魔法少女リリカルなのはStrikerS ENEMY Side   作:トータス

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ティアナが反抗し、誤解を解く間もなく、緊急出動した頃、こうなったのではないかと・・・

勝手に捏造しております。


第五話   夜間哨戒任務! 《非道なる機動六課!》=主観

夜間哨戒任務! 《非道なる機動六課!》=主観

 

 

 ホテル・アグスタの一件から、数日が経ち。

次の任務に向け、訓練に励む事に・・・《特に任務のあては無い、暇を持て余しているだけ》

 

 

アジトから程近い山間部にて・・・

 

 荒れ地ではあるが、茂みが多く、かくれんぼに丁度良い隠れ場所が多い。

何時もの訓練場所?

 

 取り敢えずは、単独での行動が何処まで出来るか。

夜間人目に付かない森の中で、どれだけ動き回れるかの訓練。と言う名の夜のお散歩。

 

 ドクターから、今夜であれば、流星雨が見られるかもしれない、と聞いたカラでは、決してナイ。

ナイったらナイ!

 

 お伴は、ガジェットⅠ型一機。主に迷子にならない為に、なった時の道案内役。

 

 星がキレイ! でも、寒い!

時間が出来たら、クー姉も来るって言ってたけど、忙しそう。

他の姉達も、それぞれお仕事。邪魔したら何だし、黙って出て来た!

 

 

 お? 何だろ? 騒がしい?

あ、何か、赤いのが飛んで来た?

アレがリューセー? 赤いから、赤いリューセー?  ・・・ア、こっち来た!

 

 頭上を通り過ぎ・・・

 

        ・・・ゴガシャ!

 

何かを破砕する音が真後ろで聞こえた。

 

 え? 後ろに落ちた?

 

 振り返ってみると、後を付いてきている筈のガジェットに大穴が空き、煙を上げている。

 

 何? 何が起きたの?

兎に角、逃げなきゃ。ココに居たら、危ない!?

 

 そう思い、望遠鏡替わりに持ち出した、アーマード・デバイス = ブリアレオス = キャリー・モードを引き摺りつつ、その辺の茂みに隠れる。

 

 

 そして、少しすると遠くの方から声が聞こえて来た。

 

「ここね!? 通報が有った所は!?」

「うん! そう見たい! ガジェットに追われてる子供が居るって、連絡が有ったのは確かにここだよ!

!  ヴィータちゃん! 何か、有った?」

「ああ、確かに。ガジェットが子供の後を追い駆けてたから、取り敢えずは潰しておいたんだが・・・子供の方が、見えねぇ」

 

《それは私のお伴! 兼 道案内役! 兼 連絡手段!》

 

 

 そんなやり取りが聞こえた。

 

「オォーイ! 何処だぁ! もう大丈夫だから! 出てこぉーい!」

 

《イヤ! 出られない! 敵だもの!》

 

「急いで見付けてあげなきゃ、きっと怖くて隠れているんだと思うの」

「そうね、不安で一杯なのかも。一刻も早く、安心させてあげないと!」

「そうだな、じゃあ、手分けして探そう。取敢えず、十分したら、またココに集まろう」

「ええ」「分かったわ」

「じゃぁ、まだ居るかもしれねェし、気を付けろよ!」

 

 それぞれに散らばって行く。

 

 

 どーしよ!  帰れない!  出れない!    さむぅい!

 あ、そうだ!

ブリアレオス・SET UP!

 これで温(あった)か! 大丈夫!

 

 一寸だけ不安な気持ちが治まったから、一寸周囲を見回してみると・・・

え? 後ろに、ピンク色の光?

 

 急ぎ、飛び跳ねつつ、その場から離れた。

今居た処を、ピンクの光芒が抉り取って行った!?

 

 また直に、別の茂みへと逃れ、注意深く周囲を探ってみる。

 

 

集音・傍聴モード=ON

 

 

 カメラの死角になってて見えないが、相手の声が聞こえて来た。

顔を出したら、ズドン! と遣られそう!

 

「なのは!? 如何した!?」

「あ、うん。この間の新型が居たから、仕留めようとしたんだけど・・・

避けられちゃったみたい」

 

《問答無用で、消し飛ばされるかと思った!》

 

「なのは! 何事!?」

「フェイトちゃんも、気を付けて! この間の百目鬼(ドウメキ)が居たの!」

「・・・判ったわ。あの色だと、この暗闇では保護色になって見つけ辛いわね」

「おう、この間の隻目鬼(サイクロプス)も、居るかも知れねえし。気を付けねぇとな」

「じゃあ、警戒しながら、五分間隔で連絡を!」

「おう!」「うん!」

 

 

 ・・・ヨシ! 行った!  ・・・これで、大丈夫かな?

