静かな雨がふる場所で   作:佐世保の時雨

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皆様。久しぶりです!
前回の作品はいかがでしたか?
今回は第5話で終結予定の小説を書きました。
ゲームでは秋イベまっしぐらですね。ちなみに時雨とこの間ケッコンしました(雑談)
今の自分の力を出し切った作品だと思っています。
登場人物の説明など詳細は2話で掲載予定です。
つまらなかったらすみません!
暇つぶしにどうぞ読んでください!
ちなみにこの小説はとある人の小説と連動しているので
知りたい!と思った方は、メッセージくださると光栄です。

では、ごゆっくりお読みください。




静かな雨が降る場所で

春のうららかな日差しが照りつける佐世保港。

 

長崎の北部に位置するこの港は、連合艦隊の海上自衛隊基地である鎮守府が置かれていた。

 

海上自衛隊の投錨場所には何隻かの艦艇が停泊していた。

 

その中の一隻の前で、一人の少女が歓声を上げていた。

 

 「わぁ~。これが祥治お兄ちゃんの乗ってる護衛艦なの?おっきい~。」

 

黒の長髪を三つ編みをして左肩におろし、黒のワンピースを着た少女はキラキラした目でとなりにいる兄、結城祥治を見る。

 

 「そうだぞ、みぞれ。兄ちゃんが乗ってるのはこの最新鋭護衛艦改

さみだれ型二番艦『しぐれ』だ。どうだ?格好いいだろう?」

 

みぞれは笑顔でうなずく。

 

 「ウン!私!この船気に入っちゃった。」

 

 「そうかそうか。みぞれに気に入られてコイツも喜んでるぞ。」

 

 「ホント!?」

 

 「ホントだとも。」

 

やったぁ!と喜ぶ妹を見ながら祥治に自然と笑みをこぼした。

 

祥治は妹のこういう無邪気なところが好きだった。

 

ここ最近は休暇が取れず、みぞれに会えなかったため、変わっていないみぞれを見て、祥治は少しホッとしていた。

 

「ねぇ、お兄ちゃん。」

 

みぞれは突然、祥治に向き直ってこう言った。

 

 「私ね、お兄ちゃんみたいに海自に入ろうと思うの。そしてお兄ちゃんと一緒の艦艇に乗って日本の海を守るんだ。」

 

真剣な光を目に宿すみぞれ。

 

突然の事に祥治は少し驚いたが、すぐに笑みをこぼした。

 

 「そうかぁ、みぞれも海自に入るのか。それなら兄ちゃん、みぞれに追い抜かれないように頑張らないとな。」

 

変わっていないようで、変わっていた妹に誇らしさと少しの寂しさを祥治は感じていた。

 

 (それにしても、あのみぞれが海自に入る…か。成長したもんだ。こりゃ最も頑張らないとな。)

 

 「ふふん!絶対お兄ちゃんよりも偉くなってやるんだから!」

 

 「やれるもんならやってみろ!兄ちゃん負けないからな!」

 

祥治はみぞれの頭を少し乱暴に撫でた。

 

 「お兄ちゃんやめてよぉ~。」

 

 「駄目だ!兄ちゃんに生意気な口聞いた罰だからな。」

 

楽しそうにじゃれ合う兄妹。

 

祥治はこの時、こんな時間がこれからもあるのだと思っていた。

 

しかし『それ』はその事を許しはしなかった。

 

キュルルルル………

 

突然あたりに砲弾の風切り音が響き出す。

 

 

ドゴォォォォォォン!!!!

