魔法先生ネギま!~消えたもう一人の御子~   作:香坂美幸希

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時間を空けずに投稿出来ました。どうぞ


11時間目「鍛練」

期末テストも終わり2年生も残りわずかになった頃

放課後 女子寮の近くにポツンと佇む桜の下

私と姉さんは木刀を握り素振りしていた

 

「剣の鍛練はどうですか?慣れてきましたか?」

 

「バカ言わないでよ。まだ一ヶ月も経って無いのよ?慣れる訳無いじゃない」

 

「それでも、元々体を動かすのは得意みたいですね、お姫様の時はそうでも無かったんですよ?」

 

「うそでしょ!?私の覚えてる限りだと最初から出来てたわよ、覚えられなかったけど・・・」

 

素振りはただの練習として体を動かすための基礎作り。色々ハイスペックみたいだけどやはり一般人より少し動ける程度。

振れなくなるギリギリまでやってから本番。

 

「じゃあ、今日はこのくらいにして、能力強化していきましょう。」

 

「ふぅ・・わかった。今のところ認識出来て動かすところまで行ったから今日はどうするの?」

 

「一歩進んで、能力の強度の確認と纏うところまで行きましょう」

 

「まとう?」

 

「はい、胸のうちにある力を体全体に行き渡らせます。それだけで消す強さが跳上がりますから。

実際に試してみましょう。・・・これにそのまま触れて下さい」

 

そういって私は気で作った球体を手の上に作り出し姉さんに差し出す。」

 

「これは?」

 

「能力効果範囲にある物質、気弾、遠当てと呼ばれるものです。姉さんが触れると弾けるように消えるはずです」

 

そう言った私を怪しむように視線を寄越しつつ、指先で触れた

 

「・・・全然消えないんですけど。嘘吐いてるんじゃないの?」

 

「怪しんでるからでしょう?その能力は能力者が意識しないと害の有るものしか無効化しません。でないと治癒が受けられないでしょう?

さあ、拒絶するように意識してください。口に出すのもアリですよ?」

 

「・・・・・・拒絶?・・・む!?・・・無効化! ッ!! キャア!!??」

 

パァンと風船が割れるような音が鳴りましたね、と言うか・・・

 

「なんで拒絶で割れないんですか・・・?意味わかります?この間問題に出しましたよ?」

「ううぅぅうっさい!分かってるわよ!断ること!嫌だといって受け付けないことでしょう!?こんな小っさい玉に触って何を断れば良いのよ!?」

 

「はぁ・・・今自分で言ったじゃないですか。受け付けないこと。私たちは受け付けようとしなければ魔法の大半を受けないんです。例え見えていなくても害のあるものは受け付けません。見えているのなら尚更に!何回も同じ説明させないで下さい。4回めですよ?」

 

「うっ!・・・悪かったわね、覚えが悪くて。」

 

「それはもう諦めました。封印がもう少し緩むのを気長に待ちます。それで、成功しましたが何か感想とか有りますか?」

 

「そうね、思っていたよりもビックリした事かな?それで、能力を意識してやるとどうなるの?」

 

「さっきよりも強く破裂します。さ、試しましょう。昨日やったように胸の力を手まで移動させて下さい」

 

「うん、わかったわ。」

 

今度は目を瞑り静かに集中しながら右手を前に出す

 

「よし!行けるわよ!」

 

掛け声を聞いた私は先程と同じものを作り右手に触れさせた

 

バシィィン!!!

「キャァ!? なによこれ!全然違うじゃない!?」

 

「言ったでしょう?跳上がるって、これを何時でも、瞬時に、長時間出来るようにこれからは訓練します。最低一時間は維持できるようにしましょう。それじゃあ、次は「コラぁぁぁぁ!!!!何をしている!?」ん?」

 

少し遠くから生活指導教諭の新田先生が走ってきた

これって怒られたりするのかな?部活動に入ってないのに木刀持ってるし

 

「ゲッ 鬼の新田じゃん・・・最悪」

 

「どうも、新田先生。こんにちは。どうかしましたか?」

 

「君たちはA組の神楽坂さんと風鳴さんか、こんなところで木刀を持って何をしているのかね?」

 

「はい、私たちは護身術の一つとして木刀で素振りをしていました。女ですから痴漢や暴漢が怖いですし、一つの運動としても行っていることです。何か悪いところが有りましたか?」

 

「ああ、そうか君は年末に転校してきたばかりか。麻帆良学園生は基本的には部活動生以外の木刀や弓等の危険物は持ち歩いてはいけないんだ。だから、今みたいに体を動かしたいなら部活動に参加してそれぞれにあった場所で行いなさい。今回は優等生であり転校して時間も経ってない君だから不問にするが、次からは確りと処分を下すからな。」

 

「確認不足で申し訳ありません。お手数をお掛けしました。次からは部活動に参加してからさせていただきます。ご指導ありがとうございます。」

 

「うむ。わかれば良いんだ。生徒皆が君のように一度の注意でわかってくれれば良いのだがな・・・」

 

「ありがとうございます。では、寮に帰らせていただきます。失礼します。」

 

「し、失礼します」

 

「うむ、ここから近いとはいえ気を付けて帰りなさい。」

 

・・・・・・新田先生に背を向け歩きだし、会話が聞こえないだろう位置まで来て私は口を開く

 

「そう言う規則があるんなら教えておいて欲しかったんですが?」

「しょ、仕様が無いでしょ、私も知らなかったのよ!」

「はぁ、練習場所無くなりましたね。」

「そうね、能力は室内で出来るからまだマシだけど剣術がね・・・」

 

小声で二人して早口で現状の確認を済ましたところで今後をどうするかと言う問題にぶち当たる。

お互いそれ以降喋らず寮の入り口にたどり着いた

 

「部活に参加か、武道系の部活は参加したくないんですよねぇ・・・」

 

「あれ、てっきり剣道部に参加させてもらうのかと思ってた。武道の何がダメなの?」

 

「ダメじゃないです。ただ、私の剣と彼らの剣が相容れないだけです。

剣道とは元より剣を振るために体を鍛え、技を磨き、心を沈める。文字通り『剣を振るための道』を指します。

それに引き換え私の剣は剣術です。『剣を以て相手を制す術』を磨く。それ以上でもそれ以下でも有りません」

 

「ううぅ~ん・・・こんがらがってきたわ」

 

「簡単に言うなら相手と高め合う剣道と相手を殺す剣術。大雑把ですがそう言う認識で良いかと」

 

「なるほどね。何となくわかったわ。それじゃどうするの?部活でも作る気?」

 

「作る?そうか、その手があったか!」

 

「え?なになに?どうするの?」

 

そうだ、剣道に所属しないなら作るしかない。でも、部活は200近くあったはず。内訳は詳しくないけど剣術部とかあるなら少し気にな・・いや、刹那さんが所属して無い時点でお察しか・・・、なら取り合えず情報収集しなくちゃ、序でに強者の情報も知りたいかな、こっちに来てから自己鍛練しかしてないから鈍ってるかもしれないし・・・良し!

 

「姉さん!」

 

「きゃあ!ビックリした・・・何?」

 

「和美さんってたくさん情報持ってたりしますか?」

 

「はっ?」

 

 

取り合えずの目標は

・部活動の建設

・麻帆良学園内での強者と試合

これを達成出来るようにしていくために先ずは情報屋を探さなきゃ!

 

 

 




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