時間がないからと甘えて執筆作業を怠った結果こんな時期の投稿。
これからはもう少し書くペースも増えてくると思います。(たぶん)
とりあえず、(もともと大してうまくなかったけど)リハビリで…
〈このクラスで英語を担当することになりました。よろしくお願いします〉
〈京都なんてボク初めてで緊張しちゃいます!〉
〈アスナさんに酷い事して君は絶対に許さない!〉
〈エヴァンジェリンさん!ボクに魔法を教えてください!〉
〈コタロー君、一緒に行こう!〉
〈あなたがボクの故郷を襲ったんですか…ッ〉
〈これが学園祭…すごいお祭り騒ぎですね…〉
〈超さん、僕と一緒にマギステル・マギを目指しませんか?〉
〈フェイト・アーウェルンクス!何故此処にっ!〉
〈亜子さんたちを助けるにはこれに勝てばいい…そうだよね〉
〈ボクはあいつと友達になりたいんだ…〉
〈魔法世界の崩壊を止めるプランがボクにはある!〉
〈この一年間、いろんなことがありましたね…〉
〈あちらでも…元気に過ごしてください……。〉
麻帆良学園女子中等部エリア 女子寮
「……今の夢は、いったい………。」
朝 日が昇り始める頃
不思議な夢を見た瑞樹は少し考え事をしながら布団から出る
「考えても無駄か…。夢の内容は殆ど覚えてないし…。
ただ、Fが居た…。私と会ったばかりの頃の顔つきで、少年と対峙していた。あの夢は私の存在しない世界の……。
ばかばかしい、そんな世界があっても私は現にここにいる。それもただの夢、気にすることなど何もないじゃない。」
そう呟いた瑞樹は道着に着替え朝練の準備をした後部屋を出る。
「ふっ、ふっ、ふっ」
この生活にも慣れてきた、練習量も昔より多いしまた質を上げていこうかな。
そういえば、今日からだったかな、新しい先生が来るのは…。多分和美さんがまたトトカルチョでもやってるだろうし子供先生に賭けてみよう。夢の内容だってそれで本当か確認できるはずだし。
朝の鍛錬を終えた瑞樹は部屋に戻り朝ごはんの支度を始め、もうそろそろ出来上がる頃同じ寮に住む長谷川千雨が起きてきた。
「…おはよう、ミズキ。」
「おはよう、千雨さん。昨日は遅くまで何やってたの?」
「お前と配信した後はネットゲームをしてたんだ、あんまりログインしてないけどな。」
「学校生活に無理のないようにね、趣味だから特に言わないけど。」
二人で食事をとったあとは学校の支度をし、三十分の余裕を持って寮を出て学校へと向かう。
「おはようございます。和美さんいますか?」
「はいはーい、ご指名ありがとうございまーす。それで、どうしたの?」
「いえ、和美さんの事ですから今日来る新しい先生のトトカルチョでもしてるのではないかと思いましてね。」
「おい、そんな理由でいつもより早く来たのか?もう少しゆっくりしたかったんだが?」
「千雨さんも賭けてみる?いつも傍観ばかりでしょ。参加してみるのも仲良くなれると思うよ。地味で目立ってないんだから。」
「余計な御世話だ!」
瑞樹と千雨は傍目から見るといちゃいちゃしてるようにしか映らないことに気付かずじゃれ合っている。
「いちゃいちゃするのは良いけど余所でやんない?」
「してねーから!!」
「すみません、それでやってますか?」
「うん、やってるよ。倍率は51以上が3、41から50が2、31から40が2,5、20から30が3、20未満が5だよ」
「そうですね、桜子さんはどこに賭けてますか?彼女最近後が無さそうでしたが…」
「桜子?十口最高倍率に賭けていったよ。すごい顔で。」
「やっぱり、では私もそこにしようかな。和美さん、今のところ払い出しは何枚まで行けますか?」
「え?えーっと手持ちが三百ちょっとと最高倍率以外の収支になると350強だね。」
「じゃあ少し、無茶してみようかな。」
その言葉とともに出された食券の数に話を聞いていたクラスメイト達の目が点になる。
『『……えっ?』』
「最高倍率一点買い百口。良いですよね?上限はないのですから」
そう言って和美に十枚の束を十個手渡した
「ちょ…ちょっと待って。私、払い戻せるの350強って言ったよね?これ確実に超えるよね?」
「はい♪超えますね。」
「そこは70にしてくれるんじゃないの?」
「自信のある勝負にベットが小さいのは嫌いですから♪」
「もしあたった場合私払えないんだけど…」
「体でもいいですよ?その時は可愛がってあげます。」
「あ……いやぁ…それはちょっと…」
「それでは頑張ってください、返済は今月まで待ちますから。」
「は、外れれば、問題、ないし…」
「ニコッ(外すかもでこんな大口賭けるわけないよね?私は和美さんの困ってる顔が見たいからこうやってるんだよ?ほら、一思いに体を差し出してみてくださいよ、一晩200枚減でいいですから、ほら)」
「ほ、本日のベット終了~。私は少~し用事が出来たからちょ~っと出てくるね。それじゃ結果をお楽しみに~」
