オバロ二次 設定適当の駄文   作:むみあ

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 短いです。


間話
守護者統括の嚇怒


 

 

 認められない、認めたくない。

 

 ナザリック地下大墳墓、守護者統括たるアルベドの今の心境を言い表す言葉はそれ一点だった。

 我々を置いてどことも知れぬ場所へと消え去った薄情なる創造主達の中で、ただ一人、たったお一人残り続けて下さった『ただ一人の至高の御方』、愛しい、愛しくて堪らない唯一の御方。

 

 貴方様が居れば、貴方様さえ居てくれれば、それ以外に何もいらない。

 

 そんな中で突如目の前に現れた毒虫、悍ましい毒樹。

 

 あんなモノを至高の御身に近づけたくない、視界にすら入れたくない、どんな手段を以てしてもそれを除かねば不安で不安で堪らない。

 だから、だからだからだから、至高の命に反してまでナザリックにおける全ての戦力をもって、一部の隙も無く消し飛ばしてしまおうと、例え御身の御怒りを買って死を賜ろうとも、嫌われてしまっても、失望されても構わないと。

 そう思って、どんな犠牲を払おうともそれを取り除こうと考えたのに。

 

 『私を想うなら在り続けよ』

 

 などと、どうして、どうしてそこまで貴方様はお優しいのですか。

 嬉しい、嬉しくてたまらない。

 けれど悲しい、悲しくてたまらない。

 許せない、それ故にどうしても許せない。

 そんなお優しさに付け込んで、のうのうと不敬を口にするあの毒虫が、何が『筋』だ、何が『忠』だ、お前如きが何を知ったような口を叩くのか、許せない、許せない、許せない。

 だから、だからだからだから、闘技場で倒れ伏したあの毒虫が去った後、愛しい御方が去った後に、やはりアレは危険だと、除いておくべきと考えた。

 きっと同意が得られると、全員ではなくとも何名かの同意は得られると信じていたのに。

 

 何故、何故何故何故何故!

 

 何故、誰も頷かない。

 貴方達の忠義は、忠誠は、忠節は、愛は、一体どこに行ってしまったの!?

 何故そんな澄み切った眼で居られる。

 何故そんな清々しい顔で笑える。

 至高の御方のお言葉に心震えたのは理解できる。

 私だって震えた、誰よりも私が、私こそが、なのに、どうして。

 

 何故、それであの毒虫を飼う事に同意が出来ると言うのだ。

 

 意味が分からない、理解できない。

 アレは至高の御方すらも害する事の出来る毒虫だ、放っておけば毒持つ果実を実らせ落とす毒樹だ。

 だというのに、何故、何故そんな物を許容できる?

 わからない、全くわからない。

 仲間だと、至高の御方、モモンガ様への忠誠を共にする同士であると信じた者達であったはずなのに。

 全員が全員、どこか遠くに行ってしまったように感じられる。

 足元が崩れ落ちるような錯覚に、眩暈すら覚える。

 確かに内心、去って行った者達への隔意という点で、私と他の者達に明確な差異があることはわかっていた。

 でも、これは違う、違うだろう。

 何故、何故こうなった。

 モモンガ様のお言葉に感極まったのは同じはずなのに、何故―――

 

 それ故にアレを許容しようと思ったのか。

 

 それ故にアレを許容しえないと思った私と真逆の考えに至ったのか。

 

 何故、何故なの、どうして・・・。

 

 

 












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 『モモンガを愛している』

 
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