不思議なヤハタさん   作:センセンシャル!!

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お茶濁し再び。オリキャラ含めて登場人物が多くなり過ぎたのでまとめることにしました。
が、人数が多すぎる上に各人にそれなりのバックグラウンドを付けちゃったもんだから、ただまとめるだけでも時間がかかります。
なので、一日3人追加を目安に投稿していくつもりです。とりあえずは序章登場人物とジュエルシード回収初期メンバーまで。

並び順は登場順ですが、都合により前後したりします。
各種ステータスはフィーリングでふわっと。

2017/07/25 アリサ、すずか、剛田を追加
2017/07/26 フェイト、アルフを追加
2017/07/27 エール、もやしアーミーを追加
2017/07/28 ブラン、ソワレ、ミステールを追加
2017/07/29 クロノ、リンディ、エイミィを追加
2017/07/30 プレシア、アリシアを追加

次はちょっとお休みしてから別ファイルを作ります。


登場人物一覧

八幡ミコト(♀)

12月24日生(正確な誕生日は不明)

一人称:オレ(デフォルト)、『私』(括弧付き女言葉時)、アタシ(ナチュラル女言葉時)

経歴:孤児院「どんぐりの里」→八幡ミツ子の養子として自活→八神はやての同居人

所属:海鳴第二小学校1年1組→2年1組→3年2組→4年2組

   匿名民間団体「マスカレード」統括指揮官、コードネーム"プリムラ"

容姿:黒髪ロング、純和風美人顔、「よくできた和人形のような可愛らしさ」

身長:4年生春の時点で128.6cm

体重:「『ヒ・ミ・ツ☆』」

成績:学年トップ、聖祥の生徒でも通じるレベル(というかあっちでもトップになれる)

身体能力:平均よりちょっと上程度

戦闘能力:低い

特殊技能:

インヒューレントスキル「プリセット」(世界の普遍的法則のストレージ)

インヒューレントスキル「確定事象」(プリセットを用いた高精度シミュレーション)

オリジナル魔法「コマンド」(仮称、別紙参照)

人物評:

本作主人公。オレっ子。女言葉でしゃべると周囲に甚大な被害をもたらすが、本編終了時点でナチュラルな女言葉も使えるようにはなった(但し一部には被害が出る)

保有技能の関係で非常に論理的思考に強く、そのせいで子供らしくない言動を取る。容姿のよさがなかったら排斥されていた可能性もあるぐらいやばい。

その実、中身は普通に女の子らしく、本人は認めないもののとても優しい性格をしている。皆のママは伊達じゃない。

友人を愛し、家族を愛し、相方のはやてを心から愛する、愛に満ちたリーダー。その事実を知っている人物はまだ少ない。

実戦的な戦闘能力は皆無と言っていいレベルだが、高度な指揮能力を保有しており、類稀なカリスマ性でチームを率い勝利に導く指揮官である。

 

「大切な相方や。これからもずぅっと、ミコちゃんと一緒に暮らしていきたいと思っとるで」(はやて)

 

「最高のリーダーであり、僕にとっては憧れの人です。いつか、彼女の隣に立つに相応しい男になれるよう頑張ってます」(ユーノ)

 

「人を弄ってくるところは難点だが、あれも彼女なりのコミュニケーションなんだろう。……一応、まだ"目標とすべき好敵手"だとは思ってるけど、本当のところはどうなんだろうな」(クロノ)

 

「とっても大事なお友達なの! その、……昔は勝手に男の子だと思いこんで憧れてたけど、今はそんなの関係なくて、やっぱり大好きなお友達!」(なのは)

 

「わたしを救いだしてくれた人で、頼りになるおねえちゃんで、厳しいけどやさしいママ、かな。わたしも、いつかミコトみたいなママになれるかな」(フェイト)

 

 

 

八神はやて(♀)

6月4日生

一人称:わたし(「うち」ではない)

経歴:数年前に両親を事故で亡くし一人暮らし、後見人にギル・グレアム→ミコトと同居

所属:海鳴第二小学校1年1組→2年1組→3年2組→4年2組

   匿名民間団体「マスカレード」名誉団員(炊き出し係)、コードネーム"リリィ"

容姿:明るい茶色のショートカット、京風美少女、「おっとりしてそうで割と活発」

身長:4年生春の時点で135.5cm

体重:「乙女の体重を知ろうなんて、許されへんでー」

成績:学年トップクラス、余裕で聖祥に編入できるレベル

身体能力:平均には届かないが悪くない

戦闘能力:一発持ち、素質はあるが磨く気はない

特殊技能:

ロストロギア「夜天の魔導書」のマスター

ミッドチルダ式防御魔法(初歩のみ)

ミッドチルダ式補助魔法(初歩のみ)

ベルカ式防御魔法(初歩のみ)

ベルカ式補助魔法(初歩のみ)

ベルカ式砲撃魔法(「白竜の戦哮」のみ)

人物評:

原作ヒロインの一人にして、本作最重要人物であり「ミコトの相方」。夜天の魔導書修復時点である程度は自分の足で歩けるようになっており、春時点で既に完治している。

ミコトとともに八幡家・召喚体・ヴォルケンリッターさらにはグレアム勢を合わせた大家族である八神家の要である(主に食事面で)

相方と同じく優しい少女ではあるのだが、ある意味ではミコト以上に冷徹な部分を持っており、ミコトや家族・友人たちと関わりのないところで起きた出来事については、一切の興味関心を持たない。

逆に身内が絡めばとことんまで突っ込んでいく気質であり、それだけ彼女にとって家族と友人が大事であることの裏返しでもある。

一流魔導師・騎士の素質を持っているので、潜在的な戦闘能力は非常に高い。もっとも、その素質が開花する日は恐らく来ないだろう。彼女達が求める日常には、そんなものは必要ないのである。

 

「大切な相方だ。彼女がオレの生きる意味だったと言っても過言ではない。……最近は、大事なものも増えたがな。それでも一番大事な人であることに変わりはない」(ミコト)

 

「主ミコトともども、私がお守りすべき最愛の主だ。もし主達の日常を脅かす影が現れるならば、たとえ敵がどれほど強大であろうとも、私は剣を取り戦うだろう」(シグナム)

 

「もちろん大好きだし、ちゃんと主だと思ってるぜ。けどミコトのことも大好きだし、ミコトの指示で戦うのってなんだかんだ楽しいし……ああもう、よく分かんねえよ!」(ヴィータ)

 

「主であるっていう認識はあるんだけど、わたしにとっては「可愛い妹」って感じかしら。魔法を教えてるときも興味津々で色んなことを聞いてくれて、楽しかったわ」(シャマル)

 

「諦めていた私に名と希望を与えてくれた、優しき主。彼女と我がもう一人の主の行く末を見守ることが出来る今は、私の長い生の中で最も幸せな時間です」(トゥーナ・トゥーリ)

 

 

 

八幡ミツ子(♀)

11月4日生

一人称:私

経歴:数十年前に八幡家に嫁入り(子供はなし)、数年前に夫と死別→現在は一人で彼の残したアパートを管理している

所属:中丘老人会会員

容姿:年齢相応に老いているが背筋はシャキッとしている、白髪だがツヤのある髪、「普通に優しいおばあちゃん」

身長:154.1cm

体重:「秘密ですよ、フフフ」

成績:学生時代は優秀だった模様、数学系の強さがアパート経営に活かされている

身体能力:相当衰えていて、日差しの下に長時間いることが出来ない

戦闘能力:なし

特殊技能:なし

人物評:

最初にミコトの行く道を決定づけた、御年70過ぎの老婆。ミコト、フェイト、アリシアの養母であり未亡人。娘達を引き取ってからちょっと元気になった。

若い頃は色々あった模様で、人との距離の取り方が非常に上手い。その能力を見込まれて、士郎からミコトの引き取りを持ちかけられた。

ミコトに対する第一印象は「綺麗な顔をした子だけど、どこか寂しい空気を纏っている」だった。彼女との数少ない会話で、過干渉は危険と理解し、アパートの一室を使わせるという決断を下した。

本当はもっとミコトと触れ合いたかったようだが、彼女では娘の心を開かせることが出来ず、その目標が達成されたのはミコトが八神家で生活をするようになってからだった。

現在は娘達のほど近くで彼女達を見守り、天寿を全うするその日までそばに居続けるつもり。管理世界絡みのことは薄々気づいていても、事情を聞く気も口出しする気もない。ただ見守るのみである。

 

「この世で最も尊敬する母だ。……そうは思われないかもしれないが、本当のことだ。はやて以上に、彼女のことを尊敬している。当時のオレを引き取るなんて、桃子さんにも出来なかったことだからな」(ミコト)

 

「ご近所の優しいおばあちゃんや。一人暮らしのときから気にかけてもらって、今思えば結構助けられてたんよね。……あのときは、そんなこと気にする余裕なんかなかったけど」(はやて)

 

「お母さんっていうよりは、やっぱりおばあちゃんかな。今のわたしにとってママはミコトだし、ミツ子さんはミコトのお母さんなんだから、間違いじゃないよね?」(フェイト)

 

「おばあちゃん大好き! やさしいし、お話たのしいし、いろんなおうたやあそびを知ってるんだよ! おばあちゃんちいくと、いつもおいしいおかしくれるし!」(アリシア)

 

「私がこれまで出会った中で、最も素晴らしいと呼べる女性だよ。ミコト君が健やかに成長出来たのは、他でもないミツ子さんのおかげだろう。私もミコト君と同じように、彼女を尊敬している」(グレアム)

 

 

 

矢島晶(♀)

4月2日生

一人称:わたし

経歴:一般家庭の矢島家の長女、一つ年下の弟に千尋がいる

所属:海鳴第二小学校1年1組→2年1組→3年2組→4年2組

容姿:「でかぁーーーい、説明不要!」 セミロングの黒髪をポニーテールにしていて、顔は可愛い系

身長:4年生春の時点で151.2cm

体重:「重いんじゃなくて身長があるだけよっ!」

成績:学年トップ組の中では中間ぐらい、特に文系科目に強い傾向がある

身体能力:平均より高く、身長も相まって学年トップクラス

戦闘能力:なし

特殊技能:なし

人物評:

海鳴二小5人衆と呼ばれるグループの一人。4年生の中では男女合わせてトップの身長を誇るが、学外だと彼女より高いのが近場に一人いたりする。

ミコトの親友を自称し、そう認められるように努力を続け、とうとう友人として認められた。実はミコトの心の成長に最も深く関わったMVPである。

魔法の才能がなく戦闘にも関われないが、管理世界絡みの事情に理解を持つ。「コマンド」の構築に携わっていた関係で、ミコトから情報共有されたためである。

身体能力は高いが、本人曰く「運動の才能があるわけじゃない」らしく、その道に進む気はないようだ。

自分の身長が他より高いことを自覚しており、ミコトがこれも才能の一つと言ってくれたことを何気に喜んでいる。これを活かして何か出来ることはないか、模索している。

 

