深海大使館の日常   作:人類種の天敵

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ども。天敵です、何ヶ月ぶりですかね?(⌒-⌒; )なんか今回かなり展開が……すげえ駄文になってます。ご注意を……
なんか、こう、あれです。先の展開は頭にあるんだけど今現在の話が死んでる……洋さんとかと早く絡ませたい……


おっさんの歓迎

ピピピピ ピピピピ ピピピピ ピピピピ ……カシャン

 

「……………ふぁ……」

 

朝、いつも俺を起こす耳障りな目覚まし時計を黙らせてのそりと起き上がる

 

「…………」

 

『ただイマ、ナギ』

 

「…………」

 

手の甲を額に当てて昨日の事を思い返す。

夕暮れの海沿いで見つけた彼女。眩い夕焼けを一身に受けた彼女の姿を見つけた時、俺は無意識に彼女の名を呼んでいた。

おかえり……と

 

「ただいま……って、言ってたよな…?」

 

……懐かしいものと再会する…ヲガタの占いもそう捨てたもんじゃなかったな

 

「うっし、起きるか」

 

グッと身体を起こす

 

「………ん?」

 

が、下半身が石のように固まっていて、どんなに力を入れても立ち上がる事ができない

 

「?……何かいるのか?」

 

昨日何かを抱いて寝たかな?見覚えの無い抵抗力を感じて毛布を持ち上げる

 

「zzzz……すぅすぅ……」

 

「な………」

 

俺の下半身をがっちりと掴んでいた者……毛布の下に包まって一緒に眠っていたのは、真っ白な肌に透き通る純白の白髪。へそが出ていて、袖の無いセーラー服に太腿のベルト……サヨナラをした時は無かったはずの両足。ああ、この娘は…今日まで待ち続けていた少女……ハルだ。

 

「zzzz………ン、ふァぁ……」

 

起きたハルは目をゴシゴシと片手で擦って、小さい身体をツキノワグマのように大きく伸びをした

 

「は、ハル???」

 

「あ、おはヨウ、ナギ」

 

まだ眠たげに伏せたまつげ、そこから漏れる紫色の瞳

 

「え?ああ、おはよう?」

 

「ウン、おはヨウ」

 

ハルのカタカナと日本語を合わせたようなチグハグな拙いおはように、おはようと返す

 

「って、久しぶり…ハル」

 

「ン、久シぶり、会いタカった」

 

にへらっと、笑ってハルが俺の胸に顔を埋める。ハルの行動に恥ずかしさで顔を真っ赤にしている俺だが、それも知らずにハルは、とても白い頬をすりすりしている

 

 

「凪ーーー?」

 

「あ、鷹姉……っうえ!?もうこんな時間!?」

 

下の階から聞こえる鷹姉の声にハッと我に返った俺は、時計を見て愕然とする。やべえ、遅刻するぞ

 

「?ナギ」

 

「わ、悪い!ハル。今ちょっと急がないといけないから!!!!」

 

慌てて下着を着てシャツを着て、ズボンを履いてブレザーを着る。さっさっさっとネクタイをしたために形が悪いがこの際気にしても仕方ない

 

「た、た、た、鷹姉〜〜〜」

 

たたた、と階段を跳ねるように降りる。エプロンをした鷹姉が困ったように笑っていた

 

「今日はお寝坊さんだね、凪。ご飯は出来てるよ」

 

おたまで口元を隠しながら微笑む鷹姉に、ごめん!と言いながらご飯を食べる

 

「あ、そういえば」

 

思い出したように鷹姉が声を上げる

 

「ハルちゃん…だよね?凪と一緒に寝てた。凪の知りあ 「ブーーーーーー!!!!ゴホッゴホ…っ!!」ひゃっ!だ、大丈夫?凪」

 

 

鷹姉の言葉に思わず味噌汁を吹き出してしまった

 

「ゲホッゲホ…ゴホッ……な、なんで知ってるの?」

 

ドンドンと胸を叩く、背中を鷹姉が優しく撫でつけてくれていた

 

「え?あ、土曜日ね。凪が「おかえり」って言った後、倒れちゃったんだよ?」

 

「コホ…コホ……え?」

 

倒れた?俺が?

 

「ハルって呼んでた娘が凪を担いでね?「私ガ運ぶカラ大丈夫」って言うから……任せたんだけど…」

 

心配そうな顔で俺を見つめる鷹姉

 

「ん……ま、まあ……うん?」

 

「それより、そろそろ行かないと!今日は北海鎮守府の提督さんが来るから」

 

そうだった。遅刻でもしたら先生が煩そうだな

 

「分かった。急いで食べる」

 

ガツガツと朝食を腹の中へかっ込む。牛乳をゴクゴクと飲み干して食器を全て台所へ持っていく

 

「おし、行こっか」

 

「うん」

 

ふと、脳裏にハルのことが浮かんだが、時間も時間なのでどうすることも出来ずに家を出てしまった

 

ーーー鷹姉と肩を並べて家を出た俺を、二階の俺の部屋の窓からジッと、ハルが見つめていることに気付かないままに……

 

 

 

 

 

 

「皆さん初めまして、北海鎮守府提督、五百蔵 冬吾です。こちらは秘書艦の吹雪君です」

 

体育館、ステージ壇上にそびえ立つ巨塔、もといおっさん、いやマジで何メートルあるんだ?

