魔法少女リリカルなのはStrikerS ENEMY Side   作:トータス

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一応、割とキレイに出来ました。
一寸物足らなくは有るのですが・・・それはまたの機会にでも。

かつては誰しも一度は口ずさんだ事は有るかと思われる歌から。


飛び火? ママのお味は? を追加しました。


ハジメテノ、呪歌・てふてふ? 追記+ママのお味は?

 今日のお迎えは意外な組み合わせな二人。

 仮釈放中の定期審査の為、ミッドチルダに滞在中のルーテシア。

 その監視役という名の付き添いのキャロ。

 

 そんな二人との、幼稚園からの帰り道での会話。

 

「今日は幼稚園で何をしてきたの?」

 

 と右手のキャロが尋ねると。

 

【今日ハネ、オ歌。歌ッタノ!】

「どんなお歌だったのかな~。私にも教えてくれる?」

 

 幼稚園に行く事が無かった左手のルーテシアも聞きたがった。

 

 エリオは久しぶりにこっちに来たからと、母校の訓練に参加する事になっていたので別行動。

 

【ンーット、エットネ、エットネー。

テフテフ(チョウチョウ)ノウタ~!】

 

 デュオが力を込めて謳い始めると、繋いだ両手を通して魔力が循環し、意外な作用をもたらした?

 

「わぁ! キレイ!」

「ふわぁ! こんなに沢山!」

【ワァー!】

 

 大小様々な色とりどりの蝶々が周囲に現れ、群れとなって舞い踊り始めたかと思ったら、有る方向を目指して飛び立ち始めた。

 

【何処行クノー?】

「何処だろうね?」

「きっと、歌詞にあったお花の所に行くんだとおもうよ」

【ドコドコ!?】

「うーん、何処だろう? お花畑かな?」

「なら、追いかけてみよっか!」

【行クノー!】

 

 という事で、蝶々の行く先を確かめるべく、跡を辿って行く事に。

 

 

  ・・・   ・・・

 

 

 ルーテシアがインゼクトを召喚し、道を辿る様に飛ばし「何処に行ったかなぁ?」と言いながら【イタァ!】とデュオに探させながら跡を追った。

 

 追い掛けて、追い掛けて、辿り着いたのはとある広い敷地。

 

「えっと、ここは何処だろう?」

「んーっと、エリオの学校じゃないかな?」

【蝶々ハドーコー?】

「何処に行ったのかな?」

「んー、この辺りに来てるはずなんだけどー・・・あ!」

【蝶々イタァー!】

 

 ルーテシアが見付け、指差す先には大量の蝶に囲まれたらしき団子の様なモノが宙を漂っていた。

その周りを訓練生らしき生徒達が遠巻きに取り囲んでいる。

 

「なのはぁ! 無事かぁ!」

「な、なのはさ~ん! 大丈夫ですかぁ!?」

 

 その中に、ヴィータとエリオもいた。

 

「私は大丈夫なんだけど、真っ暗で如何なってるのかな?」

 

 そんな声が蝶々の団子から小さく聞こえて来たが、

 

【ア! ビータママー! エリオ兄ィー!】

 

 と呼ぶ声に掻き消されながら、そのままヴィータの元へと駆け、跳び付いたデュオ。

 

「って、デュオか、如何したんだ?」

【蝶々、追ッカケテ来タノ!】

「えっと、蝶を追い掛けてたらここに来たんだけど」

「ヴィータさん、エリオ君。何かあったの?」

「あ、キャロ。それが・・・なのはさんの元に沢山のチョウチョが飛んで来て」

「なのはの張ってたフィールド(シールド)に止まり始めたんだ」

 

 それを聞いたデュオは小首を傾げながら、

 

【・・・ナノハママ、甘々?】

「・・・イヤ、どっちかって言うとなのはは辛い方だな」=ツライでもカライでも可?