「強引な少女という印象だ。あの身長もあって、強くこられると威圧感が酷い。彼女の本質はそこではなく、その奥にある力強い優しさだと思っているがな」(ミコト)

 

「あたしの対極だねー。もちろん見た目的な意味でね。でもあきらちゃんもかわいいんだよー。あれで結構、少女趣味なところあるし」(さちこ)

 

「あきらちゃんとふぅちゃんとで体育とかで勝負すると、いい感じの勝負になって楽しいんだよね。二人も一緒にサッカーやろうよー」(いちこ)

 

「身長は俺の方がでかいはずなんだけど、なんであんなに威圧感があるんだろ。八幡さんもだったけど、そういえばむつきちゃんも……女の子って皆そうなのか?」(たける)

 

「自慢の姉ちゃんなんだけど……今はどっちかっていうと超えるべき目標って感じだな。姉とは言え、女に負けてちゃかっこ悪いだろ?」(ちひろ)

 

 

 

伊藤睦月(♀)

1月16日生

一人称:わたし

経歴:一般家庭の伊藤家の一人娘、家が近所の剛田猛とは幼馴染→交際中

所属:海鳴第二小学校1年1組→2年1組→3年2組→4年2組

容姿:茶色みがかったショートボブ、眼鏡っ子、「気が弱そうに見えるけど、やるときはやる」

身長:4年生春の時点で131.4cm

体重:「み、見ちゃダメぇ!」

成績:ミコトに次ぐ学年二位の実力、算数と社会が得意

身体能力:なのはよりはマシだが平均を大幅に下回る

戦闘能力:なし

特殊技能:なし

人物評:

海鳴二小5人衆の一人にして唯一の良心。暴走しがちなあきら、いちこ、さちこの三人を必死で止めようとするが、上手くいくことは稀である。

かつてミコトに憧れ、ミコトのようになりたいと思い、その一心で努力を重ねた結果彼女に認められた努力家。今では対等に意見を交わせる大事な友人である。

気弱そうな見た目や眼鏡っ子という属性の通り、運動は非常に苦手。反面、頭脳面で公立小学校の生徒とは思えないほどのキレを見せ、ミコトとはまた違った指揮官適性を持つ。

また、普段は見た目通り気弱で臆病だが、やると決めたときの行動力は5人衆随一。それが彼女達の中で唯一恋人を持っている最大の要因である。

将来の夢はたけるのお嫁さんになり、ミコトのように愛されるお母さんになること。

 

「どう思ってるって……付き合ってるんだから分かるだろ。……分かったよ言うよ! そ、その……世界で一番、愛してる」(たける)

 

「わたしも勉強は出来る方だって思ってるけど、むーちゃんには敵わないんだよね。いやほんと、あの子は凄い子だと思うよ。ミコトちゃんとは別方面でさ」(はるか)

 

「むーちゃん、可愛いよね。あの5人の中だと、一番可愛がられてるんじゃないかな。……運動音痴仲間だと思ってたら、運動会で指揮役やって大活躍してたの。ずるいの」(なのは)

 

「彼女は最初から、オレの言葉の意図を探ろうとしていたな。きっとオレが気付かなかっただけで、元々聡明な子だったんだろう。今にして思えば、彼女に気付かされたことも多かったんだな」(ミコト)

 

「最初はポワポワして可愛い女の子だなーって思ってたんだけど、それだけじゃないんだよね。運動会のときはほんと凄かったよ。……いつかミコトちゃんに勝たせてあげたいよね」(マリ)

 

 

 

田井中いちこ(♀)

8月5日生

一人称:あたし

経歴:一般家庭の田井中家の長女、5つ離れた兄の茂がいる、家が隣の田中遥とは生まれたときからの幼馴染

所属:海鳴第二小学校1年1組→2年1組→3年2組→4年2組

   翠屋FCメンバー

容姿:黒髪で男子と変わらないショートカット、ボーイッシュな少女、「アホの田井中」

身長:4年生春の時点で145.3cm

体重:「えっとねー、さんじゅう」『ストォーーップ!』

成績:5人衆の中ではドベだが全体的に見れば学年トップ勢、聖祥にもギリギリで編入可能なレベル

身体能力:海鳴二小4年の中では文句なしのトップ、藤林裕には若干及ばないレベル

戦闘能力:なし

特殊技能:なし

人物評:

「アホの田井中」で全てを語れる、海鳴二小5人衆の一人。見た目のボーイッシュさもさることながら、言動も年頃の少女らしくなく大雑把であり、男子からは女の子として見られていない。人気はある。

1年生の頃にミコトに切り捨てられたとき、自分の軽率な行動で彼女に被害を与えてしまったことを悔いた。それを教訓に彼女は「行動の先を考える」ということをするようになった。それでもアホは直らなかったが。

ミコトに憧れ、彼女のそばにいるためにはどうすればいいかを考えた結果、幼馴染のはるかに勉強を見てもらい学年トップクラスの成績を取れるだけの思考能力を得た。但し学業に対する姿勢は不真面目な模様。

5人衆における彼女の役割は、突出した彼女達をクラスの異物とさせるのではなく、環境になじませること。日常と非日常の懸け橋として、重要な役割を持つ。

現在は翠屋FCに入り選手として練習を始めた。駆け出しながら筋がよく、5年生になる頃にはレギュラーになっているかもと言われている。

 

「男子からは女じゃないとか色々言われてるみたいだけど、いちこちゃんだってちゃんと女の子だよ。……うんほんと、生活態度から変えないとダメかも」(はるか)

 

「初めて会ったのは俺が小学校入る前で、姉ちゃんが他の友達と一緒にうちに連れてきたんだっけ。ときどきクスノキ公園で一緒に遊んでるぜ。……アホのいちこに惚れるとか、ほんとないから」(ちひろ)

 

「いちこちゃん? 俺は普通に可愛い子だと思うけどなー。ノリとかいいし、俺は楽しい女友達だと思ってるよ。向こうは俺のこと変態っつって毛嫌いしてんだけどねー」(ガイ)

 

「そういえば「ふぅちゃん」っていうあだ名をつけてくれたのはいちこなんだよね。今ではこのあだ名も気に入ってるし……うん、いちこも凄い子だと思うよ」(フェイト)

 

「田井中さんは将来有望なサッカー選手です。もしかしたら、いつか僕を超える日が来るかもしれない。もちろんキャプテンとして、そう簡単に抜かれる気はありませんけどね」(ユウ)

 

 

 

田中遥(♀)

10月11日生

一人称:わたし

経歴:一般家庭の田中家の一人娘、家が隣の田井中いちことは生まれたときからの幼馴染

所属:海鳴第二小学校1年1組→2年1組→3年2組→4年2組

   「外付け魔法プロジェクト」メンバー

容姿:長すぎず短すぎずな黒髪、大きな特徴はないがそれなりに整ってはいる顔立ち、「普通」

身長:4年生春の時点で136.1cm

体重:「はい、いちこちゃん勝手に見なーい」

成績:むつきについで学年三位、特に算数と理科が得意

身体能力:平均的な女子レベル

戦闘能力:なし

特殊技能:

ミッド式ストレージデバイスメンテナンス

ミッド式インテリジェントデバイスメンテナンス

ミッド式インスタントデバイス作成

人物評:

初期はいちことセットの影の薄い子だったが、デバイス弄りという趣味を見つけたことで一気に存在感が濃くなった5人衆が一人。

元々オカルト関係に興味のある子で、ミコトの「コマンド」構築の際は幼い頃から集めた資料の数々で彼女を助けた。

いちこ同様、かつてミコトに切り捨てられたショックで対人恐怖を患いかけたが、どんな苦境にも決して屈することのないミコトに勇気づけられ、決意を改めてミコトとの交流を再開した。

元々は繊細な子だったが、ミコト達との交流でカルチャーショックを受け続けるうちに図太くなってしまった。今では(デバイスが絡まない限り)常に冷静な突っ込み役である。

アリシアが主催する「非魔導師が魔法を使うためのデバイスプロジェクト」の参加メンバーの一人。他二人のメンバーほどデバイス技術はないが、柔軟な発想で力になっている。

 

「はるかちゃんがどんな子かって言われると、困るなぁ。いちこちゃんを支えてるようで支えられてたり、常識人なようでオカルトやデバイスが絡むと人が変わったり……一言で表現できる子じゃないなぁ」(はやて)

 

「すごいおねえちゃんだよ! わたしやしーのんが気付かないようなことに気付いたり、何気ないひとことがじゅうようなことだったり……"てんさい"ってああいうことじゃないかな?」(アリシア)

 

「子供の学習能力って凄いわよね。初めの頃はわたしとシアちゃんについて行くので精一杯だったはずなのに、いつの間にかわたし達の方が教えられてることがあるし。年上として、負けられないわね」(忍)

 

「私はそれほど交流がないからよく知らないんだけど……管理世界で不可能と言われることも、この世界では可能かもしれないのね。いえ……これが子供の可能性、なのかしら」(リンディ)

 

「大切な幼馴染だよ! デバイスに手を出してから色々難しいこともやってるみたいだけど、あたしが部屋に行ったときは一緒にだらーっとしてるしね。今も昔も、変わらないよ」(いちこ)

 

 

 

亜久里幸子(♀)

2月24日生

一人称:あたし

経歴:一般家庭の亜久里家の一人娘

所属:海鳴第二小学校1年1組→2年1組→3年2組→4年2組

容姿:人懐っこそうな顔つき、ぽややんとした表情を常に浮かべている、「マスコットコンビの片割れ」

身長:4年生春の時点で125.2cm

体重:「軽いよー」

成績:5人衆の中では下から二番目だが、わざと珍答を書いている節があるため正確には不明

身体能力:実は結構高い、小柄な体格を活かしてちょこまか動く

戦闘能力:なし

特殊技能:なし

人物評:

可愛いものが大好きなマスコット系キャラクター。表情、性格、纏っている雰囲気の全てが争いごととは無縁。彼女の周りは常に平和な空気が保たれている、5人衆のバランサーのような存在。

普段はまず怒ることなどありえない能天気な性格をしているが、その分ひとたび怒りを露にすると逆らえる者は誰一人いない。ミコトでさえ逆らうことが出来ない力強さを内包している。

言動も能天気そのものであるが、現実が見えていないということではなく、目の前の出来事を客観的に俯瞰しつつマイペースを崩していないのである。海鳴二小組最強の精神力を誇る。

その性質上傍観者に回ることが多く、友人を弄ることはあっても彼女が中心になることはあまりない。特に彼女の中の可愛いものランキングトップ勢であるミコト、むつき、フェイトの三人をよく弄っている。

