魔法少女リリカルなのはStrikerS ENEMY Side   作:トータス

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これは地球で過ごした時の、世代を超えた会話?
魔法での筆談は、一定時間で消失します。
多分に勘違いも含まれます。

Vividな登場人物との出会いもどうぞ。


Vivid? & Mimic!?   男の痕・勲章

風呂場にて

 

 シロー爺ちゃんの背中はおっきい!

アチコチ、色んな傷痕が有る!

 

 だから、聞いて見た!

≪筆談=タイルに石化した魔力(群青色)で文字を書く=平仮名で≫

 

【如何してそんなに怪我したの?】

 

「ん? ああ、それは色んな人を守ったり。色んな所へ行って、色々な体験をしたから、こうなったんだよ」

 

【その傷痕は消さないの?】

 

「・・・そうだね。消そうと思えば、消せなくはないかな・・・

でも、今まで有った事もそこに残っているから、消そうとは思わないかな?」

 

【ふーん。

じゃあ、シロー爺ちゃんは脛に傷持つ男なの?】

 

「うーん、・・・確かに、脛にも傷が有るね。

でも、そう言った意味では、一寸違うかな?」

 

【じゃあ、なのはママに齧られちゃった?

だから、傷だらけ?】

 

「ははは! まぁ、そう言う事にでもしておこうかな?」

 

【・・・爺ちゃんは、(脛)ツルツルだった。

ママ達、ハヤテお姉ちゃん、羨ましい?

ガシガシ蹴ってた? でも、ツルツル?】

 

「ん? もう一人の?」

 

 コクコク!

 

【えっと、12人の娘だから、脚無くなる?

・・・齧られなかったの?】

 

「・・・齧る程でもなかったのかな?(早くに一人立ちしたという意味で)

それか、逆に齧る方だったのかな?」

 

 ・・・ポン! 納得!

 

 嘗て、とある画像を見た時の事を思い出した。それは出会ってから割と最初の頃・・・

 

   ・・・

 

【ドクタ! コレハ何?】

「ん? ああ、この画像かい?」

 

 そこには有る灰色の三つの物体を映し出していた。

 

「これは私を創造したモノ達だよ」

【???】

「一寸難しいかな? では言い変えよう。

これが私の親に当たる存在だ」

 

   ・・・

 

【齧られたから、脳みそ(=最高評議会)だけだったんだ!】

 

「えっと・・・それは、無いと思うんだが・・・」

 

 

 そんな会話(片や筆談)が繰り広げられた?

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

魔法の匙?

 

 

 イギリスのお爺さん(グレアム元提督)の所に遊びに行った!

向こうでは、ナイフ一本で木の匙を作る風習が有る。

装飾過多なモノから、簡単な仕様の実用的なモノまで多種多様。

 

 年頃になると、男はそれを作り、女性にプレゼントする習わしがあるそうだ。

だから、挑戦!

 

 ・・・出来たけど、びみょー?

 

 一寸歪みが・・・

実用には耐えるけど、装飾品としては今一?

数をこなし、それなりに形になった・・・

でも、今一?

 

 だからそれは一旦諦めて、お土産品として売られているモノを見本に買って帰る事に・・・

 

 

 お手頃な値段の、一寸変わった風の匙。

金色で、小さくて、鎖が付いていた!

 

 お店の人、こんなの在ったかなって?

でも、置いてたし、格安?で売ってくれた?

 

 それは、桃子ママママのお土産用!

・・・喜んでくれるよね?

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

高町家・リビング

 

「あら? コレを私に?

ありがとう! 大切にするわね」

 

 早速、身に着けてくれた!

 

 それで、紅茶とケーキを御馳走に・・・

 

「はい、これはお礼ね。

なのはとフェイトちゃんとヴィヴィオちゃんは、もう少ししたら帰って来ると思うから、それまでは我慢しててね」

 

 一寸模擬戦をしてくるとかで、公園へと出向いている三人。

普通に組み手をする位で、魔法は使わない?

 

 コクコク!

 

 早速、ケーキと紅茶の攻略に取り掛る!

 

 

 

「あらあら、よごれちゃったわね。

ほらほら、こっちを向いて」

 

 中腰になり、口の周りを拭ってくれた。

すると、その手が段々遠ざかる。

 

「あら? あらら? まぁまぁ!」

 

 ママママ、段々小さくなって行く?

最終的に、あげたスプーンと同当位?

洋服や、身に付けたモノはほぼ、同じサイズへと・・・

スプーンだけは、元の大きさ。

 

【ママママ? ドシタノ?】

「あら? これは、デュオの声?」

【! ・・・聞コエルノ?】

「ええ、ハッキリ聞こえるわよ」

【ママママ!】

「はぁい!」

 

 小さくなった事は、余り気にならない様だ。

それよりもお話しが出来る事の方が重要?

 

 スプーンは背中に回し背負っている。

 

「うーん、どうしましょうか?