 

鎮守府施設に次々と着弾し、建物を破壊していく。

 

 「きゃあ!」

 

みぞれは突然の事に祥治に抱き付いた。

 

軍港内に敵襲を知らせる警報サイレンが鳴り響く。

 

 『総員、戦闘配置!繰り返す!総員、戦闘配置!これは演習にあらず!』

 

スピーカーから命令が発令される。

 

祥治は抱き付いたままのみぞれを体から無理やり放し、こう言った。

 

 「みぞれ!いいか!?今ここは敵に襲われてて危険だ!海自の人間に従ってここから先にある地下シェルターに逃げるんだ!分かったか!?」

 

みぞれは目に涙を浮かべながらも頷いた。

 

 「よし!良い子だ!ほら、さっさと行きなさい!」

 

 「お兄ちゃんは!?一緒に来てくれる!?」

 

みぞれはそう聞いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「………佐、……少佐!結城少佐!」

 

祥治は誰かに声をかけられて目を覚ます。

 

 (……夢か。久しぶりに見たな、この夢。)

 

祥治はそう思いながら目を開ける。

 

どうやら、佐世保に向かう軍用列車の中でうたた寝していたようだ。

 

 「大丈夫ですか?結城少佐。寝不足か何かですか?」

 

迎えに来てくれたのだろう、自分より若く見える目の前の海軍士官は心配そうに祥治の顔を見る。

 

襟首の階級章を見ると少尉であることが分かった。

 

この5年間で、海上自衛隊は解散。

 

新たに海軍として生まれ変わったのだった。

 

 「大丈夫だ。列車の揺れが心地よかっただけさ。心配をかけてすまなかったね、えぇっと…。」

 

 「井上竜也といいます。少佐。」

 

若い海軍士官は祥治に自己紹介をする。

 

 「そうか。ありがとう、井上少尉。」

 

祥治は井上に礼を言った。

 

 

 

 「いえ、とんでもございません。では、そろそろ行きましょう。」

 

祥治も手荷物を持って、忘れ物がないか確認した後、井上少尉の後に続いた。

 

しばらく歩くと黒い車が止まっているのが見え、あれが迎えの車だと井上は言う。

 

井上が用意した車の後部座席に座り、窓の外をぼんやり眺めていた。

 

井上は運転手と楽しそうに会話している。

 

祥治はこれから指揮する事となった佐世保鎮守府の事で頭がいっぱいだった。

 

(艦娘、、なぜかは知らないが謎の敵、深海棲艦と唯一戦うことができる存在......)

 

(艦娘というだけあって女の姿をしているらしいな...)

 

 

 

 

「少佐、そろそろ鎮守府へ着きます。ご準備を」

 

「わかった。」

 

しばらくするとある建物の前で車が停まった

「少佐、着きましたよ佐世保鎮守府です」

 

井上がそう言うと祥治は

 

「祥治さんでかまわないよ」

 

と冗談混じりに言う。

 

「これからは、祥治さんと呼ばせて貰いますね!」

 

井上は笑顔で答える。

 

窓の外を見ると入口の表札に「佐世保鎮守府」と書かれていた。

 

「ここが新しく開設した佐世保鎮守府か、井上もひょっとして緊張してたりするのか?」

 

と祥治が言うと井上は

 

「はい、艦娘と会うのは初めてなので緊張しています・・・」

 

(やはり井上も緊張しているんだな、当然俺も緊張している)

 

祥治は鎮守府のドアを開けた

 

「中は豪勢ですね。凄いなぁ・・・・・・・・・」

 

と井上は唾を飲み込み言った。

 

「中は豪勢だが、その艦娘はどこにいるんだろうか?」

 

と祥治は井上に訪ねた

 

「僕にもわかりません。執務室へ行ってみましょう」

 

祥治と井上は執務室を目指すことにした。

 

「それにしても、広いですね......」

 

井上は口をポカンと開け天井を向いたまま歩いている

 

「さすがは佐世保鎮守府ですね。」

 

よく見ると井上は楽しそうだ

 

(俺もはしゃぎたい所だが、今は仕事中だ)

 

「この通路を真っ直ぐだそうです」

 

井上は持っていた地図を見て言った

 

「そうか、けっこう歩いた気がするな。」

 

2人は通路を歩いていると祥治は外を見て言った。

 

「ん?あそこに見えるのは中庭なのかな?」

 