 

 ウンウンと頷き合うエリオと生徒達。

 

【チョウチョ!】

 

 蝶がふわりと一匹だけ、ちょこんと空中で翅を休ませる様に止まった。

 

「わ! こんなに沢山の蝶が私に!?」

「な!? なのはさんのWASか!」

「あ・・・今の、聞こえてたりは」

「え? 何かな?」

 

 ホッと胸を撫で下ろす面々。聞かれてはいなかった様だ。

 

 取敢えずの危険はなさそうだが、なのはから離れないので、一旦訓練を中断して様子を伺う事に。

 

・・・十数分後・・・

 

 暫く立つと、一匹、また一匹と、満足したのか空に帰って行く蝶達。

 

「わぁー! 綺麗だねー」

【チョウチョサン、マタネー!】

「うん、またこんなのが見れると良いね」

 

 やっと解放されたなのはも、

 

「わぁ、キレイ」

「だな。でも、何でなのはにだけあんなに集まったんだ?」

「どうしてでしょう?」

 

 デュオはデュオで、中から出て来たなのはに駆け寄ってよじ登って、特等席とばかりになのはの腕の中から見ている。

 

【! ナノハママ、甘々?】

 

 なのはが甘いから(たか)っていたのか、気になったらしい。

 

「えー? どうなのかな? デュオはどう思う?」

【ンー?】

 

 パクリ、ハムハム、ぺロリ

 

【・・・甘クナイ、塩(ツラ)カッタ?】

 

 それを見た周囲は、やはり、なのはさんは辛いのか!? と周知したらしい。

 

「あはは、それを言うなら塩辛いだよ」

 

 となのはは軽く訂正する。

 

「あは! 汗を掻いてるからかな?」

「なのはさん、中は大丈夫でしたか?」

「あ、私は大丈夫だよ。ちょっとだけ魔法力を吸われた感じがしたけど、そんなに変わりは無いみたいだし」=他人と比べると・・・いか程?

 

 真実を言い当てるルーテシアに、心配するキャロ。 

 勝手な事を言ってそれを聞かれていなかった事に安堵する面々。

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

後日の無限書庫では・・・

 

「えっと、あの蝶はっと・・・」

「ルール―、この蝶が似てるんじゃないかな?」

 

 昆虫図鑑を積み上げ、調べものをしているルーテシアの元に、キャロが見付けたモノを持って来た。

 

「んー? どれどれ?

・・・似てるけど、ちょっと違うかな? 大きさもかなり違うみたいだし」

「そっかぁ」

 

 そんなこんなで更に本を積み上げて行く二人。

 

「何を調べてるんだい?」

「あ、ユーノ司書長。ちょっとね」

「この間見た蝶について調べてるんです」

「えっと、なのはに(たか)ってたっていう蝶かい?」

「そーなんだけど、何か引っ掛かってて」

「私も、何かで見た覚えは有るんですけど・・・思い出せなくて」

 

 ユーノはふむ、と片手で肘を持って顎に手をやると、

 

「じゃぁ、ボクも調べるのを手伝ってあげるよ」

「わぁ、助かります!」

「やった! これで何とか成りそう!」

 

 ユーノはふと辺りを見回すと言った。

 

「ところで・・・二人だけで調べて居たの?」

「あ、デュオは」

「えっと・・・あ、居た」

「ドコ?」

「シー」

 

 キャロが唇に手をやって静かにと教えると、本の影を指し示した。

 

 本を途中まで広げた所で力尽きたのか、突っ伏して眠っていたのを目にし、ユーノはそっと白衣を脱いでデュオの上に掛けてあげる。

 

「ふふふ、どんな夢を見てるのかな~?」

「きっと面白そうな夢だと思うの」

「さて、それでどんな蝶だったんだい? ここに載ってないなら、もしかしたらだけど、新種だったのかもね」

 

 

・・・   ・・・   ・・・

 

 

飛び火? ママのお味は?

 

【ビータママ~! ビータママハ、ナニ味?】

「うぇ!? ま、待ってろ!」

 

 咄嗟に持ち歩いている小さな小壜に人差し指を突込み、差し出した。

 

【ア~ン! ! !! アマ~イ!】

「・・・ヴィータちゃん」

「な、何だよ。何も問題は無いだろ?」

「甘々だね」

 

 ビータママは蜂蜜(ハニービー)味?

