G-generation Break Destiny   作:ソースカ・ツドン

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ハーメルンよ!私は還って来た!!

宇宙戦も核爆発もないよ


PHASE3

ミデア輸送機

160tの物資を搭載でき、MS3機+支援車両の空挺任務母機もこなす地球連邦(U.C.)の傑作輸送機。

輸送機らしく飛行速度が遅く武装は貧弱だが、その長大なペイロードでジオンへの反攻作戦を行う連邦軍の膨大な物量を下支えした。

こちらではアズラエルに売り渡し大西洋連邦に制式採用され、我々のドル箱商品の一つとなっている。

 

現在俺達は重力下での各種装備の試験運用、という名目でアークエンジェル救援の為に紅海へ向かっている。

出来れば虎さん達との戦闘に間に合いたかったが、アズラエルを通した連合への根回しやら、組織拡張の手配やらで思いの外時間がかかってしまった。

 

「機長、アークエンジェルの動向についての情報はあるかい?」

 

『いいえ。アークエンジェルの情報もザフトの情報も追加はありません、少佐』

 

第113独立機動大隊といういかにも怪しげな、ガンダム的ネーミング特殊部隊の実働部隊指揮官シンヤ・アカシ少佐。

 

それが今の俺の立場。

 

勿論、部隊全体の指揮官の少将は別にいる(ことになっている)が、部隊を動かすのに制約が少なく、比較的自由に動ける非常にご都合主義な部隊である。

 

本当にガンダム的だね。

 

「敵中に孤立した艦、何としても助けたい。状況が動いたら直ぐに知らせて欲しい」

 

『了解』

 

アメリカ軍の系譜として、友軍は絶対救出。これに疑問はないだろ。

 

「ドダイの調子はどうだ、エルンスト」

 

制式名称はド・ダイ改。ジオンのド・ダイYSを戦後、連邦軍が発展させたサブ・フライト・システム。

SFSとしては可もなく不可もなくか。

 

『問題ないぜ、隊長』

 

「よし、エルンスト機はミデア隊に先行して哨戒を」

 

『Nジャマー値増大!』

 

こちらが見つかったか。アークエンジェルか。

 

「エルンスト、警戒を厳に!機長、ドダイ2機投下後俺達も出るぞ!」

 

下部ハッチが解放されドダイ2機に続いて、俺とエリスのジェガンも投下、ドダイに搭乗する。

 

「ミデア1号機は上空に避退、2号機は現状の高度を維持。エルンスト機は護衛。エリス機は俺と先行する」

 

『『『了解』』』

 

さて、蛇が出るか鬼が出るか。早く合流して少年達の負担を軽くしてやりたい。

艦長とMA乗り?軍人だろ!民間人の少年少女に頼ってないで軍人の本分を全うしろよ!

 

まあそれだとガンダムの物語が成立しないんだけどさ…

 

それでもこの時期の“大人達”の不甲斐なさ、無責任さがキラを歪めてしまったと思っている。

1人で多くを背負い込み、心が追い詰められている時にケアもせず、傲慢を糺す事も出来ず、軍人の在るべき姿を教育もしない。

結果、力だけは強いが子供のまま大きくなってしまい、自分たちを省みる事も責任を取ることも出来なくなった。

 

「些細な事も見逃すなよ。必ずアークエンジェルを見つけ出す!」

 

『『『了解!』』』

 

「シンヤ・アカシ、ジェガン先行する」

 

『エリス・クロード、ジェガン行きます』

 

俺の機は2時方向に、エリス機は10時方向に先行し索敵を開始する。

 

今回は装備にマシンガンとバズーカを追加した。マッドメカニック達は文句を言いながらも、連合から配備された弾薬に適合するジェガン用装備を作ってみせた。

マッド恐い。

これらの武器弾薬と医薬品、食料などははミデア2号機に満載されている。

装備品はマーク・ギルダーたちが日本・アメリカのメーカーと交渉して、ライセンス生産させているらしい。

いつの間にやった。

 

『隊長、戦闘らしき反応です』

 

「了解エリス。そちらに合流する。エルンスト、ミデアは速度そのまま、上空に避退しろ」

 

Nジャマー散布下でも、レーザー通信がギリギリ繋がる距離。

雑音混じりのエルンスト機からの通信を聞きつつ、ドダイをエリス機との合流ルートに載せ加速。

 

『隊長、ディンらしき機影3とスカイグラスパーらしき機影1です』

 

「加速して一気に突っ込む。援護を」

 

『了解。後ろは任せて下さい!』

 

「まずは一当て。どの程度の腕か見させてもらう!」

 

加速のGを感じつつ、100mmマシンガンを構えさせる。

3機のディンの中でも機動の鈍い1機、こいつから墜とさせてもらう。

今更こちらに気がついたようだが、もう遅い!

 

「獲った!」

 

『…!回避し…!』

 

最大射程から放った100mmマシンガンはディンの左主翼を捉え粉砕する。

これで1機無力化。

 

『く…!何……コイツ……!!』

 

反応が悪いぞ。無駄口叩く前に対応しないと!

 

『墜とします!』

 

追随していたエリス機からの射撃に蜂の巣にされるディン。

これで2機!

 

3機目は即座に反転離脱を試みているが、完全に機を逸している。

 

『ナチュラル風情が!こんな!』

 

進行方向を制限させる俺の射撃にエリスが合わせて最後のディンを始末する。

モラシムなんかのエースはいないMOB部隊か。

 

「そこのスカイグラスパー、聞こえるか?こちら第113独立機動大隊のシンヤ・アカシ少佐だ。応答願う」

 

『こちら大西洋連邦所属アークエンジェルのムウ・ラ・フラガ少佐。援護に感謝する!』

 

「こんな所でエンデュミオンの鷹と会えるとは光栄だ」

 

『今はそんなことより俺の母艦を支援してほしい!現在ザフトの水中MSの襲を受けている!』

 

「了解した。位置は?」

 

『先導する!付いて来てくれ!』

 

さてようやく麗しの大天使とのご対面か。これで第一段階は達成。

後はオーブ、そしてJOSH-Aへのエスコートだ。

勿論、トールもキラも揃っての…




大変長い間お待たせしました。
G-generation Break Destiny再開します。

時間が空いてしまった言い訳は色々あるのですが、それは活動報告にでも。
拙作についても色々あるのですが、それも活動報告で。

また暇つぶしの一助になる位の物語を書けるように、ぼちぼちと頑張っていきます。
宜しくお願いします。
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