東方怪獣録   作:怪獣好き

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夢は楽しく見ましょう

 人と妖怪。違う所は多々あるが、勿論共通点もある。その一つが睡眠すると言う事、そしてもう一つが、夢を見ると言う事だ。人妖関係なく、眠れば夢を見る。夢の内容は人によって違うが、幸せな夢、悪夢、自分の欲望が叶う物から理解不能な物まで様々だ。では、その夢が現実になったら?しかもそれが怪獣の夢だったら?これは夢のお話。人が見る夢による異変を彼らはどう解決するのだろうか。

 

 謎の吸血植物による異変から数日たった。人里にはいつもの活気が戻り、このまま何も起こらず普通に春が過ぎていくのだと思う者さえいた。だが、異変はいつ起こるかわからない。その事を、人里の人間が知るのはとある夜の事であった。

 生田は何をしてもぱっとしない大人しい人間であると周囲の人間に思われている。事実その通りなのだが、恨みや妬みといった感情を溜めこむタイプでもある。そんな生田は最近失恋した。その女には何万という金をつぎ込み、幻想郷では手に入りにくい宝石までプレゼントしたというのにである。その理由は彼女いわく、

 

「あなたと居るよりも、外来人の彼と一緒にいた方が楽しい。」

 

 らしい。ふざけんなとは思う。だが、実際にその外来人に勝っている点が見つからないのも事実。この無念、無情はどう晴らせばいいか。そう考えながら生田は最近買ったカセットテープなる物で音楽を聞きながら眠りについた。

生田は失恋の後、ある夢をよく見る。その夢とは、自分が怪獣となって暴れる夢。その夢の中では自分は無敵の存在だ。そしてこの力を使って憎き彼女と外来人を……と言う所で目が覚める。

これだけだったら失恋男が空しくも夢の中だけで復讐すると言うお話で済んだだろう。だが、運命は行田にとんでもない力を授けてしまった。

 

 滝の裏の秘密基地、その開発室で木更津は悩んでいた。彼は自分の夢である空を飛ぶ事のために自作のマッキー3号を作成しているのだが、とある問題にぶつかっていた。破壊されたMAC基地内部の材料をかき集めて何とか外観や内部を組み立てる事は出来たのだが、エンジンが作れないのだ。マッキーシリーズは小光子力エンジンで動いているのだが、それが幻想郷では作成できない。普通のエンジンでは空を飛べる出力が出ない。どうしようか……そう考えていると、基地の警報が鳴る。木更津は急いでモニタールームへと向かう。

そこで機器に向かっている河童に話しかける。

 

「どうした!」

「木更津さん。謎の宇宙線が幻想郷に降り注いでいます。」

「何だと、急いで解析しろ。」

「木更津さん、大変です!」

「今度は何だ。」

「人里に、怪獣が……!」

 

 夜の人里、宇宙人による事件が多発したので出歩く人の数は少ないが、それでも一時期の完全にシンとした人里よりはましになったと言えよう。その人たちが視線を上に向けると、美しい月や星、灰色の半透明な怪獣が見えた。

 

「……え?」

 

 灰色の……怪獣?人里に怪獣の雄たけびが響く。人里に警鐘が鳴り、人々は逃げ惑う。そして、子供の宿題を見ていた慧音は急いで外に出て、迎撃態勢をとる。するとその半透明の怪獣は口から炎を吐き、慧音を焼こうとする。慧音は空を飛び回避する。そして怪獣に対し弾幕を張るが、全てすり抜けていく。

 

「何だと?」

 

 怪獣は再び炎を吐き、慧音をしつこく狙う。慧音も一応弾幕を張るものの全てすり抜け、攻撃の意味を為していない。その時、極太のレーザーと赤い結界が怪獣に襲いかかる。

 

「この攻撃は……霊夢と魔理沙か。」

 

 そう、霊夢たちが駆け付けたのだ。だが、さっきの攻撃も効果が無いようだ。

 