実は氏名が名前・名前の組み合わせになっている。単純に作者のミスです、ごめんなさい。全国の亜久里さんには深くお詫び申し上げます。

 

「紙一重という言葉が一番似合うな。恐らく本気になれば相当優秀な人間になれるんだろうが、本人にやる気がないみたいだ。まあ、彼女らしくはあるか」(ミコト)

 

「元々わたし達と一緒で背が低いけど、さっちゃんは特に成長が遅いんだよね。最初はミコトちゃんの方がちっちゃかったんだよ。本人は気にしてないみたいなんだけど」(むつき)

 

「何だかわたしってさちこに気に入られてるみたいで、よく抱き着かれるんだよね。ミコトやむつきもなんだけど……おねえちゃんとおそろい、えへへ……」(フェイト)

 

「担任教師の認識としちゃ、問題児どもの要だな。あいつを暴走させなければ小さな騒ぎで済むけど、あいつまでバカ騒ぎに参加させると収集がつかなくなる、そんな感じだ。八幡も同じ認識なんじゃないか?」(石島)

 

「正直苦手なんだよな。あたしって何だかんだであいつと顔を合わせる機会が多いんだけど、そのたびによくわかんない動きで抱き着かれるんだよ。ほんと、あいつって何者なんだ?」(ヴィータ)

 

 

 

石島鉄平(♂)

7月19日生

一人称:俺

経歴:海鳴大学卒業後、公務員試験を経て教師に→現在転勤3校目、独身

所属:海鳴第二小学校1年1組担任→2年1組担任→3年2組担任→4年2組担任(3年以降は八幡姉妹・八神コンビ+5人衆の監督のためにクラスを指定)

容姿:頑固一徹、古臭い中年教師、「正しい暴力の使い方を知っている」

身長:172.6cm

体重:75kg(結構筋肉質)

成績:学生時代は平均的であったが、最近になって(ミコト達のせいで)妙に伸びてきた

身体能力:生徒達に体育の授業をするために高い

戦闘能力:柔道の段位持ち(二段)

特殊技能:なし

人物評:

1年の頃からミコト達を担当している海鳴二小の教師。この人員配置が彼の後の運命を決定したと言ってもいい。苦労人ポジ的な意味で。

ただの苦労人ではなく、これまでの教師生活の中で培った生徒との接し方で、ミコトのような問題児とも支障なく触れ合うことのできる教師の鑑。ミコト達がクラスから外れずに共同生活出来た理由の一人。

あまりに騒がしくすると手が出ることがあるが、あくまで教育的指導の範疇である。当然本気で殴っているわけではなく、痛くはあっても怪我をしない程度に絶妙に加減している。子供達側からも不満はない様子。

特に男子生徒達から「てっぺー」の愛称で呼ばれるなど、人望のある教師。休み時間は生徒達から遊びに誘われることもある。

40を前にして独身。学生時代は交際経験もあったが、教師になってからはその手の話は一切ない。そのことについて、さりげなく5人衆から心配されている。

 

「いい先生だよ。多分、誰に聞いても同じ答えがかえってくるんじゃないかな。ミコトやわたしらみたいなのでも特別扱いしないで、本当の意味で公平に扱ってくれる、凄い先生だよ」(あきら)

 

「よく見えてる、って感じかな。1年の頃のあの事件も、本当は誰がやったのか分かってたみたい。ミコトちゃんが自分で対処しなかったら、先生が何とかしてたんじゃないかな」(むつき)

 

「手ぇ出るの早いんだよ、あの先生。特にあたしとあきらちゃんに! 一応女の子ですよこっちは! あ、叩かれるときは自分が悪いって分かってるから、文句はないよ」(いちこ)

 

「てっぺー先生、かっこいいって言うよりはかわいい感じだよね。見た目はくまさんだけど、愛嬌があるっていうのかな。あたしが大人になっても独身だったら、アタックしよっかなー」(さちこ)

 

「……あの事件の後、あたしが捻くれなかったのは、先生のアドバイスがあったからだよ。おかげで加藤や鈴木とは疎遠になっちゃったけど……あいつらもいつか気付くときがくるだろうね」(遠藤)

 

 

 

高町なのは(♀)

3月15日生

一人称:なのは(普段)、わたし(真剣な時)

経歴:高町家次女、聖祥大付属小学校へ進学、ジュエルシード事件で魔導師として覚醒

所属:聖祥大付属小学校1年1組→2年1組→3年1組→4年1組

   匿名民間団体「マスカレード」団員(後衛担当)

容姿:栗毛のツインテール、ふっくらして可愛らしい顔立ち、「女の子女の子した女の子」

身長:4年生春の時点で133.2cm

体重:「ヒミツなのっ!」

成績:理数系が非常に得意だが文系科目が壊滅的であり、合わせて平均的になっている

身体能力:全登場人物の中で最低クラス

戦闘能力:強力な砲撃魔法の数々を使えるが、戦闘訓練を行っていないため高くはない

特殊技能:

インテリジェントデバイス「レイジングハート」マスター

ミッド式防御魔法(プロテクションのみ)

ミッド式捕獲魔法(リングバインドのみ)

ミッド式移動魔法(フライアーフィンのみ)

ミッド式射撃魔法(シュートバレットとディバインシューター)

ミッド式砲撃魔法(ディバインバスター・バリエーションズとスターライトブレイカー)

人物評:

戦闘面で言えば原作からの劣化が著しい原作主人公。ミコトの最初の友達。なのはさんじゃなくてなのちゃん。将来は多分なのちゃんさんって呼ばれる。

ミコトのキッツイ一言のせいで両親に蝶よ花よと大事に育てられ、戦士としては使い物にならないレベルでへいわしゅぎしゃに育った。やるときゃやるけど、やったら泣く。あだ名は「泣き虫なのは」。

ミコトが一番最初に出会った「才覚を持つ子供」であり、色々とヒドイ勘違いもあったが、その記憶は今でもなのはの宝物である。

クラスメイトであるガイとは、最初は彼のエキセントリックな言動に困惑させられ、慣れた後は適当にあしらっていた。しかし彼の根底にあるものに自覚なく触れており、いつの間にか彼に惹かれていった。

将来の夢はガイと結婚して翠屋二号店を開くこと。それに向けて、現在は母からお菓子作りを教わっている。

 

「初めて会ったときから、彼女はどこか普通の子供と違っていたな。もちろんオレとも違った。だからこそ、彼女はオレと友達になれたんだろう。……本当に、感謝している」(ミコト)

 

「可愛い妹、なんだが……父さんと母さんが少し甘やかし過ぎたのかもしれない。優しい子に育ってくれたのは嬉しいんだが、いい加減泣き虫は直してもらいたいもんだ」(恭也)

 

「最初に彼女に頼らざるを得なかったとき、巻き込んで申し訳ないって思ってた。だけどあの子はちゃんと糧にして、自分だけの道を見つけ出した。とても強い女の子だよ」(ユーノ)

 

「なのは、やさしいとおもう。……けど、やっぱり、こわい」(ソワレ)

 

「あいつのおかげで、俺は俺に「なれた」んだ。だから俺にとってのなのはは……やっぱり特別なんだろうな。ま、もうしばらくは今の関係のままでいたいけどな!」(ガイ)

 

 

 

藤原凱(♂)

9月10日生

一人称:俺

経歴:他世界線の迷子が記憶のみを残して分解→ストリートファイター夫婦の一人息子として誕生、聖祥大付属小学校へ進学、ジュエルシード事件で魔導師として覚醒

所属:聖祥大付属小学校1年1組→2年1組→3年1組→4年1組

   匿名民間団体「マスカレード」団員(防衛担当)

容姿:黒髪の猫っ毛、父譲りの精悍な顔つきを緩くした感じ、「将来はイケメンになるかもしれないどこにでもいる少年」

身長:4年生春の時点で141.4cm

体重:41kg(意外と筋肉があって重い)

成績:ユーノが来るまでさりげなく学年トップだった(それ故に言動の中身で教師を困らせていた)

身体能力:優秀な部類、「聖祥の四バカ」の中では最下位(他が高過ぎるだけ)

戦闘能力:強靭なシールド魔法の数々を使えるが、攻撃力は一部を除いて皆無、基本的に防御能力のみ

特殊技能:

ミッド式防御魔法(数々のオリジナルシールド、実は結界も防御魔法の一部)

継承された記憶(約20年分の情報、「作品の世界線」の情報を含む、ロマサガ2の伝承法みたいな感じ)

人物評:

転生者もどき。彼が受け継いだのは前身の記憶のみであり、彼の個は彼自身が育てたものである。その結果がこの変態だよ!

最初の頃は前身の記憶に振り回されており、自分の住む世界を「作品の写し絵」として見ていた。しかし「作品」とはあまりにも違い過ぎるなのはの姿に、自分の身勝手な考えを省みた。そして彼も世界の一員となった。

女の子と見ればなれなれしく話しかけ、ごく自然にパンツの色を聞いたり、当たり前に下ネタを挟んだりする変態。しかしその実態は「皆の笑顔を守れる道化」を目指すという、非常に男前な信念に基づいた行動である。

ミコトのリーダーシップに惚れ込んでおり、彼女のお仕置きを受けて恍惚の笑みを浮かべるドM。ちなみにこっちは素である。これもう(まともなのか変態なのか)わかんねえな。なお、恋愛感情はないもよう。

なのはと相思相愛のはずなのに、何故かフェイクのハーレム思考をやめない。彼女と恋人関係になる勇気がないだけなのかもしれない。本当のところは、彼自身にすら分かっていない。

 

「あの変態ね……わたし達はあんまり交流ないからただの変態にしか思えないんだけど、ミコトが信頼してるみたいだからね。一応、友人っていうくくりに入れてやってるわよ」(あきら)

 

「1年の頃から同じクラスだけど、よく分かんねえ奴だよ。普段はバカばっかやってるくせに、時々大人みたいな顔して皆を引っ張ったりしてさ。分かんねえけど、男友達の中では一番仲良くさせてもらってる」(たける)

 

「優秀なバカ弟子、矛盾した言葉だけどこれが一番しっくりくるかな。シールドに関しては僕ですらできないことが出来るのに、使い道がおかしいんだよ。なんだよ、おっぱいシールドって」(ユーノ)

 

「なのはを任せるなら彼しかいないってぐらい、しっかりした子だよ。確かに今は未熟かもしれないけど、大人になったらきっと恭也より頼れる男になるだろうね。我が娘ながら、いい男を捕まえてくれたよ」(士郎)

 

「大好きだよ! ……ただ、もっとなのはのことを見てほしいって思うの。なのははガイ君のことをちゃんと見てるのに……ちゃんと恋人になれたら、わたし以外には目が行かないようにしてやるんだから!」(なのは)

 

 

 

ユーノ・スクライア(♂)

8月12日生(公式設定なし)