「後であそこでお茶でもするか」

 

と冗談交じりで祥治は井上に言った

 

「お仕事の間にでも行きましょうか」

 

と井上も冗談交じりで返す

 

「ところで井上はいつ頃帰る予定なんだ?」

 

と井上に訪ねた

 

「そうですね、横須賀でのお仕事もありますし、、、今日の深夜にはここを出ます。」

 

2人は通路に面した執務室前に着いた。

 

「祥治さん。着きましたよ」

 

 

 

そう言うと井上は執務室のドアを開けた。

 

「ここが執務室か、中はけっこう広いんだな」

 

祥治は提督机に座った

 

「ふぅ・・・・・・ん?手紙がある」

 

机の上には手紙があり祥治は読みはじめた。

 

そこには

 

『 提督へ

ようこそ!佐世保鎮守府へ

私達は講義室でお待ちしています 』

 

と短めの文章が書かれているだけだった。

 

「講義室へ行くか、井上、講義室はどこにあるんだ?」

 

「ええと......」と手に持っている地図を確かめる

 

2人は講義室へ向かった

 

しばらくすると、講義室前に着いた。

 

ドアの前に立つと祥治は緊張しながらもドアを開けた。

 

 

 

 

 

パーーーン!!

 

ドアを開けた瞬間大きな音が響き、複数の少女の声がする。

 

 「「「「「着任、おめでとうございます!」」」」」

 

突然の事に祥治は一瞬何が起きたか分からなかった。

 

発砲かとも思ったが、自分に降りかかる紙テープに気づき、さっきの音はクラッカーなのだと気づく。

 

改めて部屋をみると、そこにはクラッカーを手にした少女が5人。

 

いずれもセーラー服をモチーフにした服を着ている。

 

祥治が呆然としているのを心配そうにみている。

 

するとサイドテールの少女が祥治に声をかける。

 

 「あ、あの…。結城祥治少佐…ですよね?この佐世保鎮守府に新しく提督として赴任してきた…。」

 

そう言われた祥治は我に返る。

 

 「あ、あぁ。その通り、結城祥治少佐だ。只今をもって佐世保鎮守府に提督として着任した。それで、君たちは?」

 

祥治の問いに5人の少女たちは順に自己紹介を始める。

 

 「特Ⅱ型駆逐艦、綾波型駆逐艦一番艦の綾波です。よろしくお願いします!」

 

 「あたしは綾波型二番艦の敷波。以後よろしく。」

 

 「白露型駆逐艦の一番艦、白露です!はい、一番艦です!よろしくお願いします!」

「同じく白露型駆逐艦二番艦の時雨だよ、提督、これからよろしくね」

 

 「同じく白露型駆逐艦の三番艦、村雨よ。これからよろしくね、司令官。」

 

(みぞれ!!?)

 

祥治は時雨の事を見つめたままだった。

 

(そんなはずないか……)

 

(ただ似てるだけだよな……。)

 

どうかされましたか?と祥治に綾波が訪ねる。

 

「いや、何でもない。」

 

自己紹介を聞いた祥治は、複雑な感情を抱いていた。

 

 (これが艦娘…。まだ年端もいかない少女じゃ無いか…。俺は、俺たち人類はこんな少女達に戦いを強いらねばならないというのか…。)

 

「ここにいるので全員なのか?」

 

祥治は綾波に訪ねた

 

「いえ、他のみなさんは鎮守府へ向かってるそうです。明日には何人かつくころかと……。」

 

「そうか、ありがとう」

 

と祥治は言い講義室から出ようとすると綾波が

 

「司令官!もうすぐお夕食の時間です。楽しみにしておいてくださいね」

 

と言った。

 

「じゃあまた来るとするよ、部屋に戻ってお仕事だ」

 

と祥治は言うと講義室を後にした。

 

(あの時雨という女の子……)

(聞き覚えのある、懐かしい声……)

 

(忘れようとしていたんだけどな)

 

(やっぱりそうだ、時雨はみぞれにそっくりだ、声や顔つき全てが…)

 

(けど、みぞれはもう………………いやよそう。)

 

祥治は考え込んでいたため、道を確認せず、迷子になってしまった。

 

(迷子になるとは、貴様それでも自衛官か!)