お店は、定休日だから問題はないんだけど・・・

お夕飯が・・・

何が有ったかしら・・・」

【ママママ、肩乗ル?】

「・・・そうね、このまま動き回るよりは、その方が良いかしら。

あ、でもそれよりは、その胸のポケットに居させて貰える?」

 

 今日の服装は、デニムのオーバーオールにティーシャツ。

胸の辺りに、大きなポケットが設えられていた。

そこになら、スッポリと納まるかな?

 

【・・・オオ! スッポリ!】

「じゃぁ、先ずは冷蔵庫からね!」

【オー!】

 

 冷蔵庫を開け、中を確かめ。

上の方が見えないから、引き出す冷凍を踏み台に、上も確認。

 

「うーん、一寸物足りないかしら・・・

お買い物に行かないと駄目かしら?」

【オ買イ物? ・・・行ク!】

「あらあら、じゃあ一緒に行きましょうか。

先ずは、冷蔵庫を元に戻してね」

【ハァイ!】

 

 えっちらおっちら元に戻し、買い物袋を装備!

お財布も装備!

 

「じゃあ、行きましょう!」

【オー!】

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

魚屋の前にて・・・

 

「おう! 今日は一人でお使いか?

今日は良い魚が入荷っているぞ!

見て行かないか?」

【・・・ドースル?】

「そうねぇ・・・寄って見ましょうか」

 

 コク!

 

「おう! そう来なくっちゃ!

今日は、鯵の良いのが入荷っているから、見て行きな!

へい! 何をお求めで?」

 

 主は買い物客に呼ばれ、そちらへと行ってしまった。

 

「何が良いかしら?」

【アジガ良イッテ!】

「そうね、じゃあ鯵の南蛮漬けにでもしようかしら?」

【辛クシナイデネ?】

「はいはい、一寸甘辛くしましょうね」

【オー!】

「おう! 坊主! どうするか決まったか?

ん? 鯵だな? ほうほう、それを・・・これだけだな!

毎度有り! おう、そう言えばお使いだったな。なら、これはおまけだ、持ってけ!」

 

 追加で小鯵も入れて貰った!

 

「気を付けてな!」

 

 手を振り、見送られ、隣のお店へと・・・

 

「あら、お使い?」

 

 コクコク!

 

「あらー、可愛い! コレ、持って行きなさい」

 

 コロッケを貰った!

 

 ブンブン手を振りながら、お店を後に・・・

 

 公園に近付き、人影が見えなくなった頃に、コロッケを半分、更に半分。

そっと、ポケットへ・・・

 

「ふふふ、何だか夢みたい。

こんなに大きなコロッケを食べるなんて」

 

 両手で抱える様なコロッケの欠片。

それを二人して、ハフハフしながらパクついた!

 

「あー! デュオ! それ、如何したの?」

【ビビオ姉! オ使イ! 貰ッタ!】

「ふぅん、一口貰うね!」

 

 パクっと一口だが・・・結構持ってかれた!

 

【・・・ア、アアア!】

「んー! 美味しい!」

「ヴィヴィオー? どうかしたの?

あれ? デュオ、来てたの?

あ、美味しそう! 一寸貰うね!」

「あら、じゃあ私も貰うね」

 

 パクパクっと・・・無くなった。

 

【ママママー! 食ベラレチャッタ!】

「あらあら、なのは。

子供のモノに手を出したらいけないわよ」

「え? お母さん? どこに?」

「ココよ、コーコ!」

「え? 桃子ママ?」

「お母さん?」

「桃子さん?」

「ココよ、デュオの胸ポケットに居るの」

「「「ええ!?」」」

 

 そう驚いて覗き込む三人!

 

「ふふふ、何だか判らないけど、急にこうなっちゃって・・・

でも、デュオとお話しできて楽しいわ」

 

 そんなに気にしていない様な姿を見せる。

その姿は、普段着に背中に背負った小さなスプーン。

さながら、一寸法師の様にも・・・

 

「えっと、なのはママ、フェイトママ。

これって・・・」

「うぅーん、何かのロストロギアかな?

こんなのは聞いた事が無いんだけど・・・

もしかして、そのスプーン?」

「お母さん、そのスプーン見せて貰っても良い?」

「アラ? そうなの? 良いわよ。はい」

 

 そう言って手渡す。

 

「・・・レイジング・ハート、バルディッシュ。何か判る?」

《・・・特には何も。専門外なので、何とも申し上げる事は出来ません》

《同上》

「そうだよね・・・」

「桃子ママ、大丈夫なの?」

「ええ、何ともないし、デュオとお話しが出来て、返って楽しい位よ。

・・・あら?」

 

 一寸だけ、その身が膨れた。

 

「アラ? アラアラ?」

 

 ドンドン大きくなり、ポケットから飛び出してしまった!

