ようこそ、おいで下さいました。
此処は霊子虚構世界
通称「SE.RA.PH(セラフ)」。
新しい
では、貴方の名前を教えてください。貴方の心を教えてください。貴方の有り方を教えて下い。
失礼しました。少々バグが発生しましたが問題ありません。
それでは最後に、貴方が選ぶ使い魔を選んで下さい。
剣士、弓兵、魔術師、さあ貴方...いえ貴女は誰を選びますか?
・・・・・・・・了解しました。
ではいってらっしゃいませ。
新たなるマスターに聖杯の祝福が有らんことを...
・・・そこで私の夢は終わった。
妙に不思議な夢を見たものだ...お陰で今日は遅刻しそうになったほどだ。
「おや?岸波じゃないか?お前がこんな時間に来るなんて珍しいじゃないか?」
このワカm・・・ではなくこの男はクラスの同級生、
根は良い奴なのだが素直に慣れないプライドの所為で憎まれ口調なのが惜しい所だ。
もう少し素直になってもいいんだぞシンジ?
「何か言ったか?」
言ってないです。
「ふ~ん。まあいいけど、僕は君と違って忙しいんだ。余り話しかけるなよ?お前ただでさえ影が薄いんだから、僕に移ると困る」
そう言ってシンジは自分の席に着く。
そうだ・・・!もうすぐ
「は~い!皆おっはよ~ございま~す!」
噂をすればなんとやらである...
「タイガーおっそ~い!!!」
「もうチャイムなってるよ~」
「ごっめ~ん!それと誰よタイガーって言った子!藤村先生と呼びなさいって言ってるでしょ!?」
本名、藤村大河。
自分のクラスの担任なのだが・・・如何せんそこ有り余る行動力はまさに虎の如し。
本人の目の前で言うと怒られるのだが、あだ名として「タイガー」と皆から親しまれている。
「それでは早速授業を始めます。教科書の・・・・・・」
こうして、変わらない日常が幕を開ける。
きっと卒業するまでこの穏やかな日常が過ごせるものだと、この時までは思っていた。
そう。
あの違和感に気付くまでは・・・
本来なら見過ごせたはずなのに、何故か見過ごせなかった。
見過ごしても誰も責めたりはしないというのに・・・
それでも自分は目を逸らさなかった。
違和感は拭えないし、何時までも付きまとってくる。
だったら行くしかない。
辿り着いた先に何があっても、何が起ころうとも、私は行く。
だってそれが・・・自分の有り方で、岸波白野と言う人間の本質なのだろう。