私達が白浜坂高校を卒業してから二年が経ちました。
今日は久しぶりに全員集まる日です♪
来夏『わっかなー!!はやくはやく!!』
和奏『まだ飛行機到着してないでしょー?』
来夏『それはそうだけど…はやく紗羽に会いたいの!!』
大智『ウィーンもな』
来夏&和奏『田中!?』
大智『よっす。久しぶりだな。つか、全員で集まろうって言ったんだから、そんなに驚くことねぇだろ』
来夏『突然出てきたら誰だってビックリするっての!!』
和奏『そっか、ウィーンも日本にはいないんだもんね』
大智『卒業した後、ヤンに会いに行くって言って、そのまま向こうに残っちまったからなぁ…』
ウィーン『おーい!みんなー!!』
来夏&和奏&大智『ウィーン!』
ウィーン『久しぶり、みんな元気だった?』
和奏『ウィーンこそ!』
大智『ちゃんと会えたのか?ヤンには』
ウィーン『うん、すごく元気だったよ!』
来夏『ウィーンはしばらく会わなくてもウィーンだね』
ウィーン『来夏、それどういう意味?』
和奏『ウィーンのどういう意味?って、本当にわからないって意味だからこわいよね…』
大智『そうだな…』
ウィーン『あ、そういえば、ヤンからみんなに伝言があるんだ。いつか、アツヒロの友達にもあってみたい、だって』
来夏&和奏&大智『……?』
ウィーン『あれ?みんなどーしたの?』
和奏『ねっ、ねぇ、ウィーン…』
大智『アツヒロって…』
来夏『……誰?』
ウィーン『うぇ?……ちょっ、ちょっとみんな冗談やめてよ(笑)僕の名前だよ?』
大智『そう、、、だったか(笑)?』
ウィーン『大智……(グスン』
和奏『なんか、みんなでずっとウィーンって呼んでたからね(汗』
来夏『今さらややこしくなるから、ウィーンはウィーン!』
ウィーン『別に構わないけど…そういえば、一度も名前で呼ばれたことなかったブツブツ』
大智『おい、そろそろ沖田の飛行機がつくんじゃねぇか?』
来夏『は!!さーーーーわーーーーー!(走り去る』
和奏『来夏!危ないってばーーーー!(走り去る』
大智『ったく、相変わらずだな、あいつらは』
ウィーン『僕たちもいこうよ』
大智『おう!』
来夏『紗羽、どこかな?』
和奏『人がたくさん居るからね…少し待った方がいいかも』
大智『おっ、俺、少し行ってさがしてきてやるよ』
来夏『あ!ズルいぞ田中!』
大智『なっ!なにがだよ?!』
来夏『自分も紗羽に会いたいからって抜けが……むぐぐぐぐぐ!?』
和奏『じゃっ、じゃあ田中、いってきてくれる?ね?』
ウィーン『いっておいでよ、大智』
大智『あ、ああ、それじゃあちょっとさがしてくるな!』
来夏『ぶ~~~~~!』
ウィーン『まぁまぁ来夏、機嫌直そうよ、ね?』
和奏『あの二人って、何か進展あつまたのかな…?』
来夏『ふぇ?!』
和奏『ほわ!?なっ、どしたの来夏?!』
来夏『わっ、和奏が…進展なんていうなんて……もしかして和奏も恋してるの?!誰?!誰なのさ!?ねぇ!?』
和奏『ちょっ、ちょっと来夏(汗』
ウィーン『僕だよ』
来夏『ふぉふぇ?!』
和奏『ちょっ、ちょっと?ウィーン?!』
ウィーン『(来夏には散々嘘を教えられたからね。たまには仕返ししないと♪』
来夏『うぇ、どうなって…ふぁ?』
和奏『そっ、そう。私今、ウィーンと付き合ってるんだ』
来夏『………………』
和奏『……来夏?』
来夏『和奏とウィーンのばかーーーーーー!!!!!!!』
和奏『あっ!ちょっと!来夏?!』