 

「あら? 元に戻っちゃったみたいね?」

【ママママ? オ話シハ?】

「あらあら、もうお話しは出来ないみたいね?」

【ママママ!】

 

 はっしと抱き付くデュオ!

 

「お話しは出来なくなっちゃったけど、アナタが言いたい事は、伝わるわよ」

【・・・ママママ、オ腹スイタ!】

「はいはい、帰ってお夕飯にしましょうね」

 

 そう言って、手を繋いで家路へと・・・後に続く三人。

 

「・・・桃子さん。念話聞こえてないんだよね?」

「う、うん。その筈なんだけど・・・」

 

 そんな事を話していると、

 

「あ、そう言えば・・・なのは、あなたマオーなんて呼ばれてるの?」

「え!? あ、如何してその事を!?」

「ふふふ、小さくなってる間、念話? 聞こえる様になっていたの」

「ふ、ふうん」

「そ、そうなんだ・・・」

 

 

 その後、原因究明の為、無限書庫へとそのスプーンは送られた。

 

 検査結果としては、それは在るレアスキルの所持者が愛用していた物で、何故かそれを身につけると体が小さくなると言う曰く付きの代物であったとか・・・

魔力の供給が有れば発動するだけのモノだとか・・・

一般の人が持つ分には、何の意味も無い装飾品だったとか・・・

 

 一応、ロストロギアとして取り扱われる事に・・・

在る時、空管理局本局・ 総務統括官の元へと貸し出されたり・・・

 

「これが夢だったの!」

 

 自分の背丈以上のケーキや、シュークリームに囲まれてご満悦?

 

 

 

 その事を知った、某陸士隊隊長・・・

レンタルし、それを娘達に使って見たとか・・・

 

 大盛況!?

 

 お財布的にもかなり余裕?

娘の誕生日ごとに借り出される事に・・・

 

 

 

 某教会にも・・・

貸し出されたり?

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

散髪・理髪・調髪   ・・・明かされた新たな事実?

 

 

 公共魔法練習場《ストライクアーツ練習場》にて、各々が自主練習をしている傍にデュオは居た。

その様子を見て、リオはふと疑問を持った。

 

「・・・ねぇ、ヴィヴィオ」

「ん? 何、リオ?」

「んー、デュオ君。髪長いけど、切らないの?」

「・・・そう言えば、男の子にしては随分と長いですね」

 

 アインハルトも気になったのか、話に加わって来た。

 

「あー、切らないって言うか・・・」

「切れないんだよ」

 

 傍で聞いていたコロナが応えた。

 

「え? ・・・何で?」

「なぜ?」

「あー、うん。

最初の頃は、切ろうとしたんだけど、鋏がね」

「ボロボロになっちゃって・・・」

 

 美容師ごっこをするとかで色々された。

普段の髪型は、その時によって様々。

サイドポニー、ツインテール、ポニーテール、後ろ一括り、三つ編みおさげ・・・朝方、誰と居るかによる。

 

 今日の髪型 =緩い三つ編み?

 

「ふぅん・・・へ?」

「はぁ?」

「えっと、口で説明するより、見て貰った方が良いと思うよ?」

「んー、そうだね!」

「え? え? 何か有るの?」

「デュオー! こっちおいでー!」

 

 一寸退屈気味だったのか、トットコやって来た。

 

【ナァニ?】

「ちょっと髪を切らせてね」

 

 コク!

 

 その手に一房髪を持ち、鋏でもって、エイヤッと力を入れるが、一向に進まない。

 

「え? 冗談?」

「んー、やって見ると判るんだけど・・・」

 

 そう言って鋏を手渡す。

 

「んじゃ・・・え?」

 

 刃は通らない。

 

「では、私が・・・」

 

 アインハルトが代わりに切ろうと試みるが・・・

全く切れない。鋏の方が駄目になった。

 

 その様子を見て、ノーヴェも傍に来た。

 

「・・・何やってるんだ?」

「あ、デュオの髪型について・・・」

「ああ、コツが要るからなぁ・・・

まともに切ろうとしたら、相当掛るし・・・

切れたのは、ウーノ姉だけだったな」

「「「え!?」」」

「え? そうなんですか?」

 

 その言葉に驚きを隠せない三人!

 

「まぁ、無理に切る事は出来たけど・・・後がな」

「ど、如何なったんですか?」

「・・・知りたいかも」

「えっと・・・アレを?」

「な、何が有ったんですか?」

 

 リオ、コロナ、ヴィヴィオ、アインハルトは其々の反応を示す中。

 

「あー、聞かなかった事にしろ」

 

 そう言って話を打ち切ろうとするノーヴェ。

だが、それを許さぬ雰囲気で在った事から、重い口を開いた。

 

「・・・まぁ、髪の毛がのたうつんだ・・・生きてるみたいに」

「う、うん! アレは凄かった!」

「へ、へぇー」

「そ、そんな事が・・・」

「その様な事が・・・」

 

 其々がその様を想像したのだろうか、一寸顔色がよろしくない。

 