 

と思った。

 

祥治は照れ臭そうに後ろにいる井上に

 

「すまない、道に迷ってしまった。」

 

と伝えると

 

「了解です。では戻りましょう」

 

と井上は言い、祥治をつれて執務室に戻った。

 

 

 

ーーーーそれから2時間後ーーーー

 

午後7時ーーー

 

「コンコン!」と執務室のドアを叩く音がした。

 

祥治は「入れ」と言うと、村雨が夕飯の支度ができたことを伝えにきたのだった。

 

「司令官。お食事の準備出来ましたよ」

 

 

と村雨は言うと、方向音痴の祥治を食堂まで案内してくれた

 

食堂の扉をあけるといい匂いが立ち込んできた。

 

「この匂いは!カレーか!!」

 

と祥治はついはしゃいで言った。

 

「はい!綾波特製肉じゃがカレーです!」

 

と綾波は笑顔で言う。

 

祥治達は椅子に座った。

 

しかし肝心のカレーが来ない。すると…………

 

小さい、人の姿をした『妖精』と呼ばれる(呼ばれると敷波から聞いた)子たちがカレーを運んで来てくれた。

 

井上も戻って来た。

 

「準備が完了しましたね、では食べましょうか!」

 

 

と綾波が言うと

 

「「「「「「 いただきます!! 」」」」」

 

とみんなで言うと

 

祥治は目の間にある、肉じゃがカレーを一口食べてみる

 

「お、美味しい!カレーに肉じゃがとは……カレーも深いものだなぁ」

 

「カレーの辛さに甘めの味付けをされた肉じゃがのじゃがいもを絡めて食べる。う~ん、美味しい!!」

 

「最大の特徴はカレーそのものに具材は無く、肉じゃがとカレーを一緒にすることで一つのカレーになる!」

 

「これは、うまい!!」

 

と祥治は子供のようにバクバク食べた

 

「祥治さん!本当においしいですね!」

 

と井上も喜んでいる。

 

「喜んでもらえて、綾波は嬉しいです。」

 

と照れくさそうに綾波は言う。

 

白露と村雨は2人で会話を

 

井上と綾波は気が合うようで楽しく会話をしている。

 

時雨は静かに食事をしている

 

祥治は食事の手を止め時雨を見た

 

(みぞれもこの年になれば、こんな感じの女の子になったのだろうか)

 

(それにしても、本当にみぞれそっくりだ。可愛いな)

 

と祥治が時雨を見つめていると

 

「提督…どうかしたのかい?」

 

と時雨は視線に気付き、尋ねる。

 

「いや!何でもないよ。それより他の子達とも早く会いたいな」

 

と祥治は動揺しぎみに言う

 

「ふぅ、満腹満腹ー。」

 

祥治は満面の笑みで言った。

 

「では、食事を終わりにしましょうか。」

 

と綾波は言い、食事は終了した。

「あ、司令官!新しいお手紙が届いてるらしいよー。執務室の机に置いてあるらしいから見といてね」

 

と敷波が言ってくれた。

 

綾波達は自分達の部屋に戻っていった。

 

井上は「少し館内を回って来ます」と伝えて行ってしまった。

 

「まずいな、帰り道わかんないや」

 

祥治はお手伝いの妖精に案内してもらい、執務室に無事たどり着いた。

 

祥治は扉を開け、目の前に見える提督机のイスに腰をかけた。

 

「ふぅ、この鎮守府は広いな......」

 

「ん?これかな。手紙っていうのは」

 

手紙には「捜索願い打ち切り検討」と書かれていた。

 

