温かい目で見守ってください。
Prologue
〈15年前〉
宇宙空間で激しくぶつかり合う2つの光があった。
1つは不気味な笑い声ともいえる音を発している青い光、もう1つは青い光の進行を阻止するかのように追随する赤い光。
果てしない宇宙を縦横無尽に駆け巡る様はさながら警察が犯人を追いかける追走劇にも似たものだった。
だが、いつまでも続くかに思えた追走劇もついに終わりを迎える。
赤い光が渾身の力を振り絞り、青い光を燃え盛る太陽の炎の海に叩きつけたのだった。
赤い光が青い光を太陽に叩きつけた数分の後、地球では謎のオーロラが全世界で観測された。
人々が不安や恐怖心に駆られるなか、ありえない現象が起こった。
怪獣の形をした人形(スパークドールズ)が突如巨大化して暴れだしたのだ。
スパークドールズの実体化は全世界で確認され、突然の怪獣の出現に人々は混乱に陥った。
これが15年前に起きた太陽の異常爆発『ウルトラフレア』による超災害である。
あれから15年の月日が経った。人類は怪獣の脅威や異星人の侵略から地球を守るため防衛組織『UNVER』を設立した。その中で怪獣や異星人に対抗するため世界各地に設立された特殊防衛部隊、それが『Xio』である。
この俺比企谷八幡もそんなXioのメンバーの1人である。年齢は17歳で所属はコンタクトチーム兼ラボチームである。
コンタクトチームというのは地球に来る異星人に交信を求めて目的を確かめたり、友好的な惑星との情報共有を行う部署である。
何故俺が17歳という年齢でXioに所属しているのか、それは俺が慕う大地兄こと大空大地さんが、他人を信じられなくなり学校へ通わなくなった俺に人とのつながりを感じてほしいということで特別にXioへの入隊を隊長へ進言したらしい。
それにXioでも他の惑星との繋がりを強くしたいということもあってか、コンタクトチームというものを日本支部で試験的に運用して実績次第では世界各国の支部に配備するという話になっている。そこで俺に白羽の矢が立ったわけだ。
入隊の話を聞いた当初の俺は人間不信のボッチにまともなコミュニケーションがとれるわけないと反対していたが、コンタクトチームに配属されるもう1人の名前を聞いて不覚にもやってみようと思った。
配属されるもう1人の名前は山瀬葉月
昔行われた大地兄の入隊パーティーに参加したとき知り合った友人であり、数少ない俺の理解者でもある。俺の知る限り彼女は俺以上に対人恐怖症であったはずだ。その彼女が入るというのに自分の殻に閉じこもっていた自分が恥ずかしくなり、これ以上情けないところを彼女に知られたくなかった俺はXioへの入隊を決めたのだった。
地の文しかないですね。はい
次回から本編の内容に入っていきます。
ちなみにユナイトするのは大地です。八幡は変身するか未定です。