>>厨二病がアップをはじめました
リベラ様は、またのんびりされているだろうか?
面倒臭がりのリベラ様なら、間違いなくそうしているだろうが...
今回の狩りは、少し厄介事が起きそうだ。
この件は、リベラ様本人に言わねば...
『liberal』へ向かう、一番の近道を通っている最中、ちらちらと、戦闘力が皆無の偵察の魔物が、辺りを徘徊していることに気付く。
血の気の多い連中だ。
とりあえずは、さっさと戻らねばならんな。
人の目が無いと言っても過言ではない道だと踏ん切りをつけ、一時的に、この姿を解いておくとしようか。
「おい、あの娘はどういうことだ?」
料理を作り終えた後、不運なリベラは、今時珍しい眼帯をした黒髪の娘に、襟首を捕まれていた。
彼からしたら、ただ助けただけなのだが、この少女、盛大な誤解をしているらしい。
リベラは、渋い顔をして、溜め息をつく。
「昨日の夜、ぶっ倒れてたから拾った」
間違った事は言ってないのだが、やはり、今時そんなことをする人種は、貴重と言ってもいいだろう。
それによってか、黒髪茶眼の少女―アウシは、疑り深そうに、半目でリベラを見た。
「...リベラの事は信じてっけどよ...」
ちっ、と軽く舌打ちすると、また、睨みをいれてリベラを見つめるアウシ。
「アウシ!リベラ様に何してるのです!」
そろそろ面倒事が起きようか、というその時、銀髪黒眼の少女―セラフが、仲裁にはいる。
その甲斐あってか、アウシは渋々リベラの襟首を離した。
解放されたリベラは、不貞腐れ、壁の隅に行ってしまったアウシを一瞥すると、セラフの方を向く。
「助かった。あいつは中々頑固だからな」
すると、セラフは照れたように俯いてしまう。
経緯はどうであれ、この面倒事は去り、平穏になった。
―筈だった。
「リベラ様ッ!」
突如、猛るかのような勢いで、扉が大きく開け放たれる。
―そろそろ扉が壊れてもおかしくないかもしれない。
びっくりしながらも、リベラは開け放たれた扉の人影の正体を見破った。
「ソリッド、どした?」
切羽詰まった様子のソリッドに、流石のリベラも、少し興味が湧いたように、真剣な表情をする。
「なんだなんだ?」
不貞腐れていた筈のアウシは目を光らせてソリッドの話に耳を傾けようと駆け寄ってきた。
だが、ソリッドは、そんなアウシの事は御構い無し、というが風に、リベラを見据える。
そして、真剣な声色で、伝えるべき事を、彼は淡々と口にした。
「リベラ様。連中が、この町に何かしらの攻撃を起こすようです。奴等は、今町外れに。御準備を」
ソリッドの言葉を聞くと、リベラは、にやり、と悪い笑みを浮かべる。
その笑みは、悪鬼のようにも見えるし、見る側に依ったら、死神のようにも見えるかもしれない。
其れほどまでに、意味深長なオーラを含んだ笑みだった。
「―アウシ、セラフ。出番だ」
何時もの軽さと、ほんの一分の、戦意が混じったリベラの呼び掛けに、直ぐ様彼女達は集結する。
「ああ、私達で良ければ―」
「幾らでも使ってください、なのです」
リベラの手に握られていたのは、一対の双刃。
一刀は、もう薄暗くなってきた太陽の光を増幅し、辺りを眩い程に照らす短刀。
もう一刀は、まるで吸い込まれそうになるほどに暗い色合いをした、漆黒の長刀。
ある国では、短刀と長刀を二つもった構えを、二刀流と言うらしい。
まぁ、剣が喋るなんて、どっかの赤と青の双剣を覗いたら、滅多に無いとは思うが。
満足げにリベラは双刀を両手に持つと、ソリッドの横を通り過ぎて、扉の方へと向かっていく。
その時、ソリッドに、リベラは小さく耳打ちした。
「一応、もう一度敵の偵察に行ってくれ。それからアニマには―」
して、そろそろ戦闘パートですぜ皆様。
まだリベラの、dmcでいうデビルトリガーみたいなのと、同レベルの力の設定は組んでませんが...
こうご期待(しないで下さい!)
あ、一応セラフとリリアの髪の色は、セラフは、正しく銀、という感じで、リリアは、軽く銀が混じった純白の、赤眼の子です(書き忘れてた...)