G-generation Break Destiny 作:ソースカ・ツドン
「やりやがったあのダメガミ!」
起きた瞬間叫んでしまったのは仕方がないと思う。あの電波系残念美人は言いたいとこ言って、さっさと俺をC.E.世界に放り込んだらしい。くそ、転生(転移なのか?)のタイミングや拠点の場所、初期資金・装備の確認とかやることまだあるだろう。
「リセットボタンどこだよ・・・」
「悲しいけどこれ、現実なのよね」
あぁ、現実ってのはいつも唐突に目の前に現れる。仕事も事故もダメガミも。
まあへこんでいてもしょうがない。とにかく現状を把握しなければ。
「お、立ち直った。社畜精神は伊達じゃないってね」
「余計なお世話だよ」
・・・まて俺はさっきから誰と会話してるんだ。
「あえて名乗らせてもらおう!クレア・ヒースローであると!」
「うわぁ」
Gジェネ屈指のネタキャラかよ!
「うわぁってヒドい!」
「だって、なあ?」
「ぐぬぬ」
いや、NTの素質はあるし、レベルが上がれば化けるステータスを持っているし、隠れ巨乳ではあるのだけど、ファーストコンタクトがこれは不安感がすごいな。
「クレア、医務室で大きな声を出すのは止めなさいって何度も言っているでしょ?」
「あ、エリス」
「無駄だぜエリス、コイツに言っても3歩あるいたら忘れちまう」
「ちょ、エルンストもヒドいよ!」
エリス・クロードとエルンスト・イェーガーか。こういう頼れるキャラだと安心できる。
とにかく、まずは現状の確認だな。
「クロード、イェーガー、状況を把握したい。ここがどこで、今C.E.何年か、周囲の状況、俺たちの装備や施設の情報が知りたい」
「了解だ。ブリーフィングルームがいいだろう」
「案内します。クレアあなたは他のメンバーを呼んできて」
「おーまかせってね」
ブリーフィングルームに集まったのはエリス、クレア、エルンストの3人とゼノン・ティーゲル、マーク・ギルダー、ケイ・ニムロット、ラ・ミラ・ルナそして
「ふははは!このワシが来たからには不可能も可能にしてみせるかのう!」
「怪獣一触とはこのことだね閣下!」
おい誰だよクレア・ヒースローとイワン・イワノフを同じ部屋に入れたの。
見ろよこのカオスっぷり、この2人は一緒にしたらダメだ。混ぜるなキケンの表示なかったのかよ。
「がははは!木星帰りの男は伊達ではないんだって!」
「あははは!閣下、木星に行ったことないじゃいっすか!」
「クレアちゃんそれはイワンで!」
マーク、エルンスト、苦笑いしてないで止めろよ。エリスが頭抱えちまってるぞ。
「いい加減にせんかあぁぁ!」
「ぐぼぅあぁ」
「いったあっ」
そして落とされるゼノンの鉄拳制裁。ってか今腕が霞んで見えなかったぞ。東方の不敗な王者に迫る動きだな。
「バカどもは放っておいて話を始めよう、ラ・ミラ・ルナ頼む」
「はい、報告します」
オペ子さんの報告ではこの施設は日本近海、太平洋上の無人島にあること。
装備のたぐいは何もないがすでにMS、艦船などを生産可能であること。
そして今がC.E.69年4月ということだった。
エイプリルフールクライシスの1年前かよ!
あのダメガミ次に会った時には絶対修正してやる。
とにかく時間がない。早く戦略を決めて動き出さないと影響力の確保が難しくなる。
目標は「
そしてテロリズムを否定するのだから、正規軍、もしくはそれに準じる組織として国際法に則って行動する必要がある。
好き勝手と言うわけには行かなくなるが、これは俺なりのケジメだ。
それに都合の良いことに現在の本拠地は原作中ずっと空気だった東アジア共和国、日本だ。ある程度大きな動きをしても、原作開始までの影響制限に引っかからないだろう。
「ではまずは日本の行政府への接触を?」
「そうだ。それとの軍需関係者だ。ただし、接触する対象は慎重に選んでくれ」
「資金やキャピタルの確保は?」
「ペーパーカンパニーを幾つか立ち上げて兵器を販売する。候補はこれからピックアップする」
政治班はマーク・ギルダーとエルンスト・イェーガー、クレア・ヒースローに新たにスカウトしたネリィ・オルソンが担当し、残りのメンバーにニキ・テイラーを加えて兵器販売の会社を作る。
さて、忙しくなるぞ。
そして迎えるC.E.71年2月
カオシュン宇宙港はアッサリ奪われ、ヘリオポリスも崩壊し、間もなく低軌道会戦が発生するというこの日。俺たちは新型機動兵器試験の名目でL2点に来ていた。
コロンブス級輸送艦にジェガンを3機と、新型機動兵器MS開発の為に地球連合から供与されたジンを搭載し月の裏側に居るは、当然ながら、試験が目的ではなく低軌道会戦に介入してさくっとアークエンジェルをアラスカに降ろす為である。キラ・ヤマトのMIA→クライン邸の謎テレポートを回避するには、ここで介入するのが一番面倒がなくていいからだ。
ここまでの準備は本当に苦労した。企業をでっち上げるのにラ・ミラ・ルナはキラ・ヤマトもメイリン・ホークも目じゃないほどの
ホバートラックは前線指揮官の生存率向上が、ミデアとコロンブスは破格のコストパフォーマンスが支持を受け、発表から1年で地球連合軍の多くの部隊に配備された。
このコネクションを確保したのはマーク・ギルダーとエルンスト・イェーガーだった。本当に何をやらせても上手くこなす2人だが、どうやってコネを作ったかは、あの悪い顔を見ると怖くて聞けなかった。
この時の為に立ち上げたPMCソレスタルビーイングと兵器の開発・製造会社、万代重工ではラ・ミラ・ルナが過労死寸前まで働いたんだ、あんな変態仮面なんぞに邪魔はさせない。
次回ようやく戦闘です(たぶん)