救世主の贖罪   作:Yama@0083

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すいません、めっっっっっちゃ遅れましたぁぁぁぁ!!!ちょっと旅行に行ってまして・・・読者の皆様、申し訳有りませんでした。


9. 騒動の後 〜0 to 1〜

レーヴェの下に向かったリボンズは、彼女から質問を受けていた。その場には彼の教え子であるラウラと、何故か千冬も同席していた。

「まあ、聞きたい事はそれなりにあるが・・・まず一つ聞かせて貰おう。あのISはなんだ?ビーム兵器を搭載している事は、まあ光学兵器試験機とすれば問題は無い。だが、圧倒的な加速と言い、あの粒子と言い・・・謎が多すぎる。一体誰が製造した?」

その言葉に、ラウラは確かにそうだ、と感じた。

(教官のあのIS・・・第二世代型にしては性能が良すぎる。正直、もう第三世代と言っても良い程だ。では、どこからあれほどの性能が・・・)

リボンズは少し考え、そして口を開いた。

「そうだね・・・まあ教えても問題は無いだろう。まず、このIS・・・0ガンダムを造ったのは、篠ノ之 束本人さ。」

「「何だと(ですって)!?」」

「やはりそうか・・・」

篠ノ之 束。その名前にレーヴェとラウラは驚き、そう予想していた千冬はため息をついた。

「おや、君は感付いていたのかい?織斑 千冬。」

「ああ、あんな機体を作り出す事が可能なのは実質アイツだけだからな。」

「確かにね。さて、君達の認識では、この機体は『ビーム兵器の搭載を目的とした試作機』。こんな感じだろう?」

その問いかけに、全員が静かに頷いた。

「だが、それだけの目的にしては性能が高すぎる。いったいどこからあれ程の力が出るのか・・・今から、それについて説明するよ。」

彼は0ガンダムの情報が記載された資料を取り出した。

「この0ガンダムは、ただのビーム兵器搭載機ではないのさ。これは彼女が発見した特殊な粒子『GN粒子』の使用を目的とした試作機だ。ビーム兵器はその副産物にすぎない。」

GN粒子。その言葉にレーヴェは納得した様に頷いた。

「成程、あの緑色の粒子はそれだったのか・・・その粒子にはどんな効果がある?」

「主に機体の制御や電波妨害、装甲の耐久力の上昇。僕がモンド・グロッソ会場に現れた時、電波障害が起きたでしょう?」

「確かに、あの時だけ通信機器が使用できない事態に陥っていたが・・・その粒子が原因か。という事は、ビーム兵器もその粒子の恩恵なのか。」

「ええ。GN粒子を圧縮する事で、ビーム兵器に転用する事が可能です。」

「そうなのか・・・では、あの爆発的な加速はなんなんだ?」

「『トランザム』。それがあの加速・・・正しくはシステムの名称です。機体内部に蓄積された高濃度の圧縮粒子を全面的に開放する事で、機体スペックを3倍にまで引き上げる事が可能。しかし使用後は機体性能が著しく下がる、諸刃の剣と言える機能です。」

一通り説明した所で、千冬がリボンズに問いかけた。

「・・・その機体の事は分かった。そのGN粒子とやらもなんとなくだが理解はした。だが、それを踏まえて貴様に聞きたい。貴様は・・・いや、貴様等はその粒子を発生させるコーン型のスラスターを量産し、世界にばらまく気でいるのか?」

リボンズは少し考え、こう言い放った。

「いや、これはとても危険な物だ。もし彼女がそれをしようとすれば、僕がそれを阻止しよう。だが、僕達が使用する分には目を瞑ってほしいな。」

千冬はしばらく疑惑の目で彼を見つめていたが、やがて緊張を解き表情を和らげた。

「そうか、それなら別に構わない。ただ、一つ条件・・・と言うより頼みがある。」

「内容によるね。」

「束を・・・宜しく頼む。どうやら、お前には心を許している様だからな。」

「その位の事なら構わないよ。まあ、こちらは彼女に世話になっている身だしね。それ位承知の上さ。」

「ははは・・・また借りが増えてしまったな。」

「フ、お互い様さ。だが・・・彼女の相手はかなり疲れるけどね。」

あからさまに疲れの色を見せるリボンズに、千冬は苦笑するしかなかった。

「そういえば・・・教官。機体の方は大丈夫なのですか?」

「いや、トランザムの際の負担で装甲が全体的に破損している。しかも右腕が吹き飛んだから、かなりの間修理しないといけないだろうね。」

それを聞いたラウラは突然リボンズに顔を下げた。

「・・・申し訳ありません。私がミサイルの接近に気がついていれば・・・」

「君が謝ることはないさ。元々あれは、僕が多弾頭ミサイルが紛れていると予測出来なかったから起きた事故だ。君の非ではない。」

「しかし・・・」

「それよりも、君は幾つのミサイルを墜としたんだい?」

「・・・10です。勝手ながら、教官が撃ち漏らしたミサイル以外も狙ってしまいました。」

彼女は、勝手な行動をした事を咎められると思った。しかし、彼が発した言葉は真逆だった。

「10か、中々上出来じゃないか。それに、君は射撃の腕はあるんだ。別にどんどん撃って貰っても構わなかったんだよ?とにかく、良くやったね。賞賛に値するよ。」

リボンズからの思わぬ賞賛の言葉に、ラウラは嬉しそうに顔を綻ばせた。

「ありがとうございます・・・教官。」

 