ウィーン『……いっちゃったね。ちょっとやりすぎたかな?』
和奏『でも、面白かったね、来夏の反応』
ウィーン『ふふ、そうだね』
大智『っかし、人が多いよな……沖田どこにいるんだろ…』
紗羽『すみません、ちょっと道をおききしたいんですけど』
大智『はい?!って、えーっと、道ならあそこの電光掲示板みた方が早いと思いますけど……』
紗羽『プッ………』
大智『へ?』
紗羽『私だよ、わ・た・し!』
大智『おっ、沖田?!サングラスなんかしてるからわからなかった……』
紗羽『サングラスぐらいでわからなくなるもんかねぇ……ちょっとショックかも』
大智『すっ、すまん!!その、ちょっとテンパって、別に、その、沖田のこと忘れたとかじゃ……』
紗羽『いいよ♪それよりみんなは?』
大智『あぁ、みんな向こうに……って、なっ、なんだ?!』
来夏『たーーなーーかーー!!おんどりゃぁぁぁ!』
大智『ぐはっ!!……なっ、なんだよいきなり!!』
来夏『和奏とウィーンが付き合ってるなんて私きいてない!どーゆーこと?!ねぇ!?田中はしってたの?!』
大智『ウィーンと坂井が……?』
紗羽『来夏、それ、本当なの?』
来夏『だって、二人がそういって……って、さーーーわーーーー!!!会いたかったよ紗羽!お帰り紗羽!元気だった?!疲れてない?!』
大智『あれこれと忙しいやつだな』
来夏『うっさい!』
大智『うっ、また……』
紗羽『と、とにかく、和奏とウィーンのとこいこ?』
大智『そうだな』
和奏『来夏帰ってこないね』
ウィーン『大智も帰ってこないけど、大丈夫かな?』
来夏『おっと動くな』
和奏『だっだれ?!』
ウィーン『なにものだ?!』
来夏『とりあえず、こっちの言うとおりにしてもらおうか…まずは二人がどうして付き合っているのかじっくり教えて……』
大智『おーい、その辺にしとけって。どっちもな』
ウィーン『あ、大智!紗羽は?』
紗羽『和奏、ウィーン、久しぶり!』
和奏&ウィーン『紗羽!』
紗羽『みんな変わらないね~!あ、和奏は少し髪のばしてるの?』
和奏『うん、長いのも似合うってお父さんも言ってて、なんとなくね』
来夏『そんなことよりも二人のこと!!』
大智『いい加減気付けって。宮本、ウィーンに騙されてんだよ』
来夏『へ?』
ウィーン『ごめん、来夏。面白かったからつい』
来夏『ふぇ?』
紗羽『ちょっと来夏?』
来夏『じゃあ……』
大智『おい、宮本?』
来夏『じゃあ和奏は誰と付き合ってるの?!私たちの知らない人?!』
和奏『ちっ、違うって!誰とも付き合ってないから!』
大智『馬鹿言ってないでいこうぜ?沖田だって長旅で疲れてるだろうしよ』
ウィーン『そうだね、いこう』
来夏『あっ、ちょっと!まだ納得してないよ!私!』
紗羽『じゃあそういう来夏はどうなの?』
来夏『わっ、わたし?!わたしは……その……まだそういうのはいいかなって……その……』
和奏『もう!とにかくいこっ!』
紗羽『サブレにも会いたいなぁ』
大智『沖田が居ない間、俺たちが頻繁に顔見に行ってるけど、元気だぞ、あいつ』
紗羽『そっか。ありがと、大智』
大智『えっ?沖田、今、なんて……?』
紗羽『なんでもなーい♪』
和奏『なーに顔あかくなってんの』
来夏『ひゅーひゅー』
大智『うっ、うっせぇ!』
紗羽『ん~きもちいーなー!やっぱりここの砂浜が一番落ち着く』
ウィーン『むこうには、砂浜なかったの?』