「何なんだぜ、この怪獣は。」

「おかしいわね。ちゃんと夢想封印は直撃したのに。」

「二人とも気をつけろ。こいつ、私達の攻撃が効かない。」

 

 怪獣の放つ炎が向かってきたので散開する三人。

 

「この……もう一発、{恋符「マスタースパーク」}」

 

 八卦炉からマスタースパークが放たれるが、やはり怪獣に命中してもすり抜ける。

 

「くそ、こっちの攻撃が全然効いて無いぜ。」

「とにかく敵の攻撃が人里に当たらないよう、相手の攻撃をひきつけるんだ。」

「全く、じり貧ね。」

 

 三人が攻めあぐねている時だった。怪獣がスゥっと消えたのだ。

 

「消えた?」

「逃げたのか?」

「いや、分からないが……とにかく、人里の被害を確認しなければな。」

 

 三人は、人里へと降りる。

 

 生田は頭をひねっていた。夢の中でいつものように元彼女と彼女を寝盗った外来人の男を襲おうとしたのだが、今回は少し違った。なぜか夢に慧音先生と博麗の巫女、そして多分魔女っ子が出てきたのだ。三人は必死で自分を攻撃してきたが、無論夢なので効かない。お返しに炎で応戦した。そしていざ人里に侵入しようと言う時に、家の扉が激しくたたかれ、飛び起きたのだ。

 

「な、なんだぁ?」

 

 扉を開けると生田のよく知った自警団の男がいた。

 

「おい、生田!化け物が現れた。急いで逃げるんだ!」

「化け物?……どこに。」

「どこにってあそこに……あれ?」

「はぁ、冗談はやめてくれよ。」

「いや、ほんとに怪獣がいたんだ。」

 

 その言葉に疑いの目で自警団の男を見る生田。だが、この男は嘘をつけるような器用な人間では無い。ならば本当に化け物がいたのだろう。仕方なしに避難場所に指定された命蓮時へと向かう。そこでは、初めて巨大で醜悪な化け物を見たからか、パニックを起こしている人もおり、自警団の男が言った事の信ぴょう性が増した。怪獣は確かにいたのだ。だが、ならなぜ自分は見られなかったのだろうと首をひねる。

 

 次の日、生田は仕事の合間に昼ご飯を食べようと食事処へと向かった。その途中の事のことである。カフェとかいう店で元彼女と外来人が食事しているのを生田は見てしまった。最近夢の中で晴らしていた恨みつらみが生田の中で再燃する。その夜、生田は穏やかな音楽をかけながら眠る。その胸の内に憎しみを持って。

 

時間を少しさかのぼる。霊夢、魔理沙、慧音は滝の裏の秘密基地に来ていた。慧音は初めて見るハイテクの基地に目を丸くしている。用件は、昨日の攻撃が全てすり抜ける怪獣への対処方法を木更津に相談するためだ。

 

「やあ、霊夢さんに魔理沙さん。それに……?」

「初めまして。私は上白沢慧音と言います。」

「初めまして。木更津です。霊夢さん。ちょうどあなたに話しておきたい事があったんです。」

「あらそれじゃ都合がいいわね。」

 

 そして霊夢は昨日の怪獣について話した。

 

「……なるほど。昨日の怪獣騒動はそういう事だったのか。」

「ええ。木更津さん、どう思う?」

「ちょうど俺が君たちに話したかった内容と一致するな。ちょっと待っててくれ。」

 

 そう言うと、木更津は奥へと向かい、何か紙を持ってきた。

 

