他のSSも勿論書いていくのでご心配なく!
プロローグ
「待ってくれ『 』!何故おんしが〝 〟から消えなければならないのだ!」
「駄目ですよ【 】
銀髪の女性―――【 】を姉様と呼ぶ闇夜を彷彿させるような黒髪を持った女性―――『 』が微笑む。
【 】は激しく首を横に振って『 』の腕を掴む。
「駄目だ駄目だ!そんな結末、この私が許さん!おんしは!『 』は!私の可愛い
「ふふ、ありがとうございます【 】姉様。最期に、姉様にそう言ってもらえて………私は幸せ者です」
フッと笑った『 』は【 】の手を振り払う。
「やめろ!やめてくれ!私は妹と離れたくない!私と共にこの世界で生きよう。おんしを失う辛さに比べれば、私は全世界を敵に回してでも妹を選ぶ!だから―――」
〝私の手を取ってくれ!〟と【 】は手を伸ばして魂の限り叫ぶ。
だが『 』は―――その手を握らなかった。
「ごめんなさい【 】姉様。その手は取れません。姉様を………不幸にしたくはありませんので」
「『 』ッ!!」
【 】は泣きそうな声で『 』の名を叫び、この場に留まらせようとする。
しかし『 』は【 】に背を向けて遠ざかっていき―――最期に振り返って別れを告げた。
「恐らくこれが最初で最期のお別れになると思います。………【 】姉様、今までお世話になりました。そして―――――さようなら………」
「待て!行くな『 』!『 』―――――ッ!!!」
【 】の叫びは
★★★★★★★★★★
ここは全てが黒に染まった闇の世界。
星の光もなければ太陽の輝きすらない。
そんな光が一切ない暗黒空間に、ポツリと一人の女性―――否、少女が身体を丸めて
「……………」
ふっと、少女は目を覚ました。長い眠りから。
少女は顔を上げる。だが背景が真っ暗な為、その少女がどんな姿をしているのか不明だ。
辛うじて
「………ん?」
少女が顔を上げたのとほぼ同時に、この暗黒空間に相応しくない光を放った何かが彼女の視界を
ソレはゆっくりと降下してきて最後には少女の眼前に
少女はそれが封書だと気がつき手に取る後ろを見る。
その
「太陽と黄金の旗印?〝クイーン・ハロウィン〟からということは―――〝箱庭〟からですか」
封書をよく見ると、その右端に『
極夜姫とは少女の名なのだろう。
〝極夜〟とは白夜の対極に位置する太陽の運行を指し、〝太陽が昇らない〟現象を意味する。
これの対極である〝白夜〟は〝太陽が沈まない〟現象を意味し、言葉通り〝極夜〟と〝白夜〟は正反対の現象だ。
極夜姫は封書を開けて中身を読む。
『お久し振り………とでも言うべきかしらね極夜姫。まあ、貴女の姉もとい白夜叉の方がとてもお世話になっているけれども。
コホン。それで今日これを貴女に届けたのは言うまでもないわね?箱庭に帰ってきてもらうわ。白夜叉のご褒美兼ねやってもらいたいことがあるから。
うふふ、勿論貴女に拒否権はないわ。この手紙を読んでしまっているのなら、ね?
今の貴女は白夜叉と同様に霊格が半分以下にまで落ちているもの。私の力には逆らえないでしょ?
それじゃあそういうことだから。後のことはよろしくね、極夜姫。
ああ、そうそう。見知らぬ子達も一緒に箱庭へ連れてくることになるけれども―――その子達のことをお願いね。
それじゃあ健闘を祈るわ』
最後の意味深な言葉に小首を傾げた極夜姫は―――突如暗黒空間を支配した
★★★★★★★★★★
「わっ」
「きゃ!」
「……………はい?」
四人の視界は間を置かずに開け、気がついた時には上空4000メートルほどの位置から急降下を開始していた。
極夜姫以外の三人は同様の感想を抱き、口にする。
「ど………何処だここ!?」
眼前に広がるのは彼ら三人には見た事のない風景で完全無欠に異世界だった。
しかし、この世界をこの四人の中で唯一知る極夜姫だけは、別の言葉を口にしていた。
「………まさかもう一度箱庭に帰って来れるなんて思いもしませんでしたよ。ふふ、待っていてくださいね。今すぐ会いに行きます―――
そう呟き笑った極夜姫は、空を飛べることすら忘れて他の三人と猫一匹と共に湖に落下したのだった。
オリ主の容姿は次回の話に書きます。決して後書きに書いてしまおうなどとはしないのですよ!
そしてよくよく考えてみたら、このSSは老婆と老婆の百合作品になってしまいますね…美少女だから問題ないですよね!?←