祥治は悲しい表情をし、その手紙を机の中にしまうとポケットに入っていたペンダントを見て

 

「みぞれ...……。」

 

祥治はペンダントに埋め込まれている写真を見て言った。

 

 

午後9時半ーーー

 

「コン!コン!」

 

とドアをノックする音が聞こえた。

 

「いいぞ!入れ」

 

と祥治が言うと綾波が入ってきた。

 

「司令官!お風呂のご用意ができましたー!どうぞお入りになられてくださいね!」

 

と綾波が言ってくれたので、風呂へ向かいに行くことにした

 

「あ!!しまった」

 

(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

(道聞けばよかったな)

 

(わからない、また妖精さんに聞くか?いや恥ずかしいな)

 

(そうだ!!)

 

祥治は綾波も風呂(入渠)に行くそうなので(バレないように)着いてくことにした。

 

綾波がのれんをくぐって入るのを確認して影から出た。

 

着いたらしい。

 

のれんに艦娘以外立ち入り禁止と小さな文字で書かれていた。

 

その隣には提督専用の風呂があった。

 

提督専用の風呂に入ろうとすると、艦娘専用の風呂へ入りに時雨が歩いてきた。

 

「やぁ、提督。今からお風呂かい?」

 

時雨は言った。

 

「あ、ああ!風呂の準備ができたみたいなんでね!」

 

「そっか。じゃあ僕は失礼するよ」

 

そう言うと時雨は脱衣所に向かった。

 

(やっぱり、みぞれに似ている。)

 

(そうだ!みぞれは右脇腹に小さな火傷の傷がある。もしかして時雨にもあるかもしれない!)

 

(しかし、どう確認しよう。)

 

(覗く…………のか?!)

 

(待て待て、早まるな祥治、お前は女の子の着替えを覗くのか?)

 

(しかし、気になるな。)

 

(もうどうにでもなれ!!)

 

祥治はこっそり時雨の着替えを覗くことにした。

 

ちょうど上を脱ぎ始めていた。

 

(みぞれと同じ服の脱ぎ方だな。実はみぞれなんじゃないか?)

 

(ありえないが、少しそんな事を思い始めたかもしれないな)

 

(って同じ脱ぎ方って何だよ!まったく)

「あ!!!!!」

 

祥治はあまりの衝撃に大声を出してしまった。

 

なんと時雨の右脇腹にも火傷の傷があったのだった。

 

すると管理妖精さんが祥治を発見し、憲兵に通報したのだった。

 

時雨にはバレていない様子だったので祥治は少し安心した。

 

その後憲兵さんに説教を受け、しばらく管理されることとなった。

 

「祥治さん!何してるんですか!」

 

と井上にも説教されてしまい、祥治は何気にメンタルが傷ついた。

 

(しかし、風呂を覗くっていいな、あのドキドキ感……。)

 

祥治の大切な何かが崩れた瞬間である。

 

「はぁ、今日1日でだいぶ疲れたな」

 

祥治は迷いながら執務室に辿りついた。

 

「ふぅ……。」

 

「ん?」

 

机に新しい手紙が置いてあり、中身を確認することにした。

 

そこには明日着任予定の3名の艦娘の名前が書かれていた。

「了解。」

 

と祥治は呟いた

 

「どんな娘が来るんだろうか?井上も明日で横須賀へ帰ってしまうし。

秘書艦も決めなきゃいけない」

 

「あー、忙しくなりそうだな」

 

外を見てみるとすっかり夜だった。

 

すると秘書艦代理の敷波が入ってきた

 

「司令官、明日は早く起きてね~新しい娘が来るからね。今日は遅いからもう寝なよー?」

 

というと敷波は出ていった。手元の懐中時計を見ると午後11時を過ぎていた。

 

「ふぅ、今日は疲れた。時雨の風呂を明日も覗こうかな」

 

祥治は呟くと、敷波が布団を敷いてくれている部屋に向かった。

 

 

 

 

 

 

通路ーーーーー

 