「何?それ。」

「昨日幻想郷に降り注いだ宇宙線の観測データだよ。これに興味深い観測データが出ていてね。」

「宇宙線?」

「あー……まあ、空の彼方から降ってくる見えない光みたいなものさ。このデータによると、昨日、幻想郷に異常なレベルのモルフェウスDが降り注いでいる。」

「モル……フェ?」

「モルフェウスD。俺は宇宙線の専門家じゃないから詳しい事は解らないんだが、特定の人間の脳に干渉し、……簡単にいえば夢を現実にするらしい。」

「夢を現実に……なるほどね。」

「何がなるほどなんだ。霊夢。」

「昨日、あの怪獣に私達の攻撃が一切聞かなかったのは、あれが夢の中の存在だからよ。」

「そうか、あの怪獣は誰かの夢が見せた幻。夢幻を攻撃しても意味が無いという事か。」

「ああ。そう言う事だな。」

「全く、誰だよ!怪獣の夢なんて見る迷惑な奴は!」

「そうだな、人里の誰かだとは思うんだが、候補が多すぎる。」

「あの怪獣を出現させない方法は二つ。一つはその夢を見る人間を見つけて夢を見ないような薬を飲んでもらうこと。もう一つは人里の人間全員に眠らないようにしてもらう……後者は現実的でない、前者はどうその人間を選別するかだな。」

「あら、方法ならもう一つあるわ。あの怪獣をコテンパンにのして二度と怪獣の夢を見る気を無くしてしまえばいいのよ。」

「だけど攻撃がすりぬけちゃうんだぜ?」

「じゃああいつを現実に引きずり出せばいいのよ。」

「どうやって。」

「そういう出鱈目な事が出来る奴が一人いるじゃない。」

「え?……ああ、あいつか。」

「ええ、あいつよ。」

「……?」

「紫ー!あんたどっかから見ているんでしょ!ちょっと来てくれない?」

 

その夜の事、再び怪獣が現れる。その姿は前回よりもはっきりしており、生田の恨みを鳴き声にのせて、炎で憎き外来人と彼女を焼いてやろうと外来人長屋を狙う。失恋の恨みは恐ろしい。そして怪獣が人里に踏みこもうとした時、目の前にこの間の三人が現れる。邪魔だとばかりに炎を吐くが回避され、逆に攻撃が怪獣に降り注ぐ、だが、怪獣は前回の事を踏まえてその攻撃を無視する。どうせ効かないのだ。だが、信じられない事にその攻撃は命中した。

 

「よし!」

「紫もたまには役に立つわね。しっかりと夢と現実の境界をいじくってくれたようね。」

「二人とも、畳み掛けるぞ。」

「{夢符「二重結界」}」

「{恋心「ダブルスパーク」}」

「{終符「幻想天皇」}」

 

 三人のスペルカードが発動し、激しい弾幕が怪獣を襲う。怪獣の体中で火花が散り、怪獣の姿が消える。

 

「また消えた!」

「くそ、逃がしたか。」

 

霊夢と魔理沙は悔しそうにする。

 

「だが相手にこちらの攻撃が命中するようになったのは前進だ。だが……」

「……?」

「いや、攻撃するたびに消えてしまってはイタチごっこだと思ってな。」

「あーそういやそうだな。」

「たしかに……また作戦会議ね。」

 

 生田は飛び起きた。なぜか夢の中で受けた攻撃のあまりの痛さにびっくりしたのだ。なぜ夢の中で痛い目に逢わなければならないのだ。理不尽だと思いつつも、もう一度寝ることも怖くてできず、その晩は起きたまま音楽を聞いて過ごした。

 次の日、生田が街を歩いていると、これ見よがしに……と生田にとっては感じた……手をつないでいる元彼女と外来人がいた。そしてふと元彼女の手を見てみると、小さなダイヤモンドの指輪がはめられていた。自分がプレゼントした物では無く、その外来人がプレゼントしたと思われる指輪。その時こみあげてきた怒りは言葉では表せられないほどであった。無論この時の生田の怒りはただの身勝手な嫉妬心である。だが、今だ失恋から立ち直っていないこの男にそんなことが分かる筈もなく、その夜にはさらなる恨みつらみを込めて、今度こそ夢の中で思い知らせてやろうと眠る。音楽をかけながら……

 

 滝の裏の秘密基地では四人がまた頭を悩ませていた。紫の力でこちらの土俵にあの怪獣を乗せることはできた。だが、すぐに逃げられてしまう。それをどうするか考えていた。そこに、来訪者がやってきた。