一人称:僕

経歴:スクライア一族出身の孤児、ミッドの魔法学院卒業→考古学に進み遺跡発掘に従事→グレアムの協力で第97管理外世界のイギリス籍を取得、高町家にホームステイ、聖祥大付属小学校に編入

所属:魔法学院→フリーの考古学者→聖祥大付属小学校3年1組→4年1組

   匿名民間団体「マスカレード」団員(防衛・補助担当)

容姿:「筋肉モリモリマッチョマンの変態だ」 金に近い茶色の髪を短く切りそろえている、顔自体は少女と間違われるほどの可愛い系で体付きとのギャップがひどい

身長:4年生春時点で148.7cm

体重:62kg(言わずもがな、筋肉の重量)

成績:魔法学院を卒業できるレベルなので当たり前に成績優秀、聖祥編入直後に学年トップに躍り出た

身体能力:四バカの中では下から二番目だが、たけるとの差はあまりない

戦闘能力:高い防衛・補助能力で最後の防衛ラインを守る「最高の守護者」、さらには自慢の筋肉で剣状シールドを叩き込む近接能力持ち

特殊技能:

ミッド式防御魔法(各種バリア・シールド・フィールド魔法)

ミッド式捕獲魔法(チェーンバインドを多用するが使えるものは多岐にわたる)

ミッド式補助魔法全般(移動、回復、バフ・デバフに探知や変身と何でもござれ)

ミッド式結界魔法(これ一つで飯が食えるレベル)

ベルカ古流剣術(シグナムから伝授)

人物評:

原作ではなのはの相棒役だったのに、どうしてこうなった。なのはとガイを魔導師の世界に引き込んだ張本人であり、今では逆に管理外世界の住人として引き込まれている。

ジュエルシード事件の折、ミコトの指揮を受けてその素晴らしさに感銘を受け、いつしか彼女に恋愛感情を抱くようになる。その結果、迷走の果てに「体を鍛える」というわけのわからない結論に辿り着き筋肉化。

一応その「体質改善」は全くの無意味ということはなく、地球の魔力要素が体に合わなかった彼が問題なく生活出来ていることに貢献している。基本的に攻撃力の低かった彼が局員を打ち倒すだけの戦力にもなっている。

使える魔法の数がマスカレードメンバー最多であり、彼自身の努力とシグナムのしごきが合わさって近接能力もメキメキ向上している。元々知能も高く、将来性は間違いなく高い。

管理外世界の戸籍を得たことで、事実上管理世界籍は失っており、地球に骨を埋める覚悟をしている。そのときは永遠にミコトの隣にいたいと思っている。(愛が)重すぎィ!

 

「オレとの会話で照れる男連中は多かったが、はっきりとした感情を向けたのは彼が初めてだった。そういう意味では、彼もまた他と一線を画す認識だよ。……オレが応えるかは別問題だ」(ミコト)

 

「なのはのもう一人のお兄ちゃんなの。翠屋歴はわたしの方が長いはずなのに、なのはの方が面倒みられることが多くて、お父さん達も頼りにしてるし……むーっ! もやもやする!」(なのは)

 

「頭の固かった師匠だなー。俺らと付き合っていくうちにそういう部分が柔らかくなって、今は歳相応にバカやれるようになったと思うぜ。……無限書庫、司書長、ルート壊滅……うっ頭がっ」(ガイ)

 

「ミコちゃんを狙う男その一や。あの子の相方として、そうそう簡単には認めてやらへんで。グレアムおじさんもそこんとこは厳しく見てるみたいやし」(はやて)

 

「一応はライバルってことになるんだろうけど、どうにも彼とはそんな感じじゃないんだよな。僕は普通に友人だと思っているよ。弄りはするけどな」(クロノ)

 

 

 

高町恭也(♂)

9月26日(公式設定なし)

一人称:俺

経歴:父の結婚で不破から高町と苗字が変わる、私立風芽丘高校→私立風芽丘大学運動科学部、高校時代に知り合った月村忍と交際中

所属:私立風芽丘大学運動科学部一回生→二回生

   永全不動八門一派・御神真刀流小太刀二刀術師範代

   匿名民間団体「マスカレード」団員(前衛担当)、コードネーム"あるるかん"

容姿:文句なしのイケメン(但し仏頂面常備)、本人の高スペックも相まって翠屋の女性客に大人気、「男の敵」

身長:二回生時点で178.2cm

体重:72kg(肉体から弄っているので見た目以上の力持ち)

成績:悪くはない、はず……(中学留年は武者修行のせいやし……)

身体能力:頭おかしいレベル、素の身体能力オンリーで近接戦闘魔導師や騎士を上回る戦闘能力を叩き出す

戦闘能力:上述の通り、非魔導師ながらマスカレード最強格の前衛、及びフェイトと並ぶ切り込み隊長

特殊技能:

永全不動八門一派・御神真刀流小太刀二刀術(御神流)

模倣・柳生新陰流(一部の活人の技を模倣、本家には遠く及ばない)

人物評:

魔法の世界に関わってしまったため人外の技を極めることとなった最強剣士。古代ベルカの騎士でも魔法ありでようやく互角って頭おかしいんとちゃいます?

メタ的に言えば、なのはがへいわしゅぎしゃとなってしまった分の足りない戦力を補う存在。補うという割には相当な過剰戦力である。これにミコトの指揮による連携が合わさるのだから、もう目も当てられない。

皆の兄貴分役であり、実の妹であるなのは以外にミコト、はやて、フェイト、アリシア、ソワレのことも妹分として見ている。もしこの6人に手を出す輩がいようものなら、容赦なく斬滅するだろう。

ガイについて、初めは彼の表面的な言動にとらわれ「なのはに手を出そうとする不埒な奴」という認識だったが、その深淵に触れて将来の義弟と認めた。目下の頭が痛いところは、彼が中々腹をくくらないこと。

現月村家当主である月村忍と結婚を前提にしたお付き合いの真っ最中。勝ち組。しかしシャマルからも愛人ポジを狙われており、修羅場待ったなしの火薬庫状態であることに、彼はまだ気付いていない……。

 

「大好きなお兄ちゃんだけど、ちょっと過保護なの。なのははそんなに弱い子じゃないもん。もっと信用してくれたっていいんじゃないかな」(なのは)

 

「皆の頼れるお兄さんって感じ。ミコトも、恭也さんのことはお兄さんとして頼りにしてるみたい。時々シグナムと一緒にやってる戦闘訓練に参加してくれて、とっても勉強になるんだ」(フェイト)

 

「我が最大の好敵手であり、ともに主を守る同士だ。彼の者の剣の技を超えることこそが、今一番の目標だ」(シグナム)

 

「騎士の中にゃ恐れてる連中もいるみたいだが、俺はああいうの好きだぜ。セオリーをぶち壊してくれるってのは爽快なもんだ。シスター・シャッハや騎士カリムも似たようなもんさ」(ハーマン)

 

「彼女として大事にしてくれてはいるはずなんだけど……何だか最近、ミコトちゃんの件にかかりきりだったりでおざなりにされてる気がするのよね。シャマルさんも怪しい動きしてるし、油断はできないわ」(忍)

 

 

アリサ・バニングス(♀)

5月12日生(公式設定なし)

一人称:あたし

経歴:貿易会社であるバニングス社社長の一人娘、聖祥大付属小学校へ進学

所属:聖祥大付属小学校1年1組→2年1組→3年1組→4年1組

容姿:若干癖っ毛のある金髪、勝気な美少女、「アメリカ系日本人」

身長:4年生春の時点で137.2cm

体重:「バカなこと聞いてんじゃないわよ!」

成績:大会社社長令嬢ということもあって非常に優秀だが、ガイに勝てないことに納得出来ていない

身体能力:平均より上、ミコトとどっこいどっこい

戦闘能力:なし

特殊技能:なし

人物評:

ご存知なのはの親友の一人。強気な方。性格的に弄りやすいタイプで、なのは達と友達になってからはよくガイからおちょくられている。

御多分に漏れず小学生とは思えない優秀さを誇るが、他のなんかおかしい連中に比べてちゃんと小学生らしいところがあり、最初はガイやミコトの本質に気付けていなかった。

しかしプライドが高い彼女はそれをよしとはせず、ミコトに対等な友人であると思わせるために努力を重ね、ついには彼女に認めさせた。聖祥版あきらである。

ジュエルシード事件勃発直後は魔法のことを知らなかったが、ガイがミコトに進言したことによって情報共有が行われ、教えなかった親友に呆れながらも激励し、彼女を信じて背中を押した。

血筋は純粋な西洋人だが、生まれも育ちも日本なので精神的には完全に日本人である。温泉大好き、和食大好き。

 

「アリサって打てば響くっつーか、反応がいいから弄ってて楽しいんだよな。最近はそれやるとなのはが拗ねるから、以前ほど弄れなくなったのがちと寂しいかな」(ガイ)

 

「最初はわたしもなのちゃんも泣かされちゃったけど、あれってアリサちゃんなりの「仲良くしたい」の照れ隠しだったんだよね。今はちゃんと分かってるよ。親友だもん」(すずか)

 

「なのはとすずかの二人と比べると突出した部分はない、所謂「普通」の少女だ。本質としては鮎川に近いだろう。それで妥協せず、常に自分を高めようとするところが、彼女らしい部分なんだろうな」(ミコト)

 

「学校が違うからあまりお話出来てないけど、わたし達もお友達だと思ってるよ。また一緒に遊びたいな。……おうちに遊びに行くのは、ちょっと怖いけど。犬コワイ……」(むつき)

 

「翠屋の常連さんですね。週に5回はすずかちゃんと一緒に遊びに来てくれますよ。ミコトちゃんとも仲良くしてくれて、本当にありがたいです」(ブラン)

 

 

 

月村すずか(♀)

11月11日生(公式設定なし)

一人称:わたし

経歴:旧家の月村家次女で次期当主候補、吸血種族「夜の一族」、聖祥大付属小学校へ進学

所属:聖祥大付属小学校1年1組→2年1組→3年1組→4年1組

容姿:光の当たり加減で紫に見えるウェーブのかかった黒髪、おっとり優しそうな美少女、「エロそう」

身長:4年生春の時点で141.6cm

体重:「ダメだよ?(にっこり)」

成績:アリサ同様非常に優秀だが、やはりガイには敵わない(比べる相手が悪い)

身体能力:飛びぬけて高い(一族の血が原因)、素の身体能力のみなら魔導師や騎士を上回る(魔法を使われると逆転する)

戦闘能力:戦闘技能は習得していないが、身体能力のおかげである程度は対処できる

特殊技能:血族の関係で精神干渉能力の素養を持つ(訓練はしていない)

人物評:

二次創作で色々設定を弄られる(メメタァ)なのはの親友。物静かな方。実は弄られるよりも弄るタイプであり、ガイに加勢することがしばしば。最初から彼に好意的だった(恋愛感情かは不明)。