 

「でけえ……アレが北海鎮守府の提督か……」

 

いや、会ったことはあるけどさぁ。顔が893なんだもん。ビビって顔を直視することすら出来ねえよ

 

「え〜……まず皆さんに知って頂きたいのは…吹雪君アレ持ってきて、アレ」

 

「はい!」

 

2メートル台のおっさんに指示されて外套を着てレドームのようなアンテナの付いた作動機を背負い、首にヘッドフォンを引っさげた髪を後ろで結った少女がステージの隅へと走っていく

 

「持って来ました!提督」

 

「吹雪君ありが……て、ソレじゃないよ吹雪君!?ソレは急いで戻して来なさい」

 

吹雪と呼ばれた少女が持ってきたのは……巨大化した緑色のダニ……?は?何アレ?初めて見るんだが……?え?深海棲艦?違うよね?え?ん?あ?

 

「あ!間違えてAMIDAを選んでしまいました!すぐに変えてきます」

 

「うん、よろしくね」

 

ピシッと海軍式の敬礼をしてまたステージの隅へと消える少女。ま、まあアレが違うものだったのならまだ彼女はドジっ子で済むだろう

 

「これですね!」

 

「そうそれそれ」

 

次に彼女が持ってきたのは……何あれ?

 

「………は?」

 

「はい。というわけで皆さんに今日覚えてもらうのは、このアノマロカリスの殺し方です」

 

アノマロカリス…?ナニソレ?

 

「あ、アノマロカリスだって!?古代地球カンブリア紀最大にして最強の捕食者!大海の支配者であるなんたらかんたら…………の!アノマロカリスだってえええ!!?」

 

ありがとうクラスの小林。いつもは静かな君がこんな時だけ饒舌になるのは地味に助かったよ。とりあえず今日から君とは一歩距離を置いた交友関係だけど俺たちは何時までも友達だぜ

 

「それじゃ、アノマロカリスの殺し方を説明するよ、最初にアノマロカリスの頭を掴んで………」

 

と、おっさんはおもむろに自分の胸ほどもある巨大生物の頭を掴む

 

「動きを止めたら思いっきり拳を振りかぶってドーーーーン!!」

 

ブチュッッッッッ!!!!

 

アノマロカリスの頭がきもい音と共に凹んだ。アノマロカリスの体液が迸った。あ、頬にべっとり付いた……

 

「後は(ゴスッゴス)頭を引き抜いて〜(ブチャァッッ)触覚も危ないんでぶち切って(ブチブチブチィィィ)はい、こんな感じです」

 

((((こんな感じじゃねえよ………))))

 

二列になって同じように体育座りで座っているクラスの男子の声がシンクロした瞬間だった

 

「こいつは群れや単体でも海から現れるのでぶっちゃけ危ないから出てきたら逃げるように」

 

((((なら最初からそう言えよ!?なんで戦い方教えたんだよ!?))))

 

「あ、提督。そのアノマロカリス。洋さんとこで捌いてもらいましょう!」

 

「うん、吹雪君。今はアノマロカリスの駆逐法を教えてるから後でね」

 

そういうおっさんはアノマロカリスの体液で液まみれだった。どさんとクラスの加藤が倒れた。恐らくは気絶

 

「か、加藤!しっかりするんだ!加藤ーー!!!」

 

クラスの田中が加藤を抱きかかえて保健室へと駆け出した。それを皮切りにドサドサドサ、と生徒たちが気絶していく。あ、先生も気絶してる…

 

「ありゃりゃ、ちょっと刺激が強かったかね?」

 

「そうですね。提督、あ、でも案外平気な人も結構いますね」

 

「えっと…白ジャージ着た娘に鯨のエプロンした娘に……この学校の生徒会長に……気の弱そうな先生は気絶するかと思ったけど、結構平気そうだな……あと結構この学校服装自由だねー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日の北海鎮守府提督歓迎会?はたった数分で中止。この事は他言無用の処置が施された

 

「……酷かったな……今日の…」

 

「う、うん。私もあんな事になるなんて…思わなかったな」

 

とぼとぼと家路に着く。着ていたブレザーを脱いでハンガーに掛け、部屋着に着替えて一階に降りる

 

「あ?ハルがいない……?」

 

朝はドタバタしてハルと何にも話せなかったけど、どこ行ったんだ

 

「やっぱ……夢……だったんかな?」

 

ボリボリと頭を掻いて階段を降りる

 

「あ、凪」

 

「ん?」

 