 

「あらあら、みんな難しい顔をしてますわね。」

「あら、紫じゃない。」

 

 そう、妖怪の大賢者、八雲紫がやってきたのだ。

 

「どうやらあの怪獣の対処方法に頭を悩ましているようね。」

「見たらわかるでしょ。あの怪獣、攻撃したらすぐに逃げちゃうんだもの。」

 

 その言葉に、紫は妖しく笑みを浮かべる。

 

「全く、まだまだ修行が足りないわね、霊夢。」

「何ですって?」

 

 霊夢はその言葉にカチンときて立ち上がる。だが、そんなことを全く気にしない紫はそのまま話し続ける。

 

「こちらの土俵に乗せられないなら、こちらが相手の土俵に乗ればいいじゃない。」

「……!そうか、こちらが夢の存在になれば相手と同じ世界で戦える、と言う事か。」

「だけどどうするんだ?まさか眠って戦えって言うのか。」

「あ、それいいわね。」

「え?」

「私達が眠って、その夢とあの怪獣がいる世界を紫の力でリンクさせればいいのよ。紫、できるわよね。」

「ええ、お安いご用よ。」

「よし、じゃあ今夜はぐっすり眠りましょう。」

 

 そして三人は家へと帰っていく。だが、紫は木更津に呼び止められた。

 

「紫さん。少し待ってください。」

「……何か?」

「お願いがあるのですが……」

 

 木更津は、この世界では作成できないエンジンについての話をした。

 

「なるほど、この世界ではエンジンを作れないから、外から輸入できないかと言う事ですね。」

「はい、図々しいお願いですが、聞いていただけませんか?」

「……すいませんが、今の私は力を著しく失っています。今の私は外の世界にまで手を伸ばす力が無いのです。」

「そうですか……」

 

 木更津は少ししょんぼりするが、次の言葉に顔が明るくなる。

 

「ですが、今までにスキマに落とした二隻の宇宙船があります。その中枢エンジンを使えば何とかなるのでは?」

「え、いいのですか?」

「ええ、詳しい話は……そうですわね……三日後、この部屋に私の家に通じるスキマを作っておくので、その時に。」

「ありがとうございます、紫さん。」

「いえいえ……では、ごきげんよう。」

 

そして、紫はスキマの中に消えていった。

 

 その夜、今度は完全にはっきりとした姿で怪獣が現れた。この怪獣こそ、何の因果か生田と同じ名前の、とある世界のイクタ青年の夢が生み出した、ウルトラマンティガを翻弄した怪獣、夢幻怪獣バクゴンである。

 その怪獣が現れた頃、霊夢、魔理沙、慧音の三人も慧音の家に集まり、眠ることにした。だが、眠ろうと思うとなかなか眠れない物で、しかも外ではバクゴンが近づいており、とてもではないが眠れる状況では無かった。

 

「くっそー!全然眠くないぜ。」

「まずいわね。まさかここまで眠れないなんて。」

「……そうだ。そういえばここに睡眠薬があったはず……」

 

 慧音は八意印の睡眠薬を取り出した。

 

「あるならとっとと出しなさいよ!もう怪獣が人里に入ってくるじゃない。」

「すまない。ほら、永琳の力作だからすぐに眠れるぞ。」

 

 三人は薬を飲んだ。さすがは永琳で、すぐに眠気が襲ってきて、三人はぐっすりと眠った。そしてそれを見量り、紫が三人の夢とバクゴンのいる世界をつなげる。

 そして三人は夢の世界に来ていた。そこは、嫉妬の炎が燃え上がり、それに似合わない穏やかな音楽が流れる世界だった。

 

「なに?この音楽。」

「恐らく、この夢を見ている者が聞いている音楽だろう……そうだ!」

「どうした、慧音。」

「この音楽を聞いている者を人里で見つければこの夢を見ている物を見つける事が出来る!」

「そりゃそうだが、どうやって?私達いま寝ているんだぜ。」

「魔理沙、頼む。」

「え?」

 

