ア「きーりーとーくんっ!、、、あれ?」
キ『これは、ある日の、SAOの物語である。』
キ「なぁリズ!いったいどんなアイテムが手にはいるんだよ、そのクエストって」
リ「いいから!とにかくキリトについてきてもらわないとだめなのよ!」
キ「はぁ、、、わかったわかった、わかったからいい加減手を離してくれ、自分で歩くから」
リ「?!、、、あっ、ごめ、、、(やだ、あたし、勢いに任せてキリトの手ずっとにぎってた!)」
キ「ん?どうしたリズ?顔が赤いぞ?」
リ「みっ、みるんじゃないわよばかっ!(ばちん」
キ「ってぇ!何するんだよリズ!」
リ「あっ、あんたが悪いんでしょ!とにかく、とっととクエストの場所にいくわよ!」
キ「はぁ、、、はいはい」
リ「ここよ!」
キ「森のはずれか、、、盲点だったな」
リ「この家にいるNPCに話しかければクエストがでるのよ」
キ「なるほど、、、」
リ「じゃあ、受注してくるわね」
キ「ああ」
(受注確認画面)
キ「よっし。リズ、確認終わったぞ。それで、どんなクエストなんだ?」
リ「これよ、これ!今メニューウインドウを可視状態にするから、、、はい!」
キ「なになに、、、カップル限定クエスト?!クエスト内容、、、二人で
森の祠(ほこら)にあるハート型のゴブレットを手に入れる、、、?
なんで、二人じゃないといけないんだ?」
リ「そのゴブレットってのが、両方の持ち手を二人で片方ずつもたないと動かないらしいのよ」
キ「なるほど、、、ん?でもそれじゃ、アイテムストレージにはしまえないってことか?」
リ「たぶんね。でも、あんたなら片手の時にモンスターに襲われても問題ないでしょ?」
キ「どっ、どうかな、、、」
リ「それと、途中でもしどちらかが手を離したら、ゴブレットは壊れるみたい。まぁ、祠にリポップするって話だけどね」
キ「なんだか面倒くさいクエストだな」
リ「でも、このクエストの報酬がレアな加工アイテムらしいのよ」
キ「なんだって、、、?」
リ「もしかしたら、この前のよりすごいのが作れるかもしれないわ」
キ「、、、リズ」
リ「な、なに?キリト」
キ「足でまといになるなよ?」
リ「ったく、急にやる気だしちゃって、、、はいはい、わかりましたよー」
ア「キリトくん、どこにいるんだろ?
そうだ、フレンドリストから確認すればいいんだわ
、、、あ、いたいた!こんな森のはずれで何をやっているのかしら。
あれ?リズも一緒にいる、、、?どういうことなの、、、?
ん?メール、、、団長からだわ」
リ「ちょっとキリト!もう少しペース落としなさいよ!」
キ「リズが遅すぎるんだよ!もう少しペースあげてもいいんだぞー?」
リ「んもう!」
キ「あ!あの祠か?!」
リ「ちょっと待ちなさいって、、、んっしょっと、、、そうね、あれが試恋(しれん)の祠みたい」
キ「準備はいいか?リズ」
リ「どうせ、聞いたところですぐにいくんでしょ?あんたは」
キ「まぁな。よし、入るぞ、、、」
リ「せいっ!」
キ「はぁ!!」
(モンスター消滅)
リ「思ってたよりもモンスターのレベル高くないわね」
キ「そうだな。これなら楽勝でゴブレットのある部屋までたどりつけそうだ」
リ「あ、宝箱!」
キ「こんなところに宝箱、、、ちょっと不自然じゃないか?」
リ「でも、レアアイテムだったらどうするのよ?」
キ「それもそうなんだけどなぁ、、、」
リ「考えてるのも時間の無駄だわ!えいっ!」
キ「あっ!」
ギャアアア!!
リ「え、モンスター?!」
キ「下がれリズ!そいつはミミックだ!」
リ「ミミック!?」
キ「宝箱に化けて冒険者を襲う!RPGでは常連のモンスターだ!」
リ「どうしたらいいの?!」
キ「とりあえず、そいつの攻撃力は意外に高い!