恋愛話に並々ならぬ興味を持ち、ミコトやなのはのストロベリーな話題に聞き耳を立てる。もしかしたら翠屋に足しげく通うのはそれが原因かも……。

アリサと同じく初期に魔法の存在を知らされ、それが遠因となって最終的に自身の出自を明かすことを決意した。本編の頃は自分のことで割と手いっぱいだった模様。

親は仕事の関係で別居中で(年に数回会っている)、歳の離れた姉が当主の代理をしている。彼女が大人になったら移譲する予定であり、すずかもそれで納得している。

さりげなくルーツは西洋である。なんちゃって西洋人のアリサよりも、実は西洋系。でも温泉は大好き。

 

「意地悪した理由? あの頃のすずかって、皆から一歩引いてて暗かったのよ。それで腹が立ったっていうか、あたしが構わなきゃって思ったっていうか……今更こんなこと言わせないでよ!」(アリサ)

 

「すずかちゃんはなのはのお友達だけど、お兄ちゃんの彼女さんの妹さんでもあるんだよね。お兄ちゃんが忍さんと結婚したら、すずかちゃんとも家族なの。とっても素敵なの!」(なのは)

 

「なのはとアリサは弄れるけど、すずかは無理だな。ああ見えてガード固いんだよ。二人と違って表情から考えを読みにくいし。それならそれで一緒に二人を弄るから、別にいいんだけどな!」(ガイ)

 

「読書が趣味の子やから、そういうところでわたしやミコちゃんと波長が合うな。但しペットの趣味だけは永遠に相容れんわ。犬こそ至高やで」(はやて)

 

「一族のことや当主のことで、あの子には色々背負わせてしまったわ。全部わたしがふがいないせいなんだけど……それでも強く前を向いてくれた、わたしにはもったいないくらいの自慢の妹よ」(忍)

 

 

 

剛田猛(♂)

4月5日生

一人称:俺

経歴:一般家庭の剛田家の一人息子、聖祥大付属小学校へ進学、家が近所の伊藤睦月とは幼馴染→交際中

所属:聖祥大付属小学校1年1組→2年1組→3年1組→4年1組

容姿:体が大きく力も強いイケメン顔、空手の関係でスポーツ刈り、「正義のジャイアン」

身長:4年生春の時点で153.5cm

体重:52kg(ユーノより軽いが、十分鍛え上げられている)

成績:アリサとすずかの間ぐらい、実は成績優秀

身体能力:ユーノとどっこいどっこい、すずかには適わないが非常にタフである

戦闘技能:この年齢で空手の段位持ち(初段)

特殊能力:なし

人物評:

かなり初期の段階から名前の出ていたオリジナルキャラクター。なのは達のクラスメイトであり、ガイが最も親しくしている男友達。互いに苗字呼びなのは男友達だからで、親しさには関係ない。

なんだかんだでガイの奇行に付き合ってくれる面倒見のいいヤツ。幼い頃から変わらないその男気にむつきは惹かれ、振られてもなお一途な彼女に彼も惹かれるようになった。

元々はなのはのことが好きだった。理由は「自分みたいな無骨な男にはないものを持っている」から。一目惚れに近かった。彼女とナチュラルに接することが出来るガイを羨ましがり、また尊敬もしていた。

ガイ、ユーノ、ユウの三人と合わせて「聖祥の四バカ」を形成するが、サッカーバカのユウを除いて全員成績は優秀である。何故バカと言われるかと言えば、大半の原因はガイである。彼も脳筋ではあるのだが……。

体の大きさばかりに注目されがちだが、子供らしい一面も持ち、赤色のキャラ物パンツを好んではく。「赤は戦隊リーダーの色だから」だそうな。

 

「世界で一番頼りになる、大好きな恋人だよ。たける君と一緒だったら、怖いものなんかないよ。……あ、ちょっと! 犬はやめて!?」(むつき)

 

「なんだかんだでこいつとの付き合いも4年目になるんだなぁ。いつもつるんでる男連中では最長だぜ。一生バカやれる友達でいてほしいもんだ」(ガイ)

 

「ガイもそうだけど、剛田があの見た目で頭いいって、ほんと納得いかないわ! 試験のときとかあたしに迫る点数取ってくるし! ふざけんじゃないわよ!」(アリサ)

 

「なのはのことを好きになってくれた男の子。わたしは応えてあげられなかったけど、むーちゃんと上手くいってくれて本当によかったよ。ずっと二人で、幸せでいてね」(なのは)

 

「スクライアのような、中々筋のよさそうな目をしていた。彼奴も魔法の存在は知ったのだし、相応の使い手に成長したときは手合せを願いたいものだ」(シグナム)

 

 

フェイト・T・八幡(♀)

5月5日生(ということにしている、正確な生年月日は資料が残っていないため不明)

一人称:わたし

経歴:アリシア・テスタロッサのクローンとして誕生、アリシアの記憶を埋め込まれ(これは後に削除)、プレシアの私兵として教育される→八幡ミツ子の養子として八神家に同居、海鳴第二小学校に編入

所属:海鳴第二小学校3年2組→4年2組

   匿名民間団体「マスカレード」団員(前衛・遊撃担当)

容姿:絹のような金髪、西洋人形のような綺麗な顔立ち、「海鳴二小美少女姉妹」

身長:4年生春の時点で142.6cm

体重:「えっと、見せない方がいいんだよね」

成績:非常に優秀な頭脳を持つが、国語と社会が若干苦手(総合するとあきらよりやや上程度)

身体能力:私兵として教育されたため高いが、魔法使用を前提としたものであるため、素の状態ではいちこに劣る

戦闘能力:全距離対応可能、特に近接戦闘能力が高い(恭也とともに切り込み隊長を務める)

特殊技能:

インテリジェントデバイス「バルディッシュ」マスター

魔力変換資質「電気」

ミッド式防御魔法(あまり得意ではなく、初歩的なもののみ)

ミッド式捕獲魔法(リングバインド、ライトニングバインドなど、発動が速く効果の高いものを使用する)

ミッド式探知魔法(エクスプロア系を使用、サーチ系は苦手)

ミッド式移動魔法(飛行魔法、高速移動魔法など、近接戦闘の要)

ミッド式近接魔法(魔力斬撃、魔力付与打撃が使用可能)

ミッド式射撃魔法(フォトンランサー・バリエーションズが非常に強力)

ミッド式砲撃魔法(なのはほど得意ではないが十分強力)

ミッド式広域攻撃魔法(電気変換資質の真骨頂を発揮する)

人物評:

八幡となるまでステを戦闘能力に全振りしてきたため、かなり世間知らずな天然ちゃん。元々はジュエルシード探しの敵対者であったが、紆余曲折を経てミコトの妹(娘)となる。

かなり重い生い立ちであるはずだが、その事実を真正面から受け止めて笑顔を失わなかった。彼女の強さというよりは、彼女が属したコミュニティの暖かさのおかげだろう。

八神家で生活をする頃には既におねえちゃん大好きっ子(ママっ子)になっていた。これは、実の母から与えてもらえなかった愛を、ミコトには惜しみなく与えてもらえたから。

彼女のオリジナルであるアリシア(厳密には少々異なる)の方が本来ならば姉であるはずなのだが、熾烈な争いの末フェイトが姉ということで落ち着いた。

いちこから「ふぅちゃん」なるあだ名をつけてもらい、なのはやはやてなどからはそう呼ばれている。最初の頃は恥ずかしがっていたが、今ではすっかり気に入った模様。

 

「可愛いご主人様さ。あたしにはザフィーラみたいな「忠義」ってやつはないけど、そんなの関係なくあの子を守るよ。ま、今はあたしが守る必要もなくなっちゃったけどね」(アルフ)

 

「フェイトってクールなかおしてけっこううっかりさんだよね。かわいいおねえちゃんって言えばそうなんだけど、いもうととしてはどうかなーっておもうよ。……いまからでもおねえさんこうたいしない?」(アリシア)

 

「ふぅちゃん大好き! ミコトちゃんみたいに綺麗なお顔だけど、ちょっと抜けてるところがすっごく可愛いの! 魔導師の先輩で、仲間で、とっても大切なお友達!」(なのは)

 

「"作品の世界線"の詳細を知ってるやつの意見として言うけど、一番バタフライエフェクトの恩恵を受けた子じゃないかな。「救済」ってこういうことを言うんだろうな。ほんと、ミコトちゃんパネェわ」(ガイ)

 

「あたしの中可愛いものランキングトップ3だよー。一番はミコトちゃん、二番目はソワレで、三番目がふぅちゃんなんだよー」(さちこ)

 

 

 

アルフ(♀)

不明(野生の狼であるため記録なし)

一人称:あたし

経歴:生後間もなく病気が原因で群れから捨てられ、死の間際にフェイトに保護され使い魔となる→主人の八神家入りに伴い八神家のペットとなる

所属:匿名民間団体「マスカレード」団員(前衛・遊撃・防衛担当)

容姿:赤毛の狼で額の宝石のような結晶器官が特徴的(狼時)、長身の赤毛女性(変身時、可変)、「モフモフだけどペット犬に比べるとモフモフが足りない」

身長:体長126cm(狼時)、158.9cm(変身時、可変)

体重:45kg(処理が面倒なため、変身魔法使用時も体重は変えていない)

成績:魔法使用が可能なため意外と知能は高いが、元が野生の狼なのである程度はお察し

身体能力:人間とは一線を画する、特に腕力値が高い

戦闘能力:遠距離戦も不可能ではないが近接戦に比べると幾分も劣る、「攻撃は最大の防御」タイプ

特殊技能:

フェイトの使い魔(契約内容は「ともに生きること」)

魔力変換資質「電気」(フェイトと共有)

ミッド式防御魔法(フェイトよりは得意、ギリギリで防衛組に入れるレベル)

ミッド式捕獲魔法(リングバインドのみ)

ミッド式変身魔法(変身魔法は使い魔の嗜み)

ミッド式攻撃補助魔法(バリアブレイクは十八番)

ミッド式射撃魔法(絡め手としての使用が前提)

ミッド式砲撃魔法(射撃に同じく)

ミッド式近接魔法(彼女の格闘技能とシナジーすることで真価を発揮する)

人物評:

初期はフェイトの心の支えとして重要な役割を担っていた明るい性格の使い魔。八神家入り以降は自分以外(特にミコト)がその役割をはたしてくれているため、お気楽なペットとしての日々を満喫している。

言動や見た目の印象通りノリがよく、アリシアやソワレを背中に乗せてご近所を走り回っている姿が頻繁に目撃されている。さりげなく近所の子供達に大人気。

マスカレードのメンバーとしては、数少ないマルチロール能力を持った遊撃担当として重宝されている。何かと特化型が多い中で実は比較的オールマイティ。

同じペットポジションであるザフィーラとは仲が良く、彼女とは違ってミステールの手伝いやらで忙しい彼を「暇だ」と誘っては人型になって組手なんかもしている。

野生の狼という荒々しい出自でありながら日がな一日ひなたぼっこをしている彼女の姿は、平和の象徴と言ってもいいだろう。

 

