Unite~ボッチと絆の物語~   作:あっき1995

3 / 6
今回は大地メインです。
ぶっちゃけ八幡は名前しか出てきません。



chapter.2 現れる脅威

大地達がゴモラからの警告を受けた同時刻、実験場からそう遠くない山中で異変は起きた。

 

「俺いっちばんのり~」

「きゃぁ、ちょっとつめたい~」

「ほれ、え~い」

 

山中のキャンプ場では若者たちが川で水遊びをしていた。そのうちの1人がある異変に気付く。

 

「ねぇねぇねぇねぇ、なんか熱くない?」

 

一同が顔を見合わせると次の瞬間、川から湯気が上がり一瞬のうちに川の水はお湯になってしまった。

 

『あっつ!!』

「あつっ!、あつっ!」

「っつ~!」

 

堪らず若者たちは蜘蛛の子を散らすように川岸にあがる。

 

「ど~なってんだよ…」

 

1人が川に手を入れて温度を確認する。だが、

 

「熱っっっ!!あっちぃ!!」

 

すでに川の温度は100℃近くの熱湯と化していた。

若者たちの注意が川に集まっていると謎の鳴き声が山中に響き渡る。

何事かと音が聞こえてきた方角を見ると衝撃の光景が広がっていた。

岩山から閃光が走り、白い煙が上空に上がっていたのである。

 

「えっ!?」

 

若者たちはその光景に驚愕するしかなかった。

 

―――――――――――

―――――――――

―――――――

 

Xio日本支部では多くの人々が非常事態に備えてさまざまなことをしていた。

訓練に励む者、整備・点検の手伝いをする者、データの整理をする者。

 

そんな中基地内に警報が鳴り響く。

―フェイズ2 フェイズ2 エリアS2-5で異常を確認。アスナ隊員、ハヤト隊員、ワタル隊員、葉月隊員はただちにオペレーション本部まで―

招集がかかった隊員たちは急いでオペレーション本部に向かう。

 

「状況は?」

 

招集されたメンバーがそろったことを確認すると隊長が状況の確認をする。

 

「現在エリアS2-4です」

「地底を巨大な熱源が移動中」

 

オペレーターのタケルとチアキが状況を報告する。

 

「ハヤト、ワタルはただちに出動。上空から熱源を追跡せよ」

『了解!』

 

隊長の指示にハヤトとワタルが返事をする。

 

「アスナ、あなたは地上でラボチームと調査に向かって。葉月はタケルたちのサポートを」

『了解!』

 

続く副隊長の指示にアスナと葉月が返事をし、Xioが出動する。

 

―――――――――――

―――――――――

―――――――

 

Xioアラミスで現場に急行しているアスナは大地に通信を入れる。

 

「大地隊員応答して。大地隊員…大地!この非常時に何やってんの!!」

 

通信に出ない大地に苛立ちをみせるアスナ。そこへ大地から通信が入る。

 

「アスナ!ブレーキ!」

 

いきなり大地から入ってきた通信に驚きつつ急ブレーキをかけると眼前に巨大な火球が落ちてきた。

アラミスから降りて確認しようとするアスナのもとに大地が合流する。

 

「アスナ無事か?」

「アスナ隊員と呼びなさい!なに今の?」

 

混乱しつつも状況の説明を求めるアスナに大地が答える。

 

「ゴモラが教えてくれたんだ、ここに何かいるって!」

 

そのとき大地達のいるところを大きな地震が襲う。

 

「熱源が接近中!50メートル、40、30…」

「どっち!?」

「上だ!!」

 

その直後上の岩場から熱線が放たれ、怪獣が出現した。

 

『うわぁ!!』

 

大地とアスナは降ってきた岩の衝撃で吹き飛ばされてしまう。

だが大地はすぐに起き上がると本部に通信を入れる。

 

「怪獣出現、タイプG!体長約50メートル!」

 

オペレーション本部では出現した怪獣とその進路がモニターに映し出されていた。

 

「南南西2.7キロに梅沢市市街地」

「住民に緊急避難指示を!」

「警戒レベルフェイズ3 都市防衛指令発令。進行を食い止めろ!」

 

隊長と副隊長の指示が隊員全員に伝えられる。

 

「了解!Xioブラスター出力最大!」

 

―ブラスターモード ターゲットロックオン―

 

アスナが放ったブラスターが怪獣に命中する。

 

―ターゲットに命中しました―

 

だが怪獣は何事もなかったかのように進行を続ける。

 

「全然効かない」

 

驚くアスナと大地の上空をスカイマスケッティが飛んでいく。

 

「お待たせ~」

「お熱いねぇおふたりさん」

 

ハヤトとワタルが大地達をからかう。

 

「全然熱くないんですけど!」

「いや熱いっす!めちゃくちゃ熱いっす!」

 

アスナは大地に文句を言おうとしたが大地の言っていった意味は別のものだった。

 

「あいつの体組成は79パーセントが溶けた鉄です!」

「解説どうも!対抗策は?」

「神経と熱源が集中してる頭部のツノ!そこに攻撃を集中してください!」

「ツノね!」

 

大地からの指示で地上と上空の両方からの攻撃が開始される。

 

「ファントン光子砲発射!」

 

激しい弾幕の嵐が怪獣を襲う。

 

「よし!!」

 

だが怪獣は尚も進行を止めない。

 

「これもダメ?」

「なんて奴だ…」

「大地どうすればいい!?」

 

ワタルから次の指示が仰がれる。大地は思考をフル回転させるがいい作戦が思い浮かばない。

 

「怪獣をスパークドールズにする技術さえあれば…」

 

だが現在のXioの技術ではそれは不可能である。大地もそれはわかりきっているが怪獣を殺さずに捕獲するのは困難であるため言わずにはいられなかった。

 

「今そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」

 

アスナの言う通り現在の状況では大地が言ったことは無いものねだりでしかない。現状を打開する策を再び考えていると隊長から次の指示が飛んできた。

 

「大地とアスナは梅沢市に先回りして八幡たちとともに避難誘導にまわれ!」

 

隊長からの指示で大地達はアラミスに戻り梅沢市に急ぐ。

梅沢市では先に八幡が避難誘導を行っていた。

 




八幡出せなくてすいません。
やっぱり第一話は大地とエックスの出会いがメインになっちゃうんでどうしても出せなくなっちゃう場面があるんですが今回がその回だったというわけです。

でもでも見えないところでも八幡はちゃんと活躍してますから!(必死)

というわけで次回予告。
梅沢市に上陸した怪獣はその圧倒的な破壊力で街を蹂躙し始める。
炎に包まれながら退避する大地達はゴモラのスパークドールズを落としてしまう。
拾いに行く大地に怪獣の熱線が放たれる。
そのときまばゆい光が大地を包んで...
次回、「ユナイト」
お楽しみに!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。