「まぁ、それからだな。

無理に切らない様になったのは」

「あ、でも・・・髪型は割とキチンと整ってますけど?」

「あ、そう言えば・・・」

「・・・言われて見れば」

「・・・そうなんですか?」

 

 コロナ、ヴィヴィオ、リオ、アインハルトは思った事を口にする。

 

【切ッテ貰イニ行ッテル!】

「まぁ、何だ。

定期的にだけど、切って貰ってるみたいだな」

【内緒デ!】

 

 そんな事を話している。

 

「あ、そう言えば・・・

何時の間にか切ってたね」

「へぇー、その人って腕が良いんですね!」

「ふぅーん。今度、私も切って貰おうかな?」

 

 さぞ有名なスタイリストの方なのだろうと、勝手に想像する二人。

 

「そんな方がいらしたんですか・・・」

 

 余り興味が無い様で、無頓着なアインハルト。

 

「まぁ、何だ。

切って貰うのは構わないけど、そこに行き着ければな・・・」

 

 そんな風に話しに水を差すノーヴェ。

 

「え? えっと、その方は何処に?」

「良いじゃん! 教えてよ!」

「えっと・・・コロナもリオも、止めておいた方が良いよ・・・」

 

 ヴィヴィオも、余り勧められないと。

 

「え? 何で?」

「如何してさ!」

「・・・まぁ、行けたとしても。会えないからな・・・」

「え? でも、デュオ君は会いに行ってるんでしょ?」

【オー! 会エルヨ? 簡単!】

「そりゃ、デュオの場合は潜入だからな」

「「「え!?」」」

「あっと・・・忘れてくれ」

「え? でも、潜入って・・・」

「うん! 確かに!」

「えっと・・・それって」

「えっと、あのね! 一寸複雑で・・・」

「ああ、そう簡単に行ける所じゃないんだ。

何せ、隔離された無人世界だからな」

 

 もう隠しておく必要も無いと腹を括ったのか、ノーヴェは明らかにする。

 

「まぁ、そんな所で世捨て人みたいにしてるから・・・」

「そっかぁー」

「じゃあ、仕方が無いね」

「そんな所で、何を?」

 

 何となく突っ込んだ事を聞いてしまうアインハルト。

 

「えっと・・・色々有って・・・」

「あー、色々有ってな。揉めてるんだ」

「ふぅーん」

「そっかぁ」

「そうなのですか・・・」

 

 喧嘩でもして気不味いのかと思ったのか、何とか納得して貰えた様だ・・・

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

ファビア・クロゼルグとの出会い?

 

 

 じー、じー、じー。

 

 公園で瞑想していると、視線を感じた。

ふと顔を挙げると、そこには一人の子供が居た。

 

「・・・何?」

【・・・魔女?】

「・・・そうだけど?」

【箒(ホーキ)デ飛ベル?】

「・・・まぁ、飛べるけど?」

【乗セテ!】

「駄目」

 

 即答!

 

【・・・駄目?】

「駄目」

【ブー!】

「そんな事しても駄目」

【・・・コレハ?】

 

 その手には、悪魔が摘ままれていた。

 

「あ・・・駄目!」

 

 そう言われ、パッと手を放すデュオ。

 

「何とも無い!?」

 

 子供に対して心配する様子を見せる。

悪魔に関しては、特に心配していない。

 

【??? 何トモ無イ!】

「そ、そう・・・でも、気を付けてね。

この子達は、ファビアが使役している悪魔だから」

【悪魔?】

「そう、悪魔。・・・解る?」

【オー! オ家二モ、一人!】

「え!?」

 

 意外な答えに驚きを隠せない!

 

【白キ魔王(マオー)ガ居ルノ!】

「えええ!?」

 

 驚愕するしかない!

 

【アト、破壊神モ!】

「ええええ!?」

【ア! 魔王(マオー)ダケド、怒ルト大魔王(マオー)二変身!

ママママ達ハ、大魔神二変身!】

「え!? それって!?」

 

 何となく言っている意味が食い違っている事に気が付いた。

 

「デュオー! 何処行ったのー?」

 

 少し離れた所から、子供を呼んでいるであろう母親らしき女性が見えた。

 

【アッ! マオーママ!】

「え!? 魔王魔魔(ママ)?」

【ウン! ナノハママ、白キ悪魔ッテ呼バレテルノ!