 

「あ、まただ。」

 

「もう、また迷っちゃったや」

 

祥治は鎮守府内で迷うのは何回目かと思いながらも、地図を見ながら辿りついた。

 

時刻は11時半である。

 

「30分も迷ったのかー。もしかして、俺は方向音痴なのかな?」

 

 

※(鎮守府内の地図は次の話で付属しておきます多分。)

 

祥治は布団に入ると深い眠りについた。

 

 

 

………………………………………………ん

 

 

……お兄ちゃん!!……。

 

一緒に逃げようよ!!早く!!………………。

 

「上だ!!

伏せろ!!!」

 

きゃあぁあ!!!

 

「みぞれ!!」

 

 

 

「きゃ!?」

 

祥治の目の前には綾波が、驚いた表情をして顔を除きこんでいた。

 

(またあの夢か………………。)

 

「どうかされました?司令官?うなされてましたよ?」

 

綾波は心配そうに聞く

 

「あ、ああ、大丈夫だ。それより今は何時だ?」

 

祥治が綾波に訪ねると

 

「午前6時時になりましたよ!」

 

と明るい表情で答えた。

 

(そうか、もう朝か)

 

「今日は新しい娘が来るんだよな?早く朝食をとって歓迎の支度をしよう」

 

祥治は

 

「綾波は朝食をお持ちするので、司令官はお着替えになられてはどうでしょうか?」

 

そう言うと綾波は執務室を出ていった。

 

 

急いで祥治は支度をすると、綾波の持ってきた朝食をすました。

 

午前8時ーーー

 

「さて、そろそろだな。新しい娘が来るのは」

 

「井上は今日の夜中に出発したらしいし」

 

祥治は緊張していた。

 

他の艦娘はそれぞれ支度や歓迎の準備をしていた。

 

祥治は鎮守府の門の前に立ち、待っていた。

 

すると隣に一緒にお迎えをする敷波が言った。

 

「今回来るのはどんな娘なんだろ、ま、アタシより可愛い娘なんでしょうね!ふん!」

 

祥治は君の方が可愛いよと思いながら待った。

 

 

 

しばらくすると……

 

 

「あなたがしれぇー?」

 

と後ろから声がした。

 

祥治は振り向くと、髪の毛は灰色と白のまじった、煙突のモチーフの帽子をかぶった女の子が立っていた。

 

「君かな。新しい娘って」

 

祥治がそう言うと、その艦娘は自己紹介を始めた。

 

「私は陽炎型駆逐艦10番艦の時津風だよ!しれぇー!よろしくねぇー!!」

 

祥治は時津風の可愛さに少し鼻の下を伸ばしていると、敷波が物凄い形相で祥治を見ていた。

 

「ゴホン!ようこそ佐世保鎮守府へ!これから君の司令を務める結城祥治だ。よろしく頼む」

 

祥治は敷波に時津風を部屋に案内させ、2人は鎮守府内に入って行くのが見えた。

 

 

 

しばらくすると村雨が祥治の所に来た。

 

「提督。新しい艦娘が来てらっしゃいますよ!」

 

村雨は伝えると鎮守府内に祥治を連れてその部屋に向かった。

 

「お前が提督か」

 

声の主は扉を開けたと同時にわかった。

 

「当鎮守府の提督、結城祥治だ。よろしく」

 

黒髪のくせ毛のある艦娘は了解したと頷くと

続いて自己紹介をした。

 

 

「僕は秋月型防空駆逐艦初月よろしく頼む」

 

夕食時〜

 

 

今日2人の艦娘が着任した。

よろしく頼むぞ皆!と祥治の声の後

艦娘達の歓喜が湧く

 

 

「さぁ、クリスマスも近いことだし」

 

「パーティーでもしようか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回作は、完成次第投稿いたします!

文の指摘
アドバイスなど、よかったらお願いします!
※荒らしはいりません。

読んで下さり、ありがとうございましたm(_ _)m
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