「プレシア母さんのところにいた頃は、アルフにもいっぱい心配をかけちゃったよね。苦労をかけた分、これからは楽しく過ごしてほしいって思ってる。もちろん、わたしも一緒にね」(フェイト)

 

「家族、というよりは同僚の方が感覚としては近いな。彼女との組手は、なんだかんだで俺も参考にしている。こちらとしても鍛錬相手になってもらって助かっている」(ザフィーラ)

 

「アルフ、おっきい。モフモフ、きもちいい。せなかのってはしってもらうと、たのしい」(ソワレ)

 

「アリシアやソワレ、ヴィータからよくおもちゃにされているのを見かけるが、彼女も満更ではないようだ。戦闘訓練だけでなくそういうことに時間を使えるというのは、いいことだろう」(ミコト)

 

「人型のときは頼れるお姉さんって感じだけど、あたしはやっぱり狼のときの方が好きだね。なんてったって大きいし、モフモフしてるし、可愛いし! うちも犬飼いたいー!」(いちこ)

 

 

エール(♂)

1月5日生

一人称:ボク

経歴:ミコトの「コマンド」によって生まれた"風の召喚体"、基本概念は「風」で素体は「鳩の羽根」、創造理念は「ともに歩むミコトの手足」

所属:匿名民間団体「マスカレード」団員(指揮官補佐)

容姿:鳥の顔のついた柄に羽根を模した剣が生えた姿、本編終了間際に羽根が弓の形になったクロスボウ型に変化、「お調子者のおしゃべり鳥」

身長:剣のときで80cm程度、クロスボウは40cm程度(開閉可能)

体重:100g(元が羽根であるため非常に軽い)

成績:生まれてそれほど経ってないためあまり賢くはないが、学習能力はある方

身体能力:皆無、装備型のため自力では動けない

戦闘能力:風圧弾を撃てるがそれほど強力ではない

特殊技能:

"風の召喚体"、装備型

風圧弾の射出(低威力から中威力まで)

気流操作(パッシブとアクティブの両方)

人物評:

人、物……? ミコトが一番最初に生み出した"召喚体"と呼ばれる存在。彼に到るまでには何度も失敗があった。もし"炎の召喚体"が成功していたらどうなってしまっていたのか……。

無印編開始時点で、実は生まれてほんの3ヶ月程度だった。ソワレやミステールほどではないにしろ、生まれてすぐあれだけの鉄火場に立たされていたということになる。ミコトちゃん人使い粗いです。

それでも創造理念の通り、彼はミコトへの協力を惜しまない。どれだけ過酷な環境に連れ出されようと、彼女の手足となることを厭うことはない。ミコトの相棒ポジションは自分だけのものだと思っている。

風という概念を用いたためか、性格が非常に軽くおしゃべり。冗談を交えた軽妙なトークは、時としてミコトの反感を買うこともある。それで改める性格ではない。

エールという名前はフランス語で「羽根」を意味し、この名を与えてくれたはやてをミコトと同じだけ大事に思っている。

 

「生み出してからずっとオレの手足として従ってくれている、大切な相棒だ。彼に支えられた部分も多々あるだろう。……感謝はしているが、オレの成長のことで弄るのはやめろと言いたい」(ミコト)

 

「エール君とは気が合うんですよ。ジュエルシード素体の子達と違って常に顕現しているわけじゃないけど、時々ミコトちゃんに頼んでお話をさせてもらってます」(シャマル)

 

「ミコトは「大した力はない」って言うけど、魔導師的に見ればとんでもないことを平然とこなすだけの能力を持っているんだよな。特化した分野の違いなんだろう。事実、戦闘力は大したことがないからな」(クロノ)

 

「エールも大事なうちの子やで。あの姿やし、何かあったときにミコちゃんを手伝わなきゃならんから、いつも姿を出すってわけにはいかんやろうけど、それでも大切な家族の一員や」(はやて)

 

「エール君ともやしさんには、ほんとびっくりさせられたよ。あんな存在が現実にいるなんて知らなかったもん。けど……ミコトちゃんならありえるかもって、なんか納得出来たなぁ」(あゆむ)

 

 

 

もやしアーミー(♂)

不詳(毎回素体から作り直されるため明確な誕生日はない、個は連続している)

一人称:我・我ら

経歴:ミコトの「コマンド」によって生まれた"群の召喚体"、基本概念は「群体(軍隊)」で素体は「もやし」(1パック19円)、創造理念は「忠実なるミコトの僕」

所属:匿名民間団体「マスカレード」団員(広域捜査員、兼通信士)

容姿:通常のもやしに絵のような目と口が付いている、漫画からそのまま飛び出したような存在、「芸風ばかりが上達する一人軍隊」

身長:もやし一本分(合体すると40cm程度のボールになる)

体重:もやし一本分(合体するともやし1パック分になる)

成績:真面目なのだが脱線しやすいせいで学習能力はそこまで高くない

身体能力:極端に体が小さく軽いため、どんな隙間でも簡単に侵入することが出来る(合体すると身動きが取れなくなる)

戦闘能力:踏まれるだけで潰れてただのもやしに戻る

特殊技能:

"群の召喚体"、自律行動型

複数個体間の意識共有(もやしの数だけ体はあるが、意識は一つだけ)

人物評:

人物じゃなくて野菜だこれ! ある意味この作品のマスコット。表面的には真面目な性格だが、ある意味エール以上のお調子者。本人(?)に自覚はない。

ミコトが「召喚体の素体探し」のために生み出した探索用の召喚体で、他の者に比べて少々特殊。基礎状態という召喚体としての性質を封じた素体の姿に戻ることが出来ず、むしろ素体そのままの姿で動く。

顕現していないときは"群の概念"としてミコトを通して観測し、必要なときだけ生み出される存在。使い終わって元のもやしに戻った体は、ちゃんと食卓に上っている(慣れないと食べづらい)。

複数の体は全て同一の存在であり、意識共有を通じて異なる個体間で情報の伝達が可能。これはどれだけ距離を開けても、世界を超えていても可能であり、元が概念故の魔法にはない強みとなっている。

探索においては無類の有能さを発揮するが、普段はやることがないため滅多に顕現されない。それでも時折1体だけで顕現されて、八神家会議に参加したりする。

 

「もやしさんは、召喚体の中で唯一わたしが名前をつけんかったんよね。別に手抜きとかやなくて、もやしさんはもやしさんなんや。もやしは万能食材なんや(調教済み)」(はやて)

 

「僕が知る限り、ミコトの"魔法"の中で最もファンタジーな存在だよ。遺跡探索の依頼でもやしパックを見せられたときは正気を疑った。その後に自分の目を疑うことになったけどな」(クロノ)

 

『ボクと一緒でミコトちゃんの手足となるべく生み出された子だね。……何気にジュエルシード以外の素体を使った召喚体って、ボクともやし君だけなんだよ。そういう意味でも仲間だよね』(エール)

 

「顔がついて動き回ってたもやしが食卓に並ぶって、最初は割とショッキングな光景だったよ。多分あれがあったから、あたしもフェイトもすぐにこの世界に馴染めたんだろうねぇ……」(アルフ)

 

「探索っていう部分で僕と役割が被る部分があるんだけど、もやしさんは魔力を感じ取る方法がないから、そういった方面では僕の方が強いよ。……ミコトさんの隣を勝ち取るためには、彼にも勝てなきゃね」(ユーノ)

 

 

ブラン(♀)

4月12日生

一人称:わたし

経歴:ミコトの「コマンド」によって生まれた"光の召喚体"、基本概念は「光」で素体は「ジュエルシード・シリアルXX」、創造理念は「ミコト達周辺の環境維持」

所属:匿名民間団体「マスカレード」団員(拠点維持担当、要するにハウスキーパー)

容姿:金髪碧眼でロングヘア、おっとり柔らかそうな女性、「見た目だけは出来るお姉さん」

身長:155cm

体重:「ヒミツです♪」

成績:元がジュエルシードという規格外の遺物なので、全般的な能力水準が高め、当然知力も高い

身体能力:上記の通り、おっとりした見た目と裏腹にミコト以上に動けたりする

戦闘能力:基本能力は高いはずなのだが、戦闘を前提とした生み出され方をしていなかったり経験がなかったりで、実際の能力は低め

特殊技能:

"光の召喚体"、自律行動型

光に纏わる事象の起点となることが出来る(これまで使われたことはない死に設定)

人物評:

ミコトがジュエルシード探索に加わる際、はやての身辺警護のために生み出された召喚体。同時にジュエルシードの召喚体転用実験の成果でもある。

素体のおかげで非常に高スペックな能力を持っているのだが、彼女がやっているのはそれが活かされない家事全般である。元々が緊急時用の能力だったからね、しょうがないね。

初めの頃は固いしゃべり方で融通も利かなかったが、はやてにほぐされてほんわかお姉さん(0歳児)に変化。ドジッ娘の本性を現した。

その性格故か、ときどき自分が「ジュエルシード素体の高スペック召喚体」であることを忘れている。というか普段の姿を見て誰が彼女を「元・爆弾級の劇物」であると見抜けるだろうか。

その役割上、何かあったときにミコト達と行動をともにすることができない。だが彼女が家を守ってくれているからこそ、ミコト達も帰る場所を失わずに済むのである。

 

「召喚体の中で、彼女には一番苦労をかけてしまっている。そういう目的で生み出したというのはその通りだが……いつか彼女の働きに報いたいものだ」(ミコト)

 

「八神家の癒し枠やな。見た目はおねえさんやけど、中身はまだ生まれて一年しか経ってない子供や。皆であの子の成長を見守ってやらなあかんよ」(はやて)

 

「彼女を知った時、「ジュエルシードにこんな使い方があるなんて」と衝撃を受けました。……あれの使い道は「爆弾」ぐらいしかないんだから、全部ミコトさんにもらってほしかったぐらいだよ」(ユーノ)

 

「家族であると同時に、翠屋バイトの同僚でもあるわ。もしかしたら、ミコトちゃんよりもわたしの方がブランさんと一緒にいる時間は長いかもしれないわね」(シャマル)

 

「わらわにとっては実の姉ということになるか。もっとも、姉というには少々頼りないがの。まったくもって可愛らしい姉君よ、呵呵っ」(ミステール)

 

 

 

ソワレ(♀)

4月17日生

一人称:ソワレ

経歴:ミコトの「コマンド」によって生まれた"夜の召喚体"、基本概念は「夜(空間)」で素体は「ジュエルシード・シリアルXIV」、創造理念は「ミコトの傍らにある者」

所属:匿名民間団体「マスカレード」団員(指揮官補佐)