ダケド、マオーナノ!】

「そ、そうなんだ・・・

ほら、呼んでるから行った方が良いよ」

【ウン! ジャ、今度乗セテネ!】

 

 ブンブンと手を振りながら、母親らしき相手に走って行くデュオを見続けるファビア。

こちらを見て、軽く会釈をするなのはに対し、

 

「ふふふ、そんな風には見えないよね」

 

 優しそうな顔をしている相手を見て、そう感じた。

更に手を振って来る様子を見て、微笑みながら軽く手を振り返すファビア。

 

 

 そんなこんなで、出会った。

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

思い浮かぶがままに、思い描けるがままに・・・

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

誤解の多い《=甥》紹介

 

 

 オットーとディードが、ミカヤと共に再開発地区を歩いていると、オットーがある人影を見付けた。

 

「あ・・・」

 

 ふと、足を止めたオットーに、ディードは声を掛けた。

 

「如何した?」

「うん、デュオが・・・」

 

 ミカヤは、それを耳にして、

 

「うん? 誰か知っている人が?」

「あ、はい。ウチの甥っ子が・・・」

「そう、可愛い甥です」

 

 知らず知らずに、握り拳で力説する二人。

 

「・・・では、ご挨拶をした方が」

 

 それを聞き、声を掛ける事にした二人。

 

「「デュオー!」」

 

 その二つの掛け声に気が付いたのか、段々とこちらへと近付いて来る!

 

「え? あ、れが?」

「「はい」」

 

 どう見ても、巨大な甲冑が、こちらへと走って来ている・・・ドスドスと・・・

 

【ナァニ? オト姉! ディー姉!】

 

 聞こえて来るのは、幼い感じの念話で有るが、見た目はどう見ても巨大な甲冑である・・・

戦闘機人であるとは聞いていたが、その甥っ子は・・・ロボ?

 

 どう見ても、可愛いとは言い難い・・・様な?

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

「デュオ、何をしていたの?」

【アルバイト!】

「そう、でも何で?」

【・・・材料、足ラナイ! ダカラ、スクラップ集メ?

ツイデニ、資金調達?】

「そっか、じゃあ頑張って!」

【オー! オト姉、ディー姉。

何シニ来タノ?】

「ああ、何でも試し切りをするって聞いて、それを見学に来たの」

【・・・見テモ、良イ?】

「ええ、構いませんよ」

【オオ! オッチャン! 休憩! イイ?】

 

 遠くに居る、クレーンを操作している相手に向かって声を掛ける。

 

「おおう! 良いぞ!」

 

 快諾された!

 

【ンット! 降リタ方ガ良イ?】

「まぁ、そのままの方が良いのかな?」

「そうだね。

・・・所で、何を斬るんですか?」

 

 ミカヤは、一寸呆気に取られたが、直に我に帰った。

 

「え!? ああ、あの吊るされたバスを・・・」

【アレ! 掘リ出シタ!】

 

 エッヘン! 胸を張る巨大甲冑。

 

「そ、そうなのか・・・

アレを、試し切りに・・・

ディード、出来そう?】

【イヤ、光剣ならともかく、実剣ともなれば・・・】

 

 両端を持ち上げ、片方を放す事により。

振り子の様に迫りくるバスを刀で以て縦に両断すると言う事らしい。

 

【・・・斬ッチャウノ?】

「ええ、家の流儀では、アレくらいは斬ります」

【スゴイスゴイ! 見シテ!】

「ええ、一寸待っていてくださいね」

 

 準備を整え、念入りに具合を確かめ、

「では、お願いします!」

 

 振り子の如く、猛スピードで迫るバス!

それを居会い斬りの構えで待ち構え、

 

 

 ・・・ギ・ィ・・ン!

 

 

 轟音の中、微かな金属音が鳴り・・・

バスが左右に分かたれ、そのまま後ろへと飛んで行く!

 

 その様を、離れた所から見ていた。

 

「す、すごいな」

「あ、ああ、あんな事が出来るだなんて・・・」

【スゴーイ! スゴイスゴイ!

・・・出来ルカナ?】

 

 その感想を聞き、

 

「まぁ、修練次第かと思いますよ」

「イヤ、修練だけであそこまでは行かないかな?」

「そうだね、それだけ息が合って、尚且つ、そう出来る自信が無いと・・・」

 

 それを聞き、出来るかを試すべく、セツ姉のブーメラン・ブレードを取り出すデュオ。

 

「わ! コ、コラ! それは・・・」

「だ、駄目! どっから持って来たの!?」

【・・・秘密?】

「もう、また会いに行ってたの?」

「この間みたいに怒られても知らないからね。

それで、如何だった?」

 

 ミカヤは一人、話しについて行けなかった。

 

「え? 如何かなされたんですか?」

「ああ、一寸行き辛い所に居る姉に会いに行ってたらしくって・・・」

「ええ、そう簡単には会えない筈なんですけど・・・」

【オー! 元気ダッタァ!】

「そっか・・・良かった」

「もう、今度は行く前に声を掛けてね。渡したいモノも有るし・・・」

「・・・所で、どちらにいらっしゃるのですか?」

 

 そう聞かれると返って言葉に詰まる二人。

 

「えっと・・・」

「あっと・・・」

【ンット、軌道拘置所!】

「「コラ! 駄目! 言・行っちゃ!」」

「は? え?」

「あ、あの・・・気にしないでください!」

「そ、そう! 子供の言う事ですから!」

「え!? 子供!?」

 

 混乱し、戸惑っていると、さっさと子供が甲冑から出て来た。

 

【・・・ナァニ?】

「え!? ええ!?」

「あの、改めて・・・」

「ウチの甥っ子です・・・」

【デュオ・S・ハラオウン! 初等部1年生デス!】

 

 

 そんなこんなで、出会った。

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

危険《ダーティー?》な、挑戦《トライ》でっか?