 

 

 

少しして、彼等の下に一人の隊員が訪れた。

「隊長、それにリボンズ教官に織斑教官。お話中に失礼します。先程のミサイルがどこから飛来して来たのか判明しました。」

その報告に、レーヴェが応じた。

「そうか、ご苦労だったな。して、どこからの攻撃だった?」

「アメリカです。そして問い合わせた所、何やら迎撃システムが何者かにハッキングされた模様。その際のモニターの様子が送られていますので、ご覧下さい。」

隊員が端末を操作すると、壁のディスプレイに一つの写真が現れた。その写真には、ウサギがミサイルを発射している絵が写し出されていた。そのウサギに彼は見覚えがあった。彼が千冬を見ると、千冬も苦虫を噛み潰した様な顔をしている。

「・・・すまない。連絡をしないといけない相手がいたのでね、僕は失礼するよ。」

そう言って彼は部屋を出て、少し離れた場所で端末を操作し、電話をかけた。相手は・・・束だ。

 

 

「やあ、束かい?君に聞きたい事が「はろはろー!皆のアイドルぷりてぃきゃわたん束さn」すまない、どうやら人違いだった様だ。じゃあ失礼するよ。」

「切らないで!ちゃんと聞くからお願い切らないでリっくん!」

「・・・なら最初から真面目にしたらどうだい・・・まあいいさ。今回は少し聞きたい事があってね。今日、シュバルツェ・ハーゼ隊の訓練場に大量のミサイルが飛来してきた。僕や織斑教官達がそれを迎撃したよ。」

「そっか〜、大丈夫だった?」

「ああ。別に負傷はしていないさ。ところで、そのミサイルを撃ったアメリカ軍は、どうやら何者かに迎撃システムをハッキングされ、遠隔操作されたと主張している。まあ、実際にウィルスが侵入した形跡があったから嘘ではないだろう。それで、今回誰がこの事件を起こしたのかだけど・・・」

リボンズは束の端末に先程見た写真を送った。

「このウサギ・・・これは君だろう?」

束はしばらく沈黙し、やがて口を開いた。

「あちゃー・・・やっぱりリっくんにはお見通しか。うん。私がハッキングしたよー。」

「やはりか・・・まあ、別にそれで責めはしないさ。問題は何が目的であんな事をしたかだ。君は何故、あの様な事をしたんだい?」

彼の口調には、若干怒気が含まれていた。

「怒らないでよー、別に無意味にやった訳じゃないよ。束さんなりのちゃーんとした理由があるのだよ!」

「ほう、なら説明してくれないかい?」

「リっくんの0ガンダムに搭載されていた、あのシステム・・・トランザムだっけ?あれを発動させるためだよ。」

「トランザムを?何故だい?」

「あのシステム、固くロックされててね。私の天才的な頭脳をもってしても解明する事が出来なかったんだ。なら、もう強制的にロックを解除させよっかなーって・・・」

「・・・成程、本当は今すぐにでも君にビームガンを撃ち込みたいところだけど、まあ怪我人も出なかったし良しとするよ。だが、一つ条件がある。」

「ありがとリっくん!もうハグハグしたいよ!で、条件って何?」

「今から機体のデータを送るから、それを僕が帰ってくるまでに完成させておくんだ。0ガンダムも整備が必要だけど、それは後回しで良いよ。」

「リっくんが帰ってくるのって一週間後だよね?なら問題無いよ!!」

「そうかい?それは助かるよ。ではデータを送るから、まあ頑張ってくれ。」

彼は二機のISのデータを送信した。

「ふむふむ・・・一つはルーちゃんのスローネを完成させるんだね。で、もう一つは・・・」

「それは0ガンダムの後継機さ。デザインはかなり変わるが、武装はそこまで変わらないから問題無い筈だ。名前は・・・

 

 

 

 

                       

 

 

                   1ガンダム。




というわけで、リボンズの次のISは1ガンダムとなりました!リボーンズガンダムだと思った方、もしくは主人公格の四人の機体と思った方は申し訳ありません・・・まあ、リボンズの小説を投稿しているからにはいずれリボーンズガンダムも登場させるんでご安心を。なんか今回リボンズ丸過ぎ・・・昔なら「余計な事を・・・」とか言ってたと思うんだけど・・・まあ良いや!今更ですが皆さん、明けましておめでとうございます!今年も良いお年を!
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