紗羽『あるにはあったんだけどね。ちょっと違うんだよねぇ…』
ウィーン『へぇ…』
紗羽『それにしても、来夏は本当元気だよね。今日はいろんなとこいったのに、まだあんなに遊ぶ元気あるなんて、、、それに付き合ってる和奏もすごいけどね。出会った頃の和奏とは別人みたいに楽しそうだし』
ウィーン『そうだね、、、僕達みんな、来夏が合唱やるっていわなかったら、こんな風に仲良くなることもなかったかもしれないもんね』
紗羽『大智とウィーンは、どちらかというとバドミントン部だったのにね』
ウィーン『そういえば、僕途中からバドミントンやらなくなってたかも』
紗羽『そういえば、ウィーンも日本に居なかったんだよね?』
ウィーン『うん。ヤンに会いに行って、そのままむこうの大學にね。っていっても、実は元からむこうの大學にいくつもりだったんだけどね』
紗羽『ウィーンって、そういうこと少しも言わないよね』
ウィーン『なんだか、それをいったらみんなに二度と会えないんじゃないかって、そんな気がして、言えなかったんだ』
紗羽『そっか……』
和奏『紗羽…交代して~…来夏なんであんなに元気なの…?』
紗羽『おっけー♪』
ウィーン『頑張って』
紗羽『行ってくるね』
和奏『ふぅ………』
ウィーン『お疲れ様』
和奏『紗羽と何はなしてたの?』
ウィーン『内緒だよ』
和奏『ふ~ん……』
大智『おっおい、宮本…オレ、もう、ギブ……』
来夏『なーに言ってんの!まだまだ!!本当にバトミントン日本チャンピオンかー?!』
大智『あっ!だから!バドミントンだって!』
紗羽『へ~?大智、日本チャンピオンになったんだ』
大智『おっ、沖田……』
紗羽『来夏!私も混ぜてよ』
大智『沖田、やめといた方がいいぞ。宮本の遊びは理不尽だ。今、坂井がいなくなってただのイジメになりかけてたとこだ』
紗羽『なにやってるの?』
来夏『私が貝殻を投げるから、二人でそれをとりにいって、それで、とれなかった方はスクワット50回!!』
紗羽『それ、来夏は投げるだけじゃない』
大智『俺一人の時はとりにいくのに制限時間まであったからな……』
来夏『準備はよいか~~?』
紗羽『仕方がない、一回やってあげますか!』
大智『俺、もう10回以上やらされてんだけど……』
来夏『いくよ!それ!!』
大智『あっ!またお前、へんなところに!』
紗羽『お先に!』
大智『あっ!もうスクワットしたくねぇんだ!うぉぉぉぉぉ!!』
紗羽『はぁ、はぁ、はぁ…』
大智『はぁ、はぁ、はぁ…また俺か…』
紗羽『だらしないなぁ……って、あれ?来夏は?』
大智『えっ?……あれ、ウィーンと坂井もいねぇな……』
ウィーン『ねぇ、やっぱり2人にちょっとコンビニ行くって言った方がよかったんじゃない?』
来夏『いーの!!』
和奏『来夏もたまには空気読むんだね』
来夏『なんだと?』
ウィーン『ねぇ、今の空気読むってどういう意味?』
和奏『え、あぁ、それは……』
来夏『空気を読むっていうのはね、かの戦国武将、独眼竜の伊達正宗が会得したって言われてる奥義で……』
ウィーン『ちょっと待って!それはヤンに教えてあげなきゃ!』
和奏『来夏ったら……』
大智『……やっぱりあいつらの荷物もないし、どこにも、いねぇよ』
紗羽『そっか……なるほどね』
大智『おっおい、どうした?沖田』
紗羽『ねぇ、大智』
大智『おっおう』
紗羽『私のこと、紗羽って呼んでいいんだよ?』
大智『え……なっ、なんだよ突然』