 

 

 姉から遊んでくれると連絡が有った!

だから、近くまで来て見た!

 

 ・・・見っけ!

 

【オ姉ェチャーン!】

 

 そのオープンな念話を聞き付けた複数の女性、思い当たる相手はそちらの方を向く。

その中で、その念話そのモノに聞き覚えがある相手が居た。

 

「え? デュオ?」

「あれ? デュオ君、こっちに来てるのかな?」

「デュオ君、だったね」

「うん、どうかしたのかな?」

「あ! 居た居た! デュオー! ココだよー!」

 

 そう声を掛けるが、聞こえて居なかったのか、斜めに駆け抜けて行く!

 

「あ、れ?」

「えっと、人違いだったのかな?」

「んー、アレはデュオだったのは確かだけど・・・」

「そうだよね、見間違いじゃ無かったと思う」

 

 そう言いながら、その行く先を見ると・・・

一寸怖そうな相手に向かって、飛び掛かった!

 

「なっ!」

「あっ!」

「わっ!?」

「えっ!?」

 

 一息に飛び掛かり、その背中に飛びつく!

 

「ウォワ! 驚いたなぁ!

よく分かったな!」

「コ、コラ! ヘッドに何て事を!」

「そ、そうだ! そ、そんな・・・う、羨ましい!」

「わ、私も!」

 

 思って居た様な事には成らず、そのまま背中に乗せられたままクルクルと楽しげに回る女性。

 

「えっと、あ! ハリー・トライベッカ!?」

「あ! ホントだ!」

 

 その声で気が付いたのか、背中に乗ったままこちらを見ながら声を掛けて来る。

 

【ア、ビビオ姉! ヤホー!】

「・・・デュオ? 如何したの?」

【エ? トラ姉ガ遊ンデクレルッテ!」

「ん? おお、デュオのお姉ちゃん?」

【ソー! ボラテアン(ボランティア)? デ遊ンデ貰ッタ!

ダーティー・ハリーナノ!】

「ちょ! その事はもう・・・」

【エットネ、遊ンデクレルンダケド、全力過ギテ遊具ガ壊レタカラ、ダーティーナノ!】

 

真相 =寿命が来て居そうだったから、先に安全性を確かめる為、力を込めてみたら壊れた・・・次々と・・・

決して、力が強過ぎたという事では無く。未然に防がれた為の事故?

だが、子供からしたら破壊王!?

 

「わー!」

 

 真っ赤になりながら否定し様とするが、大声で念話がどうにかなる訳では無く、周囲に知れ渡った!

 

「ヘッド、そんな事が・・・」

「あ、そう言えば、この間も・・・」

「言われて見れば・・・」

 

 偶にプライベートで何処かへ向っていた様子を思い出したらしい。

 

「あ、あの! サイン下さい!」

「あ! 私も!」

 

 リオとコロナは、そんな事とは思いもせず、憧れの選手に出会えた事を喜ぶ。

 

「オ、応! サインな、その代り、今のやり取りは・・・」

 

 そう言って、辺りを見ると、既に取り返しがつかないと察する事に・・・

 

「はぁ・・・まぁ、いっか!」

 

 サラサラとサインとイラストを書き込み、さっさとその場を離れる事にしたようだ。

・・・だが、そうは問屋は卸さない!

 

「お待ちなさい! 貴女、その子供をどうするつもりなの!

・・・ま、まさか! 年端もいかない子に、あんな事《?》や、こんな事《?》を!?」=ご想像のままに・・・

 

 呼び止めたのは、お嬢様然とした女性《ヴィクトーリア・ダールグリュン》であった。

何を想像したのか、顔が真っ赤だ!

 

「はぁ!? な、何を考えてやがる!

そ、そんな事は・・・無いぞ!

そ、その・・・一寸動物園へ連れて行ってやろうかと・・・一人だと入り辛くて・・・」

 

 顔を真っ赤にしながら反論するが、後半は小声で有り、傍に居ないと聞こえない位だった。

が、誤解は誤解を生み易い。

 

「まぁ! そんな、誘拐するのですか!」

 

 ダダダッ! とヴィクトーリアは走り寄り、ペイ! と、その背中から引き剥がされた!

その子を抱き抱え、ケダモノ《?》から守ろうと?

 

「だ、駄目よ! こんなに可愛い子を、毒牙に掛けるなんて!」

「だ、誰が毒牙に掛けるんだ!」

「貴女が!」

「しねぇ! そ、その、な。

親が忙しいって聞くし、姉に至っては、遊んでくれねぇって聞いて・・・不憫で」

「まぁ! そうだったの!?