防御してからすぐにソードスキルをたたき込んで、スイッチしてくれ!」
リ「わ、わかった!くっ、せぁぁぁあ!」
キ「よし、スイッチ!」
リ「任せるわ!」
キ「はぁぁぁあ!」
キ「くっ、はぁ!」
キ「せい!」
(モンスター消滅)
キ「ふぅ、、、とまぁ、こんな感じだ」
リ「なるほどね、一人だったらびっくりして何もできなかった気がするわ」
キ「そうだなぁ、、、ミミックだけは、レベル固定で
下位層だろうと上位層だろうと現れるからな。
レベルが低い頃は、俺は全力で逃げたけど」
リ「ソロプレイヤーは大変ね」
キ「うっ、嫌みか?」
リ「さぁねぇ」
キ「そういえば、そろそろ祠の中心部あたりにくるはずだけど、、、
ゴブレットを守るモンスターとかはいるのか?」
リ「聞いた話だと、中ボスか、大ボスに匹敵するくらいのやつがいるらしいんだけど、、、ま、直接みるほうがはやいわね」
キ「それもそうか、、、お、この部屋みたいだな」
リ「そうね、、、それじゃ、準備はいい?キリト」
キ「そっちこそ」
リ「いくわよ!」
(部屋開場)
キ「また、ずいぶんべたな番人だな」
リ「ゴーレム、、、ね。あんまり強そうに見えないけど」
キ「いや、あれはアイアンゴーレムだな、、、スタンさせるのにも骨が折れそうだ」
リ「キリトでも無理そう?」
キ「おいおいリズ、俺をそんじょそこらのプレイヤーと一緒にしないでくれ」
リ「そうだったわね、ビーターさん」
キ「う、その呼び方はやめてくれ、、、」
リ「それじゃあ、はやいとこ倒しちゃいましょうか!」
キ「おう!」
ア「この団長のメールが本当だとしたら、キリトくんとリズが危ない、、、
そうだ、メールでこのことを二人に!、、、だめ、もうダンジョンに入ってる
これじゃあ、メールが届くのはダンジョンをでるとき、、、直接いって、なんとかしないと。
お願い、間に合って!」
(モンスター消滅)
リ「お疲れさま、キリト!」
キ「リズもお疲れ。一応、ポーション飲んでおくか」
リ「そうね。しかし、やっぱりキリトはすごいわ。
結局ほとんどあんた一人で倒したようなものじゃないの」
キ「いや、そんなことはないよ。一人だったら、ソードスキルをヒールしてる間もタゲられてる。
リズがいてくれたから、確実にソードスキルを発動できたんだよ」
リ「あたしが、いたから、、、へへへ」
キ「どうした?」
リ「なっ、何でもない!何でもない!」
キ「さて、それじゃ運ぶか、これ」
リ「そうね、、、せーのっ!」
キ「みっ、見た目の割に重いな、、、!」
リ「片手でもこんなんだから、二人でやるクエストなのかしらね、、、!」
キ「ん?リズ、あれみてみろよ」
リ「何?、、、転移門?」
キ「みたいだな。どこまで転移できのかはわからないし、もっと別の奥地に飛ばされるかもしれない、、、どうする?」
リ「どうせどこにでたって、あんたがいれば平気でしょ?いきましょ」
キ「わかった、それじゃ、せーのっ!」
(転移)
リ「、、、どう?キリト」
キ「リズ、目あけてみろよ」
リ「ん、、、え、ここって」
キ「あぁ、祠の入り口みたいだな」
リ「じゃあ、あとはこれをあのNPCのところに持って行けばクエストクリア、、、?」
キ「だな。それにしても、やけに親切なクエストだったな、、、まぁ、こういうクエストもあるってことか?」
リ「考えたってわかんないわよ、はやく行きましょ」
キ「そうだな。、、、!モンスターがいるな、、、それも二、三体」
リ「え、さっきはいなかったわよね?このあたりには」
キ「もしかしたら、ゴブレットをゲットすると自動ポップする仕組みになっていたのかもな。