紗羽『日本から飛び立つとき、大智が私に言ってくれたこと覚えてる?』
大智『そりゃ……なぁ』
紗羽『もう一度、今ここで言って』
大智『え?!なっ、なんで……?』
紗羽『大智、私のこと好きじゃないの?』
大智『い、いや、俺は沖田のこと大好きだ!!』
紗羽『だったら、名前で、もう一度あのときの言葉いってよ』
大智『………(ゴクリ。わ、わかった……さっ、紗羽、俺お前のこと好きだ!たぶん試合で負けたとき、お前が俺のこと励ましてくれたあの時から!だから、帰ってきたら俺とつきあってほしい!!』
紗羽『ありがとう大智。私、大智が優しいの知ってるよ。一緒の部活できてよかった……あの時は、こう答えたんだよね』
大智『あぁ…だから俺、その、正直よくわかんなくってさ…』
紗羽『今度はちゃんと答えてあげよっか?』
大智『え?』
紗羽『私が夢を叶えて日本に帰ってくるそのときまで、ずっとずっと私のこと好きでいてくれる?』
大智『もちろんだ!絶対、必ず!つか、おまえ以外のやつ好きになるわけないだろ!?』
紗羽『じゃあ……改めて、こちらこそよろしくお願いします!』
大智『こっ、こちらこそ!!』
ウィーン『おめでとう!!大智!!』
来夏『ちょっと!ウィーン!』
大智『あ、お前らどこに行って…ってか、今のきいてたのか?!』
ウィーン『大智かっこよかったよ!すごく!』
和奏『かっこいー た・い・ち』
大智『さっ、坂井!お前まで!』
紗羽『な、なんか恥ずかしいな…』
来夏『紗羽、田中が変なことしてきたらすぐに私か和奏にいってね!?』
和奏『うん、場合によってはなおさん…じゃなくて教頭先生にいってあげるから』
大智『待て待て待て待て!なんでそこで教頭がでてくるんだよ!?もうあの人関係ないだろ?!』
ウィーン『大丈夫だよ、大智。僕は大智を応援してるから』
大智『ウィーン……』
ウィーン『今から空気を読む修行をすれば、そのうちきっと大智の役に立てると思うんだ!』
大智『ちょっと待てウィーン。空気がなんだって?』
ウィーン『さっき来夏に教えてもらったんだ!戦国武将伊達正宗の奥義、空気を読むっていうのを!』
紗羽『来夏、また変なこと教えたでしょ?』
来夏『さっき騙されたから仕返ししたの』
和奏『でもなんだか本当に、私たちちっとも変わらないよね』
大智『いいんじゃねぇか?変わらないって、いいことだろ』
ウィーン『そうだね』
大智『そだ、ウィーン……』
ウィーン『どうしたの大智?…うん、うん……ok♪』
来夏『何はなしてんの?』
大智『ケロケロケロケーロ!オイラ、カエルのタイーチ!』
ウィーン『そして私は、カエルの王子、ウィーンガリア!!』
和奏『……フッ』
一同『フフ、ハハハハハハ!!!(笑い声』
和奏『もうあれから二年もたったんだね。あの日、大変だったよね…』
来夏『校長が理事長のズボンおろしちゃうし』
紗羽『教頭先生も協力してくれたよね』
ウィーン『みんながいたから、うまくいったんだよね』
大智『そうだな。俺たちだけじゃ、どうにもならなかったかもしれないもんな』
紗羽『ねぇ、歌、うたわない?』
来夏『いいねいいね!』
ウィーン『何歌う?』
大智『卒業式の時歌ったやつにするか?今度はさっ…紗羽も一緒だしさ』
和奏『そうだね!歌おっか、あれ!』
『『潮風のハーモニー!!』』
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