 

 

 

管理局内 喫茶・ニッケイ

 

【シ~グゥ~マァマァ~!】

 

 パタパタと駆け寄ってくるデュオ。

 

【シグママ! ナニ味?】

「ん? デュオ、どうした?」

 

 そっと間食のトーストを皿に戻して抱き上げようと手を伸ばすシグナムだったが、パクリとその指を咥えられた。

 

【ン~ット・・・アマ~イ! シシモン(シナモン)?】

 

 シグナムはシナモントーストに掛けられたシナモンシュガー味?

 

 

 

医務室

 

【シャママ~!】

 

 可愛い声と共に飛び込んだ!

 

「はぁい♡」

【シャママ、ナニ味?】

「え? ヴィータちゃん、シグナム、どういう事?」

 

 一緒に来たヴィータとシグナムに尋ねたシャマル。

 

「あ~、シャマルの味が知りたいってさ。

ちなみに私は蜂蜜味で、シグナムはシナモンシュガー味」

「う~、ズルイ」

「し、仕方がねーだろ! 咄嗟だったんだから!」

「軽食を摂っていた時だったからな」

 

 焦るヴィータに、何も憚る事は無いといった風情のシグナム。

 

「えっと、一寸待っててね! 手袋を外して手を洗ってからね~」

 

 そう言って何とか時間を稼ぎだした。

 

「えっと・・・何か甘いモノは無いかしら・・・!」

 

 そこに在ったのは黒い色をしたシュワシュワとした液体の詰まったペットボトル。

それを同僚の女性医務官の嗜好品。同僚がコップに移し替えているのを見るや。

 

「えい! はい、良いわよ~♡」

【ア~ン! ! !! ・・・ヴワァ~ン!】

 

 余りの味にビックリして逃げ出した!

 

「え!?」

「「シャ~マ~ル~!」」

「あー、子供にはコレはキツイわよ」

 

 黒い液体の正体は『胡椒博士』?

 

 

 

【フェートママ~!】

「ど、如何したの?」

【シャママ、ヘンナ味シタ~】

「そ、そう、ビックリしたね」

 

 何も分からないが、なだめて泣きやませることに専念するフェイト。

暫くすると落ち着いた。

 

「何があったのかな?」

【フェートママ、ナニ味?】

「ん~?」

【ナノハママ、塩辛ダッタ! ビータママ、甘々ダッタ! シグママ、シシモン! シャママ・・・ヘンナ味! フェートママハ?】

「そっかフェイトママの味はね~」

 

 きょときょとと辺りを見回して目的のモノを見付けそちらに歩いて行く。

 

「一つ下さい」

「はい、毎度あり」

 

 冷たくふんわりしたそれをデュオの口へ。

 

「こんな味かな?」

 

 デュオの口にクリーミーでミルキーな味が口に広がった!

 

【ツメタクテ、オイシー!】

 

 バニラなソフトクリーム。

些細な事は忘れてソフトクリームに夢中になった!

 

 

 

ヴィヴィオは?

【ナノハママ~! ビビオ姉、鮮烈(ビビット)ナ味ガシタ~!】

「わ、わぁ!」

「ヴィヴィオ~、何を食べて来たのかな~?」

「う、ノーヴェとス、スパイシーなカラ揚げを・・・」

「デュオ、ヴィヴィオのカラ揚げ貰っても良いわよ」

【ワーイ!】

「わーん!」




強力な召喚士二人を通じ、蝶々を召喚させてみました。

さて、古文ではてふてふとは、蝶々を意味します。
意外と共通点が多かったりしたので作成してみました。

良く分からなかった方は、童謡「ちょうちょう」で検索してみてください。
 なのはにたかった訳も分かる筈かと。

もし続きの三番も謳っていたら、トンボ(ドラゴンフライ)がエリオの元へと行ったかも?



最後に、腹痛を発生させたらしい呪歌を活動報告にて掲載中・・・
 他人に見せたら、腹筋が崩壊したらしい・・・
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