全然親切なクエストじゃないわけだ」
リ「どっ、どうするの?」
キ「片手でも、大技じゃなければソードスキルは発動できる。
ただ、リズはメイサーだ。片手でスキルは使えないだろ?」
リ「そうね、、、ちょっと厳しいわ」
キ「それじゃあ、サポートを頼む」
リ「了解!」
キ「くるぞっ!」
リ「うっ!」
キ「リズ!?」
リ「ごめんキリト、油断したわ。投擲スキルのあ、、、る、、、」
キ「どうしたリズ?!、、、スタン?!このナイフは、モンスターのものじゃない、、、まさか」
リ「ご、、、めん、キリ、、、ト」
キ「(どうする?今手を離せば、ゴブレットは消滅する
リポップするからそれでも良いかもしれない、、、どうしたらいい!?)」
リ「早く、、、手、離しちゃい、、、なさいよ。
死んだら、、、それこそ、、、どうしようも、、、ないじゃない」
キ「、、、、、、」
リ「キリ、、、ト?」
キ「ごめん、リズ。やっぱり俺は、このゴブレットをあきらめない、そして、この場もなんとかしてみせる」
リ「あん、、、た、、、」
キ「そのナイフは、モンスターのものじゃない。となると、こんなことをしてくるのは
殺人ギルド・ラフィンコフィンにいるモンスターPKの連中だ。まずは、そいつらをどうにか叩かないと な」
(投擲)
キ「せぁ!(はじく)出てこい!もうお前たちが誰かはわかってるんだ!」
リ「キリ、、、ト!」
キ「(くっ、モンスターがいつの間にかこんな近くに!リズが危ない!)」
キ「うおぉぉぉ!!!!!」
(モンスター、ソードスキル炸裂)
リ「キ、、、リト、、、!」
キ「大丈夫か?リ、、、ズ、、、(やばい、、、まさかモンスターもスタン系のソードスキルが使えたのか、、、」
リ「他の、、、プレ、、、イヤーは?」
キ「俺たち、、、二人が、、、スタンしたから、、、な。退散した、、、みたいだ」
リ「ねぇ、キリ、、、ト」
キ「なん、、、だ、、、?」
リ「ご、、、めんね、、、あたしの、、、せいで、、、ア、、、スナとキリトの、、、こと、、、、するって決めた、、、のに」
キ「なぁ、、、リズ、、、」
リ「何、、、キリト?」
キ「お前との、、、この、、、クエスト、、、楽しかった」
リ「う、うぇ、ひぐっ」
キ「(すまない、アスナ、、、)」
ア「はぁぁぁあああ!!!!やぁぁぁあああ!!!!」
(モンスターの群消滅)
ア「キリトくん!リズ!これを飲んで!」
(スタン回復)
キ「アスナ、、、どうしてここに?」
ア「君の宿にいったらいないし、エギルさんもどこにいるか知らないっていってたから、フレンドリストか ら探したの。そしたら、リズと一緒にいるんだってわかって、ちょうどそのとき団長からメールがきた の。試恋のほこらのエリアに、ラフィンコフィンのモンスターPK集団がいるらしいから、近づかないよ うにって。それで急いで調べたら、キリトくんたちがまさにそこにいるんだもの
本当に、、、間に合ってよかった(涙声)」
リ「アスナ、、、ごめんね。あたしが無理矢理キリトをつれてきちゃったばっかりに、、、」
ア「ううん、いいの。二人が無事でいてくれたから、それだけで、充分(涙声)」
キ「アスナ、、、俺は、、、」
ア「何、、、?キリトくん」
キ「いや、、、何でもない」
キ『こうして、俺たち三人は、アスナに援護してもらいながらクエストを無事クリアすることできた』
リ『報酬のレアアイテムは、カップル限定クエストならではというか、二つの対になる双剣・ハーツグラビ ティ、ハーツサイファーを生み出した』
ア『そして、物語はあの日の、クラディール事件へと続くのでした。』
完