容姿:基本的な姿は小さくしたミコト(可変)、常に眠たそうな目をしている、「魔法少女のマスコット」

身長:108cm

体重:「……おしえない」

成績:実は舌っ足らずなしゃべり方からは想像できないほど賢い

身体能力:能力方面に割り振っている部分が大きいため、ブランほどは高くない

戦闘能力:非常に高く危険、但し性格の問題で単独戦闘は不可

特殊技能:

"夜の召喚体"、自律行動型を基本とした不定形型

夜を通じた空間操作が可能(光を排除した空間を作り出し操る)

人物評:

ミコトがジュエルシード事件を戦い抜くために生み出された召喚体だが、どこをどう間違ったか「ミコトとはやての娘」という認識を持つ。今では皆がそう認めている。

非常に甘えん坊な性格をしており、これまでの経験で多少はマシになったものの、今でも時折ミコトのおっぱいをせがむ。心が満たされて落ち着くらしい。

その性質上、エール同様ミコトが鉄火場に立つときは常に同行する。そのときは自身を黒いドレスの姿にしてミコトの衣装となる。バリアジャケット並に頑丈であり、身を挺してミコトのことを守っているのである。

非常に強力な攻撃能力を持ち、マスカレードの最後の切り札的な扱い方をされている。反面、細かな調整が苦手で普段の戦闘ではあまり役に立たない。

ミコトやはやてにべったりしている姿が多いが、他の家族達との仲も良い。優しい皆のことが大好き。

 

「同じ"夜"の名を冠する者として、彼女には特に親しみを感じている。優しき主を守ろうとするところも、とても共感しています」(トゥーナ)

 

「家にいるときは、小さな姿になってあたしに乗っかって昼寝したりしてるよ。可愛くて頼りになる子だよ」(アルフ)

 

「ソワレちゃんかわいい! ……んだけど、何でかなのはってソワレちゃんに怖がられてるの。以前よりはだいぶ平気になったみたいなんだけど……なんでなんだろう」(なのは)

 

「わたしとミコちゃんのかわいいかわいい娘や。少なくとも、わたしとミコちゃんはそう思っとるよ。ソワレも遠慮せず、もっと甘えてええんやでー」(はやて)

 

「はやてはああ言っているが、オレとしては少し手加減がほしいところだ。とりあえず、おっぱいに吸い付くのはやめてほしい。まだ子供なんだぞ、オレは……」(ミコト)

 

 

 

ミステール(♀)

4月27日生

一人称:わらわ

経歴:ミコトの「コマンド」によって生まれた"理の召喚体"、基本概念は「因果」で素体は「ジュエルシード・シリアルVI」、創造理念は「知の探究者」

所属:匿名民間団体「マスカレード」団員(指揮官補佐、兼通信士)

   「外付け魔法プロジェクト」メンバー

容姿:人型のときは狐耳と狐尻尾の巫女姿、アメジスト色の髪と瞳、「何か企んでそう」

身長:109cm

体重:「腕輪のときは100g前後じゃのう、呵呵っ」

成績:創造理念の影響で非常に貪欲に知識を吸収するため論理に強い、反面発想の柔軟性にやや難あり

身体能力:ほぼ能力全振りのため、せいぜいがミコトとどっこいどっこい

戦闘能力:現状あまり高くはないが、「やり方さえ理解すれば何でも出来る」ため成長の余地あり(但し本人に意欲はない)

特殊技能:

"理の召喚体"、装備型を基本とした不定形型

原因と結果を結ぶことで事象を引き起こせる(但し一意に決定される因果のみであり、複雑な現象を引き起こすには手間がかかる)

人物評:

ある意味「コマンド」の集大成とも言える、万能ツールのような召喚体。通常は人型で活動を行っているが、本来の姿はアメジスト色のブレスレット。

能力が魔導師が使う魔法に似ており、彼らの魔法を因果操作でエミュレートすることが可能。但し魔力を持っているわけではないので、魔力量が関係する魔法は据え置きの効果しかない。

最も特徴的な能力の使い方が「念話共有」と呼ばれる因果操作術であり、自身が中継点となることで非魔導師を含めた念話ネットワークを構築することが出来る。これによりミコト達の連携能力が飛躍的に向上した。

「風の翼の直系」を自称し、自身はエールの妹であると認識している。事実、全ての召喚体は彼の弟妹であり、その中で特に彼女がエールを尊敬しているということである。

「夜天の魔導書の修復」という大役を果たした後、ミコトの目指す完全な修復に向けて知識を吸収し続けている。もしかしたら、八神家の中で最もブレない存在かもしれない。

 

『自慢の妹ってところかな。あの子みたいに何でも出来る子が、一つのことしか出来ないボクを慕ってくれてるんだ。だったら、せめて"風"の分野ではあの子が誇れる兄でありたいよね』(エール)

 

「わたし達技術班も、ミステールちゃんとは一緒することが多いんだよ。知識量は確かに凄いんだけど、ちょっと頭が固いなーってときがあるかな。まだまだ経験が足りてないんだろうね」(はるか)

 

「夜天の魔導書を修復する要となってくれた。今の私があるのは、彼女がいたからこそだろう。我が主達と同じぐらい、彼女にも感謝をしている」(トゥーナ)

 

「何が凄いって、あの子って元々「はやてちゃんの足を治す」って目的で生み出されたんだよな。それなのに、足とは直接関係ない魔導書修復なんてことも出来ちゃうってのが、対応力高ぇよ」(ガイ)

 

「確かに優秀ではある。しかし彼女を近くで見ていると、また違った面も見えてくる。知識以外に対してはずぼらなところとかな。……どれだけ大人びていても、本当はまだまだ子供なのだろう」(ザフィーラ)

 

 

クロノ・ハラオウン(♂)

9月6日生(公式設定なし)

一人称:僕

経歴:ミッドチルダ・時空管理局士官学校卒業→武装局員→執務官

所属:時空管理局所有次元航行艦「アースラ」付執務官(一佐相当)

容姿:黒髪黒目、歳の割に身長が低いが生活習慣の改善で徐々に伸びてきた、「将来堅物になりそう」

身長:15歳春の時点で144.9cm

体重:42kg(バランスのとれた体格)

成績:秀才、一度覚えたことは決して忘れず、応用力も高い

身体能力:局員の中では高い部類だが、マスカレードの前衛と比べると何段か劣る

戦闘能力:魔導師の理想形の一つ、あらゆる状況に対応できる

特殊技能:

ストレージデバイス「S2U」マスター

ストレージデバイス「デュランダル」マスター

ミッド式魔法全般(近接、中距離、遠距離、防御、補助の全てが可能、特に捕獲魔法の練度が高い)

人物評:

ミコトを"目標とすべき好敵手"と定めている、時空管理局の割と偉い子。その立場を使って、ミコト達に依頼を斡旋する重要な役割を担っている。マスカレードと管理局の緩衝剤。

直接戦闘、指揮、交渉、デスクワークとあらゆる分野で高い能力を持つ努力家。その代わりプライベートはおざなりにしがちであり、そういう意味では不器用な少年である。

実は登場時点では(一応)原作と差異のないキャラクターであった。恭也の戦闘能力とミコトの交渉能力が異常に高かったため、「現地の民間人」ではなく「自警団体」として扱うことになり、あんな感じになった。

その後なんやかやで彼女達と行動をともにし、彼女の指揮官としての能力の高さに尊敬と憧れを抱き、彼女を目指すうちに淡い感情が芽生え始めた模様。

ライバル的立ち位置のユーノとは違って、まだはっきりとした感情には育っていない。それでもミコトとの波長は合っており、今後も友好的な関係を続けたいと心から願っている。

 

「確かに優秀ではある。しかし感情面でオレと似たような成長の遅さがあるな。あの立場になるまで、わき目も振らず走り続けたんだろう。そういう部分は共感できるかもしれないな」(ミコト)

 

「ミコちゃんを狙ってるかもしれない男の子やな。まーユーノ君と違って自分の気持ちにも気付いとらんみたいやし、まだ成長を見て楽しむ時期やろ。本気になったらどうするか分からんけど」(はやて)

 

「士官学校時代からの知り合いで、なんだかんだで付き合いが続いてる友人かなー。クロノ君は腐れ縁って言ってるけど。一応、ミコトちゃんとのことは応援してるよ。友達としてね」(エイミィ)

 

「クロノには時空管理局に勤めさせるんじゃなくて、普通の学生として学ばせるべきだったんじゃないかって、最近はよく思うわ。……ミコトさん達に当てられちゃったかしらね」(リンディ)

 

「敵だよ。色んな意味で。そりゃもちろん依頼の斡旋だとかで色々世話にはなってるけど、僕の心情としてはやっぱり敵だよ。……絶対、負けるもんか」(ユーノ)

 

 

 

リンディ・ハラオウン(♀)

6月26日(公式設定なし)

一人称:私

経歴:クライド・ハラオウンとの間にクロノを儲ける、その後夫が殉職し管理局員として復帰→現在は提督としてアースラ艦長を務める

所属:時空管理局所有次元航行艦「アースラ」艦長(階級は中将)

容姿:エメラルドグリーンの長い髪、クロノとは似ても似つかない温和な顔立ち、「見た目に騙されるべからず」

身長:156.5cm

体重:「知らなくていいこともあるんですよ?」

成績:天才タイプ、論理的な思考よりも直感の方が強い

身体能力:最盛期の8割程度、元々肉体派ではない

戦闘能力:実は結構高いが、どちらかというと補助向き(それでも武装局員平均よりは上)

特殊技能:

ミッド式防御魔法(艦船のシールドを身一つで発生させられるレベル)

ミッド式補助魔法全般(種類はユーノに及ばないが、彼にはない強力なものが多数含まれる)

ミッド式射撃魔法全般(状況に応じて複数種類の射撃魔法を使いこなす)

人物評:

女狐。もちろん穏やかな性格は本物であるのだが、犯罪者と戦う組織の重役であり魑魅魍魎が跳梁跋扈する管理局上層部にいる彼女が、ただの優しいおb……お姉さんなわけがない。

ミコトとは違った交渉能力を持ち、他者の感情を上手くコントロールして目的を達成するタイプ。ミコトと対峙したときは、彼女が徹底的に論理のみで交渉をしたため通用しなかった。

艦長という全体指揮を行う立場にいるため、前線に出ることはほぼない。それでも時空管理局の一員として、いつ戦場に立たされても大丈夫なようにトレーニングは欠かしていない。

クロノに比べて動きにくい立場の人間であり、あまり地球に顔を出せていない。一応、クロノが斡旋する依頼の絞り込みという形で、マスカレードとの関係は保っている。

将来有望な魔導師であるなのはやフェイト達よりも、ミコトのことを買っている人。クロノに頑張ってもらってミコトを義理の娘にしたいと思っている。

 