天体観測だったから、非武装だし・・・

まさか、アンナノ《機動六課》が出るなんて、思いもしなかった!

 

 えっと、こんな時は、相手の注意を惹きつけて、その反対の方に逃げれば良いんだよね?

ダカラ、それらしいモノを投げて、注意を引くと・・・この石が良いかな?

 

 手頃だと思われる、子供大の岩。

体格《アーマー》と比べ、大きな石位に見えるそれを持ち上げ、投げる!

 

 

 風を切り、遠くに飛んで行った!

 

「うお! アイゼン!」  ッゴ! ガッツ! バカン!   「イダッ!」

 

 え?  何でそこに居るの?   に、逃げなきゃ!

 

「ど、如何したの!? ヴィータちゃん!」

「アイツ、岩投げてきやがった! 絶対(ぜってぇ)、打っ潰す!」

「怪我は!?」

「ああ、当たる前に砕いたから。タン瘤が出来た位」

 

 

 

 背後に見えるのは・・・鬼だ!

 

「・・・見つけた! なのは、こっちは敵を見付けたから。そっちは子供の方をお願い!

 私はコイツをここから引き離しながら、引き付ける! だから、早く見つけて上げて!】

【判った!】

【了解! だけど、そいつは後で引き渡してくれよな。一発ブチ込まないと、気が治まらねぇ!」

「ヴィータちゃん、声に出てるよ?」

「あぁ? んなもん、かんけーねぇ!」

 

 

 恐ろしや! あんな物で殴られたら・・・どうなるか!

でも、Ⅰ型の敵(かたき)は取った!

 

 

「ック! 早いわね!

なら、これでどう!?」

 

 流れ弾による周囲の被害を気にしてか、射出系・大規模魔法を使って来ない。

それでも、押される。

 逃げの一手しか、ナイ!

 

 保護色で有る事も有り、視認し辛い。

チョコマカと、何とか逃げ切れては居る。

 

 取敢えず、このままだと、ヤラれる!?

この格好だから、狙われるのかなぁ?

だったら、除装して、そおっと、逃げよう!

 

 

 

 ア、見付かった!

 

「居た! こっちで見付けたわ!

あ! 待って! そっちは危ないから!」

 

 嫌! 敵だから! 逃げてるの!

 

 

 

 やっぱ寒い! ブリアレオス・SET UP!  ヌクヌク!

 

「・・・見付けたぜ。この野郎(ヤロー)!

手前(テメェ)はアイゼンの頑固な汚れにする!」

 

 ビシッ! とハンマーを突き付けられた!

 

 な、何で!?

逃げる! ただひたすらに逃げた! 逃げ切れた!

 

 やっぱ、命あってのモノ種だね。外しておこう。

 

 

 

「あ、いた! ほら、危なくないから、おいで?」

 

 ・・・嫌。あのピンクの光芒は、コアイ!

 

「え? な、何で!? 何でそんな怯えた目で?」

「なのは! 見付かった?」

「あ、フェイトちゃん! 居たよ!

でも、何だか怯えてて、こっちに来てくれないの」

「・・・なのは、私に代わって貰えるかな?」

「う、うん。・・・お願い」

「さ、もう大丈夫だから。こっち、おいで?」

 

 脳裏に映るは、あの綺麗な姿のまま、上司を絞め落とす姿・悪鬼の如き衣装(=そう見えた)を纏い、斬り掛かって来た姿。

 

 さらに怯えた様子で逃げ出す!

 

「・・・フェイトちゃん。大丈夫?」

 

 なのはは、一寸気落ちした様子の親友を慰めている。

 

「・・・うん。多分、大人を信用できないのかもしれない」

「・・・だったら、ヴィータちゃんなら!」

「そうね!」

【ヴィータちゃん! そっちに行ったから、お願い!】

【応! 任せとけ!】

 

 

「おい! こっちに来いよ! 危なくねぇから!」

 

 先ほどの件も有り、余計に怯え、逃げ出す!

 

「あ! 待て! ワリィ! 逃げられた!】

 

 

 

 やっぱり寒い!

かじかむ手足を擦りながら、再度纏う。

 

「見つけたぜ! この野郎!」

 

 さらに、逃げ出す!

