同じく突如現れ、人類の希望となったかつての艦の魂が擬人化して現れた。彼女らを艦娘という。
初雁side
痛い。苦しい‼誰か…。あぁ、もういいや。また、沈まなかったね。感覚的にここは砂浜。四肢の感覚もない。そもそも、今の私はあの超ブラック提督による理不尽極まりない命令で深海棲艦という謎の敵とやり合い袋叩きにされてきたのだ。むしろ、今生きていることが不思議なくらいだ。でも、もういいかも知れない。だってもう怖いのは、嫌だもの。毎日毎日提督に暴力を振るわれ、人間,艦娘恐怖症に陥った私は、いらない存在だろうから…。また、解体されるのね。
「貴方達は、逃げてください。」
妖精さんに退艦命令を出す。
「無理です。我々は、初雁さんの妖精です。」
「どんな時だって、貴女と共にあります。どんなに辛くとも、苦しい時も…。」
「ちょっと待っててください!」
妖精さん達は、走り出す。
長門side
今日も忙しい。そんなときには、妖精さん達を見に来るといい。秘書艦として、忙しく働く毎日の中の癒しの1つだ。駆逐艦は可愛いのだが、なぜか怖がられてしまうのだ。まぁこの事は、ビック7の威厳に関わるので誰にもばれぬように気を付けている。
何かがおかしい……。いつも以上に工厰が騒がしい。
勢いよくドアを開けると
妖精さんが妖精さんに土下座していた。
どういう状況だ!?
そして、他所の妖精さんが喋り出す。
「し、資材を貸して頂けませんか?お願いします。私達の艦娘が死んでしまいそうなんです‼お願いです!」
ざわめきが生まれる。
しかし、うちの妖精さん達は、優しい。
「連れて来なさい。私たちが治療しよう。というか、一刻も早く入渠させましょう。」
すると、悲しそうな顔で他所の妖精さんはいう。
「もう、動けないんです。手足がもげてお腹も抉れてて…。」
バタン!ドアが開いた。
振り向くと、電だった。
「長門秘書艦!大変なのです‼艦娘が一人、浜で倒れているのです‼」
浜か。
よし、「動けないのならこの長門が運ぼう!」
全力疾走して、浜へと向かった。
私は、目を疑った。こんなことがあっていいのかと…。
その艦娘は、倒れていた。しかし、魘されているのか途中でなくなっている手足をジタバタさせている。
提督が駆けつけた。
「大丈夫か!?おい、しっかりしろ!!!」
提督が声をかけるが、激しく抵抗する。
「おい、長門!この子を運んでくれ!」
そんな事わかっている。
私は、できるだけ優しく抱き上げて電と共に声をかけながら走った。
入渠場へ駆け込み、ゆっくりとお湯につける。表示時間をみて唖然とした。42時間だと!?
騒ぎを聞きつけ、第六駆逐隊の他のメンバーも集まって来た。電があれだけ慌てていれば当たり前か。暁型も可愛いけど、この子何て言うのだろうか…。とても可愛い。
この子を抱いて入っているというこの状況は、ちょっとまずい。大丈夫だよな。暁型にばれないよな。
私は、状況の説明をしながらその子を撫で続けていた。
艦隊これくしょんに手を出してしまいました。実は、アニメしか見ていないので、至らないところもかなりあります。どうか、お許しください。
もし、よかったらコメント下さい!!