「上の方では腹黒だのなんだの言われてるらしいけど、それは腹黒どもを相手にしてるからそうなってるだけだ。プライベートでは優しい母さんだよ。それこそ何処にでもいるような、ね」(クロノ)

 

「クライド亡きあと、たった一人でクロノを育て上げた強い女性だ。……本当に素晴らしい人を娶ったものだよ、あいつは」(グレアム)

 

「わしらアースラクルーは、全員リンディ提督のお声掛けで乗船した。ふんぞり返ってるだけの頭でっかちとは違う「本物の提督」だ。クライド艦長もあの世で鼻が高いだろうな」(フェルディナント)

 

「あの人とはそんなに顔を合わせてないけど、何だか親近感が湧くのよね。いつかゆっくりお話をしたいものだわ」(桃子)

 

「そういえば、わたしのことを引き取るのがミコトじゃなくてリンディさんだったかもしれないんだって。クロノがわたしの処遇でごねたってミコトが言ってた。そうなってたら……どうなってたんだろうね」(フェイト)

 

 

 

エイミィ・リミエッタ(♀)

9月7日(公式設定なし)

一人称:わたし

経歴:ミッドチルダ・時空管理局士官学校卒業→管理局所属通信士→執務官補佐(通信士は継続)

所属:クロノ執務官付補佐官、時空管理局所有次元航行艦「アースラ」オペレータ

容姿:茶髪のショートカット、一目で明るい性格であることが分かるめりはりのある少女、「アースラ影の権力者」

身長:156.3cm

体重:「教えてあげてもいいけどねー」

成績:十分に優秀、特に情報処理能力が高く生粋のオペレータタイプ

身体能力:局員合格レベル(割とギリギリ)

戦闘能力:後方支援専門、魔法資質はなし

特殊技能:なし

人物評:

恐らく原作と比べて最も割を食った人物。提督夫人の地位が約束されてたのになぁ……。クロノへの感情が恋愛に変わる前だったので、精神的なダメージはなし。

クロノや他オペレータ、武装局員までをも弄る享楽家。刹那的というわけではなく、長い目で見た人付き合いの潤滑油であったり、他者へのアドバンテージだったりを考えての行動。そういうところがミコトと似ている。

非常に面倒見のいい性格であり、士官学校時代に気の合う友人だったクロノに何かと世話を焼き、その縁で執務官補佐まで務めている。ミコトとの出会いがなかったら恋愛感情に発展したのも頷ける話である。

リンディ同様あまり地球に赴くことがないが、そのコミュニケーション能力の高さで、アースラメンバーで最もマスカレードと友好的に接している人物。現地の友人もいる。

ミコトのことは単純に「可愛い女の子」として気に入っている。突出した能力面でなく人間性の方を強く見ているあたりが、彼女の性質をよく表している。

 

「ソワレが彼女のことを気に入ったのが、最初に目をやったきっかけだった。今ならソワレが気に入った理由がよく分かる。あれは、ある意味オレと同族だ」(ミコト)

 

「確かにミコトとエイミィは似ている部分を感じる。もしミコトがエイミィと同じぐらい感情を表に出したら、ほとんど同じになるんじゃないか。……ありえない話か」(クロノ)

 

「もしミコトさんと出会わなかったら、きっとクロノは、いつかエイミィに惹かれていたでしょうね。そのぐらい波長の合うコンビよ。それは今も変わらず、頼もしいクルーだわ」(リンディ)

 

「アースラスタッフには二つの不文律があります。一つは、リンディ提督のお茶には付き合うな。そしてもう一つが、リミエッタ補佐官を怒らせるな。彼女を怒らせて失脚した提督がいたらしいですよ」(ハーバート)

 

「管理世界の人だからあんまりこっちこれないけど、大事な友達の一人だよ。今度こっち来たら、一緒にショッピングとかしようねー」(美由希)

 

 

プレシア・テスタロッサ(♀)

12月18日生(公式設定なし)

一人称:私

経歴:ミッドの魔法学院卒業後、アレクトロ社専属の研究者として雇われる→「ヒュードラ」の事故で娘を失い辞職、その後表舞台からは姿を消す→「ジュエルシード事件」後、アースラ拘留中に死去、末期がんだった

所属:なし

容姿:何年経っても色艶を失わない妖しい黒髪、魔女と呼ぶにふさわしい妖艶な美女、「30代にしか見えないけど還暦」

身長:157.2cm

体重:「何を調べようとしているのかしら?(書置き)」

成績:紛れもない天才、但し才能故に一度思考のどつぼにはまると抜け出せない

身体能力:低い、生粋の研究者肌

戦闘能力:次元を超えて超威力の魔法を撃てる、遠距離戦なら敵なし

特殊技能:

条件付きSランク魔導師(魔力炉への接続)

ミッド式防御魔法

ミッド式補助魔法

ミッド式射撃魔法

ミッド式砲撃魔法

ミッド式広域攻撃魔法

ミッド式儀式魔法

(全て詳細は不明)

人物評:

全ての元凶。26年前に最愛の娘を失ってから、ミコトとジュエルシードが起こした偶然の奇跡に救われるまで、ずっと暗闇の中で狂っていた。その人生の最後に希望の光を見て、安らかな心で眠ることが出来た。

無印章での登場から現在に至るまで、ミコトに多大な影響を与え続けている「偉大な母」。やっていたことは犯罪だったが、その尊き母の愛にはリンディですら敬意を評している。

最後までフェイトのことを「娘」と感じることは出来なかったが、そんな自分に対しても変わらず「母」として接してくれた彼女に深い感謝を抱いた。最期の瞬間まで、娘と彼女の幸せを願っていた。

長い間自分が気付かなかったことに気付かせてくれたミコトに対して、次代の未来を見た。だからこそ彼女は大事な娘達を引き取ってもらう先として、リンディではなくミコトを選んだ。

実はこの世界線ではどうあがいても生き残ることは出来ず(準備期間が絶対的に足りない)、ミコトが与えた最期は紛れもない「最良の結果」であった。プレシアは生きている間に救いを感じることが出来たのだから。

 

「ミコトはママだけど、母さんは母さん。代わりの人なんていないよ。この先何があっても、わたしの母さんはプレシア・テスタロッサただ一人だよ」(フェイト)

 

「本当のとこ言えば、プレシアさんも助けたかったんだけどな。生きてるに越したことはないし。……だけどあんまし贅沢言って、何もかも台無しにするわけにはいかないだろ」(ガイ)

 

「……もしオレが、もっと医術について深く知ろうとしていれば、「コマンド」で彼女を助けられたかもしれない。それを選ばなかったのは他でもないオレなのだから、言っても詮なきことか」(ミコト)

 

「鬼婆、って思ってたんだけどね。今じゃそんなことちっとも思えないよ。フェイトに冷たく当たってたって事実は消えてないのにさ。おかしな話だよ……」(アルフ)

 

「変な話かもしれないけど、僕はプレシアさんに感謝しています。彼女が「ジュエルシード事件」を引き起こさなかったら、僕はミコトさんに出会えなかったんだから。……安らかに眠ってください」(ユーノ)

 

 

 

アリシア・T・八幡(♀)

5月5日生(フェイトと同じ、召喚体としての誕生日は5月4日)

一人称:わたし

経歴:ミコトの「コマンド」によって生まれた"命の召喚体"、基本概念は「命」で素体は「アリシア・テスタロッサの遺体」及び「ジュエルシード・シリアルI」、創造理念は「アリシア・テスタロッサそのもの」

所属:匿名民間団体「マスカレード」団員(拠点維持補佐、ブランのお手伝い)

   「外付け魔法プロジェクト」リーダー

容姿:フェイトと瓜二つの美少女、但し肉体年齢は彼女より3つほど下、「天真爛漫な女の子」

身長:1年生春の時点で115.1cm

体重:「おんなのこにそんなこときいちゃダメなんだよ!」

成績:母譲りの頭脳を持つ、0歳児にしてデバイス弄りのプロフェッショナル(但し国語だけは勘弁な)

身体能力:割と高い、特に体力が異常に高く(召喚体としての特性)、シグナムが根負けするまで逃げ続けられる

戦闘能力:なし

特殊技能:

"命の召喚体"、特殊な自律行動型(人間と同じように成長・代謝を行う)

ミッド式ストレージデバイスメンテナンス

ミッド式インテリジェントデバイスメンテナンス

ミッド式インスタントデバイス作成

ミッド式ストレージデバイス作成

ベルカ式アームドデバイスメンテナンス

ベルカ式ストレージデバイスメンテナンス

ベルカ式ユニゾンデバイスメンテナンス

人物評:

ミコトが与えた希望。アリシアの遺体とジュエルシードから生まれた新しい存在。アリシア本人ではないが、彼女の人格・記憶・経験を完全にコピーしている。

身体能力や魔法の才能についても(傷病が事実上発生しない点を除けば)元のアリシアと同じであり、「アリシアが歩むはずだった未来」という言い方も出来る。プレシアが救われた最大の要因である。

前述の通りアリシア本人ではないため、実質的には他の召喚体と同じく0歳スタート。一応5歳相当の肉体と精神を持っていたので、戸籍上ではそこからスタートさせている。これが「フェイトが姉」の根拠となっている。

世間知らずの姉とは違い、5歳まではしっかり生きたアリシアの記憶を持っているため、結構しっかり者。但し元5歳児ではあるので相応に幼く、言葉遣いもやや舌っ足らず。

ミコトの妹にして娘として生活し、はやてから「シアちゃん」というあだ名を与えられ、友人にも恵まれ、さらには「非魔導師でも魔法を使えるようにするプロジェクト」なんかも立ち上げ、充実した毎日を送っている。

 

「シアちゃんは凄いですよ。あの歳でとても頭がいいし、デバイスメンテナンスの腕は一流で通用するし。家族としても技師としても、なくてはならない存在です」(シャマル)

 

「わたしの方がおねえちゃんなのに。アリシアって、隙あらばおねえちゃんぶろうとするんだもん。ちゃんとおねえちゃんとして扱ってほしいよ」(フェイト)

 

「デバイスの先生で、年下の親友かなー。デバイスが絡んでも絡まなくても、シアちゃんって話が弾むんだよね。とってもいい子だよ」(はるか)

 

「うちの可愛い末っ子や。上の子達よりしっかりしとるけど、やっぱり小さな子供なんや。おねえちゃんたちがちゃーんと可愛がってやらなあかんのよ」(はやて)

 

「色々とイレギュラーではあったが、彼女も大切な「オレの子供」だ。フェイト達と同じだけ大切で、切り捨てることのできない大事な家族だ。……プレシア、あなたの娘達は健やかに育っているよ」(ミコト)




(設定資料なのに)長すぎィ!!

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