だったら、家へおいでなさい! お茶もお菓子も御馳走しますわ!」

 

 そんな事を言って誘おうとする。こっちの方が怪しい!?

その様子をどう見てとったのか、

 

『コラー! そこの二人! その子を放しなさーい!』

 

 遠くの方から、何やら不穏な空気を感じ取ったのか、エルス・タスミンが止めに入って来た。

そのまま近くまで来ると、ヴィクトーリアからさらに引き剥がし、そっと立たせてくれた。

 

「遠くから見ていたら、何をしているの!

こんな小さな子を怯えさせて!」

 

 全然怯えもしないし、逆に楽しんでいた?

傍目からはそう見えたらしい・・・

 

「あ、あのぉー」

「ん? 何だ?」

「アラ? 貴女は?」

「誰?」

【ビビオ姉!】

「えっと、デュオの義姉の、高町 ヴィヴィオです・・・」

「は? デュオは確か・・・

デュオ・S・ハラオウンだった筈じゃあ?」

「あら? その名前は、確か執務官の方で、ハラオウンと言う方が居た筈では?

所で、貴方のご両親のお名前は? お父さんかお母さんのお名前は?」

【ママハ、フェート(フェイト)・テスタロッタ(テスタロッサ)・ハラオウン!

高町 マオー(なのは)ママ! 八神 シグママ・シャママ・ビータママ!】

 

 一息に伝えられ、混乱する人々。

 

「・・・えっと、ママが五人?」

【ママママ二人! グランパ二人! パジ一人!《=ゲンヤ》】

「御爺様と御婆様かしら?」

「えっと、デュオ君。

身分証は、持ってる?」

 

 そう助け船を出すアインハルト。

ゴソゴソとポケットから身分証を出し、手渡す。

 

「えっとこれで証明できると思います」

 

 そう言って、写真付きの証明書を提示する。

未成年である事から、その保護者の欄に、それぞれの顔写真も掲載されている。

 

「うお! 管理局の白い悪魔!」

「こちらは、破壊神と言われる・・・」

「えっと、シグナムさんは首都防衛隊の副隊長を務められていますし」

「ヴィータさんは戦技教官です!」

「シャマル先生は医務官でした!」

 

 ヴィヴィオはそれを補足する様に、

 

「それに、デュオに何か有ったら、先ず親戚のお姉さんが大暴れしてます」

「ああ、凄いモンね!」

「ウンウン! 初めて会った時なんか凄かったよね!」

「うん、あの時は・・・本当に・・・」

 

 ヴィヴィオが口ごもる程の事が・・・

 

「え!? 何があったの!?」

「え? 如何なったの?」

 

 リオとアインハルトは一寸興味が湧いて来た様だ。

 

「えっと、あの時は、犯罪組織に狙われた時だっけ?」

「う、うん。デュオのお爺さんの発明が狙われてて・・・」

「組織ごと壊滅してたよね」

「う、うん。やり過ぎだって・・・問題になってた」

「そ、そうだったんだ・・・」

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

 そんなこんなで、動物園には連れて行って貰えた。

何故か皆で・・・

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

かくれんぼ?

 

 

 セーオー(聖王)教会のお茶会にお呼ばれ!

ビビオ姉! アイハルさんも一緒!

 でも、何だか難しそうなお話し・・・つまんない!

 

 だから、シャン姉と隠れんぼ!

 

「じゃあ、いっくよー!」

 

 ドンドンその姿が増える!

最初は二人から始め、三人、四人と増えて行き。

現在、十七人!

その中から、どれか一人に飛びつくの!

合ってたら、オニ交代!

 

 合ってた! 今度は隠れる番!

 

「あっちゃぁー! 見つかっちゃった!

じゃぁ、100数えるから、それまでの間に隠れてね!

いーち、にーい、さーん、・・・」

 

 どこに隠れようか・・・

結構、隠れられそうな所が無い!

 

 ドコが良いかな? 見付からない所は・・・有った?

取敢えず、この籠の中に・・・

 

 上手く隠れる事は出来たかな?

そう考えていたら、向こうから大量の洗濯物を持ったシスター・シャッハ。

・・・前が見えていない?

 

「よぃっしょ! さて、これで良いかな?」

 

 ワプッ! 上から洗濯物が・・・

洗濯籠の中? でも、丁度良いカムフラージュ?

