魔法先生ネギま!~消えたもう一人の御子~   作:香坂美幸希

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気になった作品を読んでいたら続きを投稿していなかった
申し訳有りません


14時間目「入浴」

剣道場からの帰り道、刹那さんと並んで寮まで帰る途中

 

「今日はありがとうございました。色々と付き合って貰ってしまって」

 

「いえ、気にしないでください。剣道部に顔を出すよりも瑞樹さんと鍛練した方が私の成長にもなります」

 

「そう言って貰えると助かります。後は二人集めなければ行けませんが名前だけ貸してもらうなら宛はありますし、まぁ何とかなるでしょう」

 

「宛が?長谷川さんは頼むと思いますが他には何方が?」

 

「このかさん」

 

「ッ!?」

 

「私としては護衛術の一環として参加して欲しいところですけどね」

 

「お嬢様は巻き込まないでください!!」

 

「私が巻き込む訳じゃ無いです。既に巻き込まれているんです。裏側から」

 

「ッそれをお護りするのが私の役目です!お嬢様にその様な事など・・・ッ!?」

刹那さんが言い切る前に私は腰に指していた木刀で刹那さんの首もとへ横薙ぎで寸止めする

 

「その有り様で誰かを護れるお心算で?」

 

「それは・・・」

 

木刀を腰に戻し刹那さんの正面で相対し、忠告する

 

「満足に自身すら守れない人間に誰かを護る資格など有りはしない。あ、人ですら無かったですかね?」

 

「ッ!!・・・何を言って」

「純粋な人間とは違って妖の気配が僅かにする。一般的な烏族とは違っている様ですが」

 

言い切ったと同時に刹那さんは私に斬り掛かって来た。それを木刀で側面を叩き地面まで逸らし足で押さえつける。

 

「髪は地毛では有りませんね?瞳の色も良く見れば」

「黙れ!!!!!」

「・・・・・・。もうそろそろ分かるでしょう?今の貴方では私相手に一本取ることすら難しい事くらい。」

 

足を退けて1歩退る

 

「・・・」

 

「貴方にどんな理由があるのか知りませんが護衛を根本的に間違えている」

 

「ッ!何を分かった口を!」

「ならば何故、貴方は今、この場所に居るのですか?」

「それは貴方が!」

「貴方が真に護衛足り得るのならばこの場に一人足りないのではないでしょうか?」

 

「・・・あっ」

 

「影から見守り対象に気づかれず護衛するのなら片時も目を離してはいけないでしょう。対象の隣に立ち、眼前で護るのならこの場所に対象がいない。」

 

「・・・ッ!!」

 

「貴方が真に行うべきは隣に立ち護る事だった。何故なら既に対象には気づかれ突き放した結果悲しんでいるのですから」

 

「・・・それは・・・・・・」

 

「ねえ、刹那さん」

 

呼び掛けると私は刹那さんの両肩に手を置く

 

「このかさんと親密になれとは言わない。友達になれとも言わない。でも、隣に立たせて貰えとは言う。だって護衛対象と友達だったのでしょう?友達が急に遊んでくれない、話もしてくれないじゃ不安になってしまうじゃない。私が何かしたのかな?悪いこと言ったのかなって、本来しなくていい心配までかけて。そんな思いまでさせないと護衛なんてしたくないの?」

 

「違うッ!私はお嬢様に心配掛けない様影から・・・」

「それが心配の元になってるって何故気づかないの!!」

「ッ!?」

 

「どんな過去があったのか私は知らないし知りたくも無いけど、貴方が抱えてる悩みを話して嫌うような人じゃ無いでしょう!?」

 

「それは・・・」

 

「話せばいいでしょ?伝えられないなら謝ればいい。でも、理由を説明する前から離れると、このかさんが辛いじゃない・・・。貴方がこのかさんを傷つけてどうするのよ」

 

「・・・・・・申し訳・・・有りません・・・」

 

「なんで私に謝るの。謝る相手が違うでしょ?」

 

「・・・そうですね、ですが少し時間をください。今の私では・・・」

 

「・・・刹那さん、京都の出身でしたよね?元の方言はこのかさんと同じものですか?」

 

「え?あ、はい。小さい頃、一緒にいた頃は方言で話してました」

 

「だったら、このかさんと離すときは昔の話し方にした方が良いかもしれません。あくまでも、本心を語るのなら・・・ね?」

 

「・・・はい!」

 

「それじゃ私は少し寄る所があるから。また明日」

 

「はい、お疲れさまです」

 

そう挨拶を交わして刹那さんと別れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ち・・・あ~~、ただいま帰りました」

寮に帰ると張り紙が張ってあった。

 

[配信中]

 

「ちうさん、入っても宜しいですか?」

 

「は~い!そこでちょ~っとだけ待ってて欲しいぴょん!」

 

返事だけ返し玄関に引き返した2、3分待っているとリビングから千雨さんが出てきた

 

「ミズキちゃん、今日はお風呂でぇ個人名をぜぇっったいに出さないで欲しいぴょん!ファンの皆にお礼の一環としてぇミズキちゃんの入浴シーンを音声だけプレゼントしたいんだぴょん!いいかな?」

 

「ええ、構いません。映像でも全然構いませんが?」

 

「うんそれ垢BANしちゃう。と言うわけで気を付けるぴょん!」

 

あ、行っちゃった・・・。まあいいか、お風呂入ろ

 

部屋に付いてあるお風呂の脱衣所にタオルが有るのを確認してから服を脱ぐ

あ、キャップの付いたカメラがある、録音用か

 

「あ、このカメラで録音するんだ。マイクじゃなくて。キャップ外したら怒られるしちょっと注意しとこ」

 

カメラを端に寄せてから髪と体をしっかりと洗う

「というか何で私の入浴シーンなんか録音するんだろ、ちうさんのでも良いような気がするんだけどなぁ、ちうさんのサイトなんだし。もしかして既にやってるとか?新鮮味が無いから私を使ったとか?・・・寧ろ自分が嫌だったからとか・・・いや、邪推は止めよう」

 

体に付いた泡を洗い流し浴槽に入る

「ふぅ~。やっぱりお風呂は良いねぇ・・・・・・今のおっさん臭いとか言われそう。まぁ母様も言ってたし、いいと言うことにしましょう。

 

 

~~~~♪~~~♪

~~♪♪

 

 

よし、今日も喉の調子オッケー!さて、上がるとしますか。それでは皆さん、またお会いしましょう!」

 

そのまま風呂場を後にした




sideちう

『それでは皆さん、またお会いしましょう!』

パソコンから現在入浴中の瑞樹の声が流れている。カメラを置いているのはリアルタイムで音声を配信しているからだ

「それにしても、危なかったぴょん。カメラを気にした瞬間キャップを外すかと思って慌てて動画を消す準備をしたぴょん。」

パソコンの画面には同じく危機を察知したファンの人たちがコメントをいっぱい流してる。
ガチャ
「ふぅ~、さっぱりしました。ちうさん、カメラは置いてて良かったですか?」

「あ、ミズキちゃん、だいじょ・・ぶ・・・服を着なさい!!!!」
あ、ありえない。体にタオルを巻いただけの姿で配信中に入り込んでくるとは
私は急いでカメラを倒してミズキちゃんを隠す

「服って、こっちの部屋に取りに行こうとして、ちうさんから追い出されたから何も持ってないよ?」

「だったら呼んでよ!わざわざその格好で配信中に来なくても良かったでしょう!?」

「あ、配信中なの忘れてた」

「ふぁああああああああ!!!!!」

どたばたしながら服を着せて配信に戻ったけど警告来たら絶対許さない!


                 ~完~








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