 そして慧音は魔理沙の頭をガシリと掴むと、力一杯頭突きをした。その衝撃は、夢の世界を震撼させる。

 

「痛ってー!!慧音、何しやが……あれ?」

 

 その衝撃で魔理沙は起きた。

 

「ったく、頭突きするならするって言えよな。絶対拒否したのに……」

 

ぶつくさ言いながらもあの音楽を聞く人間を探すために人里へと出た。

 

 そして夢の中、霊夢と慧音はバクゴンと戦っていた。だが、やはりと言うべきか、怪獣相手に決め手を欠く二人。だが、二人の表情に焦りは無い。別に、自分達はこの怪獣を倒さなくてもいいのだ。倒す、つまり消すのは魔理沙に頼んで、自分達は足止めに徹すればいい。と言うよりも、倒してしまえばこの夢を見る者も起きてしまい、魔理沙が見つけられない可能性もある。なので、これでちょうどいいのだ。

 

「それにしても、こんな怪獣を生み出すほどの夢を見るなんて、この人間に何があったのだろうな。」

「さあね、正直興味ないわ。」

 

 夢の外、魔理沙は耳を澄ませながら人里の居住区を飛んでいた。普通の人間はとっくに避難しており、静かな物である。だが、魔理沙の耳に穏やかな音楽が聞こえた。夢で流れていたのはこの音楽だ。魔理沙はその音楽がする方へと飛んでいく。

 そしてその音楽の発信源の家に到着した。扉を蹴り壊し、家に突入する。すると、音楽をかけながらぐっすりと眠っているさえない顔をした男がいた。

 

「お前か、あんな迷惑な夢を見ているのは、おい!起きろ!」

 

 魔理沙は頬をたたき起そうとするが、全く起きる気配が無い。深く眠っている。ならばと魔理沙は八卦炉を取り出す。

 

「この……起きろ!{恋符「マスタースパーク」}!」

 

魔理沙はマスタースパークをぶっ放した。無論、怪獣に使うような威力では無くいつもの非殺傷設定でだが。それに吹き飛ばされる生田の家。その衝撃でやっと生田は目覚める。と、同時に怪獣も消えた。

 

「な、なんだ?」

「おー起きたか。さあ、来てもらうぜ。」

「え……え?」

 

 何事か理解できていない生田を連れて、魔理沙は慧音の家へと行く。そして慧音の家で尋問が行われた。

 

「……で、振られた腹いせに夢の中で復讐してたってわけ?」

「はい、そうです……」

「く、下らないぜ。そんな下らない理由で人里は壊滅の危機だったのか?」

「全く、色恋沙汰はまともな事にならないと言うが……」

 

 魔理沙、霊夢はもちろんの事、慧音でさえ呆れてものが言えなかった。

 

「べ、別にいいじゃないか。夢ぐらい自由に見させてくれよ。」

「あんたの場合は自由に見てもらっては困るのよ。明日、竹林の永遠亭へ行って夢を見ない薬を一生分もらってきなさい。」

「な、何でそんな薬を……」

「何か言った?」

 

 その時の霊夢の表情はまさに鬼だった。まさか他人の下らない色恋沙汰に巻き込まれるとは思ってもいなかった。そんな下らない事に時間を割いたのかと思うと涙が出てきそうで悔しいのだ。

 

「わ、分かりましたよ。」

 

その後、慧音付き添いの下で生田は永遠亭へと行って、文字通り一生分の薬をもらってきた。だが、生田にとって永遠亭へ行ったのはよかったのかもしれない。なぜなら、鈴仙・優曇華院・イナバと言う優しくて美人な女性に再び恋ができたのだから。だが、その恋は実る事は無いだろう。そして再びバクゴンが現れ、生田は霊夢に半殺しの目にあうのだが、それはまた別のお話。皆さんも、恨みを込めて夢を見るのはやめましょう。

 

 

 

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