 

「あ! シスター・ディード! コレを干すのを手伝って貰っても良いかしら」

「はい、オットーも手が空くそうなので、一緒にやっておきます」

「そう? じゃあ、お願いしても良いかしら」

「はい」

 

 そう言って行ってしまうと、今度は持ち上げられた。

 

【ディー姉、ディー姉!】

「? ・・・デュオ? 何処から・・・」

【籠ノ中!】

「・・・洗濯籠の?」

【ソー! カクレンボ!】

「そう、じゃあ、知らんぷりするわね」

「あ、ディード。手伝いに来たよ」

「オットー! ディード! デュオ君、見なかった?」

「・・・イイエ、見ては居ないわ」

「? 何か有ったの?」

「あ、見てないなら良いんだけど・・・

今、かくれんぼしてて・・・」

「あ! シャンテ! お客様の相手は如何したの!」

「今してまぁーす! かくれんぼをしていて、今鬼です!

でも、今のシスター・シャッハの方がお似合いですかね?」

「・・・それは、こういう意味かしら?」

 

 角が生えて来た!

 

【キャー! 鬼ガ出タ!】

「お! この近くに居るんだな! 何処だぁ!」

 

 捜しながら、その場を離れて行くシャンテ。

 

「まちなさーい!」

 

 そして、それを追い掛けるシャッハ!

二人が居なくなったのを確認し、ディードは笑いだした。

 

「・・・フフフ」

「何がおかしいの?」

「これ」

 

 そう言って、洗濯籠を降ろし、洗濯物を捲り上げる。

そこにはすっぽりと収まった子どもの姿があった。

 

【オト姉、シー!】

「ああ、ココに隠れていたんだね」

「そうなの。でも、次の隠れる場所を見付けないと・・・」

「そうだね・・・厨房は、どうだろ?」

「セインも居るから安心かしら?」

 

 そんなこんなで、厨房へと運ばれた。

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

「で、ココに隠れるの?」

「そう、お願い出来るかな?」

「そりゃ、構わないけど・・・

手伝ってく?

イモの皮むきとか、ニンジンの皮むきとか・・・」

 

 コクコク!

 

「じゃあ、決まりだね!

ほい! これ(ピーラー)を使って!

怪我をしない様にね!」

 

 ピーラー装備! ジャガイモどっさり! ニンジンどっさり!

 

 何とか終わった!

その頃になると、厨房を探しに来た?

 

「あ! セイン! デュオ君見なかった?

かくれんぼしてて、まだ見付からなくって!」

「んー? 見たよ?」

「何所で!?」

「・・・今?

・・・向こう側かな?」

 

 そう行った先には、腕が壁向こうまで埋まっていた!

 

「あ! 逃がしたな!」

「そりゃ、逃がして欲しいって頼まれたら、是が非でも逃がして上げるよ? 私らは」

「もー! シスター・シャッハから怒られるー!」

「はいはい、早く追わないと、また逃げられちゃうぞー」

「すぐ捕まると思ってたのにー!」

「あの子が本気で隠れ出したら、何処までも行っちゃうからねぇ」

「そっか、じゃあもっと本気で!

行ってきまーす!」

「はいはい、行ってらっしゃい」

 

 足音が遠ざかるのを確認し、徐に腕を壁から引き抜いた。

デュオはぶら下がったまま・・・

 

「じゃぁ、ここまでね」

【セイ姉、アリガトー!】

「はい、見付からない様にねー!」

 

 手を振りながらそこを出て、反対方向へと逃げて行く!

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

 途中、いっちゃん(イクスヴェリア)のとこにも顔を出す。

 

 施錠されていたが、合鍵合成!

勝手に入れるの!

 

 いっちゃん、ずぅーっと寝たまんま!

前も寝てたけど、それから寝っぱなし!

 

 あふ・・・眠い。

遊んでたから眠い。

えっと・・・ここ、隠れる。

 

 そのまま足元の方の余ってるベッドの上でゴロンと・・・ZZZ

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

 暫くするとシャンテが現れ、

 

「あ! やっと見付けたと思ったら・・・

ふふ、カッワイー!」

 

 ツンツクツンと突かれた。

 

「あ! デュオ! こんな所に居た!」

「えっと、この方が・・・」

 

 ヴィヴィオもアインハルトも現れた。

 

「あ、見付かった?

あーあー、遊び疲れちゃったんだね」

「無理も無い、アレだけ走り回ってたんだから」

「トイレの天井にも隠れていたね。

両手両足で突っ張って張り付いてた」

 

 セイン、ディード、オットーも続いて。

 

「そ、そんな所にも!?」

「ど、道理で・・・」

「す、すごい事を!」

「うわー、またそれやったんだ・・・

前の時は、力尽きて落っこちてたけど・・・」

「そ、その時は?」

「あ、うん。なのはママか、フェイトママが丁度下に居て、受け止めてた。

上がれるんだけど、下りれなくなったりもしてたし・・・」

 

 行動力が有り過ぎて、有り得ない様な所にも隠れているデュオ。

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

思い浮かぶがままに、思い描けるがままに・・・




実際、トイレの天井に張り付いて隠れていた従兄が居ました。
何遍探しても見つからなかった・・・
自分もやってみたが、案外見付からないモノで・・・

但し、一度でもやると二度と使えない。
先ずはそこから捜される事に・・・
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