
「うーん、ホンマならもぉ一寸見れる様になる筈なんやけど・・・ぷっ!」
ソレを幸い、
「では、主にお見苦しいモノをお見せする訳には、参りませぬゆえに・・・」
そう言って逃げようとするのだが・・・
「イヤ、これはこれで!
・・・! よっしゃ、今日はもう少し見られる様にせんとアカンな!」
「フェイトちゃん! なのはちゃん! 手伝(てつどう)てなぁー!」
「あ! アタシも手伝うよ!」
アルフも参加する模様・・・
ガックリと膝をつくサフィー。
悪化《?》しただけに終わった・・・
女性陣からは、大好評?
その日は疲れ果て、そのままに・・・だから遅れた?
一人だけ、気力を振り絞り着替えた兵《つわもの》が居た。
そのお陰か、嫁(?)に・・・来た?
後に、とある提督の家族が増えた?
その提督は、その日は虎に化けていた?
・・・ ・・・
思い浮かぶがままに、思い描けるがままに・・・
どんな衣装だったのかは、各々のご想像にお任せ! ○投げします!
こんなんしか浮かばなかった・・・
ヴァイス =白 =シロ
エリオ =エリー
ザフィーラ =サフィー
グリフィス =リフィス
とまぁ、一寸弄って見ただけなのですが・・・
どんな衣装だったのかは、ご想像のままに。読み手の想像力に○投げします!
クロノ =シュヴァルツ =シャル?
ユーノ =ユニ?
虎になったのは、レティ提督?