そういうや否や教室からすごい勢いで飛び出していった。
「…どこにそんな枚数持ってたんだよ」
「ほら、少しづつかけてたじゃない?基本的に最高倍率しか賭けてこなかったからあれだけの枚数あったんだ、まだ53枚残ってるし。」
「当たっても使いきれないだろ?」
「もちろんこのクラスのみんなとJOJO苑に行くに決まってるじゃない。全員分出してもまだ余るしね。」
『『ミズキ(ちゃん)大好きー!!』』
「はっはっはー、良きに計らえー。」
キーンコーンカーンコーン
「あ、朝礼のチャイムだ。」
「アスナと木乃香、朝倉がまだ戻ってないよ?」
「先生来たらヤバいんじゃない?」
ガラッ
「あーっもう!ひどい目にあったじゃない!」
「まぁまぁ、明日菜。小さい子なんやから許してあげな、いかんえ」
「そうは言うけど…あたしガキは嫌いなのよ…。」
話に上がったアスナと木乃香が教室に入ってきた。
「おはよう、姉さん。今日も遅かったね。寝坊じゃないみたいだけど」
「あ、ミズキ、おはよ。そうだ聞いてよ!今日来る途中変なガキにドギツイ失恋の相が出てるって言われたのよ!?失礼でしょう!?」
「え?あ~、ゴメン。ノーコメントで。」
「え!?ミズキもそう言うの!?」
「私も軽い占いは出来るけど…ちょっと結果は言えないかなぁ…」
「その言葉が結果を物語ってるって気づきなさいよ!!」
「じゃあ、正直に全部言っていいの?」
「え?…あ、うん」
「恋愛面としては絶望的だね、今まで見たことがないくらいに。あちらがたは姉さんの事は女の子というより娘や親友の大切な人みたいな見方してるから期待しないで別の人に切り替えた方がお得だね。オススメはダンディな人より同年代から年下のほうがイイかも。それに姉さんは引っ張られるより引っ張るタイプだと思われるから奥手な人のほうが恋愛には向いてると思うよ。結論タカミチさんは諦めなさい。」
「ぐはぁっ!!」
「…言いづらい事ずばずば言うんやなぁ、瑞樹は…」
「気を使っても姉さんの為にならないからね。」
アスナを一刀両断した瑞樹はケロっとした顔で言葉を零したあとこそっと和美は席に着いていた。
「あ、超さん。肉まん売ってますか?」
「おー、ミズキ。売てるネ。いくつ買うカ?」
「三つでお願いします。」
「あいあい、わかたヨ」
超さんから買った肉まんを高速で消化しているとチャイムがまた鳴り、朝礼開始の合図とともに全員が席に着く。そして扉に近づく気配が二つ。
ガラッ
(あれ?そういえば鳴滝姉妹がトラップしかけてなかったかな?子供先生だった場合気づくかどうかも怪しい…間に合え!?)
トラップの存在に気付いた瑞樹は持っていたペンを高速で投げ、ベッタベタな黒板消しトラップを未然に防ぐ。そうすることによって魔法使いが普段使っている障壁の存在を思い出させ、魔法のない場所の自覚を持ってもらいたかった。
結果が功を奏したのか障壁の気配は消え、その後のトラップは全てかかってくれた。
(これで魔法の存在は気づかれないだろう。気が気じゃないよ、まったく…)
かかったトラップの主を見つけたクラスメイト達は一斉に黄色い声を上げた
『『キャー、可愛い!!!』』
そんな中ちらりと瑞樹が和美を見やると顔面蒼白にしながら遠くを見つめているのを確認しつつ誰にも聞き取れないほどの小さな声を呟く
「このクラスはこれがデフォルトだから早く慣れなさい。私も長く時間がかかったから。」
そう小さく零すころには明日菜と委員長のキャットファイトが始まりいつも通りの空気へと持ち込まれた。
「今回はここまでみたいな空気出してないで止めてこい。ガチユリクソビッチ」
「そこまでいう!?ひどくない!?まだ実害出してないはずなんだけど!!?」
「まだとか言ってる時点で終わりなのを気づけ、バカ」
「ちぇー。行ってきまーす」
重い足取りで教卓の前まで行き、瑞樹は問題児二人に話しかけた。
「はぁい、お二人さん。いい加減にしないと先生にあることないこと吹き込んで外に出られなくしてあげるよ。」
「「っ!!!……はい。」
「お待たせしました。お話の続きをどうぞ。」
しょうもない喧嘩を止めるのは日常茶飯事となってしまったのか二人はピタリとケンカをやめ、おとなしく席に着いた
「あ、ありがとうございます。えっと…風鳴さん」
「はい。
似たようなことがあったら呼んでくださいね。止めに来ますから。」
そう言って席まで帰るミズキに周りが茶化し始めたがノリ良く返して着席した。
「初めまして、このクラスで英語を担当することになりましたネギ・スプリングフィールドです。よろしくお願いします。」
そうして自己紹介やその他が終わり通常授業に戻って行った。
「やっぱり、これから波乱が待ち受けるのだろうか………。
そしたらまた会えるかな。夢に見たあの子になって…。だってあの子はFの記憶や経験を継いでるみたいだものね…。」