「カレー、美味しいですね」
「そうだな」
「あぁ」
「そうですね」
今、皆でご飯を食べています。
時間帯的に人もあんまりいないので、貸しきりに近い状態です。
後ろにいるカメラ持った人以外。
「どうも、青葉です!
一言お願いします!!」
「へ!?えっとはい……。」
誰!?って青葉さんっていうのか。さっき古鷹ねえに連行されたけど、復活速いですね。
何言ったらいいの?困りました。
古鷹ねえに小声で相談。
「古鷹ねえ、何て言えばいいんですか?」
「聞き捨てなりませんねぇ~。[古鷹ねえ]とは…?
失礼ですが、お二人はどのような関係で?」
「姉妹です(キッパリ)」
ふ、古鷹ねえ!?
キッパリ言い切っちゃった!?
「いや、どうみても「姉妹です」新入りさん「姉妹で す」重巡じゃないですよね?」
「姉妹です」
あくまでも、この人押しきる気だ!!
「あの、お名前はなんというんですか?」
話題を変えて来た。
「千鳥型水雷艇、四番艇の初雁です。」
「初雁さんっていうのですか。千鳥型水雷艇の特徴 は?」
「軍縮条約のおかげで、600㌧の身体に初春型駆逐艦の主砲。ミニ駆逐艦とも言えるであろう、驚異の武装搭載比率24%という特型駆逐艦も真っ青な重装備。それゆえ、少々無理のある設計となってしまいました。
それが仇となり友鶴事件を起こします。
それでも、全部で四隻いますがあの大戦でも皆で終盤まで生き残りました。水雷艇っていう艦種から経済的な艦とも言えます。おかげであの時は、船団護衛の仕事がたくさんありました。」
(カキカキ…。)
「あ、ありがとうございます。思ったより、
たくさんしゃべるんですね。」
「千鳥型って聞いて皆、友鶴事件しか思い付かない様なので…。」
「ところで、何故に古鷹さんが姉なんですか?」
「それは、色々ありまして…。
なんか、古鷹ねえって千鳥ねえに似ているんです。それで、間違えてしまいまして…。でも、此処には、姉妹もいない。なんというか、寂しくて、ついつい古鷹ねえに甘えてしまっています。」
「ほうほう。」
(カキカキ)
「あの戦いでも、独りになってしまいましたし。千鳥型って何故か1隻ずつ沈んでいくんですよね。そう思うと、こわくってつい…ね。」
「なるほどなるほど。
して、お姉ちゃんからすると?」
「可愛い妹です。
抱っこされたまま寝てしまった時とか、撫で撫でしたときとかもう、かわいさの塊って感じです。」
「……。照れてしまいます。」
「すごい姉妹愛ですね。 」
「木曾…私たち空気だな…。」
「あぁ、確かに。」