鷹姉の声に顔を向けると、台所で鷹姉とハルが晩御飯の準備をしていた

 

「あれ……ハル…どこにいたんだ?」

 

「トイレいっテタ」

 

「ああ、そう…すか」

 

首を回して俺と目を合わせたハルはそう言って、見事な包丁さばきでキャベツを切り刻んでいく

 

「んー、まだ時間かかるから、凪はテレビ観てて」

 

鷹姉の言葉に了解、と返してリビングに戻る

テーブルの上に置いてあるリモコンで、テレビのチャンネルをピッピッピッと変えていく

台所を見ると、鷹姉とハルが仲良く喋っているのが見えたーー

 

 

 

 

「…ねえ、貴女、深海棲艦……それも、姫級の…だよね」

 

「…ウン、そう」

 

ははは、リビングに響く凪の笑い声、私はコンロの火を消して、目の前の少女。姫級と呼ばれる深海棲艦の上位個体の1人、駆逐棲姫を真っ直ぐ見つめた

 

「でも、凪はそれを知らないように、貴女に接してる」

 

「違ウ、ナギは初めテ会っタ日から、私を深海棲艦ダッて知ッテた」

 

ふるふる、と駆逐棲姫が首を横に振る。彼女の言葉に少し衝撃を受けたけど、凪なら深海棲艦も人も、多分私たちでさえ…分け隔て無く接すると思う。あの時私に手を差し伸べてくれたみたいに

 

「凪は昔と変わらないなぁ…」

 

ふふ、と自然に笑みが零れる。駆逐棲姫は私を見て不思議そうに首を傾げた

 

「鷹ネエ?は、ナギの事、好きナノ?」

 

真っ直ぐ私の瞳を見つめながら呟かれた言葉に、顔はおろか耳や首まで真っ赤に染まる感覚に襲われる。身体中の血液が沸騰して、心臓がドクンドクンと跳ね上がる。無意識に私は目を横へと泳がせて唇を噛み締めた

 

「………うん」

 

「ソウ」

 

「だから、私は凪が危険な目にあって欲しくない。2日前の様に丸一日眠ったままの状態になって欲しくない」

 

瞼に蘇るのは、凪が彼女へお帰り、と言った直後の事。頭を、胸を押さえつけて呻き声を上げる凪と、哀しそうにそれを見ていた駆逐棲姫

 

「多分アレは、ナギノ身体の中ノ力が目覚メタ事にヨル副作用。私モ、ナギのアンな姿、見タクない」

 

それだけ言って駆逐棲姫はキャベツの千切り作業を再開した。そう言えば、彼女が着ているエプロンは、一体何処で手に入れたんだろう?

 

 

 

 

 

 

「凪、出来たよ」

 

「ナギ、デキた」

 

今日も良い匂いのする晩御飯に期待を膨らませ、すんすんと鼻をひくつかせる

 

「「いただきます」」

 

「イタだきマス」

 

鷹姉が作った唐揚げを頬張る。うん、美味い。口の中でじゅわっと肉汁が染みわたる。ご飯も一緒にもくもくと頬張っていく

 

「ナギ、サラダも食べテ」

 

「え?ああ、うん」

 

ずいっと差し出したサラダを見て苦笑する。ハルの紫色の瞳が何かを期待する様にうるうるしてたからだ

 

「美味い美味い」

 

「ホント…?良かっタ」

 

 

俺に美味しいと言われるかどうか不安だったのか、ハルはほっと、息を吐き出していた

 

「………」

 

「ん、鷹姉?食べないの?」

 

「へ、あ、う、うん」

 

あわあわと唐揚げを口に頬張る鷹姉を見て首を傾げる。具合でも悪いのかな?

 

その後食卓を終え、食器も洗った後。ハルは家に泊まるかと思ったが、マタ来る。とだけ言って夜の街へ消えていった。

鷹姉は先にお風呂に入ってから隣の小鳥家へ帰って行った

 

「ハルが帰って来たってことは……やっぱ」

 

俺はベットに寝転んであの日の言葉を思い出す

 

 

『マタココへ帰ッテクル。私タチト人間ガ仲良ク暮ラセル海ヲ作ルタメニ』

 

 

ハルは海へ帰るときにそう言った。だから俺は、手伝う。と言って彼女を海へ送り出した

 

「深海棲艦と、人間が、仲良く暮らせる街……か」

 

一度呟いてニッと笑う。ハルと再会できたのもそうだけど、それ以上にこれからがワクワクしてきたからだ

 

「ふふ、仲良く……仲良く…………あ!」

 

枕を抱きかかえてゴロンゴロンと転がっていると、明日の宿題を一つもしてないことに気付いた………今夜は…徹夜……だな




ヤバいっすね〜。本当……シャレにならん駄文力。もっと頑張らねば……とりあえずおっさんの口調大丈夫だったかが不安。かなり不安。あのおっさん書きやすそうに見えて書きにくいんだもーん。
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