 

 

 

 そんな逃走劇が、繰り返し、続いた。

 

 

 最終的に、管理局側が折れ(夜である事と、明るくなってから、再度捜索した方が無難との判断)、一時的に引き上げて行った。

 

 

 帰る為の道標を喪い。途方に暮れる。

アチコチ動き回り、今何処に居るのかも、判らなくなった。

 昼間見るのと夜見るのでは、全てが違って見える。

見えては居るが、別の物の様にしか、見えない。

 

 

 今は、高台にある木の根本に寄り掛りながら、星空を見上げていた。

 

 

 どうしようもない、夜が明けるまで、夜明ししよう。

一応、温(ぬく)いし、星が綺麗だし!          ・・・ZZZzzz

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

・・・十数分後

 

「お! 居たッス!」

「ええ? そっちだった?」

 

 ウェンディの声に応える様にセインが確認して来ると、

 

「無事か!?」

 

 チンクは緊張した声で更に問うた。

 

「怪我は・・・無いみたいッス! でも、傷だらけッス!」=デバイス

「・・・どっちだよ!」

 

 その答えに苛立ちを隠せないノーヴェ。

 

「あー、うん。無事だと思う! デバイスで守られてたから、中は無事な筈!」

「・・・そうか。じゃあ、連れて帰るぞ!」

 

 トーレも安堵したのか、これ以上は心配したくない様だ。

 

「あー! 見て見て! 星があんなに!」

 

 そこには、一面の星空に、無数の星が流れて行く。

 

「・・・そっか、これを見に来たかったんだ」

【フェ? オー! キレー!】

「あ、起こしちゃった?」

【起キタァ!】

 

 そうは言っても、まだ眠いのか、フラフラと覚束ない。

ディエチはそっと支えてやりながら、同じ空を見上げていた。

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

 同じ空の元、無事を確認したウーノとクアットロ。

 

「・・・やっと見付けて帰ってきたみたいね」

「あら、そんなに心配だったの? クアットロ」

「そ、そんな事は・・・ドゥーエ姉様から預かってる子ですから!

その位は・・・」

 

 クアットロは、ほんのり顔が熱くなるのが判った為、そっぽを向きながら応えた。

その様子を見て、ウーノはこの妹は隠し事が上手いのか下手なのか、一寸解らなくなった。

 

「まぁ、いいわ。では、ドクターもお呼びしてお茶にしましょう」

「ウーノ姉様、本当に違いますからね!

勘違いしないでくださいね!」

「はいはい。でも、そろそろ準備しないと、皆ここに着いてしまうわね」

「そ、そうね、外は寒い訳だし。ブランケット《毛布》とお茶とお菓子が必要よね」

 

 いそいそとアジトへ引き返して行くクアットロ。

その後ろ姿を見ながら、

 

「ふふふ、誰の為なのかしら・・・」

 

 そう言いながら、テーブルと椅子を運び出すよう。ガジェットに指示を出すウーノであった・・・

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

 その後、子供は無事に帰ったとの連絡と謝辞が管理局側に届く事に・・・

その事に、深くは追求しない事に・・・

 

 添付された子供の寝顔と共に・・・

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

「・・・こ、これはぁ!」

「あー! いいなぁー」

 

 セインは指を咥えて羨ましがった。

 

「あら、良いわね」

 

 ウーノは微笑ましく見守っている。

 

「ふ、ふむ。そう言う事もあり得るのか・・・」

 

 一寸替わって欲しいと思っているチンク。

 

「か、可愛いッス!」

 

 ウェンディも替わって欲しそうだが、それよりも、この珍しい映像を残しておこうと・・・カメラを構えている。

 

「・・・ハン! それがどうしたってんだよ」

 

 一寸強がっているが、内心はいか程?

 

「う、羨ましくなんて・・・ねぇ!」

 

 それでも、小声で本音が出てしまうノーヴェ。

 

「・・・私が代わります」

「ディエチ!? ど、どうしちまったんだよ!?」

「え? どうもしないわ。ただ、して見たいから・・・」

「フハハハハ! ならば、私が所望しよう!」

「・・・ドクターは嫌です」

「な、何故・・・」

「重いから」

 

 即答され、項垂れるスカリエッティ。

重さは関係ないが、何となく・・・そう応えていたディエチ。

それを聞いて、同意する一同。

 

 されている当の本人は固まってしまっている。

 

「あー! トーレ姉様? そ、それは・・・」

 

 お茶とお菓子が切れそうだった為、中へ取りに行っていたクアットロ。

戻って早々目にしたのがそれだった・・・

 

「はっ! こ、これは・・・ど、どうしたら良いのだ!?」

 

 咄嗟に如何したら良いのかが判らず、混迷の極みに達したトーレで有ったとか・・・

 

 

 眠たくなり、うつらうつらして、睡魔に負けた・・・

その時、傍にはトーレが座っていて、そのまま枕に・・・

温かく、一寸硬めではあるが、弾性に富んだ枕で有ったそうな・・・

 

 

 その後、枕交換戦 勃発?

 

 

勝者!  ウーノ!

 

  勝因!

   長姉の強権!

 

 相争う中、風邪をひかせては何だと、そっと抱き上げてコッソリ・・・

その後、見付かるが、こんな所で喧嘩してと、お説教に・・・




思い浮かぶがままに、思い描けるがままに・・・

最後は即興です。

アットホーム過ぎましたか?
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